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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[116]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/01/13(土) 22:52:48 ID:xjSfz7Io
★ソビエツキ・スポルトのお値段  スペード8 ★早乙女「1冊80フランになるわ」岬「(2000円ぐらいか……)」
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早乙女「1冊80フランになるわ。翻訳や輸送費、少量しか持ってこれない分の価格の積み増し。
ごめんなさいねあんまり安くできなくて」

岬「(2000円ぐらいか……)いえ、そんな高いものをもらえて嬉しいです」

早乙女「そう、それは良かった。喜んでもらえたからついでにこれも。
運動の後にどうぞ、怪我でもしちゃったら、数少ないお客様がいなくなりますから」

そう言って早乙女さんはペットボトル飲料を棚から取り出し、僕の手に握らせてくれた。

岬「これは」

ラベルにはどこかの青光りした高山を中心に清冽とした放射線が放たれ、山裾には
清らかな湖が広がっている。この清澄な景色に光る

OYMPIA

の文字がひときわ目立って見えた。

早乙女「ソ連や東欧のトップアスリート御用達のスポーツ飲料水よ。ここを見て」

早乙女さんがラベルを指さす。読みなれないキリル文字がずらずらと並んでいる。

早乙女「これを飲めば選手のガッツを年齢性別問わず100回復させ、さらに最大ガッツを5上昇させるって書いてあるの。
ちなみに、このオリンピア(※1)の気になるお値段は……」


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