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【SSです】幻想でない軽業師


[86]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/26(金) 22:05:31 ID:???
反町「お付き合いをさせていただいてます」
神奈子「………………」

知っていたことではある、が――やはりショックである。
隣で反町自身の口からそういった言葉が出た事で照れている早苗も含めて。
無論、神奈子とて反町の事が嫌いな訳ではない。
先に言ったように、反町のお蔭で早苗の常識は戻ったのだから……むしろ感謝をしているくらいである。

ただ、それとこれとは話が別なのだ。
保護者の心は色々と複雑である。

神奈子「うむ……うむ。 そうか」

よって、神奈子はそう返すだけが精いっぱいであった。

諏訪子「そうかいそうかい、いやぁ、こんなかっこいい子が早苗の彼氏なんて勿体ないねぇ」
反町「い、いえそんな! こちらこそ早苗さんのような人が俺を好きでいてくれるなんてまだ信じられないくらいで」
神奈子「(確かに顔は悪くないけど……特別よくもないだろう! 点数つけるなら6点が関の山だ!)」

やたらと親しみを込めて喜び言う諏訪子の言葉に内心反論しながら、それでも神奈子はぐっと堪えた。
奥歯をかみしめながら、腕を組んだまま反町に問いかける。

神奈子「……いつからだい?」
反町「その……紅魔杯が終わった後からです。 正式にお付き合いを始めたのは、幻想郷に戻ってきてからですが」
神奈子「1ヵ月以上前じゃないか。 私たちの所に挨拶に来るのが遅かったんじゃないか?」

どちらかと言えば、1ヵ月程が経過した時点で両親(的な存在)に挨拶に来る時点で早いくらいである。
ただ、幻想郷基準で言えば、やはり古式ゆかしい日本の風習が残っている。
好きあって付き合うだけでもお互いの家やらなにやらとの関係がややこしいくらい絡み合う為、
神奈子としてはもっと早く挨拶に来るのが礼儀ではないのかと指摘をした。
というか単純にイチャモンをつけたいだけだった。


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0ch BBS 2007-01-24