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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[330]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/05/27(日) 20:23:56 ID:4HTfgGS2
マルシェ「すまない、少々興奮しすぎて、見苦しい所を見せてしまった」
岬父「いえいえ、お陰で私にかけてくださっている期待の大きさが分かりました」
マルシェ「そういってもらえると有難い。問題は深刻だがその原因の1つが資金源だ。ここだけの話だが」

ここまで語ってふいにマルシェ氏が立ち上がり、こちらに来る。僕らの後ろに立って
身をかがめ、耳元で小声でつぶやく。

マルシェ「ソビエト共産党から多額の金銭援助を受けている。スポンサーに逆らえないのはどこも変わらない。
     財政の自立なくして、意志の自立はありえない」

ここまで言った後再び自分の席に戻り、何事もなかったかのように語りを続ける。

マルシェ「とにかく、今後もこちらから情報を提供するし、必要とあれば
     コネも用意する。どうかそれらを活用して「人民の資産」を回収してほしい。
     あなたが得意とする絵画によって。条件はこれでいかがだろうか」

そう言って彼はスッと1枚の紙を取り出し、父さんの前に差し出す。紙には単に

1:2
France:Japon

とのみ記されている。

岬父「D’accord.」

即座に父さんは返事をした。ダコード、つまり「承諾した」
仕事で得た収益のうち3分の1を情報紹介などの便宜料としてフランス共産党へ提供するというのだろう。


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