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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[378]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/10(日) 19:31:55 ID:XoF1ytSU
★無間神社フランス分社建立時期  ダイヤ4 ★→沙織「今月の第4週位にはできるわね」
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岬父「1カ月未満で?随分と早いな」
沙織「まあ事前に日本から人呼んで着工してたからね。もうじき完成よ。それで、次の話だけど」

そう言って彼女はバッグのチャックを開け、紙のようなものを取り出した。
封筒ほどの大きさに大きく「交通安全」と記されているお守りだった。

沙織「2つ目の要件は、ずばりこの新しいお守りのお披露目。
   今までもあたしのお守りは霊験あらたかだったけど、
   これは今までのお守りが紙切れに見える程の凄いものよ。
   何てったってこのあたしが1週間、断食と水垢離と祈祷を重ねた上にできたお守りだから」

1週間も。この傍若無人女がそんな苦行までしたのか。そう思うと、この変哲もない紙から
神々しい光がうっすらと放たれてくるような気がした。

沙織「これは交通事故だけじゃなくて、とにかくありとあらゆる事故や怪我、凶悪犯による刃傷沙汰さえ
   我が身を守ってくれる優れものよ。使い方は簡単、ポケットでもいいから、
   肌身離さず付けていればいいだけ。こんな感じにね」

そう言って彼女はお守りの紐を(片隅に小さな穴が開いていて、そこから紐が輪になって通っている)
僕の首にかけ、シャツの下にお守りを押しこむ。
そして彼女は窓に行って大きく開けた後、再び僕の方へ向かった。

沙織「正直に言って。このお守り、1枚500フランするの。参拝客は買ってくれるかしら」
岬「うーん……無理だよ。7500円なんて、高すぎる」
沙織「そうよね。やっぱり効果が分からないと、異教の神頼みにそんな大金は払ってくれない。だから」

そう言うなり、いきなり僕の体を両腕で持ち上げる。何食わぬ顔で先程開けた窓に向かい、
僕に向かって宣言した。マズい。猛烈に嫌な予感がする。

沙織「これからその御神徳を、身をもって体験してちょうだい!」


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0ch BBS 2007-01-24