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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[419]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/06/17(日) 12:46:59 ID:QCQZ6oE6
岬「(校内には無いのか。あれ、校庭に入った。もしかして)」

聖薇はベンチに筒を置く。その隣にランドセルだ。転げ落ちないようストッパー代わりにしようというのだろう。
ランドセルを置いた後で僕の方へ向かってきたので、頭に浮かんだ疑問を尋ねてみた。

岬「弓の練習って、ここでするの。この原っぱみたいな校庭で」
聖薇「はい。この学校には弓道場はありませんし、外にもそういったところはありません。
   それで先生に頼みまして、校庭を使わせてもらってます」

岬「そうなんだ、ひょっとしてここが半分刈られているのは」
聖薇「ここを使わせてもらえる条件の1つとして、草刈りをするように言われています。
   広い所ですから、毎日少しずつ、練習前に刈り取っているんです」

岬「ここを1人で。それは大変だ。随分時間がかかったんじゃあ」
聖薇「そうでもないですよ。いつまでにしなさいと言われている訳ではありませんから。
   最初は練習に最低限必要なところの草取りから始めて、
   それからは少しずつ、ビニール袋に入るだけの量を取っていくんです。
   それにこの草、家でも役立ってますから」

岬「役立つ?」
聖薇「はい、家に暖炉とかまどがあるのですけど、この草を干して乾かしておいて、
   火をつける時に使うと薪に火が付きやすいから、家で大切に扱ってます」


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