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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[694]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/18(水) 01:06:32 ID:???
永琳「優秀な玉兎は、我ら月の民を模倣した、神にも近しい能力を備えている事が多い。
たとえば、人が触れざる異次元を操り、弾丸を撃ち放つ能力を持つ玉兎。
たとえば、「団子を食べる程に強くなる」等自己暗示を具現化させ、世界の秩序をも変革させる能力を持つ玉兎。
そんな中で貴女は、波長を管理・操作するという。玉兎の中でとりわけ優れた能力を持っている」
永琳の視線が机上の書類から鈴仙の瞳へと移る。先程までは後悔が見え隠れた視線を向けていたが、
省65
[695]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/18(水) 01:07:34 ID:???
永琳「――この計画の結果については、貴女も良く知っているわね?
中山政男は、一つ目の工程を達成するためには充分すぎる存在だった。
二つ目の工程も、貴女は当初の心配を乗り越え無事に達成してくれた。
三つ目の工程については……語る必要が無いわね。
本当に技術的。失敗や成功も無く、私がいつでも手を下せるだけだから」
鈴仙「……私は」
そしてここまでの説明を聞き、鈴仙はこの時点で漸く、永琳が最初に謝った意味を理解した。
省54
[696]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/18(水) 01:13:16 ID:???
永琳「ウドンゲ。確かに私は貴女を自分の目的を果たす為の道具として利用したわ。
そして、私は貴女がより優秀な道具となる為に様々な演出を施した。
結界の一部を緩めて、他者への強烈な影響力を持つ中山政男を貴女に引き合わせ、
外界に月の技術を漏らし、日向小次郎の野心を煽り立て、
八雲の式に幻術を掛け、結果としてアラン・パスカルをこちら側に引き入れた。
省53
[697]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/18(水) 01:22:46 ID:Hxgm0fA2
鈴仙「(……師匠が私に。いや、誰かにそこまで頭を下げられる姿なんて見た事が無いわ。
私への謝罪だけじゃない。それだけに師匠が引き起こした事が大きかったという事なの……?
――そして私は。師匠の話を聞いて、何て答えれば良いのかな……。私は師匠を許して良いの、それとも……駄目なの?)」
鈴仙はそんな永琳に対して、何と声を掛けるべきか悩んだ。
自分が今、永琳に対して何を想い、何を望み、何を聞きたいのか。
それらが一斉にスクランブルして、中々言葉に出来ないでいた。
省43
[698]森崎名無しさん:2015/11/18(水) 01:25:36 ID:Wkf+/WeU
Aこれも鈴仙って奴の仕業、黒幕はパスカル、大体永琳のせい
容疑者が更に増えた
[699]森崎名無しさん:2015/11/18(水) 01:25:45 ID:4ku5VUNM
D
乙でした
[700]森崎名無しさん:2015/11/18(水) 01:27:16 ID:rxSzhtTY
A
利用されていただけにせよこれまでに生まれた絆は作り物ではないはずだ。
[701]森崎名無しさん:2015/11/18(水) 01:27:54 ID:I5YLDKhU
D
乙なのです
[702]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/19(木) 01:15:40 ID:???
こんばんは、更新再開します。
>>698
永琳→中山→鈴仙の流れがあって、パスカル君がこれに全体強化呪文を唱えてるような感じですね。
>>699
乙ありがとうございます。
>>700
そうですね。第二部では鈴仙がこれまで築いた、幻想郷の住人との関係性が大事になると思います。
>>701
乙ありがとうございます。
[703]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/19(木) 01:16:59 ID:???
A:「――仮にこれまでの話が師匠の筋書き通りだったとしても。私は、楽しかったですよ?」
これまでの物語の全ては、永琳によって仕組まれた物である。
そう聞かされた鈴仙は最初、途方もない徒労感を覚えた。
しかし一方、徒労感を覚えたにしては、永琳に対して殆ど怒りを感じていない自分に、鈴仙は気付いた。
それは一体何故だろうか。――少し考えてみれば、その理由は簡単だった。
如何に鈴仙の物語が誰かによって造られたものであったとしても、
省54
[704]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/19(木) 01:18:13 ID:???
説教は数分の後に終わった。
永琳も鈴仙も、何だか釈然としない表情で会話を再開しようとするが、何だかしまらない。
今までの永琳の謝罪が嘘だったかのように、場の雰囲気は和らいでいた。
それは、今までの何気ない、普段通りの日常は、永琳にとって何よりも換え難い救いであった事を示していた。
永琳「……ありがとう、ウドンゲ」
鈴仙「――えっ? し、師匠? 今何か仰いましたか……?」
永琳「何でもないわ。……それより、話を進めましょう」
省50
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