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屁理屈推理合戦withキャプ森


[111]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/03(火) 22:23:42 ID:IB1rcuRM

森崎「これで……終わったんだな」

ワルギリア「ええ。無限の魔女・ベアトリーチェは貴方が提出した青字に対してリザインを宣言。
       それにより、あの子がかけた魔法が否定されました。
       じきに遡って、貴方の大切なご友人――大空翼くんも、息を吹き返すでしょう。
       これまでの争いなど、何も無かったかのように」

ベアトリーチェの消滅を見守ったのち、森崎は残された魔女――ワルギリアに問いかける。
彼女は淑女然とした佇まいを崩さず、小さくコクリと頷いた。

森崎「聞かせてくれないか。お前は……お前達は、一体何者なんだ?
    お前は、さっきのベアトリーチェと知り合いのようだったが」

ワルギリア「ええ……そうですね。時間が無いのでかいつまんでにはなりますが、
       お話しましょう。私と、あの子の事について――」

ワルギリアはそれから、森崎に自分とベアトリーチェの正体について話してくれた。
ベアトリーチェは元々、ワルギリアが魔術師として仕えた旧家の子女であったこと。
『ベアトリーチェ』の名前は本来、ワルギリアが冠していたものだったが、
彼女――今のベアトリーチェが卓越した魔法の才能を見せた為に、その名を継承させたこと。
しかしその後、ベアトリーチェは自身の余りの魔法の才能に溺れ。
果てには人を殺し傷つける事を愉しむ、黒き魔法に魅入られてしまったこと。

ワルギリア「……あの子は、自分が元居た世界だけでは飽き足らず、
       あらゆる世界を渡り歩いては、黒き魔法で人を苦しめるようになりました。
       しかしそれは、師たる私が未熟であるが故に、あの子の増長を止められなかった事が発端。
       だから私もまた、こうして世界を渡り歩いては、魔女と戦う者達に知恵と力を与えているのです。
       それが今の私にできる、せめてもの罪滅ぼし――」


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0ch BBS 2007-01-24