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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[594]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/07/29(日) 17:36:46 ID:P+7ikf8E
どういうこと。そう聞きたげに顔を向けてくるも、問いをかわしてベンチに向かう。
やむなくあずみちゃんもベンチに向かい、追い付いて僕の隣に座ってから、改めて投げかけた言葉の意味を問い質した。

あずみ「岬君に勝てるやり方って、どういうこと」
岬「簡単だよ。僕のサッカーの練習法を取り入れる事」
あずみ「練習法?岬君があんなに強いのは訳があるの」
岬「まあね、日本にいた頃なんだけど、小学校のサッカー部のコーチに、
  ブラジルの元プロサッカー選手がいてね。その人に色々教えてもらったんだ」

あずみ「ブラジルの……プロサッカー選手ぅ?!」

はじめポカンとして、次に素っとん狂な叫び声を上げた。ブラジルのプロなどという存在など、
日本人の何てことないサッカー少年少女には、雲の上どころか金星火星程にも隔絶した存在だ。
そんな相手を知っているどころか、直々にサッカーを教わるなど、到底信じられる話ではない。
そう疑われるのは困るので、日本で指導を受けその結果大会で優勝した事。
その合間合間に戦った相手のバックボーンを語るついでに、日本中を渡り歩いた僕のこれまでについても、語ってみた。

あずみ「岬君って、そんなに凄かったんだ……」


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0ch BBS 2007-01-24