キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP
■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
最新50
レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【さらば】キャプテン森崎29【友よ】
175 :
2
◆vD5srW.8hU
:2008/11/14(金) 14:32:14 ID:???
ギルド「(………ダメ、なのか)」
実況が告げた通りロスタイムが始まった。審判が時計を見始め、観客席のあちこちから無数の感情を込めた叫び声が上がる。
そんな中西ドイツJrユースの監督マイケ・ギルドは絶望と後悔に押し潰されて頭を垂れていた。
ギルド「(サッカーでは何が起こるか分からない。日本の勝率だってある程度はあった。それは十分に分かっていた筈だった。
だが…1−3だと?あの幻のGKミューラーが3点も奪われ、西ドイツの希望の星のシュナイダーがたった1点しか取れない…
内容は悪くなかったが、そんな事は言い訳にすらならない。純粋にチームとして劣っていたのか?選手達が油断していたのか?
それとも…それとも私のせいなのか?私がもっと上手く選手達を導いていれば、この結果にはならなかったのか?)」
放送「ロスタイム1分経過!掲示されたロスタイム4分のうち既に3分しか残っていません!
最早誰もが日本の勝利を否定できません。しかしそれでも西ドイツの選手達は走り続けます!」
ギルド「(私はここに座っている事しか出来ない…彼らと共に汗を流す事すら出来ない…)」
ギルドはただただ項垂れている事しか出来なかった。だから選手達の様も目に映らなかった。
しかし項垂れていても耳は閉ざせない。何時しか観客のざわめきが消え、放送だけが喋っている。
ギルド「………?」
静けさと言う名の音は彼の耳に届き、彼に顔を上げさせた。そしてマイケ・ギルドは気付いた。
諦めや開き直りではない、言葉にしにくい感情で戦っている彼の選手達の姿に。
琴音「………なんだか、凄い。良く分からないけど、凄い」
あずみ「…きっとこれが、サッカーが世界で最も人気があるスポーツである理由なんですよ」
396KB
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
0ch BBS 2007-01-24