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【カテナチオでも】キャプテン霊夢43【防げぬ厄】
[178]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2018/11/26(月) 21:14:52 ID:???
実況「……あっと、ここでイタリアJrユース、選手交代の模様です。
ランピオン選手に交代で入ったフレッド選手にかわり……、え?」
実況が思わず告げられた名前を二度見するが、そこに書いてある名前は変わらない。
実況「し、失礼しました。フレッド選手と交代でストラット選手がフィールドに入ります!
練習中の事故で怪我をしたという情報が入っておりましたが、それを押しての出場です!
イタリアJrユース、2点リードされた状況で勝負をかけてきました!」
「す、ストラット!?」「あいつが出るのか!?」「怪我は大丈夫なのか?」
「雑誌の情報だと結構重いって話だったけど……」
スタジアムにいるイタリアファンの観客からざわつきが起こる。
彼らもイタリアJrユースに起きた事故の事は知っているが、
選手それぞれの詳しい怪我の状態までは流石に把握していはいない。
カルシス「……もう一度だけ聞くぞ。本当に良いんだな、ジェンティーレ。
ストラットを出さないのは別にお前の感情に配慮していたという訳ではない。
ベンチ入りはさせるが出場はさせない、そうさせる事で少しでも
彼を反省させるという意味もあったんだ」
ジェンティーレ「……はい。俺は正直に言ってランピオンの奴程には割り切れていません。
今でもあいつの事は許せていない。けど、今のイタリアにはあいつの力が必要なんです」
カルシス「……そうか」
ジェンティーレの気持ちを察し、カルシスはそれ以上何か言う事は避ける。
何しろ、ストラットが出たとしても厳しい状況には変わりないのだ。
彼とコンビを組むランピオンが退場してしまったのがイタリアに重く圧し掛かっている。
カルシス「(……イタリアの監督としてこの判断が正しいかどうかは微妙なところだな。
だが、他でもないジェンティーレが望んだのだ。断る事は出来ないか)」
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0ch BBS 2007-01-24