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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[574]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI
:2018/07/28(土) 18:42:41 ID:Fmp6caUc
あずみ「まったく、これで筋肉痛になったらどうすんのよ」
岬「そうなったらそれは僕のせいだ。治るまでおぶってでも学校へ連れていく」
あずみ「そんな冗談。年寄じゃないし、クラスメイト達に何て言われるかわかりゃしないわ」
プンとした様子は変わらない。練習の方便が相手にとっては嘘とみられてしまったか。
岬「これを週に1度でいいんだ。続けていけば、そう遠くないうちにおしゃべりをしながら走れるようになるよ」
あずみ「ホントね。ウソだったら今度こそ許さないからね。
まったく。ここまで岬君のリクエストを聞いてあげたんだから、そろそろあたしのリクエストも聞きなさいよ」
そう言うなりあずみちゃんは立ち上がる。
あずみ「ちょっとそこのボクー!ボール貸してくれなーい?」
広場で遊んでいた幼児からボールを借りた後、仁王立ちで僕に宣言した。
あずみ「走り込みはもう終わり!今度はあたしと勝負よ!互いにドリブル勝負でどうかしら?さ、岬君」
軽く足先でボールをこづき、僕に渡した後、後ろに跳ぶ。
あずみ「かかってきなさい、キャプテンも止められなかったドリブル、あたしが止めてやる!」
岬「分かった。行くよ(彼女にも、僕の実力を知ってもらおう。細工は不要だ)」
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0ch BBS 2007-01-24