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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[705]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/19(木) 01:20:53 ID:???
永琳の説明を聞いて、鈴仙はスタジアム入口での早苗との話を思い出していた。
――彼女が言うには、今回の正体不明の爆発は、世界の新生の際には必ず起こり得る災害である。
古くはノアの大洪水。最近では外界でも起きた大地震と同じような出来事が、この幻想郷でも起こっているのだと。
永琳が言う価値エネルギーの暴走とは、早苗が言う新生<リーインカーネイション>の事を指すのだろうか。
永琳は早苗の説明を補足するかのように続ける。
永琳「――永遠亭ルナティックスが、優勝候補筆頭の博麗連合に勝利した。
努力の天才である中山政男が、才能の天才である博麗霊夢に勝利した。
この事実は確かに幻想郷にとっては大きい事だけど、しかし本来はエネルギーの暴走が生じる程ではない。
仮に生じたとしても、その程度は貴女がこれまで体験して来た狂気と比較しても、制御不能になる程には成り得ない。
ましてや幻想郷の結界が完璧に破られる事は、ある筈も無いの。
なのに今、そのあり得ない事が起きている理由。それは簡単。
――私達の勝利というエネルギーに反応して、より強大なエネルギーが目覚め、あの場所に萃まったからよ。
そのエネルギーがあまりに強大過ぎたから、貴女の瞳から波長が溢れた。
結界は破れ、結果として新たな新生が起きた。
そして一連の結果、行き場を失ったエネルギーは物理的な破壊の形を取った。
たったそれだけの事であり。そしてその事こそが、私の最大の誤算だった」
鈴仙「よ、より強大なエネルギーって……。
また師匠のお友達の、ドコドコ喧しい白痴の魔王さんとか、長い踊りが趣味の統合思念体さんとかですか?」
永琳「それに似た類……いや。もしかしたらそいつらよりももっと厄介な存在かもね」
鈴仙の冗談に対し、永琳は自嘲的な笑いを浮かべて言った。
永琳「そのエネルギーは、――『彼女』は、名前があり名前が無い存在。
唯一無二の存在でありながら、どこにでも存在しうる。姿を保てない程微弱な癖に、鮮烈な美貌を誇っている。
あまりに醜悪で唾棄したい存在でありながら、誰もが皆彼女を愛し、その存在に魅了されている」
鈴仙「あの、えっと……なぞなぞですか?」
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0ch BBS 2007-01-24