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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[637]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/08/19(日) 00:15:16 ID:1d+YvWAA
第16.3話『危機、そして殺意の予感』



C 岬「結構熱中してたけど、そんなに面白い?」 先程までのめりこんでいたゲームについて尋ねてみる
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少女「面白いか、デスッテ」

ふわりと右手人差し指を僕に突き付けてきた。目を大きく開き、わずかに眉間にしわを寄せている。
「こんな当たり前の事をなぜ聞くの?」という彼女の声が、ありありと顔に浮かんでいた。

少女「面白いとかどうとか、そんな次元にはありませんネ。
   これは革命デス。ゲームは新たな次元に達したのです。この『ゼビウス』によって」

スッと今度は優のキャンパスを指さす。絵の題材の話の流れからして、
優の絵は「ゼビウス」というゲームの1シーンを描いているのだろう。

少女「このゲームの偉大な点はプレイすればするたびに出てきます。それらの革新的変化に共通する、ゲーム革命の骨格とは」

再び指を僕に向け、「よく聞きなさい」とばかりに人差し指をクリクリ左右に振る。

少女「ゲームを定義づける『ストーリー』が血肉になっている事デス。
   インベーダーやギャラクシアンといったオールドゲームは『宇宙からの侵略者を片付けろ』程度の筋書きしかなカッタ。
   する事も向かってくる敵をただ撃ち落とすダケ。でも『ゼビウス』はチガウ。
   『ゼビウス』の敵は自機と一直線上になると線からそれるように逃げマスシ、
   戦闘機は攻撃した後に後ろへ逃ゲル!やられるだけの存在じゃなく、
   まるで彼らもどうすべきか考えて動いているように行動するのが、一番の変化ですネ」

岬「(ああ、この子もとってもゲームが好きなんだなあ)」


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0ch BBS 2007-01-24