※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[182]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/03/11(日) 16:51:02 ID:1694cPcU
★サッカー部員は来てるか1  スペード9
サッカー部員は来てるか2  スペードJ
サッカー部員は来てるか3  ハート4 ★
藤田(DF)、黒田(MF)、秋山(FW)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
岬「(それにしても)」

ゲーセン内を一瞥して感じた。音や光の賑やかさが寒々しく感じられるほど客の入りが少ない。
眺めまわしても10人もおらず、しかも漏れ出る声や後姿から見て、フランス人は皆無、
日本人学校の先輩達で占められているようだ。

少女「何をボサッとしてるの、遠慮せずに楽しんできなさい。今はチャンスなんだから」

僕の戸惑いを知ってか知らずか、僕の背中を軽くポンと叩いた後、こぶしを僕の
手のひらに突きこんで勢いよく握ぎってきた。手のひらに金属の感触が広がる。

岬「これは」
少女「サービスよ。ゲーセンはお金を入れないとプレイできないの、知ってるでしょ?」

岬「いや、そうじゃなくて、なぜ僕に」
少女「だからサービスって言ってるじゃない。初めて来てくれたんだから、
   お金の事なんてきにせずにアタリのゲームを楽しんでほしいだけよ。
   休みの間はうるさいのもいないし、余っても返さなくていいからさ」

いや、それは悪い、人に貸しを作りたくない。小学生が銀色に輝く10フラン硬貨を何十枚を
渡されるなんて、後で対等な関係の構築に障害になりかねない。何とか返したかったが、

黒田「おーい岬!お前も来たのか?」
秋山「こっち来てゲームしよーぜ!」
藤田「もうすぐハイスコアいくよ!」

サッカー部先輩達が筐体から声を投げかけられ、辞退の機会を失った。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24