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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[311]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI
:2018/04/29(日) 19:23:39 ID:K3Jg4K+Q
★83年8月4週2回目のドリブル練習(少し上がりやすい)→ハート7 ★
→効果がなかった
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僕がアタリを訪れてから数日後、すっかりお馴染みの練習場になった
シュッセ運動場へとやってきて、体力づくりとドリブルの練習を行った
タッタッタッ……
ザッザッザッ……
だが、どうもサッカーの練習というより、ただの脚の上下運動にしかなってないような
気がする。
岬「(だめだ、どうも気がのらないな。今日は早めに切り上げて帰ろう)」
見切りをつけて練習を家に帰る。家に帰ってみると、部屋の境のふちに
僕と父さんの「衣装」が吊るされていた。
チフォネリの細いストライプの紺の背広。宝石のようなきめ細かな輝きを放つ
ジリのネクタイ。履いただけで紳士に見えるであろうオーベルジーの革靴。
日本にいた頃から父さんがその地方その業界の名士と会う際の、話を和ませるための一種の小道具として、
また将来の人脈づくりの布石として、たびたび荘重な礼服を着用して出かけている。
岬「もう新しいのが届いたんだ。今度は誰に会うの?」
岬父「まずは日本での『党本部』との顔つなぎをしないといけない。
相手はジャコブ・マルシェ(Jacob Marchais)。
パリ特別市党第一書記であり」
ここで父さんは一旦言葉を切り、そしてしてやったりといった顔になって、告げた。
岬父「フランス共産党書記長、ジョルジュ・マルシェ(Georges Marchais)の弟だ」
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0ch BBS 2007-01-24