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【サッカーも】キャプテン岬3【ゲームも好き】


[210]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:28:12 ID:kpfY5ppE
ただ1人で向かって平然としているどころか、大勢のならず者を歯牙にもかけず
敵の気を呑んでしまった度量のある姿は、自分の知る聖薇とは思えなかった。

聖薇?「ところで、おフランスの紳士諸君よ」

今もかすかに薄笑いを浮かべながら、先生から離れ並みいる「紳士」達を挑発しだしている。

聖薇?「サッカーは紳士のスポーツだと聞く。
    わざわざ野蛮に暴力でケリつけるより、か弱い乙女をエスコートしてやりゃ、
    男の株も上がるってもんよ」
省24

[211]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:29:19 ID:kpfY5ppE
敵3人がまさに奪い取らんとした瞬間、少女から咆哮が響く。

クレベーユ「ぐわっ!」
セルビー「どべえっ!」
デュイソン「ぐわああっ!」

次の瞬間、彼らは空を飛んでいた。
タックルに向かった足が、ドリブラーの勢いに負けて吹き飛ぶ。サッカーでは相当な破壊力を持つ選手しかできない荒業が、
相手より2周りも小さい少女によって引き起こされているのだ!

「「な、なにィィィィィッ!!」」
省21

[212]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:30:40 ID:kpfY5ppE
聖薇?「昔を思い出すねえ」
テナルディエ「ぐわっ!」

一番槍のテナルディエがFW達に続き宙を舞う。

聖薇?「青葉台のうらなり達がこうして球けりしてたもんだ」
フォンテーヌ「どわっ!」
モンモランシー「げえっ!」

続くMF2人は苦も無く薙ぎ払われる。

聖薇?「俺も少しはやっとけばよかったぜ、なんせ」
ドレセーヌ「う、うそおおおおおっ!?」
ブリュイ「いってえええっ!」

捨て身で飛びかかったDF2人の勇気は報われず、
省8

[213]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:35:04 ID:kpfY5ppE
聖薇?「最後は、たしかキーパーっていうんだったか?そこのキーパーさんよ、
    か弱い乙女からのプレゼント、受け取ってくれな!」
ギャロス「ふ、ふざけんな!キサマなんかに……」
聖薇?「言い忘れたが、返送不可だ、行くぜ!」


ドクン!


岬「(な、なんだこの感じは!?)」


バギュウウウウンッ!


先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で以下のように書き込んでください。 省24

[214]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/11/24(日) 19:37:52 ID:kpfY5ppE
聖薇さんと思われる人がまさかの必殺シュート!ギャロスさんは果たして防げるか、
といった所で、本日はここまでといたします。


それにしても、なんという超展開。ただ、私としては聖薇さんをこの物語で活かしていくために
どうしても入れたかった箇所であって、きょうこうやって描き切れて、とても充実しています。
シルキーズも、まさか彼女がこんな描写をされるとは夢にも思わなかっただろうな。

[215]森崎名無しさん:2019/11/24(日) 20:16:48 ID:???
★聖薇? ????シュート(仮) 19( ダイヤ5 ) +( 4 + 6 )=★

[216]森崎名無しさん:2019/11/24(日) 20:18:17 ID:???
★ギャロス パンチング 17( ハートJ ) +( 2 + 6 )=★

[217]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/01(日) 23:08:04 ID:JeigxNdc
済みません、今週は休ませてください。

[218]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:37:10 ID:+QTjfhOA
★聖薇? ????シュート(仮) 19( ダイヤ5 ) +( 4 + 6 )=29★
★ギャロス パンチング 17( ハートJ ) +( 2 + 6 )=25★
≧2→聖薇?の????シュートがゴールに突き刺さる!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
聖薇?「おらあああっ!」

雄叫びを供として撃ちだされた。

ギャアアアアアッ!!

細い身なりの少女が放ったとは思えない轟音と威圧に、臆せず飛びかかるギャロスの姿は勇壮だ。 省14

[219]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:38:17 ID:+QTjfhOA
あずみ「そ、そんな、あたし達があれだけ苦労した、あいつらが……」

あずみちゃんの声が震えている。ただの口うるさい女だと思っていたら、自分以上の強力なシュートを撃つなんて。
そんな心の声が聞こえてきそうになる程、あまりの出来事に撃ちのめされているようだった。

そんなクラスメイトの動揺など聖薇らしき少女は一向に気にせず、皮肉げにフッと笑いながら、つぶやく。

聖薇?「お嬢様のおカラダじゃどうなるかと思いきや、案外うまく行くもんだ。 省26

[220]キャプテン岬 ◆ma4dP58NuI :2019/12/08(日) 21:40:26 ID:+QTjfhOA
岬「え、慣れないって」
聖薇?「おっと、あんまりしゃべらんでくれよ、お前さんがペチャクチャしゃべり回った日には、回り回って愛」

愛という言葉を口にして、急にピシリと口を閉ざした。
そして次に口を開いた時は、どういう訳か顔から皮肉めいた色が抜け、どこか落ち着きはらった声で語りを再開した。

聖薇?「このお嬢様のお袋さんの耳に伝わって、俺の事がバレちまう。
    閻魔様に無理言ってこっちに押しかけといて、ろくにお守も出来ずに連れ戻されちゃかなわんからな」 省32


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