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【追う蜃気楼は】鈴仙奮闘記39【誰が背か】
[213]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2017/05/14(日) 02:40:55 ID:???
「私達はあのメイドに誘導されたのかもしれません。私の能力を熟知した上で、偽の思考を読ませ、
それをエサに私達をここにおびき寄せる……。本当は、こいしも矢車君も関係が無かったのかもしれない」
「はぁ。で、そーなると一体あたい達はなんで誘導されたんでしょうねぇ」
「それはまだ分かりませんが。その理由が、今回の人選と関係があるのかもしれません」
「今回の人選……ですか。イングランド人で、サッカーが上手い少年達ってトコですかね?
それを一同に集めた。その目的は、……何ですかね? コロシアイとか?」
「コロシアイならば、私達まで呼ばれる筋合いはありません。
イングランド人から見たら見ず知らずの外国人少女2名を巻き込む理由がない」
「ってなるとじゃあ、やっぱり目的はなんかの事件解決ですかね。
しかし、それは当初の依頼とは別な内容なのかも。たとえば、この中に殺人鬼が居て。
それをさとり様の能力で炙り出すためとか」
「その可能性はあり得るわね。けれど、別の可能性としては――」
さとり様が次の可能性を言い出さんとする、その時だった。コツン、コツンと階段を下りる音が屋敷に響く。
銀髪で一切余分な仕草を見せない彼女の事を、あたい達は知っている。
そう、彼女は――。
「あいつ……なんでここに」
「シッ、お燐。今は相手の出方を伺うのが先決よ」
さとり様はそう制するも、このイギリスの地において、彼女の存在はあまりにも場違いだった。
悪魔の犬とも呼ばれ、本来の主に対して忠実な彼女が、こうして別の誰かの従者に成り下がるなんて。
これもまた何かの計略であるならば、一体どんな陰謀が渦巻いているのやら。そう混乱しつつある中で。
「みなさん、お待たせしました。わたくし、矢車様の御屋敷・地獄館に努めているメイドの、
十六夜咲夜と申します。以後、お見知りおきよう」
――紅魔館のメイド長は、その主を変えつつも、以前と変わらぬ瀟洒さで一堂の前で挨拶をしてみせた。
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0ch BBS 2007-01-24