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屁理屈推理合戦withキャプ森
[477]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 01:36:22 ID:???
ストラット「……いや、違う。建物自体はずっと昔のものだ。
それを、サロ共和国――イタリア王国を追われたムッソリーニの建てた臨時政権が、
ここを軍事施設や実験施設として転用していたらしい」
森崎「お前は……?」
ストラット「名乗るならば、まずはそっちの方だろう、ジャッポネーゼ。
……とでも言ってやりたいが。まあ良いか、俺の名はチェザーレ・ストラット。
今日からの合同合宿には、イタリア代表として参加させて貰うぜ」
声を掛けたのは、ストラットと名乗る。
……強がりながらも、どこか暗い表情をした、イタリア人の少年だった。
森崎「……………」
そして、この少年に対して森崎が覚えた印象は、敵意とか好意とか。
そうした尋常かつ分かりやすい感情では決してなかった。
……魔女との戦いを通して、魔法への適性を知れずの内に深めていた森崎だけは、
彼を単なるアンニュイな印象の少年という風には評価しなかった。
森崎「(こいつ。……生きているのに、死んでいるような。いや違う。
……こいつは、きっと殺される。それもただ殺されるだけじゃない。
陰残かつ、むごたらしく、惨めに殺されるような。そんな気がする……!)」
――森崎は察知した。ストラットという少年は、近い内に必ず、死ぬ。
否、殺される。……きっと恐らくは、魔女の手によって。
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0ch BBS 2007-01-24