※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
屁理屈推理合戦withキャプ森
[113]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ
:2017/01/03(火) 22:26:46 ID:IB1rcuRM
森崎「チッ、なんで生きてやがるんだよ。俺の黒魔術作戦は失敗だったか……。
作戦通りに行けば、金髪ボインな魔女の姉ちゃんが、お前を破裂死させてたのによ」
――だから森崎は、再びコイツが黒魔術だか魔法だかで死ねば良いと思った。
生きていたら生きていたで文句を言うし、死ねば死んだで大騒ぎする。
随分身勝手な感情であるが、ある意味そこは森崎らしいと言えた。
翼「ハァ……黒魔術? 森崎、そんなつまらない物に頼ってるヒマがあるなら、練習でもしたらどうだい?」
森崎「ふ、ふざけんな! こっちが一体どんだけ苦労して……!」
翼「……それとも、熱でもあるのかな。今日は自主練習を止めて帰ったら?
明日の練習試合、そっちも不調で臨みたくはないんだろ?
じゃ、俺はこれから一人で練習するから。……風邪、移さないでくれないかな?」ニコッ
森崎「ギギギギ……やっぱりムカつくぜ。魔女なんて目じゃねぇほどに……!!」
そして翼は翼で、森崎とは水と油の存在である事には変わりない。
彼は散々森崎の神経を逆撫でしてから、彼を通り過ぎて平然と体育用具室から出ていくのだった。
森崎「……フン! なーにが『風邪、移さないでくれるかな?』ニコッ
だよあのクソ翼! いやアイツなんて糞で充分だ! 漢字だって似てるし!
くっそー、こうなったら帰ってから特訓だ! 絶対明日は、あの糞をギャフンと言わせてやるー!!」
返す森崎もまた、顔を真っ赤にさせた状態で用具室を飛び出す。翼の姿はもうそこには居ない。
また、他に練習しているチームメイト達も居ない。……だから、森崎は幸運にも気づかれなかった。
森崎「……ケッ」
翼に対して敵愾心を燃やし、明日の計略を考えている自分の表情が。
怒りのそれでは無く、満ち足りた笑顔であった事に――。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24