キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【長すぎる】森崎有三世界を駆ける【プロローグ】

1 :森崎名無しさん:2009/03/14(土) 02:14:05 ID:???
森崎君が色々な異世界や平行世界を又に駆けて冒険したり活躍したりするスレです。
主に漫画やゲームなどのジャンルからネタを拝借します。
この辺りがあらすじとなります。
 ↓
キャプテン森崎外伝スレ3
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1227292115/864-992

森崎が最初に行くのは一体どんな世界なのか!?

270 :森崎名無しさん:2009/04/08(水) 21:27:30 ID:???
城山の運命→  ダイヤ3

271 :世界を駆ける:2009/04/08(水) 22:11:02 ID:???
城山の運命→  ダイヤ3
ダイヤ→何と城山は立ち上がった


物言わぬ城山。諦めかけた美津乃。任務失敗を嘆くデブB。
だが奇跡は起こった!!
何と城山は何事もなかったかのように立ち上がったのである!!
しかも腹の傷も全身のダメージもすっかり全快していた。
致命傷であったにも関わらずに…。

何故こんな奇跡が起こったのか…?

それは三年前の出来事に遡る。
みなさん覚えているだろうか?
三年前の夏、第6回全日本少年サッカー大会決勝戦のハーフタイムの時のことを。
森崎の鶴嘴千本が本来狙っていた翼を外れ、城山監督の頭に命中したことを。

鶴嘴千本の効果はただ城山を泡吹かせて倒しただけかと思われたが、実はその時あるツボを突いていた。
それは、数年の時間差で発動する超回復のツボである。そしてそれは超人のツボでもあったのだ。
それにより城山全快し、尚且つ潜在能力も引き出され超絶パワーアップをも果たした。

発動がまさに死の直前であったことが、城山にとっての大奇跡である。
だが世の中上手い話ばかりではない、副作用もあった…。


鶴嘴千本の副作用→ ! card

ダイヤ→宇宙からの電波を受信するようになってしまった
ハート→性格が変わってしまった
スペード→記憶喪失になってしまった
クラブ→理性を失い、大暴れを開始した
JOKER→女になってしまった

272 :城山正 ◆2veE6wGXw2 :2009/04/08(水) 22:13:23 ID:???
鶴嘴千本の副作用→  スペード4


273 :森崎名無しさん:2009/04/08(水) 22:47:34 ID:???
嗚呼シロちゃん・・・
電波だったらどんな電波だったんだろうかw

274 :世界を駆ける:2009/04/08(水) 23:30:02 ID:???
>>273
どんな電波かは・・・不明w
取りあえず戦闘中謎の電波で1ターン行動不能になる予定でした。


275 :世界を駆ける:2009/04/08(水) 23:30:17 ID:???
鶴嘴千本の副作用→  スペード4
スペード→記憶喪失になってしまった


立ち上がったはいいが何も言わずに微動だにしない城山。
不安になった美津乃が声をかけた。

美津乃「ちょっとシロちゃん大丈夫?まあ取りあえず無事っぽいことは分かるけど…。
     えーと、ごめんね?もう二度と盾になんかしないし、これからは少しはシロちゃんのことを大事に―――」
その言葉を遮るように城山のセリフが割って入る。

城山「ぐはあああ……!なにものだ、おまえは?」

美津乃「え?何者…ってシロちゃんどうしたの一体?おかしくなっちゃった?」

城山「シロちゃん…?わたしは城山正。監督王としてめざめたばかりだ。うぐおおお……!わたしにはなにもおもいだせぬ……」

美津乃「思い出せぬって、もしかして記憶喪失とか?何か性格もいつもと違うっぽいし」
生きていてくれたことは素直に嬉しいが、記憶喪失となるとやはり責任を感じてしまう美津乃。

城山「しかし、なにをやるべきかはわかっている。があああ……!」


監督王、城山正の野望→ ! card

ダイヤ→そこのデブを叩き潰してやるぜ!
ハート→やっぱ覗きだろヒャッホ──!!!
スペード→森崎有三をちまつりにあげてくれるわっ!
クラブ→おまえたちにんげんをねだやしにしてくれるわっ!
JOKER→南葛SCを全国制覇に導くことだ!

276 :森崎名無しさん:2009/04/08(水) 23:33:38 ID:???
監督王、城山正の野望→  クラブ5

277 :森崎名無しさん:2009/04/08(水) 23:44:05 ID:???
ある意味正しい道だw

278 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/04/08(水) 23:44:38 ID:???
デスピサロwww

279 :森崎名無しさん:2009/04/09(木) 16:51:12 ID:???
どうなるんだこれw

280 :世界を駆ける:2009/04/09(木) 22:58:54 ID:???
監督王、城山正の野望→  クラブ5
クラブ→おまえたちにんげんをねだやしにしてくれるわっ!


城山「おまえたちにんげんをねだやしにしてくれるわっ!」

美津乃「なにィ!?」
殺気を撒き散らして臨戦態勢の城山。
そんな城山に美津乃は戦慄し、そしてデブBは足が震えて動けない。

デブB(これが無限の可能性を持つ恐るべき男、森崎有三の本性だというのか……)

美津乃(ヤバい…今のシロちゃんはマジでヤバい。どうしよう?)


A たたかう
B にげる
C ねがえる
D せっとく
E その他(同意する時はアンカーかコピペをお願いします)

先に2票入った選択肢で続行。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

281 :森崎名無しさん:2009/04/09(木) 23:01:39 ID:SWv49Bho
E お前も人間だろと冷静に突っ込みを入れる

282 :森崎名無しさん:2009/04/09(木) 23:06:15 ID:moS6uwHs
E お前も人間だろと冷静に突っ込みを入れる

283 :世界を駆ける:2009/04/09(木) 23:26:27 ID:???
E お前も人間だろと冷静に突っ込みを入れる

美津乃「てゆーか、シロちゃんも人間でしょーが。人間を根絶やしにするってことは自殺しなきゃならないってことだよ?」
その言葉に一瞬動きが止まる城山。

城山「……ぐごごごご」


ストップ監督王→ ! card

カードの数値が
A,4,K→「い、言われてみれば…」 城山、冷静になる
3,7,J→「わたしがにんげん…?ぐがががが、きさまらにわたしのしんのすがたをみせてやろう」 城山、変身!
JOKER→「な〜んちゃって!」 全ては城山の演技だった
その他→無視して襲い掛かってくる

284 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/04/09(木) 23:29:25 ID:???
ストップ監督王→  ハート7

いけー

285 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/04/09(木) 23:29:35 ID:???
やったあ!

286 :森崎名無しさん:2009/04/09(木) 23:38:37 ID:???
わぁい!

287 :世界を駆ける:2009/04/09(木) 23:48:30 ID:???
ストップ監督王→  ハート7
3,7,J→「わたしがにんげん…?ぐがががが、きさまらにわたしのしんのすがたをみせてやろう」 城山、変身!


城山「わたしがにんげん…?」

美津乃「そ、そうよ。どっから見てもそうでしょ。何かちょっと迫力があるけど、本来シロちゃんは
     ひーこらへーこらして私に忠実でいればいいのよ。まったくもう…(ブツブツ)」

城山「……ぐがががが、わたしはにんげんではない。きさまらにわたしのしんのすがたをみせてやろう」

美津乃「へ?」
美津乃の疑問の声をよそに、城山は気合を込め始めた。


監督王、城山正の超変身→ ! card

ダイヤのA→可愛い女の子に変身した
その他のダイヤ→巨大な頭と腹に目口がある、おぞましい化物に変身した
ハート→カオスウルトラマンシロに変身した
スペード→シロという名の犬に変身した
クラブのA→ロベルトに変身した
その他のクラブ→しかしなにもおこらなかった
JOKER→「俺は太陽の子!」

288 :森崎名無しさん:2009/04/09(木) 23:54:26 ID:c0GyJMFU
監督王、城山正の超変身→  ハート7

289 :森崎名無しさん:2009/04/10(金) 12:18:34 ID:???
城山監督はどこまで行くのだろう・・・

290 :森崎名無しさん:2009/04/10(金) 21:40:06 ID:???
頭のツボを突いただけでカオスヘッダーを召喚するとは・・・
森崎すげーなw

291 :世界を駆ける:2009/04/10(金) 23:35:54 ID:???
監督王、城山正の超変身→  ハート7
ハート→カオスウルトラマンシロに変身した


城山「うぐががががごはあああ………ピカーッ!!」
城山の身体が強烈な光に包まれた。眩しくて目を閉じる美津乃。
やがて光が収まり、そっと目を開けるとそこには…

凶悪で赤い目をした光の巨人が立っていた。

美津乃「ぁぁぁ………」
美津乃は絶句して声が出なかった。
デブBも呆然と立ち尽くしている。

カオスウルトラマンシロ「…………」


人類大ピンチ!?→ ! card

ダイヤ→いきなり街を破壊しだした
ハート→「……まちがえた」 再び変身
スペード→両腕を真っ直ぐ上に上げて、空へと還って行った
クラブ→いきなりカラータイマーが点滅しだした
JOKER→自爆した

292 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/04/10(金) 23:36:14 ID:???
人類大ピンチ!?→  クラブK

293 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/04/10(金) 23:36:25 ID:???
なにィ!?

294 :世界を駆ける:2009/04/11(土) 00:13:57 ID:???
人類大ピンチ!?→  クラブK
クラブ→いきなりカラータイマーが点滅しだした


カオスウルトラマンシロ「……(ニヤリ)」
光の巨人はニヤリと笑った…ような気が美津乃にはした。
実際表情があったかどうかは定かではないが、美津乃にはそう見えた。

光の巨人が足を上げた。
ニケを踏み潰すつもりだ!

美津乃「……なっ!?」




ぴこーんぴこーんぴこーんぴこーん




どことなくマヌケな音が、光の巨人のカラータイマーから発せられた。

295 :世界を駆ける:2009/04/11(土) 00:14:18 ID:???
カオスウルトラマンシロ「!%^&@*#$@*#$!%^&」
物凄く動揺していた……。
いかにパワーアップしたとは言え、その巨大な身体を維持するだけのエネルギーはなかったのである。

美津乃「あ、何かシロちゃんっぽい反応ね。ちょっと安心した」
しかし光の巨人は安心とは程遠かった。慌てて変身を解除することに。
再び光に包まれた城山は、元の姿に戻っていた。

城山「ぜーはぜーは…ぶはっげほげほっっ!!!」
明らかに疲弊していた……。
城山にはまだまだ威圧感はあるが、彼から恐怖感は感じなくなっていた。

城山「けほっけほっ……………きさまらにわたしのしんのすがたをみせてやろう」
何かを誤魔化すかのように城山はそう言い放った。

美津乃(また変身する気?もうやめておいたほうがいいんじゃ…)

デブB(すっかり影が薄くなったな、俺…)


監督王、城山正最後の変身→ ! card

ダイヤのA→可愛い女の子に変身した
その他のダイヤ→巨大な頭と腹に目口がある、おぞましい化物に変身した
ハート→大猿の化物に変身した
スペード→シロという名の犬に変身した
クラブのA→ロベルトに変身した
その他のクラブ→しかしなにもおこらなかった
JOKER→真・城山正、降臨!!

*疲労しまくっているためこれが最後の変身です

296 :森崎名無しさん:2009/04/11(土) 00:16:55 ID:???
監督王、城山正最後の変身→  ダイヤ10

297 :森崎名無しさん:2009/04/11(土) 00:17:04 ID:???
うひひ

298 :森崎名無しさん:2009/04/11(土) 00:19:04 ID:???
デーンデーンデーン

299 :世界を駆ける:2009/04/11(土) 00:54:46 ID:???
監督王、城山正最後の変身→  ダイヤ10
その他のダイヤ→巨大な頭と腹に目口がある、おぞましい化物に変身した


城山「があああああ………ピカーッ!!」
城山の身体が三度強烈な光に包まれた。
そして姿を現したのは……

巨大な頭と腹に目口がある、おぞましい化物であった。

美津乃「……!(何コレ、気持ち悪い…)」
そのあまりのおぞましさに美津乃は吐き気すら覚えた。
一刻も早くあの生き物から離れたい!
そう思わずにはいられなかった。だが……

デスシロヤマ「ぜーは、ぜーは、ぜーは……はぁはぁ、フシャー…!」
やはりかなり疲弊していた。まるで変身で力を使い果たしかのようだ。

美津乃「う〜ん、不気味なのかマヌケなのか分からない」
まだ城山の息は整っていない。行動を起こすなら今だ、と美津乃は判断した。


A たたかう(先制攻撃)
B にげる
C ねがえる
D せっとく
E その他(同意する時はアンカーかコピペをお願いします)

先に2票入った選択肢で続行。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

*闘っても勝率はかなり低いです

300 :森崎名無しさん:2009/04/11(土) 00:59:45 ID:VZL+tKio
E 店番を命じる

301 :森崎名無しさん:2009/04/11(土) 01:09:14 ID:dkF0zP3I
E ほら、そこの!森崎有三を倒すんでしょ、早くやりなさいよ!

302 :森崎名無しさん:2009/04/11(土) 01:20:56 ID:Sv6RtIC+
E ほら、そこの!森崎有三を倒すんでしょ、早くやりなさいよ!

303 :世界を駆ける:2009/04/11(土) 23:12:22 ID:???
E ほら、そこの!森崎有三を倒すんでしょ、早くやりなさいよ!

今が行動のチャンスではあるが、攻撃を仕掛けても恐らく無駄であろうと美津乃は思った。
城山も疲れているようだがこちらもかなり疲れている。ダメージもあるのだ。
それならば取るべき道は一つ、逃走しかない。
ただ普通に逃げるだけでは逃げ切れないかもしれないので、美津乃は一計を案じた。

美津乃(シロちゃん狙いのあのロボをけしかけて闘わせて、その隙に逃げれば……。)
その案を早速実行に移すことに。

美津乃「ほら、そこのロボ!森崎有三を倒すんでしょ、早くやりなさいよ!
     (でも何でシロちゃんのことを森崎君だと思ってるんだろう…?確かに顔は似てるけど)」

デブB「……(ガクガクブルブル)」


恐怖を乗り越えろ!→ ! card

ダイヤ→「ふん、当然だ!」 果敢にも城山に闘いを挑んだ
ハート、スペード→「……帰還命令が入ったので俺は帝国に帰る(ガクガクブルブル)」 デブBはにげだした
クラブ→「森崎有三様!私を部下にして下さい!」 アッサリと寝返った
JOKER→「そんなことより女!貴様との決着が先だ!」 城山を無視して美津乃に襲いかかってきた

304 :森崎名無しさん:2009/04/11(土) 23:13:03 ID:fLjRa/q+
恐怖を乗り越えろ!→  クラブ7

305 :世界を駆ける:2009/04/11(土) 23:54:02 ID:???
恐怖を乗り越えろ!→  クラブ7
クラブ→「森崎有三様!私を部下にして下さい!」 アッサリと寝返った


デブBは負けた。恐怖に負けたのだ。
彼の所属する帝国では、彼は強い上司に諂って生きてきた。
基本的に自分より強い者には絶対に逆らえないようになっている。
城山の圧倒的な威圧感に、自分より遥かに上の力を見てしまった。
もう闘う気など綺麗に消えてしまった。そんな彼の選択は……寝返ることであった。
デブBはゆっくりと城山に近づき、その場で跪いた。

デブB「「森崎有三様!私を部下にして下さい!」

美津乃「はぁ?あんた何言ってんの!?」

デブB「(美津乃のセリフは無視)私はあなた様の強さに心酔致しました。
     是非あなた様の目的、人類絶滅を手伝わせて下さい!!」

美津乃「うわー、最低…」
デブBを囮にして逃げようとした自分を棚に上げて美津乃はそう呟いた。

デスシロヤマ「ごががががああああ……」


慈悲はあるか?→ ! card

カードの数値が
奇数→「わたしはもりさきゆうぞうではない。しね!」
10,Q→「…がああああ、いいだろう」
4→デブBを無視して美津乃に攻撃してきた
JOKER→疲労が限界に。城山、力尽きる
その他→二人を無視して街を破壊し始めた

306 :森崎名無しさん:2009/04/11(土) 23:56:39 ID:???
慈悲はあるか?→! card

307 :森崎名無しさん:2009/04/11(土) 23:56:48 ID:???
慈悲はあるか?→  ダイヤK

308 :森崎名無しさん:2009/04/12(日) 14:00:35 ID:???
殺る気マンマンwwwwwwwwwww

309 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 21:30:33 ID:???
慈悲はあるか?→  ダイヤK
奇数→「わたしはもりさきゆうぞうではない。しね!」


慈悲は…無かった。
暫しの沈黙の後に城山が放った言葉に慈悲など無かったのだ。

デスシロヤマ「…わたしはもりさきゆうぞうではない」

デブB「あ、えーと…(そう言えば最初にボコった時にそんなことを言っていたな。アレは本当だったのか)」

デスシロヤマ「うごごごご…しね!」

デブB「なにィ!?…いやスイマセン!名前を間違えたことは謝ります!なので慈悲を…!」
森崎と勘違いされていたことに腹に据えかねて…かどうかは分からないが、城山はデブBに死刑宣告をした。
そして…!!




ズブシャッ!!!!!




城山の腕がデブBの顔面を貫いた。

310 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 21:30:47 ID:???
顔を砕かれたため、悲鳴をあげることもできずに地面に倒れ伏すデブB。
そしてデブBの身体は大爆発。木っ端微塵になってしまった。

美津乃「あ…ぁ……ぁぁ…」
凄惨な光景に美津乃は声も出ない。そんな美津乃の前に、城山は立ちはだかった。

デスシロヤマ「にんげんは…ひとりのこらずほろぼすっ!」
そう言った城山は口を大きく開けた。口内が白くキラキラ光っている。
そのキラキラが勢い良く城山の口から放たれた。

それは…かがやくいき!

美津乃はかがやくいきが自分の方に向かってきていることを、まるで他人事のように感じていた。

311 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 21:31:36 ID:???
ここで一旦場面が変わり、時間も少し遡る。

デブAから姫を守り抜いた森崎は、骨川と共に家路に就いていた。
姫が再び眠りについてしまったので、時間も遅いということで今日は解散になったのである。
詳しい事情は明日に、ということで明日もまた集まることに。
家が逆方向のいのりと別れ、家が同じ方向の骨川と一緒に歩いている(ちなみに琴音は真弓と共に姫の看病)

森崎「しかし今日は散々なメにあったな」

骨川「ですねぇ。明日は平穏だと良いのですが…」

森崎「姫から事情聞いて…まぁその内容次第だろうな(これ以上関わりたくないというのが正直な所だが…)」

骨川「………!?」

森崎「ん?どうした骨川?」
反応が無いため、怪訝な顔で骨川を見る森崎。
骨川は歩みを止めており、その視線は森崎のいる方とは逆を向いていた。
何やら絶句しているような様子だ。

森崎「何だ?あっちに何か…」
そう言いながら骨川の視線を追った森崎。その視線の先には……




光の巨人が立っていた。

312 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 21:32:01 ID:???
森崎「なななななななんだぁありゃ!!!!!?」

骨川「ウルトラマン…にしては人相が悪いですね」
意外と冷静そうにそう言う骨川。

森崎「て言うか何であんなモンが南葛市に…今日は本当にワケはカワラン日だぜちくしょう」

骨川「せ、先輩、見てください。巨人が光りだしました!」
光りだした巨人。やがてその姿は消え去った。

森崎「……消えちまったな。立体映像か何かか?」

骨川「ここからは結構距離があったので、良く分かりませんね」

森崎「確かあっちの方角は、ニケのある方か。まさかあのデブってる怪物と関係が…?」
実際には、城山が変身したことはデブBとは無関係。それどころか原因は森崎にあるわけだが…。

骨川「池上先輩、大丈夫かなぁ?」

森崎「…まー大丈夫だろー(棒読みで冷や汗)」
そんなやり取りをしている森崎達の居る方に、金色の物体が飛んできていた。
どうやら光の巨人が居た方向から飛んできたようだ。その物体は……


久々の森崎君→ ! card

ダイヤ、ハート→森崎の目の前に落下した
スペード→骨川に直撃した
クラブ→森崎に直撃した
JOKER→通りすがりの三上さんに直撃した

313 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/04/12(日) 21:32:34 ID:???
久々の森崎君→  ハート9

314 :森崎名無しさん:2009/04/12(日) 21:33:57 ID:???
やっと森崎の出番か
スレタイどおりプロローグ?が長すぎるぜw

315 :森崎名無しさん:2009/04/12(日) 21:58:21 ID:???
嗚呼美津乃が・・・

316 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 22:40:54 ID:???
展開が遅くてすいませんorz
何とかしたいんだけどなぁw
試しの戦闘も時間がかかりすぎたし・・・

317 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 22:42:01 ID:???
久々の森崎君→  ハート9
ダイヤ、ハート→森崎の目の前に落下した


巨人の居た方向から飛んできた金色の物体は、どうやら腕輪のようだ。
それが森崎の数メートル前に勢い良く落下、大きな音を立てて数回バウンドして森崎の目の前で止まった。

森崎「おわっ!ビックリしたぁ」

骨川「先輩、落下物に何かと縁がありますね…」

森崎「直撃したらヤバかったぜ…。で、これは何だ?」

骨川「金色の、腕輪のようですが(本物の金に見えるけど…まさかそれはないよな?)」

森崎「微妙に派手だが、姫の持ち物か?姫も空から落下してきたし」

骨川「(関係あるのかなそれ?)まぁ取りあえず拾って、姫に訊いてみますか?」

森崎「そうだな…。もし姫の物じゃなかったら交番に届ければいいしな」


森崎は『おうごんのうでわ』をてにいれた!


森崎は腕輪を鞄に入れ、歩き出そうとしたその時である。

ドドドドドドドドドドドドドドド…
ダッダッダッダッダッダッダ…

318 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 22:42:33 ID:???
足音のようなものが聞こえてきた。段々と森崎達の方に近付いている。

森崎「全く、今度は何だ?」
うんざりしたように言う森崎の前に足音と共にやってきたのは、巨大な頭と腹に目口がある化物…。
そう、城山正である。

森崎「………」

骨川「………」

城山がやって来た方向から多数の悲鳴が聞こえる。
電柱や塀などお構い無しに走って来た為、大惨事なっていた。

森崎「な、何だコイツ…」
デブAやデブBなどとは比べ物にならない化物を見て、森崎は物凄い不快感を感じていた。
着ぐるみ等の類ではないことは一目で分かった。コイツは生物だ、と森崎は認識した。
だがこんな醜悪な生物が存在していいのだろうか?いやいいはずがない。
森崎は目の存在が信じられなかった。そしてそれは骨川も同じである。

骨川「……オエッ!」
強烈な吐き気を我慢している骨川。
そして、城山が口を開いた。

デスシロヤマ「そのうでわ…かえせ……しんか…さらなる……かぎ…」

森崎「腕輪?さっきの金色の腕輪か!?」

デスシロヤマ「ぐごごごご…かえせ…かえせーっ!!!」

森崎(ヤバイな、滅茶苦茶殺気立ってやがる。どうする!?)

319 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 22:43:08 ID:???
A どうせ見掛け倒しだろ!あっさりと片付けてやるぜ!
B こんなバケモンに勝てるわけねー!逃げよう
C 腕輪を渡せば大人しくなるか…?
D よし骨川!『うそつ機』でヤツを騙すんだ!
E その他(同意する時はアンカーかコピペをお願いします)

先に2票入った選択肢で続行。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

*闘っても勝率はかなり低いです

320 :森崎名無しさん:2009/04/12(日) 22:44:00 ID:0MT8wkkI


321 :森崎名無しさん:2009/04/12(日) 22:46:53 ID:Q0WnXIyo
B

322 :キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/04/12(日) 22:51:01 ID:8En21kb6
B

323 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 23:13:55 ID:???
B こんなバケモンに勝てるわけねー!逃げよう

森崎はうんざりしていた。
サッカー部員の失踪事件に始まり、数々の非常識な出来事に辟易していた。
目の前の化物への嫌悪感や恐怖も手伝って、森崎の足は自然と動いていた。
城山の反対方向へと…。

森崎「ばいばいき〜ん!」

骨川「ちょ…!!待って下さ〜い!!置いてかないで〜!!!」
慌てて森崎の後に続く骨川。

デスシロヤマ「ぎげげげげ…にがさん」


敵前逃亡→ ! card

カードの数値が
A,3,7,K→見事に逃げ切る…が、街は大惨事に
4,8→城山の前に子供が飛び出してきた
JOKER→ハンサムの森崎は突如反撃のアイデアが閃いた!
それ以外→しかしまわりこまれてしまった

324 :森崎名無しさん:2009/04/12(日) 23:22:23 ID:???
敵前逃亡→  ハートK

325 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 23:48:12 ID:???
敵前逃亡→  ハートK
A,3,7,K→見事に逃げ切る…が、街は大惨事に


森崎は走った。骨川も走った。
直線的に逃げずに、いくつもの曲がり角を曲がりながら逃げた。
追いかける城山。だが塀やら電柱やら電線が邪魔で思うように前に進めない。
気が付けば森崎たちと城山との距離は相当離れていた。

森崎「はぁ…はぁ…。取りあえずは逃げ切れたようだな」

骨川「先輩酷いですよ。いきなり逃げるんだもん」

森崎「いや、まぁ気にするなよハッハッハ!」

骨川「………それにしても、あの化け物はまだ暴れてるようですね」

森崎「そのようだな。お陰で音だけでヤツの現在地が分かるから助かるぜ」
どうやら住宅街で城山が派手に暴れているようだ。炎まで見える。

326 :世界を駆ける:2009/04/12(日) 23:48:24 ID:???
骨川「でも、確実にこっちに近付いて来てますね」
骨川の言う通りだった。城山は間違いなく森崎達を追っていた。
城山の進路を避けて逃げても、城山は確実に進路を修正しているのである。

森崎(やはりこの腕輪が狙いか。持っていてもロクな事がなさそうだな…)
この際腕輪を捨てようかな、などと考えていたその時。

???「君は…森崎君?」

森崎「あ、あなたは…」


???の正体→ ! card

ダイヤ、ハート、スペード→生きていた月星美津乃
クラブ→メガネっ娘
JOKER→月星美津乃…?

327 :森崎名無しさん:2009/04/13(月) 00:04:18 ID:???
???の正体→  クラブ5

328 :森崎名無しさん:2009/04/13(月) 10:21:02 ID:???
月星美津乃、死亡確認!

329 :森崎名無しさん:2009/04/13(月) 11:37:43 ID:???
こう考えるんだ!
美津乃ちゃんが眼鏡をかけて登場した、と!

死亡確認のAA(ry
 ↓

330 :森崎名無しさん:2009/04/13(月) 13:13:14 ID:???
          _,l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l,,_
        ,.r'´,.    -┐   ':..,゙ヽ
       ,r' ,::;:'    ,ノ ヽ、    ゙:::.ヽ
      ,.' _.,:;:'___ _立_  ___;;ミ゙、          ̄ノ ̄| ̄
     .l厄巳厄巳厄 i王i ,.巳厄巳厄巳l           ,勹 .├‐''
     l´ , "´  ̄ ̄ ̄ `'''′  ̄ ̄ ̄`.:`{         ´_フ  ヽ、_,
     | l ;;:.,.   ::、.       ...   '゙|
    ,.-''、.,! ,.::'    ヽ、:.゙、 ;;.:' ''  ヽ | ,.、       __l__
   ./  、/ `ヾー─tッ−ヽ''  kーtr─ツ'´〕. ヽ.        |
  / {´i Y::::..   ` ̄ ̄´.: "i! ::. 、` ̄´ ゙:::.、} r、 l        i,____
  | ヾ_,,入;:::.. `'' " ´.::; .::i! ::..  ```  :. }ツl l
  \  ノ ヾ ;:::.   .:r'' :: ll! :ヽ;:..:.   .: j,ノ ,!       ┬‐┌,┴┐
    ヽ',,;l  ゙i ;::.. _ `ヽ、;;,,,,'.ィ'' _,, .::,;r'1,,,/           l__ ノl士
  ッジ::::::|  ゙ ,r'´:::;;;;;;;::>  弋´;;;;;::::ヽ'" |:::::゙'イィ      ノ凵  l土
 弍:::::::::::l  /:::;r'´ ,,..-ー…ー-、 ヾ;:::'、  |:::::::::::ヒ
  シ:::::::::::l   i':::,!  ´  __  ゙  l::::l:. |::::::::::ス       __ヽ__‐┬┐
  彡;:;:::::l  l:::l     ''''''''⇒;;;:,   l:::l  |::::;;ャ`        ニ メ ,ノ
  ,r', 广'`ヽl:::l ::::. .::     ゙::.   l::l ノ^i`、         l ̄l ハヽヽ
 ,イ(:::j    i::;ヘ  :;:.       .::   l::l'"  l:ヽヽ         ̄   ̄
 |;:ヽヽ   l::l  ヽ ;:.... ..  .. :  /l::l   ノ ,.イ
 |;:;:;:;\\ l::l   ', :;.:;::::::::::..::.  /  l::l,r'' /;:;:;|

331 :森崎名無しさん:2009/04/13(月) 13:56:51 ID:???
これで勝つる

332 :世界を駆ける:2009/04/13(月) 20:23:29 ID:???
???の正体→  クラブ5
クラブ→メガネっ娘


メガネっ娘「君は…森崎君?」

森崎「あ、あなたは……どちら様で?何故俺の名前を?」

メガネっ娘「そりゃあ知ってるわよ。フランス国際大会はテレビで見たし」

森崎「ああ、成る程(フフフ、俺も有名になったもんだな)」
ちょっと嬉しい森崎。

メガネっ娘「それに、前に会った事があるしね。覚えてないかな?」

森崎「あ、うーんと…」


脳みそフル回転→ ! card

ダイヤ、ハート→小学生の時、若林をぶっ飛ばした時の直前にビンタしてきた食パンを咥えたメガネっ娘だ!
スペード→はとこの小町ちゃんだっけ?
クラブ→覚えてないなぁ
JOKER→ああ、ニケの店長さんか。メガネをかけてたから分からなかったですよ


333 :森崎名無しさん:2009/04/13(月) 20:28:47 ID:???
脳みそフル回転→  ダイヤQ

334 :世界を駆ける:2009/04/14(火) 21:49:32 ID:???
脳みそフル回転→  ダイヤQ
ダイヤ、ハート→小学生の時、若林をぶっ飛ばした時の直前にビンタしてきた食パンを咥えたメガネっ娘だ!


森崎(覚えがないなぁ。はとこの小町ちゃん…じゃあなさそうだな。お向かいの御子柴さんちの祥子さん…でもないか)
思考があまり回ってない森崎は適当な人物を思い浮かべていた。

森崎「(うーむ……あ、思い出した!)ああ分かったぞ。君は3件隣の朝比奈さんちの春香さんだ!」
と言い終わると同時にメガネっ娘のビンタが飛んできた。

バッシーン!!

森崎「ぶべらっ!」

???「誰よそれ!適当なこと言うんじゃないわよ!!………あ、しまった。つい昔のクセが」

森崎「いちちちち…。何も叩かなくてもいいんじゃないか?(昔のアネゴより酷いな…)」

???「ご、ごめんなさい。暴力はもう卒業したはずだったんだけど…」

335 :世界を駆ける:2009/04/14(火) 21:49:45 ID:???
森崎「今のままでは卒業は先のことになりそうだな。まぁそれはともかく、今のビンタで思い出したぞ。
    君は三年前の夏に、曲がり角でぶつかった食パンを咥えたメガネの娘だな。あの時も殴られたっけなぁ」

???「…大当たりよ。ダメ元で訊いてみたんだけど、まさか覚えてるなんてねぇ」

森崎「(ダメ元だったなら殴るなよ…)今のビンタが昔のビンタと重なってな。それで思い出したんだ。
    それに、その直後に印象深い出来事があったんでな。あの日のことは忘れられないから」
そう、それは森崎が始めて若林を超えた(この時は腕力的な意味で)出来事。
あの日から森崎の人生が変わったと言っても過言ではない。忘れられないはずである。

骨川(と言うか、暢気に立ち話してる場合じゃないんじゃ…。僕だけでも逃げようかな?)

森崎「そういう事情の俺はともかく、君はよく俺のことを覚えていたな?さては…」


A 相当の俺のファンなんだな?
B 俺に惚れているな?
C チームメイトの親類縁者か?
D その他(同意する時はアンカーかコピペをお願いします)

先に2票入った選択肢で続行。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

336 :森崎名無しさん:2009/04/14(火) 21:57:09 ID:EniwqUv6


337 :キャプテン山森 ◆uVDQCOTELs :2009/04/14(火) 22:26:03 ID:eGE9IYfk
C

338 :世界を駆ける:2009/04/14(火) 23:33:19 ID:???
C チームメイトの親類縁者か?

森崎「チームメイトの親類縁者か?元SCか、南葛中の」
行方不明者の縁者だったら可哀想だな、と思う森崎。

メガネっ娘「まぁ半分正解ってところね」

森崎「どういうことだ?」

メガネっ娘「ふっふっふ、聞いて驚きなさい。何と私はしろy―――骨川「せ、せんぱーい!!」

ずどおおおおん!!!

骨川の声が割って入ると同時に、塀をぶち破って城山が出現した。

骨川「先輩達がモタモタしてるから追いつかれちゃったじゃないですかぁ!!!」

森崎「うろたえるな。また逃げ切ればいい。最悪お前の『うそつ機』があるだろ」

骨川「アレに話が通じるとは思えないんですが…」

森崎「日本語を喋ってたし、大丈夫だろ」

メガネっ娘「……来たわね。さあ、私達でアレを止めるわよ」
そう言うとメガネっ娘は臨戦態勢に入った。

森崎「はぁ?あの化け物と闘う気か?つーか俺を数に入れないで欲しいんだが…」
化け物と闘う義務などない。それはこのメガネっ娘も同じのはず…。森崎はそう思っていた。

骨川「それ賛成です」

339 :世界を駆ける:2009/04/14(火) 23:33:40 ID:???
メガネっ娘「そうはいかないわ。一緒に何とかしてもらうためにワザワザ話しかけて足止めしたんだからさ」

森崎「な…なにィ!?」

メガネっ娘「おかしいと思わなかったのかしら?こんな危険地帯で何故暢気に話しかけたのか…。
        森崎君は記憶力は良いみたいだけど、洞察力はイマイチのようね」

森崎「ぐむむむむ……」

骨川(僕はおかしいと思ってましたよ…)

メガネっ娘「まぁ、アイツは森崎君と無関係ってわけじゃないんだし、いいでしょ」

森崎「いいわけないだろ!つーかどう考えても無関係なんだが。俺には顔が二つあるような知り合いはいないぞ?」

メガネっ娘「……………城山正」
少し間を置いてメガネっ娘は言った。

森崎「え?」

メガネっ娘「あの怪物の正体は城山正。私の兄さんよ」

森崎「………」


森崎の反応→ ! card

ダイヤ、ハート→「なっ…なにィィイイイイイイッッ!?」 普通に驚いた
スペード→「んなわけないだろ。変な冗談言うなよ」 普通に信じなかった
クラブ→無言で黄色い救急車を呼ぶために公衆電話のある所へ向かおうとした
JOKER→天の声「そのメガネっ娘の言うとおりだ」

340 :森崎名無しさん:2009/04/14(火) 23:35:04 ID:???
森崎の反応→  クラブ8

341 :森崎名無しさん:2009/04/15(水) 00:07:25 ID:???
ある意味普通の反応?

342 :森崎名無しさん:2009/04/15(水) 16:42:02 ID:???
こうなったのは森崎の所為なのにw

343 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:49:04 ID:???
森崎の反応→  クラブ8
クラブ→無言で黄色い救急車を呼ぶために公衆電話のある所へ向かおうとした


森崎(駄目だこいつ…早く何とかしないと)

メガネっ娘「まぁ兄と言っても、実の兄じゃなくて親戚のお兄さんって意味なんだけど…ってえ!どこ行くのよ!?」
話の途中で去ろうとする森崎を慌てて呼び止めるメガネっ娘。

森崎(お、丁度あそこに電話ボックスが。救急車を呼んでやるとするか)
聞こえないフリをして電話ボックスへと向かう森崎。

メガネっ娘「待てってーの。まぁいきなりあんな話を信じるのも問題ある気はするけど…でも事実なのよ!」

森崎「……あんたが城山監督の親戚だってことは信じよう。いきなりワケ分からんことを言う所に
    あの人の血を感じないこともないしな。でもな、病気は早く治さないといけないんだぞ。
    その手の病院に抵抗があるのは分かるが、このままではまともに生活ができないんだ。
    だからさ、まずはジックリ治して、おおそうだ!山にでも行って大自然の中で静養でもすればいい。
    そしていつの日か、変な電波話をしなくなったら、またもう一度会おうなぶぼらっときょぉぐべぇ!!!?」

メガネっ娘「うるさい!」
今度は森崎をグーで殴った。

344 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:50:05 ID:???
骨川「あのー…」

メガネっ娘「…何よ!?」
不機嫌そうな返事である。

骨川「あの怪物が、こっちを窺うようにジッと見ているんですけど、もしかしてあなたを…?」

メガネっ娘「さっき会ったときもそうだったわ。恐らく兄さんは私が分かるんじゃないかしら?きっとかすかにでも覚えてるのよ」

骨川(やはりそうか。となるとやはりアレは城山監督なのか?)
化け物が一向に攻撃してこないので、もしやと骨川は思っていたのだ。

森崎「うーんうーん…」
森崎は倒れて目を回して唸っている。メガネっ娘のパンチが効いているようだ。

骨川「それより、早く逃げませんか?」

メガネっ娘「さっきの話を聞いてなかったの?みんなで兄さんを止めるのよ!」
どこまでも前向きなメガネっ娘。

骨川「(いや無理だろ…。隙を見て僕だけでも逃げ出すか。まずは話題を逸らさなきゃ)
    そうだ、森崎先輩に信じさせることが出来る良い方法があるんですけど」

メガネっ娘「何々?」

骨川「ゴニョゴニョゴニョ…」
耳に手を当てて内緒話をする二人。

メガネっ娘「本当に上手くいくのそれ?」

骨川「多分…」

345 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:50:56 ID:???
メガネっ娘「まぁやってみるか。……よっと!」
森崎に活を入れて目を覚まさせる。

森崎「…はっ!?俺は一体…?」

メガネっ娘「ねえ森崎君、一緒に兄さんを止めて。お願い!」

森崎「まだそんなこと言ってんのか…」

メガネっ娘「あんな兄さんでも、私にとっては大事な兄さんなの…家族なの!」

森崎「!!!?」

彼女は語った。城山がいかに大事な家族であるか、を。
その中にはフィクションも多分に含まれていたが…(そもそも一緒に暮らしているわけではなく、家族と呼ぶには語弊がある)
自ら城山を止めようとするところを見ると、大事な人ではあるようだが。
そして森崎は…

森崎「仕方が無い、大事な家族のためだもんな!俺も協力しよう!」
俄然やる気になっていた。森崎は家族愛物に弱いのだ。
骨川はそれを知っていて、メガネっ娘に入れ知恵をした。

メガネっ娘「ありがとう森崎君」

骨川「(二人が闘っている隙に逃げさせてもらうとしよう。まぁそれはそれとして…)それで、城山監督はどうしてあんな姿に?」

メガネっ娘「それは…」

346 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:51:41 ID:???
森〜〜〜 ここから回想 〜〜〜

久しぶりに城山家を訪れたメガネっ娘は、城山をニケに迎えに行っていた。
ニケの女店長にコキ使われていることはメガネっ娘の耳にも入っていた。

メガネっ娘「まったく兄さんもだらしないわね。相変わらず女に弱いんだから…ん?何だろう?」
何やらニケのある位置が騒がしいようだ。


ずがどがぁぁぁん!!!


メガネっ娘「何々!?何なの?爆発音…?」
急いで爆発音のした方へ行くメガネっ娘。
そして彼女が見たものは、見たことも無いような化け物と、対峙している女性であった。

「にんげんは…ひとりのこらずほろぼすっ!」
化け物がそう言っているのが聞こえた。
そして…化け物の口から何かが放たれたのが見えた。
その何かが女性に命中し…たかに思えたが、それは女性の僅かに横を外れていった。
何故外れたのか―――

化け物がメガネっ娘の方を向いて、口の向きがズレた為だ。

メガネっ娘「………!!?」
正面から見た化け物は、まさに化け物だった。この世のものとはとても思えない。
そんな化け物が、ジッとメガネっ娘を見ている。

347 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:52:31 ID:???
森崎のメガネっ娘「な、何なの…?」
不気味な目だ、とメガネっ娘は思った。だが…

メガネっ娘(あの目…どこかで見たことが…?)
いや、そんなことあるはずがない。あれは生物の目ですらない。彼女はそう思い直す。
化け物に見られている時間は長かった。いや、実際はそんなに長くない、もしかしたら数秒のことだったのかも知れない。
それでも彼女にはとてつもなく長く感じた。そしてその時間は唐突に終わった。
化け物が突然辺りをキョロキョロしだしたのである。それはとてつもなく不気味な光景であった。
そして…化け物はいきなり走り出した。ポツンと残される二人。

メガネっ娘「一体何だったのかしら…」
そう思うメガネっ娘の身体は震えていた。化け物が居なくなってもそれは止まる気配が無い。

ドサッ

化け物と対峙していた女性が地面にへたり込んだ。
慌てて駆け寄るメガネっ娘。

メガネっ娘「大丈夫ですか?しっかりして下さい」
そう言って身体を揺する。女性は放心しているようだった。
ふと辺りを見ると、地面が広範囲にわたって凍っていた。

メガネっ娘(さっきの怪物が吐いたのは氷か何かだったのね)

美津乃「あ…うん、大丈夫…」
少し遅れて美津乃が返事をした。少々怪我をしていたが、どうやら無事のようだ。
メガネっ娘は安堵の表情を浮かべた。

〜〜〜 ここまで回想 〜〜〜

348 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:53:04 ID:???
メガネっ娘「その後、目撃者であるニケの店長さんの証言であの怪物が兄さんだと判明したの。
        それで慌てて追いかけてきたってワケ。どうしてあんな姿になったのかまでは分からなかったけど。
        それに、今にして思えば私を見る視線の気配というか、感じが兄さんっぽかったからね」

森崎「ふむ、成る程(ニケは無事だったか。そういやあのデブはどうなったんだろう?)」

骨川(森崎先輩を狙っていたデブと、城山監督の変貌には何か関係があるのだろうか…?)
いいえ、ありません。関係があるのは森崎自身です。

メガネっ娘「さて、話が終わったところで早く兄さんを元に戻さないと」

森崎「ヤツは、今は君に気を取られていて大人しいが…。元に戻すと言っても…どうするんだ?」

メガネっ娘「………森崎君、期待してるわ」

森崎「んな無茶な!(ヤレヤレ。でもまぁ、一応何かやってみるか?)」


A 取りあえず頭をぶん殴ってみよう
B 鶴嘴千本で頭のツボを突いてみよう
C 骨川に『うそつ機』を使わせてみよう
D ここは一思いにトドメを刺してやるのが情けというものだろう
E その他(同意する時はアンカーかコピペをお願いします)

先に2票入った選択肢で続行。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

349 :森崎名無しさん:2009/04/15(水) 21:54:44 ID:duKzo5eI

てゆーかメガネっ娘はなんで森崎を頼ってきたんだ?

350 :森崎名無しさん:2009/04/15(水) 21:59:50 ID:BYXtjsY6
B

351 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 23:33:36 ID:???
>>349
取りあえず会ったのは偶然です。
何故森崎を執拗に協力させるかと言うと、城山が森崎と間違えられて襲われ、
その結果死にかけて化け物に変身したということを美津乃から聞いていたからです。
もしDや、Eで逃走を選択した場合は、その事について突っ込まれたり脅されたりして無理矢理協力させられましたw

まあ猫の手も借りたいという面も大きいですが。

352 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 23:34:53 ID:???
B 鶴嘴千本で頭のツボを突いてみよう


森崎(そう言えば昔、城山監督に鶴嘴千本を間違って刺したことがあったっけ。
    監督を昏倒させた実績があることだし、これを試してみるのも悪くないな)
中山の怪我を悪化させて以来封印していたツボ押しをここで使うことにした。
今まで封印していた理由は…中山の一件が若干堪えていたからだろう。

森崎「狙いは、頭だ!」
森崎は鶴嘴千本の狙いを定めた。

それと同時のことである。
ある意味おなじみの男が、遠く離れた場所からその様子を窺っていた。

  .|  〉,,・^'' - .,,      ~  i ~    __,,.- ^`・、.〈  |
./ ̄|  /,/~ヽ、  `'' ‐--‐ ,.| 、‐-‐'' "~   _ノ~\,ヽ | ̄ヽ
| (` | / ヽ,,_____`‐-、_、..,,___ノ八ヽ___,,.._-‐_'"´___,, ノ ヽ .|'´) |
| }.| ./'   \二二・二../ ヽ  / ヽ、二・二二/  'ヽ | { | <・・・・・・・・・。

353 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 23:35:37 ID:???
〜〜〜 ここから回想 〜〜〜

???「というわけで、あの化け物を始末して欲しい。手段は問わない」

謎の男「「…わかった、やってみよう」

???「金は例の口座に振り込んでおこう。頑張ってくれ」

男は無言のまま去っていった。

???「姉ちゃんの無念、これで晴らせるぞ!あーっはっはっはっはっは!!!」

〜〜〜 ここまで回想 〜〜〜

男の狙いは…城山の頭だ!
謎の男は標準を城山の頭に合わせ、引き金を引いた。

354 :世界を駆ける:2009/04/15(水) 23:36:03 ID:???
先着二名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
鶴嘴千本→ ! card
謎の狙撃手→ ! card
と書き込んで下さい。


森崎の反応

ダイヤ→沈静と退化のツボに命中。元の城山の姿に戻る(但し記憶喪失のまま)
ハート→退化のツボに命中。元の城山の姿に戻るが人間を滅ぼすつもりのまま
スペード→回復のツボに命中。城山の疲労が消える
クラブ→進化のツボに命中。城山が更に進化する
JOKER→ご都合のツボに命中。城山は理性を取り戻し、尚且つデスシロヤマへの変身も自由自在に出来るようになる

*数字が10以上で成功となります。
  9以下の場合は鶴嘴千本が城山の強靭な皮膚に弾かれて失敗に終わります


謎の狙撃手

ダイヤ、ハート→見事、城山の頭に命中する
スペード→骨川に命中…
クラブ→森崎に命中…
JOKER→メガネっ娘に命中…?

*元の城山の姿に戻り、尚且つダイヤかハートを引いた場合は…ヤバいことに…。

355 :森崎名無しさん:2009/04/15(水) 23:38:23 ID:???
確実に…誰かが……死ぬ!

356 :森崎名無しさん:2009/04/15(水) 23:40:56 ID:???
鶴嘴千本→  ダイヤJ

357 :森崎名無しさん:2009/04/15(水) 23:48:45 ID:???
謎の狙撃手→  スペード7
さらば…

358 :森崎名無しさん:2009/04/16(木) 00:17:37 ID:???
骨川合掌・・・
依頼主は新平かな?
しかしキャプ森世界のゴルゴはなぁ・・・任務成功率0%じゃないかw

359 :キャプテン山森 ◆uVDQCOTELs :2009/04/16(木) 00:17:55 ID:???
骨川ァ!

360 :世界を駆ける:2009/04/16(木) 00:34:39 ID:???
鶴嘴千本→  ダイヤJ
謎の狙撃手→  スペード7

ダイヤ→沈静と退化のツボに命中。元の城山の姿に戻る(但し記憶喪失のまま)
スペード→骨川に命中…


ズシュッ!!……ズドーン!!

森崎の鶴嘴千本は見事に城山の頭に命中。声も出せずに倒れ伏す城山。
倒れた城山は、その姿を縮め、元の城山正の姿に戻っていった。

メガネっ娘「やったぁ!!兄さん!!」
城山は気を失ってはいるものの、どうやら無事のようだ。

森崎「まさか上手くいくとはなぁ…」
それでも喜びを隠せない森崎。丸く収まって何よりだと思っていた。
だが、実際には丸く収まりなどしていなかった……。

ドサッ

森崎の背後から何かが倒れたような音がした。
振り返ると、そこには骨川が倒れていた。

森崎「お、おい!どうした骨川!?しっかりしろ!!」
骨川の肩を揺する森崎。果たして彼の容態は…?

361 :世界を駆ける:2009/04/16(木) 00:34:52 ID:???
骨川と銃弾→ ! card

ダイヤ、ハート→独特のスネ夫ヘアーが銃弾を防いでいて無傷だった
スペード、クラブ→へんじがないただのしかばねのようだ
JOKER→銃弾が骨川の進化のツボを突いていた…

362 :森崎名無しさん:2009/04/16(木) 00:38:37 ID:???
骨川と銃弾→  ハートQ

363 :世界を駆ける:2009/04/16(木) 00:59:16 ID:???
森崎「…何だよ、気絶してるだけじゃないか、驚かせやがって。さてはビビったな?」
骨川は恐怖によって気を失った、と森崎は思っていた。
その為、骨川のその独特の髪の中に銃弾が埋まっていることに森崎は気が付かなかった。

一方、例によって任務を失敗した謎の男は……。


ヘタレスナイパーの悪あがき?→ ! card

ダイヤ、ハート→そそくさと立ち去った
スペード→今一度城山を狙撃した
クラブ→証拠隠滅のため森崎達全員を狙撃した
JOKER→自信喪失。謎の男引退…

364 :森崎名無しさん:2009/04/16(木) 01:07:03 ID:???
ヘタレスナイパーの悪あがき?→  ハート8


365 :森崎名無しさん:2009/04/16(木) 13:38:51 ID:???
ゴルゴwww

366 :世界を駆ける:2009/04/16(木) 20:23:33 ID:???
ヘタレスナイパーの悪あがき?→  ハート8


謎の男は特に何もせずに無言でそそくさと立ち去っていった。
森崎達はそんなことを知る由もなかったが…。

森崎「さて、骨川は大丈夫そうだな。これで一件落着ってとこか」
城山の方を見ると、彼は無事に目が覚めていた。
メガネっ娘と会話をしているようだが…

森崎(二人の様子が何かおかしい、か…?)
メガネっ娘は必死に城山に呼びかけているようだ。

メガネっ娘「そんな、何も覚えてないって……!?」

城山「自分の名前以外は何も……うぅっ、頭が痛い…」
しかめっ面の城山。


367 :世界を駆ける:2009/04/16(木) 20:23:51 ID:???
森崎「なあ、どうしたんだ?」
狼狽しているメガネっ娘に話しかける森崎。

メガネっ娘「兄さん、名前以外は何も覚えてないって…。私のことも全部……」
そう言った彼女は、気の毒なくらい悲壮な表情を浮かべている。

森崎「……マジでか?(記憶喪失ってやつか。せっかく元に戻ったのに、大変なことになりやがったな)」


A 記憶喪失は頭を殴って治すのが王道だ!
B 今一度頭のツボを押してみようか
C いや、下手な刺激は逆効果かもしれない。大人しくしていよう
D 城山監督にあることないことを吹き込んで遊んでみる
E その他(同意する時はアンカーかコピペをお願いします)

先に2票入った選択肢で続行。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

368 :森崎名無しさん:2009/04/16(木) 20:31:04 ID:oKRmucH2


369 :森崎名無しさん:2009/04/16(木) 20:34:43 ID:fuaC3xy+


370 :森崎名無しさん:2009/04/16(木) 20:36:55 ID:/ObjORaI
E
あんたがゆっくり思い出させるのが良いんじゃないか・・・平和が一番だ

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0ch BBS 2007-01-24