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屁理屈推理合戦withキャプ森


[136]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 00:24:27 ID:???

反町「な、何だって……!」

ベアトリーチェ「何、心配は要らない。妾の魔法は完璧だ。
          警察に足が付く事を恐れているならば、それも心配ない。
          魔法による完全犯罪など、赤子の手を捻るより容易い事よ」

その提案は衝撃的だった。それは反町がつい先程妄想していた事を、
眼前の魔女は現実に可能であると断じてみせたのだから。
しかし、反町の疑念はまだ拭えない。それを悟ったベアトリーチェは、先回りするように説明を重ねる。

ベアトリーチェ「……まだ妾の存在が信じがたいとみる。まあ、それも仕方ない。
          人間とは元来、抗魔力が高い生き物故、妾の姿など目視できぬ者が多いのよ。
          ――そんな中で、そなたが妾を視認できたのはまさしく僥倖。
          元より異世界との親和性が高いが故、妾の魔力を敏感に察知できたのではないか?」

反町「いや、異世界なんて行った覚え、ないんですが……」

ベアトリーチェ「くくくくっ、その辺りは妾の推測だ! 気にせずとも良い。
         それより肝心なのは、これはそなたの妄想でも何でも無い。
         そなたには魔術師としての適性がある。先程の話は、それを見込んでの取引だという事よ!」

反町「取引……?」

ここまで話を聞いて、反町は自然と、この幻想的な出来事が事実ではないかと薄っすら思い始めていた。
気付けば彼は、ベアトリーチェの美しく凛とした声に聞き入ってしまっていた。

ベアトリーチェ「うむ。本来妾は無限の魔女故、殺人など幾らでも犯す事が出来るのだが。
         しかし先般、とある事情から魔力の多くを失ってしまってな。
         このように、完全なるニンゲンの形をとる事が出来なくなったのだ。
         これでは、妾が単独で殺人を犯す事はできぬ。誰かの力を借りるしかない」


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0ch BBS 2007-01-24