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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[570]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/28(土) 18:34:14 ID:Fmp6caUc
冷蔵庫で冷やしたボトル入りのミネラルウォーターを差し出すと、返事もせずに勢いよく受け取って、叩き込むように口へ流し込む。

あずみ「んはーっ!うまいっ!」

喉が渇いていたのだろう。憩いの空間ブローニュの森を居酒屋に変えるため息をついた後、500ミリの水をあっという間に飲み干す。
飲み干した後は幸せそうな顔をして大きく伸びをした後、僕の手首をつかんで宣言した。

あずみ「さ、水も飲んだし、練習しましょ!まず何する?ドリブル?タックル?あたしとしてはシュートの練習が……」
岬「落ち着いて、まずは体をほぐさなきゃ。急いで向かったらケガするよ」
あずみ「あ、そうね、じゃ、ちゃっちゃと済ませちゃいましょ」

あずみの調子をなだめさせてストレッチに向かわせる。汗だくになってやって来たあずみちゃんに対し、
1つの疑問が浮かんだのだ。右足首を手でつかんでふくらはぎを伸ばしながら、彼女に尋ねてみる。

岬「家から走って来るなんて大変だったね」
あずみ「何の事?」
岬「いや、さっきフラフラになって来てたから。ここから家まで相当距離があるし」
あずみ「あたし、ブローニュの森入り口まではバスで来たのよ」
岬「えっ(やっぱり)」
あずみ「えっ」


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