※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【赤と8ビットの】キャプテン岬【物語《ロマン》】


[717]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2018/09/01(土) 11:22:13 ID:rBXP2cuk
妻「なんで避けて歩かないの!?」
夫「糞は踏む為に存在する」

少し先の道路でも犬のフンを踏んだ人がいる。とにかくパリの道路は汚れている。
先に立たぬ後悔の念を発しながら歩道を見直すと、この犬のフンの他にパンくず、
チリ紙、空き箱、包装紙にタバコの吸い殻、食べかけのリンゴまで、街の景観などどこ吹く風といった様に転がっている。
勿論紙くず箱は道路に設置されてはいるが、とうに口まで一杯になっているし、
ダックスフンドの絵の下に矢印で指し示した犬の公衆便所も、使う人が無くフンが周囲に放置されている。

日本にいた頃はヨーロッパ文化の精髄、花の都としてのパリしか紹介されなかったものだから、こういった風景を見るのは
まるで芸能人のゴシップを直に目で見るような感じのようで。ある意味中々印象に残った。
これが、深い意味での異文化交流の第一歩になるのだろう。
ともかくこれ程までに踏んづけてしまっては走るどころではなく、近くの公園まで歩いて水洗いするほかない。
そうして何とか洗い落とした時にはもう走る気も起らなくなり、インターバルの顛末を話の土産にして、家へ帰った。


*特に成長はありませんでした。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24