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屁理屈推理合戦withキャプ森2


[20]吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/14(木) 00:30:32 ID:???

ジェンティーレ「……で? 早速ヤツには、俺達がこれだけしてやった効果が表れているのか?」

ヘルナンデス「そ、それは……」

事情を理解しても到底納得できない現状を前に
キャプテンのヘルナンデスは、常に針の筵に立たされている気分だった。
それは、……療養所の医師――マスター・カスティリオーニの腕を持ってしても、
ストラットの奇妙な精神分裂を治癒できなかった事が大きかった。

カスティリオーニ「始めは統合失調症を疑いましたが、陰性症状が全く現れない事も、
           あらゆる向精神薬も全く功を奏さない事も、これまでにありませんでした。
           次に、脳血管障害の可能性もあると思い、高精度の撮影装置で検査をしましたが、
           こちらにも全く異常がない。まさしく、悪魔憑き。そうとしか考えられませんよ」

しかし、サロ共和国時代からこの療養所――昔は実験場とも呼ばれた――で
最先端の医学から異端なるオカルトまでを学んだ彼は、その病因を特定する事に成功する。

カスティリオーニ「……分かりました。寄生虫が原因です。極東の一地域特有の寄生虫が、
           何故かこのストラット少年の体内に宿り、その毒素が脳神経を傷つけているようです。
           ――が、私に分かったのはここまでだ。なんせ、こんな種類の寄生虫、現実に見た事ない。
           どのような薬が効き、どのような治療法が有効なのか、今から数年かけて研究しないと、
           全く見えて来ませんよ。……そして……ああ、これからが全く困った事なのですが」

その中で、彼は別のファイルを何枚か並べて、キャプテンであるヘルナンデスに見せた。
彼は大きく溜息をついて、こう絶望的な言葉を並べた。



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0ch BBS 2007-01-24