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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】


[950]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/29(月) 00:05:19 ID:wP/RU7UA
★つかさの悩み→ ダイヤJ ★
ダイヤ→つかさ「……少し、気になる選手が居て。その子と会って、一度話してみたい事が……」

つかさ「……別に悩み、という程深刻な訳では無いのですが」

つかさは暫く考え込んでから、ポツリとそう鈴仙に漏らす。

つかさ「……少し、気になる選手が居て。その子と会って、一度話してみたい事があるんです」

鈴仙「気になる子……? それって、ルナティックスの選手以外で、って事?」

鈴仙の問いかけに対し、つかさは恥ずかしそうに黙ってうなずく。
鈴仙にとって、あのつかさにそこまで興味を持つ選手が居たこと自体が驚きだったが、
更につかさがその選手の名前を上げた時、鈴仙は思わず口にしたスポーツドリンクを零してしまいそうになった。

つかさ「はい。実は、その……私、チルノに興味があるんです。
あの妖精大連合のキャプテンだった、馬鹿で無鉄砲だけど、とてつもない熱さを秘めていたあの子の事が」

鈴仙「ち、チルノぉ? なんでまた、どうして?」

鈴仙は思わず思いっきり訝しむようにつかさに訊きかえしてしまった。
確かに彼女はかつて、妖精大連合のCBとして鈴仙のシュートを何度も防いで来たし、
シュートブロック以外にしても、下手な妖怪以上の技術と才能があったと思う。
しかし、あの良くも悪くも熱くて馬鹿で喧しいチルノと、冷静で理知的で淑やかなつかさとの共通点は一見浮かびにくいが。
つかさの発言の趣旨をくみ取ろうとした鈴仙は、何となく妥当な理由が思い浮かんだ。


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