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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[153]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/02/11(日) 19:10:11 ID:WmYfsMY2
聖薇「えっ!?」

不意にどこからか、飄々としながらも野性的な男の声が聞こえた。
岬とは明らかに声質の異なる声に驚き、周りを見回したが、母親以外に誰もいない。

早乙女「どうしたの」
聖薇「母さん聞こえなかった?誰かの声が聞こえたような」

聖薇の問いに反応して愛も辺りを見回すも、やはり誰もいない。

早乙女「いないわね」

聖薇「そんな、確かに聞こえました。逞しくて、どこかで聞いたような響きの、男の人の声が」

早乙女「どこかで聞いたような……」

ぼそりと、聖薇には聞こえない位の小声でつぶやいた後、愛は告げる。

早乙女「聖薇、先に家に入って休んでいなさい」

聖薇「え、お母さんは」

早乙女「少し1人でいたいの」

にこやかに、しかし有無を言わさぬ気配を発して、聖薇を下がらせる。
そうして1人になった後で、愛はマロニエの木を見やって、つぶやいた。


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