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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[221]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/01(日) 18:20:50 ID:y9srUIlI
バタバタと目隠しされたままゲームセンターを走る先はどこか。
そう思っていると、不意に牽引者のスピードが落ち、止まった。

あずみ「これから階段だから、注意して進んで。大丈夫、合図してから進むから。
1、2、3で行くからね。1、2、3、はい!」

相変わらず意見も聞こうとせず危ない事をしようとする。
1、2、1、2。合図に沿って僕達は歩調を進める。無意味な危険をする必要はない。

岬「眼帯を外してくれないかな。目隠しで歩くのは危ないよ」
あずみ「ダメ、もうすぐ重要機密ゾーンだから」
岬「重要機密ゾーン?」
あずみ「そ。あ、もうすぐ階段終わる」

階段を登りきったと同時にドアの開く音がする。
ドアの方向へ進む。電話の音やパチパチというテレックス音、そして大人達の話声だ。
ボンジュール、ボンジュール、パルドン。
あずみは慣れた口調で周りに挨拶する。
周りの大人達も特に驚いた様子もなく、いつもの事だという風に挨拶を返している。
そうしてしばらく歩いているうち再びドアが閉まる音がする。
廊下と思われる空間を数十歩歩いた後、またドアが開く。ここでようやく僕の眼帯が外された。

岬「ここは?」
あずみ「ふふふ、よくぞ聞いてくれました。ここは私の部屋、そして……」

両手を大きく横に広げて、高らかに宣言しはじめた。

あずみ「アタリのゲーム機、アタリ2600を遊べる、アタリプレイゾーンよ!
この部屋には今までアタリが発売していた全てのゲームソフトがあるんだから!」


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