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屁理屈推理合戦withキャプ森
[481]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 13:38:32 ID:???
森崎「一体何故だ? そもそも、他の海外が断る中で俺達との合同合宿を呑んだイタリアJr.ユースにも、
何らかの事情があるのか? ……っと。これは何だ? 扉に……デカイ閂……?」
そんな中、森崎は自分達が入って来た入口とは真向かいに、大きな扉があるのを見つける。
城門のように大きな木製の扉には、来る者を必ず拒まんとする意思を表す、巨大な閂がかかっていた。
支配人「これは、中庭への通路口でございます。中庭には離れの祠がございまして、
そこに通じる唯一の道となっております。
ロビーと中庭を隔てるこの扉は、聞くところによると14世紀に造られたとか」
森崎「って、うわっ!?」
その疑問に答えたのは、先ほど闇に消えた筈の支配人だった。彼はいつの間にか仕事を済ませて戻り、
一人思念に入る森崎に声を掛けたのだった。
支配人「今からイタリアJr.ユースメンバーとの顔合わせ会を行うようです。他の皆さんはもう行かれましたよ?」
森崎「……げ。マジか」
森崎が少しロビーを見回り思案に暮れているうちに、一同は薄情にも森崎より先に居なくなっていた。
森崎は支配人の案内を受けて、慌ててホテルのうす暗い廊下を走りだす。
……その刹那、少しだけ、見る。不気味なまでな堅牢さを演出する、あの巨大な閂を。
森崎「まるで、冥府の門みたいだぜ……」
あらゆる生者を寄せ付けぬ、その門が開かれる時。その時こそ、誰かが死ぬ。
森崎はそんな幻想的な錯覚を抱いていた。
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0ch BBS 2007-01-24