※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

屁理屈推理合戦withキャプ森


[494]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/08/26(土) 22:09:12 ID:???

パァァァァッ……。

不意に、靄が生じて人の形をとった魔女が現れる。
ベアトとワルギリアが腰かける椅子の間に立った彼女は、はあ、と溜息を吐きながらもそう応じた。

ベアト「に、ニネー卿ではないかァ! どうもどうも、今日はこのような僻地まで遠路遥々と……」

ニネー「なーにが僻地よ。人の領域で好き勝手に暴れちゃってさ。確かに私、逆転若林とか、
     ときめきメモリサキとかはやったけど、屁理屈推理合戦を持ち込まれるとは思わなかったわ。
     ……ま、面白いから良いのだけれど」

彼女こそが、話題にも出ていた運命の魔女にしてこの領域の主・大ニネー卿。
あらゆる無限の可能性から絶対の1を抽出し、選び取る魔法に長けた彼女は、
自在に変動する1を無限に並べる魔女のベアト達にも決して引けを取らぬ――いやむしろ、
彼女達を圧倒する佇まいと風格を持って、この場に君臨していた。

ニネー「……で、今回の事件なんだけど、これは一応私の想定の範囲内です。
     ストラット君にはナイスなボートが似合うしね。だから、私の方で、もう既に策は打ってあるわ。
     いや。策を打たずとも問題無かった、と言うのが正しいかしら」

ワルギリア「ニネー卿。貴方はこの事態を予期していた……と。
       私達以外にも、新たな魔女が乱入し、世界を侵食しようと企むであろうと。
       そう、仰られるのですね」

ニネー「……ええ。貴女達を前にしては、本音はまだ話せないけれど。大筋はそうね」

おぞましいまでに長く美しい金髪をはためかせ、運命の魔女はそう答える。
決して雄弁ではなく多くを語ろうとはしない彼女であるが、
その言葉の全てには他の者には無い重みがあった。



名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24