キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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アク規中代理カキコ依頼スレ

1 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/07/06(日) 13:26:59 ID:???
困った事に、海外から書き込んでいる私はしばしばアクセス規制に
巻き込まれます。壷を使っているのにも関わらず、です。

その間本スレを停滞させるのもしのびないので、有志の方々に
ここに貼った内容を本スレにコピペして頂けると助かります。
尚コピペの際名前欄は「代理コピペ」にして下さい。
内容の重複を避けるにはコピペする前に更新すると良いと思われます。

私側の不都合を皆さんにフォローしてもらうのは心苦しいですが、
更新を途絶えさせるよりはマシだと思いましたのでご協力、お願いします。

819 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/09/11(木) 13:21:11 ID:9ydXJkCg
カルツ「ホイッ♪」

ポコッ。

ビクトリーノ「なにィ!?」

放送「あっとカルツくん撃たない、ここはもう一度バックパスだ!その…その位置にはシュナイダー!
西ドイツの若き皇帝、ゴールゲッターカール・ハインツ・シュナイダーくんがボールに向かっている!」

グイン!と音が聞こえてきそうな程思い切り良く脚を振りかぶるシュナイダー。この瞬間、観客もゴールの予感を抱いた。

放送「シュナイダーくんやや距離はあるがシュートに行く、ロングシュートでウルグアイゴールを狙うぞ!」

ピエール「シュナイダー!」

日向「シュナイダー!」

三杉「出るぞ、あれがシュナイダーの…!」

                     バッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

森崎「ファイヤーショットだ!」

ズババァアアッ!!ギュルギュルギュル…ブス、ブス…

放送「ああっ…き…決まった…これがシュナイダーくんのウィニングショット、”ファイヤーショット”です!
まさに目にも止まらぬ火の玉シュート、ファイヤーショット。今度は逆に西ドイツ、あっさり同点ゴール。
試合開始わずか3分、1対1の同点に追いつきました!!」

西ドイツメンバー「やったァ、やったぜシュナイダー!」「あっという間に同点だ!」

820 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/09/11(木) 13:27:06 ID:???
ちょこっとだけ更新。ここまでコピペお願いします。

821 :森崎名無しさん:2008/09/11(木) 13:32:59 ID:???
いってきます

822 :森崎名無しさん:2008/09/11(木) 13:33:52 ID:???
完了

823 :森崎名無しさん:2008/09/11(木) 14:25:03 ID:???
お疲れ様

824 :森崎名無しさん:2008/09/11(木) 14:36:05 ID:???
乙カレー

825 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/09/12(金) 14:37:05 ID:vKHm/fgM
森崎「(あのシュート、実際に熱を発生させてやがるんだよな。一体どういう原理なんだ?)」

ナポレオン「やるな、あいつ」

ビクトリーノ「(くそっ、またすぐ俺がゴールを決めてやる!この試合奴と俺とのストライカー勝負だ!)」

ミューラー「(俺なら取れたな)」



ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!

放送「1対1、振り出しに戻った試合はウルグアイのキックオフで再スタートです」

シュナイダー「(昔からサッカーは個人技の南米、組織プレイのヨーロッパと言われてきたが、全く失礼な話だ。ヨーロッパの俺達の
個人技が南米の連中より劣っていると言うのか?もう俺の前では誰もそんな事は言わせない。行くぞウルグアイ!)」

ダダダダダダダダッ!

放送「西ドイツキャプテンシュナイダーくん、早くもボールに向かって突進だァ!対するはビクトリーノくん!」

ビクトリーノ「行くぜシュナイダー!」

ガキィッ!!

放送「ああっと両雄激しく激突ゥ!!こぼれ球、これは激しい激突にも体勢を崩さなかったシュナイダーくんが取ったァ!」

ビクトリーノ「くそっ!」

826 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/09/12(金) 14:37:27 ID:vKHm/fgM
ダダダッ!ババッ!シュババッ!

放送「そのまま突進するシュナイダー!豪快さと巧みさを噛み合わせた素晴らしいドリブルで
ウルグアイ陣内をゴール目掛けて一気に駆け上がります!」

カルツ「(ウルグアイの先取点が逆にシュナイダーに火をつけてしまったな)」

ウルグアイメンバー「止める!奴のドリブルを止めろ!」「止めてやる!」「二人がかりだ!」

グワァッ…バッギャワアアアアアアアアアアンッ!!

放送「ウルグアイDF二人が行きましたが…間に合いません、ドリブルから一気にシュートに持って行ったァ!!」

ズバアアアアアアアアアアンッ!!
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

放送「き…決まったァ!今日2本目のファイヤーショットォ!!2対1!先取点を許した西ドイツ、
しかしこれはあっと言う間の逆転劇!エース・ストライカーシュナイダーくん驚異の連続ゴール!!
正に西ドイツの若き皇帝、カール・ハインツ・シュナイダー!」

観客「す…凄い」「本物だ、あのシュナイダー」「他の連中より実力が1段飛び抜けている」

森崎「(流石だ、シュナイダー。あのハンブルグ戦の時から更に強くなっている。俺は…俺はあいつ以上に成長できただろうか?)」

日向「(この大会の得点王は奴でほぼ決まりか。だが決勝戦では俺の方が優れていると言う事を証明してやる!)」

ピエール「(戦ってみたい、あの男と。俺の全力が何処まで通じるか、西ドイツのカール・ハインツ・シュナイダーに試したい!)」

ビクトリーノ「(このまま終わる俺じゃないぞ、シュナイダー!)」

827 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/09/12(金) 14:37:50 ID:vKHm/fgM
そして激しい点の取り合いから始まったこの試合は2対1で西ドイツが逆転した後は膠着状態に陥った。
ウルグアイはカウンター狙いの布陣を敷き必死に守りを固め、西ドイツが追加点を奪えないまま時間が過ぎていく。

ウルグアイメンバー「守れ!」「ゾーンを崩すな!」

西ドイツメンバー「くそっ、守りが厚くなったな」「中々シュナイダーに繋げられない…」

放送「これ以上点をやれないウルグアイはビクトリーノ一人を残し守りに重点を置く様になりました。
その守りから一気にカウンター攻撃を狙います…あっと、見事守ったウルグアイ、
またしても西ドイツの猛攻を防ぎきり大きくクリア!そしてこれがビクトリーノくんに渡ったァ!」

ビクトリーノ「よし!」

ダダダダッ、ババッ、ダッ、シュンッ!

西ドイツメンバー「うっ」「ああっ!」

放送「そのままドリブルに入るビクトリーノくん!南米独特の柔らかいボールタッチ、そしてその俊敏な動きで
相手をかわし西ドイツゴールに向かいます、南米の黒豹ラモン・ビクトリーノくん!」

ビクトリーノ「お前ら如きにつかまって堪るか!」

マガトゥー「くそっ!」

ガッ!

ビクトリーノ「うっ!」

ズザァ。ピィイイイイイイ!

828 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/09/12(金) 14:38:21 ID:vKHm/fgM
放送「あっと反則だ!ビクトリーノくんのスピードに思わず脚を引っ掛けてしまった西ドイツDFマガトゥーくん。
これはウルグアイチャンス!前半終了直前、ゴールの真正面ペナルティエリアのすぐ外での直接フリーキックです!」

ビクトリーノ「よしっもらったぜ!」

マガトゥー「す…すまん」

シェスター「ドンマイドンマイ」

三杉「西ドイツは早まったな」

放送「これは直接狙ってくるでしょう。蹴るのはやはりビクトリーノくんだ!西ドイツここは当然壁を作ります」

ビクトリーノ「(壁など関係ねえ、カーブをかけ直接ゴールインだ)」

前評判通り西ドイツが優勢なものの、ウルグアイも必死に喰らいつく。そんな均衡を崩す存在が現れたのはその時だった。

放送「あっと、これは西ドイツ選手交代の模様です。西ドイツゴールキーパーシュタインくんに代わり…」

森崎「西ドイツはイヤな時間帯に同点に追いつかれそうだな…ん?選手交代…ってなんだありゃあああっ!?」

今まで落ち着いて試合観戦していた森崎だったが、この時ばかりは身を乗り出し我が目を疑わざるを得なかった。
彼に取って幸運だったのは周りのチームメイト達も個人差はあれど彼同様呆気に取られていた事である。
それほどに西ドイツJrユースベンチから何の前触れも無く現れてきたデューター・ミューラーのインパクトは凄まじかった。

放送「デューター・ミューラーくんが入ります!これは大きな選手だ!2メートル近くあるその身長、
そしてガッシリした体格!相手フリーキックのピンチに登場してきたこの選手は一体…!?」

森崎「(な…なんだよあいつ。俺の二人分くらいの体じゃねえか。本当に15歳以下なのか!?)」

829 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/09/12(金) 14:38:39 ID:vKHm/fgM
シュナイダー「(幻のキーパー、デューター・ミューラー)」

シュタイン「た…頼むぞミューラー」

地響きが聞こえてきそうな程の迫力でピッチに入るミューラー。突然チームに合流してきたばかりの巨体のサブGKに対して
西ドイツJrユースの面々は各々奇異の視線を向けたが、ミューラー本人は物臭ささえ伺える無遠慮な第一声を発した。

ミューラー「カベは要らん、返ってシュートが見えにくくなる」

西ドイツメンバー「えっ!」「な…なんだって!」「カ…カベは要らないだと!?」「そんな事したらみすみす相手にゴールを!」

シュナイダー「言う通りにしろ」

ミューラーの理不尽な要求は当然チームメイトに反発された。この反応が気に入らなかったミューラーは眼光を鋭くさせるが、
シュナイダーが介入した事で結局西ドイツの選手達は作りかけていた壁を取り除く。当然周囲は仰天する事になった。

ウルグアイメンバー「ビ…ビクトリーノ、あ…あれ!」

ビクトリーノ「な…なにィ!?」

放送「あっとこれはどうした事か、西ドイツゴール前に作った壁をどけたぞ!?
これではウルグアイにみすみすゴールをプレゼントしたも同じだ!」

森崎「ハァ!?何やってんだ、あれじゃPKとあんまり変わらねえぞ!」

三杉「あのGK、そこまで自信があると言うのか?」

日向「あんな図体のデカい奴がそんな俊敏に反応できるとは思えねえな。こりゃウルグアイの同点だ」

830 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/09/12(金) 14:38:55 ID:vKHm/fgM
実況も観客も西ドイツの自殺行為に動転している中、FKを蹴る当人のビクトリーノは怒り狂っていた。
しかし彼の人を殺せそうな視線をぶつけられてもミューラーはニコリともせず退屈そうに審判の笛を待っている。

ピィイッ!

ビクトリーノ「な…なめやがって…!ふざけるなァ!!」

ビシュウウウウウウウウウウッ!!

放送「怒り心頭のビクトリーノくん、このチャンス逃す物かと渾身の力を込め西ドイツゴールにシュートを打ち込むゥ!!」

ビュウウウウウウウウ…

ビクトリーノの放ったシュートは鋭く空を切り裂き西ドイツのゴール隅に向かう。

森崎「!!!」

その瞬間、ミューラーの巨体も動いていた。どんな陸上選手も羨む程の反射神経と瞬発力を伴って。

                               ガシイッ!

そして次の瞬間、何事もなかったかの様にミューラーの巨大な左手にボールは収まっていた。

ビクトリーノ「な…なんだと…!!」

シュナイダー「ミューラー」

831 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/09/12(金) 14:39:16 ID:vKHm/fgM
松山「な…なんだ今のは…!?し、信じられないセービングだったぞ!」

若島津「(俺にはとてもあんなセービングは出来ない…バケモノだ、奴はバケモノだ!)」

三杉「そんなバカな…あの巨体であれほどの敏捷性があるなんて!」

早田「冗談じゃねえぞ、オイ…ヘルナンデスでさえあんな事は出来なかった!」

次藤「(ぬが〜っ、なして海外の連中は体がごつくても動きが早いんや!?)」

日向「…前言撤回だ。あのデカブツ、森崎並の…いや、森崎以上のスピードを持っていやがる!」

森崎「(なんだと、日向の奴め!)」

A 「フザけるな!俺の方がスピードは上だ!」反論する。
B 「そうかも知れん。だがセービングはスピードが全てじゃない」受け流す。
C 「つーかどう見たってあいつ15歳以下じゃないだろ!」抗議する。
D 「デューター・ミューラー…西ドイツにまだこんな奴が居たなんて…」お茶を濁す。

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