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【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】
[716]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI
:2018/09/01(土) 11:20:26 ID:rBXP2cuk
★誰かいる? ハート8 ★→特に誰とも出会わなかった
★83年9月3週1回目の練習(ガッツ) スペード5 ★→効果がなかった
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岬「(今日は1人でインターバルをしよう)」
そう思い定めて1人、パリの街並みを眺めながらインターバルをする事に決めた。
あずみちゃんと一緒に走った時は上手く行ったのだから、今回も上手く行くだろう。
事実、走り込みはこの上なく順調に進んでいる。まだ太陽がアパルトメンの上へと上がらずにいる
時間帯の街路では、どこからともなくパンを焼くにおいが流れてくる。
辻の節々にはアコーディオンやギターを抱えて演奏しようとする町の音楽師達、厚化粧をしたピエロのパントマイム、
珍しい所では歩道に脚立を置き、デロデロデロとおどろおどろしい太鼓の音を響かせながら、
角に花飾りをしたヤギが太鼓の調子に合わせて脚立の上まで上がっていく、という見世物もあった。
無事頂上まで登ると祝福とばかりに太鼓がかき鳴らされ、周りの観客達からは拍手とチップを交互に投げ入れていた。
後に父さんに尋ねたところ、あれはヨーロッパを股にかける放浪民族ロマ人がよくやる見世物だという。
中には芸を見る客の隙を狙ったスリにやられる事もあるから気をつけろと言われたが、
その時の僕は日本では見られない牧歌的な光景を、横目ではあるが楽しんでいるばかりだった。
そういう風景を眺めて心浮かれながら走っていると、急に左足から違和感を感じた。
石畳の感触ではありえない、柔らかいが決して心地よくない感触、
そして何よりも不快しか感じないアンモニアや尿素やその他物質が発しているであろう腐乱臭。
岬「(やっちゃった)」
犬のフンだ。道端のフンをつい踏んでしまった。
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0ch BBS 2007-01-24