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屁理屈推理合戦withキャプ森


[156]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/01/09(月) 21:06:39 ID:MGYyPwiA

先の戦いで大きな痛手を負ったベアトリーチェだったが、
同時にあの戦い以来森崎の実力を認め、一方的なライバル心を抱くようになっており。
今日の晩も、ソリマチ卿ではなく自分が出題者として、森崎にリベンジを果たしたいと思っていた。
そうした彼女の内心もあり、ベアトリーチェは嬉しそうに森崎を煽るが。

森崎「……クソッタレ。まだ死んでなかったのかよ。
   誰が喜ぶか、幻想になったとはいえ、翼を嬉々として殺したようなヤツをよ」

森崎としては、ベアトリーチェは翼を殺そうとした、単なる残酷な魔女にしか過ぎない。
無論彼女が先のゲームの終盤で見せた粘り強さや執念はある程度評価していたが、
それはあくまで敵としての視点であり、こうして馴れ合う為のものではない。

ベアトリーチェ「あ、あんときの事は悪かったよォ。
         でも、ちょっと派手にやった方が魔女を信じてくれるかなーって思ったんだもん。
         ポケットから鉛筆が無くなったとか、目覚まし時計が勝手に鳴ったとか。
         そんな手品みたいな魔法を持ち出しても、信じてくんないだろぉ?」

森崎「……『鉛筆が無くなるのはポケットに穴が空いていたから』だし、
    『目覚まし時計が勝手に鳴るのは、単に俺の設定ミス』だからな。
    ――だが、そういう事を言っているんじゃない。
    俺が言いたいのは。魔女のお前にとっては人の生死はゲームかもしれないが。
    人間の俺達にとっては、その生死が一番大事だって事なんだよ」

ベアトリーチェ「む、むぅ……ニンゲン達の価値観位、妾も分かっておる。だが……」

魔女のベアトリーチェと人間の森崎では、根本的に視点がズレていた。
無限の魔女にとっては、人の生死はチェスの駒と同じで、ゲームが終われば何度でも蘇る。
しかし、魔法の使えぬ人間にとっては、一度きりの人生をただのゲームと切り捨てられる訳がない。
故に、二人の口論は平行線。
ゲームを楽しみ、魔法を認めて貰う事が最優先で、人の生死など二の次と平気で話すベアトリーチェと、
野望を求めて毎日を一生懸命に生きている森崎が交じり合う可能性は無かった。


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0ch BBS 2007-01-24