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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[586]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI
:2018/07/28(土) 21:25:23 ID:Fmp6caUc
こうして攻守ともに順当に勝利する。脚についた芝生を払った後、ボールを取り上げて告げる。
岬「さ、もういいかな?そろそろボールを返してあげないと」
借りていたボールの返却を催促してみる。彼女の気性からしてこう言われれば、
残りの気力を振り絞って立ち向かってくれるはずだ。
あずみ「ま、まだ!まだよ!今度こそ!」
傍目から見ても分かるほどにムキになって、あずみちゃんが言葉をさえぎる。
あずみ「あたしのシュートを受けて見なさい!あたしのシュートはチーム1!
キャプテンにもそう認められたシュートで、吹っ飛びなさい!」
サッカーゴールを指さして絶叫する。あそこに向かってキーパーになれというのだろう。
あいにくキーパーの経験はただの1度もない。ブロッカーとして向かうほかは無いだろうが。
それでも数値からいえば、決して危険な勝負ではない。
岬「分かった。じゃあ僕はゴールを守ればいいのかな」
あずみ「そう、今度こそあたしが勝つ!こうなったらとっておきを見せてあげる!」
いきり立つ相手の様子を眺めながら、ゴール前に立ってボールをみやる。
これも苦労なく止められるはず。そう思っていた。
あずみ「行けえええっ、クラブドライブ!」
岬「……え?」
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0ch BBS 2007-01-24