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屁理屈推理合戦withキャプ森
[206]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ
:2017/01/10(火) 22:54:44 ID:LKwyGoHo
反町「よし。今日はこいつと……こいつと……こいつだ」
アリの巣をほじくって、適当な働きアリを3匹ほど見繕うと、
机の上にティッシュを敷いて、アリを乗せる。こうするとアリの身体が良く見えるのだ。
しっかりと3匹ともに区別できるよう、細心の注意を払った上で、こう呼びかける。
反町「よし。お前の名前は、『日向小次郎』。真ん中のお前は『若島津健』。
それでフラフラしてるお前は、『吉良耕三』だ。良いな、分かったな」
アリ達「「「…………」」」
――勿論、アリ達がそう呼びかけて何かをする訳でも無い。
しかし、この命名が反町にとって大事なおまじない――一種の『魔法』だった。
周囲から見てはアリと話すだけの行為だが、この魔法により反町の脳内ではこいつらが確かに、
『日向小次郎』、『若島津健』、『吉良耕三』となるのだ。反町は物言わぬアリ達に続ける。
反町「くそっ……! いつもいつも俺の事をコケにしやがって!!
日向ァ、お前はいつも俺にコーラを実費で買わせる上に、こないだも炭酸の吹いたコーラを飲ませようとしやがった!
若島津ゥ、お前は疲れている俺の背中を蹴り飛ばして、皆の見てる前で転ばせたよな。……畜生、舐めやがって!
吉良監督、いや吉良ァッ! 何が『心臓をぶち破るつもりでタックルしろ』だ! そんなの、反則指南なだけだろ!!」
アリ達「「「…………」」」
反町はこうしてアリ達を日向達に見立てて日頃の不満をぶつける事により、ストレスを発散させていた。
傍から見ては恐ろしいまでに寂しい行為だが、これが無ければ反町は今頃精神を病み(もう病んでるとか言わない)、
サッカーどころでは無かっただろう。アリ達は今や、反町の生命線と言っても良かった。
しかし、その時だった。
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0ch BBS 2007-01-24