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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[235]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/04/08(日) 13:38:31 ID:s85CX2cM
カンコンカンコン城壁を崩しながら、あずみのプレイを画面で、そしてこっそりと手元を見る。
何か操作の癖でも見つけられないかと思ったのだが、見つからない。
ただ反応が早い。どんなに遠く離れていても即座にボールまでたどり着かせ、
決して自分に不利にならないよう、すぐボールが戻らない、敵陣の薄い箇所を的確につく
巧緻なプレイを見せてくれる。

ゲームの腕が自称では無い事が確認された頃には、またも城壁はほとんど引きはがされ、
あずみの猛攻をしのぐのに精一杯の状況に追い込まれていた。
こちらの反撃は思う所にさえ打ち返せないのに、あちらは迷いなく最速でボールにたどり着き、
打ち返すたびに手の届きにくい嫌らしい箇所へと反撃してくる。
十何回かラリーの応酬を繰り返したが、とうとうボールに騎士が追い付かず、またも討ち取られてしまった。

あずみ「なかなかやるけど、これで2勝。あと1勝であたしの勝利、せいぜいあたしを楽しませなさい」

余裕綽々なんだと僕に見せかけるように、自信をあからさまに見せつけてくる。
こう言われると何とか目にもの見せてやりたくなるが、単純に技量差が段違いなため
時間がたつごとにどんどん追いやられていく。

あずみ「ほらこっち!今度はここ!遅い、遅いわ!」
岬「(このままじゃやられてしまう。せめて他に誰か人間がプレイしていれば、
予想外の展開に乗じる事もできるけど、コンピュータじゃそれも無理だ。どうすれば……そうだ!)」


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