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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[513]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/03(火) 23:18:41 ID:4+eV1e1Y
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つかさ「―――霧雨魔理沙さんが、……シュートに来ます!」

慧音「……本当か? 彼女はこれまでの試合、シュートのみならず、
守備においても献身的に動いていた。普通の『マスタースパーク』ならともかく、
さっきの『ファイナルスパーク』は、もう撃てる余裕が無い筈だが」

――対するルナティックスサイドも緊張感に包まれていた。
霊夢の制止を受けながらも頑なにシュート体勢に出た魔理沙を見て、つかさが動揺し、一方で慧音は訝しむ。

輝夜「……いや。アイツは。あの白黒は間違い無く、『ファイナルスパーク』を撃ってくるわ」

そんな中、輝夜が自信満々にDF陣に対してこう断言したのは珍しかった。
彼女は普段戦術やら戦略やらに興味を示す事は無く、現場に任せる(丸投げする)事が多かった為である。

つかさ「姫様。失礼ですが、どうしてそう断言できるのでしょうか?」

輝夜「なーに。簡単な事よ。なぜって、人間という種族は我々月の民やあんたら妖怪と違って弱いけど。
その代わり、戦うべき時には閃光の如く、キラリと輝くように出来てるモンだからよ。
そんで、あの白黒は私が今まで見て来た人間の中でも一番特に人間臭い。
……だったら、もうこの先の展開はキマリよ。
――アイツは、自分の体力の限界を踏み倒してまで。
それでいて、本来出せるべき威力よりも更に上のシュートを放って来るわ」

輝夜はそう言って、助けを呼ぶための腹式呼吸を始め、
(妹紅と霞がタックルに出た為)、つかさと慧音の二名しか居ないDF陣に出撃を命じる。
つかさはその時、若干腑に落ちない気分だったが、後にそれを後悔した。

――何故なら、輝夜の予言は見事に的中し。
霧雨魔理沙は自身の限界をも超えた、正真正銘の最期の閃光を放ったのだから。


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0ch BBS 2007-01-24