キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【天才と】キャプテン松山11【凡才と】

587 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/06/09(火) 00:29:31 ID:???

B 売らない


コルネットの熱意を間近で感じながらも、松山は静かに首を振って断った。
お世話になってるのは承知してるが、この女神像は大切にしないとならない。そう感じたからだ。

松山「……申し訳ありませんが」
コルネット「……駄目、ですかな」

気まずそうにしながらだが、はっきりコルネットと視線を合わせて、もう一度はっきり断る。
コルネットは……松山相手に食い下がる様子は見せず、ただ静かに納得してくれた。

松山「(……この人が本気で手に入れようとしてきたら、すぐ丸め込まれそうなのに……)」

単身やってきて店を開き、幻想郷の優勝チームのスポンサーにまでなろうとする辣腕。
そんなやり手の商人なら、もっともっと口と金という武器を上手に使って松山を翻弄できるだろう。
名前以外の全てが謎に包まれた、目の前に居る不思議な商人の事が、今になって無性に気になる。

松山「(そうだよな。気になるよなこの人も。一体どんな経歴持ってる人なんだ?)」

しかしそれはどうしてだか訊く気になれなかった。
幻想郷でサッカーを頑張る松山とは無縁の話。そんな直感が強く働いて気持ちが散ってしまう。

コルネット「では迷宮へ入らせてもらいますかの。ああ、それと……倉庫の件ですが」

女神像は貴重品として特に厳重に扱うことを笑顔で伝えて
コルネットはやはり飄々とした態度のまま、門を潜り迷宮へ消えた。


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0ch BBS 2007-01-24