キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【さらば】キャプテン森崎29【友よ】

1 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/11(火) 08:18:42 ID:???
漫画「キャプテン翼」のSGGK・森崎有三くんの視点で小学生時代〜Jrユース編を(いつかは)
テキストゲーム化しようという企画スレです。以前は"1”氏が書いておられた物ですが、諸事情により
続けられなくなった所を私、"2”が引き継いだ物です。

基本は毎回出る選択肢の中から第三者(ロムしている人)が、どれかひとつを選ぶ事によって
森崎くんの各数値が上下したり、結果が分岐し、その結果によって、森崎くんが活躍したり
しなかったりして物語が進んでいく…といった展開です。(サウンドノベルみたいな感じ)

過去スレのログはこちらのまとめページで見られます↓
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/1.html

選択肢、ミス指摘、質問以外の雑談は混雑しそうな時はこちらでお願いします。
本スレでも進行毎に15レス程度までの反応レスなら問題無しとしています。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1221232179/l50
2ちゃんねるとは別の場所の板なので、ブラウザによっては外部板登録が必要です。
なんらかの理由で雑談スレが落ちている時は、本スレでも遠慮なく雑談をどうぞ。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
全国中学サッカー大会で優勝した森崎の今度の戦場はヨーロッパです。投票によって選ばれたキャプテン森崎率いる
全日本Jrユースは西ドイツのハンブルグと5−5の引き分けを演じてからダークホースと言う評判と共に
第一回フランス国際Jrユース大会に乗り込みました。そしてグループ予選でイタリアを4−1、アルゼンチンを4−3で下し、
準決勝でフランスを4−1で倒した全日本Jrユースはとうとう決勝戦に辿り着きました。決勝の相手は
皇帝カール・ハインツ・シュナイダー率いる西ドイツJrユース。前半に翼がケガと引き換えに先制点を奪い、
更に後半三杉が命懸けの特攻で追加点を奪って2−0と健勝ムードが漂い始めますが、後半19分
遂にシュナイダーに1点返されてしまいます。その後も西ドイツが猛追撃をかけましたがなんとか
全日本がカウンターチャンスを掴んだ所で試合時間はもう10分足らず。果たして森崎達は勝ち切れるのか、それとも?
…こんな感じで話は進んでいます。

405 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 12:46:39 ID:???
そしてビクトリーランを終えベンチに戻った全日本Jrユースの前に予期せぬ客が現れた。
元ブラジルナショナルチームセンターフォワード、日系3世のロベルト・本郷である。

翼「…ロベルト!」

ロベルト「翼…良くやったな」

森崎「えっ…」
石崎「ロ、ロベルトだ!」
岬「なんでここに…」
若林「ブラジルに帰った筈じゃ?」

日向「誰だ、あのオヤジは」
三杉「元ブラジル代表、ロベルト・本郷…だと思う」
松山「えっ!?そんな大物と知り合いだったのか、翼は!」

見上以外はロベルトの登場に面食らったが、当人の翼は皆に気を配る余裕は無かった。
幸か不幸か、事情を知っている者達は3年ぶりの再会だと勘違いしていたので邪魔は入らず、
事情を知らぬ者はなおの事介入する理由が無かったので翼はロベルトとの会話に集中する事が出来た。

翼「ロベルト…俺、やったよ。この大会で優勝してみせたよ」

ロベルト「ああ。この試合のパフォーマンスなら誰も文句は言わないだろう。約束通り、お前をブラジルに…」

            お前をブラジルに連れていってやる、とロベルトが発言しようとした正にその瞬間。

                             歴史が動いた…

                 「ユーゾー・モリサキ!私と一緒にブラジルに来ませんか?」

406 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 12:46:59 ID:???
翼「………?」

突如訳の分からないセリフで邪魔が入った翼はポカンと呆け。

ロベルト「!?あ、貴方は…!何故ここに!」

同じく邪魔されたロベルトは見覚えのある顔の登場に混乱し。

全日本メンバー「え?今度は誰だ?」「また知らないオッサンが…」「森崎の知り合いなのか?」

相次ぐ急展開についていけない選手達はただただ騒ぎ。

見上「(このタイミングでスカウトか。てっきりホテルに先回りしてくると思っていたが)」

唯一事情を知っている見上は無表情に沈黙を守り。

森崎「えっ…えっ?俺?ブラジル?」

そして声をかけられた森崎は容姿と服装がミスマッチしている中年男に対し、目を白黒させる事しか出来なかった。
場の流れを一声で持っていったルーカスは愉快そうに笑い、森崎に名刺を差し出す。

ルーカス「ホッホッホ、突然失礼しました。私はこういう者です」

森崎「あ、どうも…バウミール・ルーカス、SEパルメイラスのスカウト…パルメイラス!?」

翼「えっ、パルメイラスって…サンパウロ市内の名門クラブだよね?」

ロベルト「あ、ああ…そしてルーカス氏はそこの現役スカウトだ」

407 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 12:47:30 ID:???
ルーカス「おや、これは…妙なタイミングに失礼しましたロベルト・ホンゴー。貴方もスカウトの最中だったとは露知らず」

ロベルト「いえ…貴方も、と言う事はまさか森崎を…」

ルーカス「YES!私はユーゾー・モリサキにパルメイラスのジュペニール、つまり15〜17歳のチームに入って欲しいのです!」

森崎「俺が…ブラジルのクラブチームに…」

夢にも思っていなかった話にさしもの森崎と言えども圧倒され、思考が麻痺しかけてしまう。
森崎はまだ何処の高校を受験するかも決めておらず、なんとなく地元の南葛高校が良いかなと思っていた位だった。
西ドイツに渡れた若林やブラジルに行くつもりの翼を羨ましいと思った事はあったが、
現実的にそれらは金持ちの家に生まれた上に特殊なコネがある彼らしか見る事を許されない夢だと割り切っていた。

だがたった今、現実としてブラジルのクラブチームからスカウトが来ている。ロベルトの反応を見る限り
正真正銘の本物のスカウトであって詐欺等ではないのだろう。それがますます森崎の脳をかき乱す。

パニックを起こしかけた森崎と、驚きから覚めなんとも言えない表情になった翼の視線が交差した。

森崎「………」

翼「………」

数秒後、ルーカスと向かい合った森崎は普段の落ち着きを取り戻していた。

森崎「ルーカスさん…でしたね。お世話になりますよ」

迷いの無い瞳で即断即決。いかにも森崎らしかった、とは当時の全日本Jrユースメンバーの内の一人の談である。

408 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 12:47:52 ID:???
泣くのが選んだ人じゃなく選ばなかった人だから揉めたんだろうね

409 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 12:51:06 ID:???
一旦ここまで。いよいよ終わりが見えてきた!

410 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 14:53:47 ID:???
翼と目が合ってから返事するというのも絵になる!
今後は本物のライバル関係になるんだなあ

411 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 16:03:06 ID:???
こうして俺の中学最後の夏は熱く激しく、そして最後に大きな転機と共に終わった。

後日、俺と翼は片桐さんにタネ明かしをされた。「プロジェクト・カウンターウィング」…その名の通り
翼に対抗し得る存在を育成し、それによってこの世代の競争を更に刺激し全体の継続的なレベルアップを促す計画。
そして白羽の矢が立ったのがこの俺だったと言う事らしい。素直には喜べないが、片桐さん曰く
「翼が森崎を噛ませ犬にするか、森崎が翼を超えるか、それとも足を引っ張り合っている間に他者に抜かれるか…
全てはお前達次第だ。私達日本サッカー協会はお前たちにチャンスを与えるに過ぎない」だそうだ。

汚い大人の世界を垣間見た気がするが、奇麗事を言うだけで何もしてくれないよりはずっとマシだな。
世界の舞台で海外のサッカーのレベルの高さを肌で感じた今後、日本国内で見知った連中と競い合っているだけでは
物足りないかも知れん。シュナイダーと再戦した時、実力差が開いていましたなんて洒落にもならないしな。

実際にこんな風に割り切れるにはそれなりの時間がかかったが、Jrユース大会後の数ヶ月はあっと言う間に
過ぎていったので気にならなかった。公式戦も大きな大会も無い、厳しい練習も無い平和な一時。実際には…

翼の退部騒ぎがあったり(その頃俺は山森への個人指導に忙しかったので詳しくは知らない)、
大友中との新人戦があったり(山森には是非とも南葛中の最強伝説を発展させて欲しい物だ)、
翼と一緒に実業団チームに入って練習したり(正直西ドイツJrユースの方が強いと思った)、
日本が何時もの如くワールドカップ出場を逃したり(しかも一次予選落ち。情けない限りだぜ)、
その後編成された日本代表のメンバーに俺と翼が選ばれかけたり(結局は監督の判断でナシになった)、
岬がフランスから転校してきたり(南葛中のメンバーは皆南葛高校に進むつもりだから、キャプテンは岬になるかな?)、

と色々あったんだが…その全てが慌しい幻の様に通り過ぎていき、遂にブラジルへ旅立つ日がやってきた。



のは良いんだが…

412 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 16:03:30 ID:???
森崎「どうしてお前なんかがここを走ってるんだよ。飛行場からはイヤでも一緒だってのに…」

翼「最後の日だから南葛市を見回っていこうと思ったんだよ。まさかお前にそんなセンチメンタルな神経があるとは思わなかったしね」

何の因果か、森崎と翼はお互いの自宅を出てから間も無くバッタリと出会ってしまった。
悪態をつき合いながらも進路を共にしたのは二人とも未知の世界へ飛び込む不安を紛らわしたかったからだろうか。

まず二人が目にしたのは金網で囲まれた街中の少年サッカー場だった。今は使われていないのか、グラウンドはやや荒れている。

翼「あ、少年サッカー場だ…(ここで若林くんや南葛の皆と出会ったんだっけ。その頃の森崎は何処で何をしていたんだろう?)」

森崎「こんな場所もあったな(修哲小の2軍時代に使っていたっけ。なんか知らない内に使用許可が降りなくなったみたいだが)」

次に通りすがった場所は若林邸の玄関だった。大きな玄関越しに犬がガウガウと吠えている。

翼「こいつ、ジョンって言う名前だっけ。なんだかお前に向かって吠えていないか?」

森崎「知らねーよ。俺はこいつに何もした覚えは無いぜ?」

若林邸から遠ざかった二人は土手の上から川原沿いの南葛市総合運動場も眺めていく。
丁度南葛SCが練習を行っている様で、二人に取って懐かしい男が大声を張り上げていた。
ちなみに岬一郎もすぐ側で富士山の絵を描いていたが、面識が無い二人は気付きもしない。

森崎「お、ありゃあ…し、しろ…城山監督。思い出したぜ、城山監督だ。今も少年サッカーチームの監督やってるんだなあ」

翼「(自分そっくりの顔なのに忘れかけていたのか…)そういえば、あの人仕事は何やっているんだろう?あ、こけた」

413 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 16:04:24 ID:???
森崎「そう言えば、今日は南葛高の合格発表が行われるんだったな。石崎とか浦辺とか滑ってるんじゃねえか?」

翼「縁起でもない事言うな。俺はむしろ来生が心配だ、勉強しているのかどうかも怪しかったし…」

〜南葛高校〜

浦辺・石崎「「な…ない!俺達二人だけ…不合格…」」

来生「おいおい、だから言っただろ〜?お前ら頭が悪いんだからその分勉強しろって」

滝「(相変わらず意地でも空気を読まないな。しかもこいつの場合勘で点数を稼ぐから始末に終えん)」

井沢「(まいったな。こんな奴らでも戦力にはなるんだから受かっていて欲しかったんだが…)」

高杉「おい、補欠合格者の1番と2番…あれ、お前らじゃないのか?」

浦辺・石崎「「お、おおおお!やった、やったァアアアアア!!」」

岸田「(入学辞退者が出なかったらどうするんだろ…)」

西尾「あれ、中山が来ていないなそう言えば」

岬「(…不味いな。この年代にはキーパーが居ない。これじゃ小次郎と若島津が居る東邦には太刀打ちできないぞ…)」

414 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 16:09:07 ID:???
一旦ここまで。無事今スレ中にエンディングが終わりそうでなにより。

415 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 16:15:13 ID:???
>俺はこいつに何もした覚えは無いぜ?
ばっくれるな森崎w

416 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 16:16:33 ID:???
そうか、当然のように森崎がキーパーのイメージがあったが
彼が不在という事になると石崎に顔面キーパーをやらせるしかなくなるな……

417 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 16:23:04 ID:???
一条は1つ下だし、上級生にいいキーパーがいるのを期待するしかないな
ちなみに連載WY編は東邦のV3、
テクモ版は1年次が東邦の勝利、2年次が南葛の勝利だった

418 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 16:33:06 ID:???
中山さんが生きてることみんな知ってるっけ?
用心の為とかで両親も他言してないみたいだし当の本人は療養中だから
直に合った森崎しか知らないはずだが。

419 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 17:11:08 ID:???
あの雰囲気じゃ森崎も他言すまい
誰も知らなさそう

420 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 17:13:21 ID:???
じゃあなんで西尾知ってるの?

421 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/20(木) 17:13:41 ID:???
中山はその後生存が公開された、と言う事になっています。
受験の為には出歩かないといけませんしね。

422 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 17:56:00 ID:???
大友の仲間なら、と思ってたけど公開か
なるほど、ありがとうございます

423 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 18:19:33 ID:???
>>415
食わせたのは若林じゃなかった?

424 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 19:45:58 ID:???
石崎がGK出場って、確かあったよね。1さんの時(描写なし)
キャッチ+2、パンチ+4、がんめん+15、とかで活躍できるんじゃね?

425 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 19:51:39 ID:???
DFは中山さん・フカヒレ・高杉・西尾といるんだから
キーパーでもやるしか生きる道がなさそうだよな>サル

426 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 20:16:49 ID:???
キーパーなら中里ができそう
そして空いたポジションに中山さん

427 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 20:25:27 ID:???
中山さんも即復帰できるわけじゃないだろう

428 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 20:26:56 ID:???
一条って新田と同級生なのか?
なんか中2になってから大友中に合流したから新田より一学年下かも?

429 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 20:34:27 ID:???
あ、>>428の中2になってから合流ってのは、新田が中2になってからってことね

一年間怪我でもしてたんだろうか?
それとも大友中に転校してきたとか?

430 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 20:36:37 ID:???
小学校で全国制覇した時点で新田とはチームメイトだったらしいし
最初から大友中である可能性は高いと思うぞ

431 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 20:52:21 ID:???
大友中には最初からいたけど頭角を示せず
先任GKからポジションを奪うためのアピールをあの時したってことかも

432 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 21:30:40 ID:???
当時の新田は6年で確定だが、まさか一条は当時5年だったって事は…
テクモ版では枠の都合で西尾が消されてたけど、こっちでは助かりそうだな

433 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 21:37:43 ID:???
五年生の時に日向とか三杉とかふらのとか何してたんだというのと同じ理屈だから深くかんがえなくていいんじゃ

434 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 22:18:42 ID:???
規則はないけど空気を読んで下級生を落としてたのかも
沢田は例外中の例外だったのかな

435 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 22:34:18 ID:???
森崎も中西もいないからワールドユース編のGKに誰が選ばれるか楽しみだな

436 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 22:36:45 ID:???
若林がとっとと戻ってくるんじゃないのか
腕壊されるのかどーかはしらんが

437 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 22:46:56 ID:???
下級生もアリと考えれば一条、
それとも比良戸か花輪のGKが高校でも活躍する可能性を考えるか、
片桐さんが土下座して森崎に帰国を要請するか…

438 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 22:49:01 ID:???
え?ワールドユース編に森崎いねーの?

439 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 23:02:49 ID:???
勝手に先走って妄想してる人達は放っておきなさい

440 :マロン名無しさん:2008/11/20(木) 23:17:18 ID:???
いちいち煽るのはよくないんだぜ

441 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 00:22:13 ID:???
レベル6訓練所なのにジェダイトワンドやハープで戦ってる仲間はどうすればいい?
正直メリルの方が10倍役に立つんだが…

442 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 00:23:55 ID:???
ごめん、誤爆った…ちょっとネオタイガー喰らってくるorz

443 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/21(金) 00:55:38 ID:???
明日か明後日辺りにエンディングも終わらせたい所。
ところで…池上先輩って森崎の一つ上でしたっけ、二つ上でしたっけ?

444 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 00:57:45 ID:???
二つ上です

445 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 00:58:32 ID:???
1年でレギュラーを取ったとき3年だったはず・・確かではないが。

446 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 01:05:02 ID:???
池上の肩書きは「3年の池上」だしな

447 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 01:17:21 ID:???
池上先輩はリアルジャパン入り無しか・・・残念

448 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 01:50:53 ID:???
一つ上なら早生まれなら代表入りできたってことか…

449 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 02:35:41 ID:???
留年して「3年の池上」かもしれないんだぜ?
…どのみち出場権ないかw

450 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 02:40:21 ID:???
中学最後の大会すら出れねーよw

451 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/21(金) 15:09:32 ID:???
森崎「日向達とかは何処に進学したんだろうなあ」

翼「さあ?全日本Jrユースのメンバーなんだから、サッカー推薦入学だって出来るんじゃないか」

〜東邦学園高等部・理事長室〜

日向「う〜ん、この椅子はブカブカし過ぎて座りにくいな…高いだけの椅子なんてクズだな」

東邦学園の支配者たる日向は、当然の如く中等部から高等部に進学し学生ながら理事長となっていた。
一応彼の名誉の為に言っておくと、家庭教師を雇って最低限の勉強はしているらしい。

若島津「日向さん、サッカー部の設備の新調が完成しました」

反町「…仰せの通り、校内の自動販売機の中身を全てコーラに変えました…」

日向「よしよし、これで3年間居心地良く過ごせそうだな。あ、中等部の状態もチェックしておかねば…タケシを呼んでおけ」

若島津と反町は日向の東邦学園私物化を補佐していた。前者と後者で意欲に天と地ほどの差があったのは言うまでもない。

〜東京都、三杉宅〜

弥生「キャ、キャプテン…3000万円貯まりました…」

三杉「ご苦労。フフ、あの鬱陶しいだけだった女の子達もこんな形で役に立つとはね…」

三杉は半年間かけてファンクラブの女子達から金を巻き上げ、遂に念願の手術費を捻出する事に成功した。
勿論ファンの女の子達に涙まじりの感謝を述べる事も忘れていない。

弥生「で、でも…50万以上注ぎ込んだ娘も居ましたよ…こんな事して良いんでしょうか?」

三杉「良いんだよ。これは彼女たちがあくまで善意で、自分の意思で寄付してくれたお金だからね。もっとも…」

452 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/21(金) 15:10:13 ID:???
三杉は言葉を切り、弥生に微笑みかけた。弥生が(森崎の策略に騙され)三杉に
下剤を盛って以来一度も向けられた事が無かった優しく、暖かく、美しい微笑を。

弥生「!?」

三杉「これは全て君が僕の側に居てくれたお陰だよ。有難う、弥生」

弥生「いいいいえええええええ、そそそそんな、わわたわたしはただただただキャプテンのためっ、ために…」

憧れ続け、求め続けてきた人が初めて心からの笑顔と言葉をかけてくれている。
一生報われる事は無いだろうと悲観していた想いが初めて応えられている。
この時の弥生は可哀想なほどに舞い上がってしまい、完全に三杉に主導権を握られてしまっていた。

三杉「ハハハ…落ち着いて。まずは深呼吸をしようよ」

弥生「はっ、はひっ…はぁ、ふぅ、はぁ、ふぅ…」

三杉「それと…ここには僕達二人しか居ないんだから、キャプテンじゃなくて良いよ」

夢なら永遠に覚めないで!それが弥生のこの瞬間の心境だった。

弥生「は、はい…ええ!じゅ、淳!」

敬語を使わずに済む。名前で呼べる。たったそれだけの事がどれ程幸せな事か、弥生はこの時学びそして
一生忘れる事は無かった。何故なら、これが彼女が三杉を呼び捨てに出来た最初で最後の瞬間だったから。

三杉「違うだろう、弥生?」

弥生「えっ…」

453 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/21(金) 15:11:41 ID:???
音も無く近づいてきた三杉の笑顔は優しいままだったが、弥生はその瞳に何か得体の知れない物を見た気がした。
彼女が金縛りにあったかの様に動けなくなったのは間近に迫った三杉の顔のせいか、それとも言い様の無い恐怖の為だったのか。

三杉「ご主人様、だろう?今回だけは許してあげるけど、次からは間違えちゃ駄目だよ。さ、言ってごらん」

弥生「ご、ごしゅじん、さま…?」

三杉「良く出来たね。良い子にはご褒美をあげよう」

弥生「んむっ!?………ぁ」

私は男の選択をとんでもなく誤ったのかも知れない。弥生がそう思ったのはほんの一瞬だけで、
直後に彼女は蜘蛛の巣に絡め捕られてしまい考える事を放棄してしまった。
そして三杉の魔手が踊る内に弥生は何時しか

====================================================

       ただいま余りにも過激かつ道徳的に問題があるシーンが展開されております。しばらくお待ち下さい。

====================================================

454 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/21(金) 15:14:40 ID:???
一旦ここまで。これで三杉の人気も大アップ間違い無し!…かな?

455 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 15:22:52 ID:???
三杉wこれは人気アップ間違いないっすwww

456 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 15:25:12 ID:???
大人の腹黒さ。日本編どうなるんじゃろ!

457 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 15:31:45 ID:???
いやぁっ私の三杉さんが!

458 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 16:18:23 ID:???
次は山森とおねいさんの番ですね

459 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 16:20:50 ID:???
少年たちが大人への階段を上っていくw

460 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 16:29:06 ID:???
三杉と岬ちょっとキャラかぶってたから、これはいい書き分けw

461 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 16:55:08 ID:???
金欲の岬、征服欲の三杉

462 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 16:58:43 ID:???
ttp://image.blog.livedoor.jp/soku_vip/imgs/5/9/59a70977.jpg

463 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 17:54:38 ID:???
すげえ、最近ずっと真人間だった三杉がSに戻ってる!

464 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 18:35:29 ID:???
>>462
きもちわりいいいいいぃぃぃぃぃいいいいい!!
グロ画像も最初ちょっと驚くだけですぐに慣れる俺が
10秒直視できなかった。

465 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 19:08:13 ID:???
名前の部分も変えてあるのが笑える
一部そのままなのも意味深

466 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 19:38:10 ID:???
三杉の性格の悪さは知ってたがこれと岬は受け付けん…

467 :マロン名無しさん:2008/11/21(金) 20:23:46 ID:???
>>462
ローテ組んで、がんばり連発で、防御は完璧。攻撃は全員がドリブル。最強じゃん!

三杉が壊れたんじゃない。むしろ壊れたのは2ねい…おや?誰か来たようだ。

468 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/22(土) 00:43:38 ID:???
??「きゃっ!」

ドシン。トサッ。

松山「あ、ご、ごめん!大丈夫か!」

物思いにふけりながら歩いていた松山はすれ違った女の子とぶつかり倒してしまった。

藤沢「だ、大丈夫。下は雪だ…し…」

松山「………あ」

慌てて助け起こした次の瞬間、彼と女の子、藤沢美子は目を丸くして固まった。彼女こそがかつて
松山に想いを込めた鉢巻を放棄され、失意の中にアメリカに旅立つ事になった元ふらの中サッカー部マネージャーである。

松山「………え、えっと…アメリカに、居る筈じゃ…」

藤沢「…戻ってきたのよ。お父さんの仕事が終わったから」

松山「そ、そうなのか。それは、良かった…んだよな、うん…」

469 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/22(土) 00:44:35 ID:???
468はフライングです。失礼しました。
470から改めて。

470 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/22(土) 00:44:49 ID:???
〜北海道、ふらの高校〜

松山「ハァ〜…」

自分の番号が合格者リストに載っているのを確認して松山は安堵の溜息をついた。
根が心配性の彼は周りが大丈夫だと言っても中々自信を持てず、いままでプレッシャーを持て余していた。

松山「無事受かって良かったァ。これで新しい学生生活が…ハァ〜…」

松山はまた溜息をつく。今度はそれは安堵ではなく苦々しい思い出の為だった。

全国大会ベスト4まで行き、更に日本代表として一定の成果を収めた彼はふらの中で英雄扱いされてもおかしくなかった。
しかしマネージャーの気持ちを踏みにじった事件がJrユース大会中に知れ渡ってしまった事で、
彼に向けられる視線は想いの他冷たくなった。元が誠実な男前と言う評判だったので落差も激しかった。

女子から軽蔑されただけではなく、今までサッカー部になけなしの予算を取られていた他のクラブはここぞとばかりに
彼のネガティヴキャンペーンを張った。彼と苦楽を共にしたサッカー部の仲間達は各々の進路の為に
散らばっていってしまい、松山は孤立無援で肩身の狭い思いをしながら中学生活を終えるしかなかった。

松山「(でも大丈夫だ。ふらの中からここに進む奴らは多くないし、ここでもう一度清々しい学生生活を送るんだ!
まずはサッカー部に挨拶に行こう、俺の実力と知名度ならきっと断られない筈…)」

471 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/22(土) 00:45:03 ID:???
??「きゃっ!」

ドシン。トサッ。

松山「あ、ご、ごめん!大丈夫か!」

物思いにふけりながら歩いていた松山はすれ違った女の子とぶつかり倒してしまった。

藤沢「だ、大丈夫。下は雪だ…し…」

松山「………あ」

慌てて助け起こした次の瞬間、彼と女の子、藤沢美子は目を丸くして固まった。彼女こそがかつて
松山に想いを込めた鉢巻を放棄され、失意の中にアメリカに旅立つ事になった元ふらの中サッカー部マネージャーである。

松山「………え、えっと…アメリカに、居る筈じゃ…」

藤沢「…戻ってきたのよ。お父さんの仕事が終わったから」

松山「そ、そうなのか。それは、良かった…んだよな、うん…」

472 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/22(土) 00:45:33 ID:???
パニックを起こししどろもどろになる松山を見て逆に冷静になったのか、藤沢は溜息をつきながらコートについた雪を叩き落とした。

藤沢「手紙で知っているの。貴方があの後学校の皆にどんな扱いを受けたか」

松山「あう…」

藤沢「最初はいい気味だって思ったけど…よく考えたら、別に松山くんが私の気持ちに気付く義務なんてなかったのよね」

松山「えっ?」

藤沢「安心して。もう済んだ事で、松山くんの悪い噂を流す気は無いから」

松山「ふ、藤沢…」

思いの外寛大な言葉に涙ぐみそうになる松山。しかし踵を返していく藤沢の表情は決して暖かくなかった。

藤沢「もっとも…その鈍感さを何とかしないと、一生女の子には相手にしてもらえないと思うけど」

松山「うっ………」

ソフトに拒絶され肩を落とす松山。更にとぼとぼと向かった先のサッカー部では先輩達が3月だと言うのに雪かきもせず
麻雀に勤しんでいるのを見て愕然とする事になる。松山光、15歳の高校生ライフは間違いなく前途多難であった。

473 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/22(土) 00:47:07 ID:???
誤爆してしまいましたが、今日はここまで。

森崎は一人で良いです。増えるのは中里と立花兄弟とリ兄弟だけでいいです。

474 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 01:03:14 ID:???
かわいそうな松山を日向の力で東邦に!
だって、北海道じゃサッカーも高校生活も無理だよ、もう

475 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 01:06:15 ID:???
松山ァー!
もらい泣きしそうだよ俺

2さん、中国戦もあるんですね!
楽しみにしてます

476 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 01:15:52 ID:???
いや中国はWYにもあったか
リ兄弟にルー、飛翔、王、肖などが加わったら賑やかだな

477 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 01:17:01 ID:???
ふらの中はなあ…
これほどカードの引きによって負のイメージが強化されていったチームもなかったw

478 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 02:14:47 ID:???
中国は王を中盤に下げてリ兄弟と飛翔の3トップかな?

479 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 03:00:33 ID:???
そういやワールドユース編最終回で森崎だけ翼の結婚式呼ばれてねーんだよな
画像見て唐突に思い出したが

480 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 04:04:09 ID:???
このスレの翼なら正直やりかねないが、原作だとどうだろう。
写真を撮っていたのが森崎ってところじゃないのか?w

481 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 18:08:56 ID:???
藤沢やな女になっちまったな

482 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 19:46:03 ID:???
2のキャラクターは総じて黒いからな

483 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 20:03:15 ID:???
正直こんな女とは付き合わなくて正解だろw

484 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 20:12:12 ID:???
そこで「実はオレ、女なんだ」イベントですよ!
あのときは惜しかった…

485 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 22:28:13 ID:???
小田あたりが藤沢と付き合うと面白そうw

486 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 22:56:16 ID:???
普通に藤沢がツンデレに見えた俺はギャルゲ脳

487 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 23:56:27 ID:???
>>2さんは腹黒キャラ作るの大好きだなww

488 :マロン名無しさん:2008/11/22(土) 23:59:18 ID:???
藤沢に関しては黒いと思わん
単なる忠告じゃね?

489 :マロン名無しさん:2008/11/23(日) 00:19:33 ID:???
藤沢「手紙で知っているの。貴方があの後学校の皆にどんな扱いを受けたか」

松山「あう…」

藤沢「最初はいい気味だって思ったけど…よく考えたら、別に松山くんが私の気持ちに気付く義務なんてなかったのよね」

松山「えっ?」

藤沢「安心して。もう済んだ事で、松山くんの悪い噂を流す気は無いから」


腹黒

490 :マロン名無しさん:2008/11/23(日) 00:25:11 ID:???
どこがよ

491 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/23(日) 00:35:13 ID:???
〜秋田県、とあるスキー場〜

シャシャアアアアアアアアアアアアアアーッ!!

志望校の秋田商工に二人揃って無事合格した立花兄弟は、合格祝いを兼ねてスキー場で滑っていた。

政夫「分かってるな、和夫!競争だ!」

和夫「おう!負けたら晩飯奢れよ!」

その気になればシンクロナイズドスケーティングならぬシンクロナイズドスキーイングも出来る二人だが、彼らは今あえて
兄弟間で競い合う事で一人一人の能力を上げようとしていた。Jrユースであまり出番がなかった二人は
『二人一緒じゃないと役に立たない』と見られていたのが原因だと判断し、一人でも活躍できる力を身につける事にしたのである。

スキー客「な、なんだあの二人!?」「は、速い、速すぎる!」「キャーッ、飛んだ!…って一回転して着地!?」
「何処のプロだあいつらは!」「スキー場荒らしか!?」「つーか、あんな危ない二人が居るんじゃ滑れないぞ!」

余談だが、白熱しすぎた二人の勝負は運営側に止められ、この日は決着がつかなかったらしい。



〜大阪府、立波高校〜

早田「(しっかし、世界大会でベストイレブンまで行ったこの俺様に奨学金すら出さないとは…
やっぱ遅れに遅れまくった日本サッカーは俺たちの世代で変えるっきゃないな!)」

早田は地元の立波高校に進んだ。最初はサッカーレベルの高い高校にサッカー推薦入学をしようとしたのだが、
DFと言う目立たぬポジション故か彼を高く評価した学校は無く諦めて普通入学する事になったのである。

492 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/23(日) 00:35:43 ID:???
早田「(正直言ってここのサッカー部はそこまで強くない。全国上位を狙うなら俺自身が一年の頃から
有望な奴をスカウトしていかないと…おお、早速あそこにガタイが良い奴が!)おーい、そこのデカい奴!」

中西「ん、ワイのこ、と…か…?あ、あんさんは!?」

入学式もサッカー部への挨拶も済ませていない内にいきなりスカウト活動に勤しむ早田。
彼が最初に声をかけたのは、かつてのキーパー、現相撲取りの中西太一であった。
かつて自分を文字通り叩きのめした早田が自分と同じ高校を選んでいたとは
夢にも思っていなかった中西は仰天し恐怖で縮こまってしまうが、早田は構わずマイペースにしゃべり続けた。

早田「そう、お前だよ。なんだ、俺の事知ってるのか?ヒュー、有名人は辛いねえ」

中西「(有名人?なんのこっちゃ…しかもひょっとしてワイの事忘れとるんか!?)」

早田「お前ちょっと肉がつきすぎだが、シェイプアップすれば良いGKになるぜ!俺と一緒に全国を目指そう!」

中西「(いいいっ!?いやや、こいつと一緒にサッカーなんていやや!)い、いや、ワイは…その、うどん屋になるんや!
すんまへん、ワイは日本一のうどん屋を目指しとるさかい他の事なんてやっとるヒマあらへん!」

中西は早田怖さに必死にサッカー復帰を拒んだ。すると早田は意外にもあっさりと引き下がる。

早田「なんだ、うどん打ちか…他にやりたい事があるんならしょうがねえな」

中西「(ホッ…)」

早田「ん?うどん…うどんとデブ…うどんとデブとサッカー…?」

中西「(げげげっ!?お、思い出すな、思い出すんやない!)ど、ど、どないしたんやあんさんさん?」

早田「なんでどもってるんだよ。お前見てると何か思い出しそうなんだが…まあ気のせいだな、ハッハッハ!」

中西「(な、なんでやねん…これはこれで納得いかへん…)」

493 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/23(日) 00:36:00 ID:???
〜長崎県、比良戸中〜

佐野「合格おめでとうございます次藤さん!…でもなんでジャージ姿なんですか?」

次藤もまた地元の国見学院を受験し合格していた。しかし合格発表日にも関わらず
次藤は学ランではなくジャージを着スパイクを履き佐野達の前に立っていた。

次藤「なんば言っちょるばい佐野。ワシがここにこの姿でおる以上答えは一つしかなか!」

佐野「…つまり、受験シーズンに溜まったストレスを発散させろ、と」

次藤「ガッハッハ!せめて後輩達ば最後に鍛え直す位の建前はつけるタイ!」

比良戸中メンバー「建前って自分で…」「次藤先輩らしいけどな!」「こりゃあ今日の練習はキツくなりそうだな!」

体験入部部員達「あれが日本代表まで行った次藤先輩…」「ここのOBだって聞いてたけど、今日会えるなんて!」

本音を隠そうともしない次藤のノリの良さに後輩達が苦笑し、入学を目前に控えた新入生達が
これが日本代表の貫禄かと感心する。その内の一人が笑いが途絶えない中元気良く手を上げた。

新入生A「はいっ、次藤先輩質問です!」

次藤「おう、威勢が良かね。何でも聞くばい!」

494 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/23(日) 00:36:19 ID:???
新入生A「他の人は皆標準語なのに、次藤先輩だけ地の喋りなのはキャプテン特権ですか?」

比良戸中メンバー「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「!!!?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

佐野「あ………」

体験入部部員達「あっ、それ俺も気になってた」「規律を重んじる為にキャプテン以外は標準語って言うルールなんだろ」

次藤「………うぐぁあああああああああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜っ!!!」

ドガッ!ドガァッ!ゴガシャッ!バキィッ!

体験入部部員達「あべしっ!」「ひでぶっ!」「ぴぎゃっ!」「ままー!」

じとうくん ごういんなドリブル!

しんにゅうせいAくん ふっとばされた!
しんにゅうせいBくん ふっとばされた!
しんにゅうせいCくん ふっとばされた!
しんにゅうせいDくん ふっとばされた!



この年、比良戸中サッカー部は新入生が中々入ってこない事に悩まされたらしい。

佐野「トホホ…明太子が舌にしみるぜ…」

495 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/23(日) 00:41:45 ID:???
今日はここまで。南葛高校と東邦学園は普段目立っている分
回収すべき伏線とかが残っていなくて描写が随分短くなっちゃったのがちょっと残念。

そしてあの藤沢美子が腹黒に見られるとは…普段の己の業を思い知った気分です(笑)。

496 :マロン名無しさん:2008/11/23(日) 01:00:40 ID:???
>藤沢「安心して。もう済んだ事で、松山くんの悪い噂を流す気は無いから」
ここでしょう。

藤沢「安心して。もう松山くんの悪い噂を流す気は無いから」
藤沢「安心して。もう済んだ事。(私は)松山くんの悪い噂を流す気は無いから」
で、完全に逆の人間になるw

497 :マロン名無しさん:2008/11/23(日) 01:52:38 ID:???
藤沢はただのツンデレだろ
腹黒キャラは岬の女がいるからもういらん

498 :マロン名無しさん:2008/11/23(日) 01:55:15 ID:???
てめえのいるいらないなんて(ry

499 :マロン名無しさん:2008/11/23(日) 10:40:47 ID:???
あとは若林かな?
あいつドイツで叩かれてるだろうなァ・・・・・
練習試合の5失点はテレビ放映されて西ドイツの国辱キーパーになり
日本戦では大口叩いた挙げ句ディアスのシュート一本も止められず3失点で日本の国辱キーパーにもなったが

500 :マロン名無しさん:2008/11/23(日) 12:47:08 ID:???
俺が若林だったら死にたくなる

501 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:39:36 ID:???
森崎「ま、当分あいつらと同じチームになる事も無いだろうし、どうでもいーか」

翼「どうでも…って、4年後のワールドユースでまた一緒になる筈だぞ。アジア予選もあるんだから実際は3年後だ」

森崎「3年ねえ…果たしてお前、そんだけ長くブラジルで持つのか?」

翼「そのセリフ、そっくりそのまま返すのも面倒臭いな」

何時も通り決して友好的とは言えない会話をかわしあいながら何時の間にか南葛中に来ていた二人。
こっそり覗き見していると南葛中と大友中の練習試合が行われていたが、両チームのメンバーは
彼らが見慣れていた自分達ではなく新しい世代になっていた。

新田「南葛にV4は有り得ん!この新田瞬様が静岡に居る限りなあっ!」

山森「悪いが俺は負ける訳にはいかない!先輩達の常勝伝説は俺たちが引き継ぐんだ!」

古尾谷「プレス甘いぞ!皆もっともっと走れ!」

森崎「おー、やってるなあ。スコアは…前半15分で、1−0でうちがリードか」

翼「山森の年代には大した奴が居ないから、来年も南葛中が全国制覇できるかな」

森崎「(古尾谷先生も相変わらず当たり障りの無い指示しかださねーな。俺としちゃ有り難かったんだが)」

翼「ん?なんだあの女の人は。試合を見たいのならあんなにコソコソ木の陰に隠れたりしなくてもいいのに」

森崎「!………関わり合いにならない方が良いぞ。それにそろそろ時間だ」

琴音「あああ〜…山森くぅ〜ん…」

502 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:40:19 ID:???
ひとしきり南葛市内を見て回った二人は幾分余裕を残しながらバス停にたどり着く。
だが、そこで二人を待つ様に立っていた人影が目に入るに連れ二人の足が止まった。

翼「あれは…」

森崎「…チッ、しょうがねえな。3分時間を潰してきてやる、それまでに済ませろよ」

翼「…すまない」

森崎が踵を返すのを確認してから翼は自分を待っていてくれた早苗に駆け寄った。
一方で仏頂面のままわき道に入った森崎は、今度は自分を待っていてくれた存在を発見する。

中山「おっ、そっちから来てくれたか。助かったぜ」

森崎「中山!なんでこんな所に…」

中山は補助用の杖を地面に突き立てながら壁に寄りかかっていた。足下には使い古した感じが強いボールがある。

中山「いや、見送りに来ようと思ったらあの娘…南葛のマネージャーで翼の彼女だよな?先に来てたみたいでさあ」

森崎「彼女かどうかは知らんが…ま、あの場所には居たくないよな。独り者としちゃ」

中山「違いないな。ハハハ」

森崎「やれやれだぜ。ハハハ」

503 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:41:14 ID:???
中山「おっといけない。後どれくらい時間があるんだ?」

森崎「ん〜…約束の時間に空港につくバスがここに来るまで後3分ってトコだな」

中山「そうか。それじゃ急がないとな…」

森崎「………」

二人の間にもどかしくもどこか心地良い沈黙が流れる。

中山「なんだか、色々言いたい事はあったんだが…実際に会っちゃうとどうでも良いって気分になるな」

森崎「でも、ブラジルへの国際電話は高いぜ〜?郵便代だってバカにはならないし」

中山「マジかよ。そりゃ地球の反対側だからある意味当然かも知れないが…」

森崎「だから、言いたい事があるならさっさと言っといた方が良いぞ。あ、餞別も大歓迎だ」

中山「ん〜…そうだな。じゃあ、俺に出来る最高の餞別をさっさと済ませちゃうか」

森崎「?」

中山は壁から背を離し杖の両端を両手で持った。そしていぶかしむ森崎が見守る中、右足を振り上げ…

                             パキャッ!

乾いた破裂音と共に杖を真っ二つに割った!

森崎「なっ…!」

504 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:42:26 ID:???
呆気に取られた森崎を尻目に中山は駆け出した。足下のボールと共に。杖を使わず、自らの足で。

中山「待っているぞ、森崎!3年後の全日本ユース合宿で、また会おう!」

そのドリブルは森崎から見れば下手だった。Jrユース大会では雑魚以下とされただろうし、
かつての中山自身のドリブルにあったキレや優雅さは影も形も無かった。

だが、今この瞬間の中山のドリブルを止める事は誰にも出来ないだろう。森崎は何の根拠も無くそう思った。

森崎「ハッ…バ、バカヤロー!!治ったんならさっさと言え、今の今まで心配していた俺はなんだったんだー!
このスカポンタン!そんなお子様ドリブルが世界に通用すると思ったら大間違いだぞー!ちゃんと練習しやがれえっ!!」

翼「おい、森崎!バスが来たぞ、早くしろ!」

森崎「なにィ!てめえの都合で時間潰させやがった癖に…どいつもこいつもバカばっかりだ、畜生!」



数分後、森崎と翼はガラガラのバスに乗っていた。事実上の貸切状態なのを良い事に
お互い通路の反対側の二人用の椅子を一人で独占している。

翼「さっきはなんだったんだ?急に叫びだしたりして」

森崎「ふん、なんでもねえよ。お前こそ一体何の話だったんだ?」

翼「…ケジメをつけただけだよ」

森崎「ケッ…そうやって女に現を抜かしていやがれ。ブラジルで通用しなけりゃさっさと日本に帰って再会できるぞ」

翼「何を言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえないって、自覚してるのか?」

運転手「(なんだこのやかましいガキどもは。あ〜あ、朝から厄介な客乗せちまったぜ)」

505 :2 ◆vD5srW.8hU :2008/11/24(月) 00:44:00 ID:???
今夜はここまで。明日はいよいよエンディングが終了する!…筈。

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0ch BBS 2007-01-24