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【SSです】幻想でない軽業師


[397]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/14(水) 00:07:38 ID:???
遂にはカルネバーレの堪忍袋の緒が切れるかという矢先、マンチーニが咄嗟に空気を変えた。
このままではまず間違いなくカルネバーレの怒号が響き渡り、
はたてを更に委縮させてしまうと感じての判断である。
ただでさえ緊張をしているはたてを追いつめる事はいけないと考えた、マンチーニのファインプレーである。
こうなってはカルネバーレも矛を収めるより他なく、強くマンチーニを睨み付けながら深く息を吐いた。

カルネバーレ「……まあいいだろう。 フザけた奴なのかどうなのか、実際にやってみればわかる事だ。
       だが言っておく。 到底ここでの練習についてこれないと思った奴は、
       直訴してゲンソーキョーとやらに帰ってもらうぞ」
佐野「なぁマンチーニ、こいつにそんな決定権あんの?」
マンチーニ「まぁ……一応カルネバーレがこのレッチェのキャプテンだからね。
      心配することないさ。 サノの実力はさっき言った通り知ってるけど、君ならウチでもスタメンクラスだ」
佐野「(うげ、マンチーニじゃなくてこのゴリラがキャプテンなのか……めんどくせー。
    まあ……そこはこの俺の実力ってもんを見せてギャフンと言わせてやりゃいいだけの話だけど。
    ほかの面子は……イチさんだってあのブルノとかいうのとのキーパー争いは大変そうだし。
    お燐とはたてってのは実力が未知数だからどうとも言えねぇなぁ……)」

意外な事にこのレッチェのキャプテンは、先ほどから場を纏めていたマンチーニではなく、
佐野達に睨みを利かせ不機嫌そうにしていたカルネバーレであったらしい。
この事実は、これから3年間こんな気難しそうな奴の下でやっていかなければならないのかという不安にもなり……。
しかし、それでも自分の実力を見せてやれば、文句を言われる事も少なくなるだろうと考える。
一方で、佐野としては逆に他のメンバーの心配をするのだが……。


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0ch BBS 2007-01-24