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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[511]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/14(土) 18:17:29 ID:E18GrslY
★移動時間  5 ★ 現在時刻は16:56になりました。

★音楽室で誰が何してる?  6 ★→同じ年頃の女の子3人、
頬にそばかすを散らした子、赤い丸眼鏡をつけた子、おでこが広くヘアバンドを着けた子が歌っている

C 「ちょっと聴かせてもらっていいかな」 ドアを開け、素直に尋ねてみる
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ぶらぶらと学校をうろつくうち、今度は音楽室へとたどり着く。
歩いている最中にかすかな声が聞こえたので振り向くと、かすかに空いたドアの隙間から、
ほがらかで何のよどみもない歌声が流れていたのに気が付き、向かってみようという気になった。
そうして音楽室のドアにぴったりとはりつき、例によって周りに人がいない事を確認してから、中を覗き見る。

音楽室自体は日本で見たものと変わりはない。ピアノが設置され壁は防音のためか隈なく穴があけられ、
黒板の上にはベートーヴェンやモーツァルトといった音楽家たちの肖像画がずらりと並んでいる。
妙だったのはその音楽室で歌っているのが、僕と同じぐらいの歳の女の子3人だけで歌っていた事である。
こんな時間だから授業ではないし、部活動にしては少なすぎる。
プリント用紙を手にして時々ちらりと見て歌う所をみると部活動とは別に、自発的に歌の練習をしているのだろう。

岬「(歌っている最中に話しかけるのもリスクはあるけど、紳士的かつ友好的に、礼儀を失わないようにすれば大丈夫だろう)」

観察を切り上げる事にした僕はドアを開け、彼女達に一礼する。
不意の来客に驚いたのか、歌声がやんで3人ともこちらに顔を向けた。

岬「歌っている最中にすみません、僕は岬太郎、来月からここに入学します」


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0ch BBS 2007-01-24