キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【目指せ】キャプテン松山15【SSP】
1 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/09/29(火) 18:45:31 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品。東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
ただし主人公は松山光。何かと不遇な彼の発言や行動を第三者(ロムしている人)が
カードを引いたり、選択の中からひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
筆者がわかってないなと思われたところの批判、意見は大歓迎です。雑談もOKです。
紅魔カップに優勝! したはいいが問題は山積み! そんなで15スレ目到達。 今後もよろしくお願いします。
前スレ
【さらば】キャプテン松山14【イーグルス】
http://capmori.net/test/read.cgi?bbs=morosaki&key=1251024312
登場人物、あらすじ、練習の説明などテンプレは
>>2
からになります。
687 :
森崎名無しさん
:2009/10/17(土) 21:31:52 ID:eqP+yDcU
D
森崎リスペクトwwww
688 :
森崎名無しさん
:2009/10/17(土) 21:32:47 ID:/LSN/1Gs
A
689 :
森崎名無しさん
:2009/10/17(土) 21:34:39 ID:uXW5FhHA
A
690 :
森崎名無しさん
:2009/10/17(土) 21:34:58 ID:AmgnQs1Y
A
691 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/17(土) 22:56:55 ID:???
A 俺が目指すはスーパーシューティングプレイヤーだ! 共に最強を目指そう!
松山『サッカーで大切なのはチームワーク! 全員サッカーなんだ!』
松山「…………」
それは松山光の原点。外の世界での、と前置きしなくてはならないが。
かつてなら迷うことすらせず掲げただろう、和を大切にしたチーム作り。その理念。
今でも、それが間違ったものだとは思ってない。しかし今の自分が語るべきことは別にある。はっきりそう認識した。
目標を再認識し、松山はここで変わらぬ決意を言葉にする。
楓「最強……」
松山の語った抱負を耳にし、楓はそのままなぞらえるようにして、呟いた。
その呟き声がどこか空虚に思えて、松山はやっぱり大風呂敷を広げすぎたかと不安に駆られてしまう。
楓のそうした反応が、大多数の人間の反応の前触れかと思えて、松山は変更を口から出してしまいそうになる。
松山「ぅ……や、やっぱりちょっと誇大すぎましたよね! も、もっと控えめに……」
楓「いや、いいと思うよ。……これでいこう」
楓はそこで真顔に戻ると、先の発言を記事にすることをむしろ強く推奨してきた。
どういうわけか、松山の発言は楓の琴線に触れるものがあったらしい。
すぐ様、手帖を取り出しては今の松山の発言を書き込んで、それから手帖の内容を見据えたまま、口を開いた。
692 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/17(土) 22:57:15 ID:???
楓「最速とか、最強とか。やっぱり、拘るものかな? そういうの……」
松山「えっ?」
パムッと手帖を閉じて、仕舞ってから……楓はにっこりと営業スマイルを浮かべる。
こう言っては何だが、射命丸と比べると不自然さが滲んでいた。これぞキャリアの差というべきかもしれない。
楓「それでは取材協力ありがとうございました。明日の新聞、期待しててくださいね」
ぎこちないが、楓もやはり容姿に関しては充分に美人の範疇。その笑顔も目を惹くものに違いなかった。
つい目を細めてしまう松山だが、丁寧に挨拶を返す。
楓は用件を終えて、すぐに山の印刷局へ向かうと告げて颯爽と部屋から出ていく。
松山「……行っちゃった。(でも俺の記事か。俺の記事……額縁買わなくちゃ……)」
にへらと人が見たらだらしないと思われるんじゃないかと思うほど、口元を緩ませて
しばらく少年は夢想の極地へ旅立っていった。
*楓が去っていきました。
*楓の評価値がかなり上がりました。
693 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/17(土) 22:57:36 ID:???
楓の突然の取材を受けて、現実へ舞い戻った松山は
掃除を完全に終えて、じぃっとこちらを見てたシャンハイにかなりの申し訳なさを感じてしまい
慌てて荷造り作業に戻った。急ピッチでどんどん進めていく。
松山「……ふぅっ。これでよしっと」
ぱんとダンボールを叩いて、作業の終了を自己確認して座り込み足を投げ出す。
そのままごろんと横になりたい気分だったが、そうしてもいられない。
準備ができたからには、もういつでも神社を去ることができるのだ。なんとなく寂しい気持ちになってしまう。
松山「これで巣跡は濁さずに済むよね。だけど出て行く前に……何かしておくべきかなぁ……」
そうやって考え出せば、きりがなく湧いてくる。
できればメンバー全員にお別れを言いたいし、コーチ業だって完遂したい。他にも心残りは掃いて捨てる程ある。
松山「(だけど体は一つしかないんだ。何するにせよ一つか二つに絞るべき。……だよな)」
694 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/17(土) 22:58:39 ID:???
どうしますか?
A チームメイトと話す(*誰と話すか選択)
B 練習をする(*誰かを誘えます)
C 迷宮探索
D アイテムを使ってみる
E シャンハイと話す
F 迷宮の門に北国シュートだ!
G はじけるレモンの香り・巫女グリーンと叫んでみる
H ここでイメージトレーニングだ!
I. 四人誘って旅に出よう!
J みんな誘って! ラ・とりかご(の練習)だ!
K お祈りなんてしてみようかな?
L その他 行動を併記してください
*今回の迷宮探索は、早苗も交渉して誘うことができます。
*後2回まで選択できます。
*先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
色々引っ張り出してきました。
おそらく今日はここまで。人気投票開催決定しました。どうなるやら。
お疲れ様でしたー。
695 :
森崎名無しさん
:2009/10/17(土) 23:04:55 ID:a6jVmfcs
A
おつかれさま
696 :
森崎名無しさん
:2009/10/17(土) 23:23:54 ID:9dbiKgqo
A
697 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/18(日) 00:01:34 ID:???
再投票しますね。
ですが3票に修正します。
A チームメイトと話す(*誰と話すか選択)
B 練習をする(*誰かを誘えます)
C 迷宮探索
D アイテムを使ってみる
E シャンハイと話す
F 迷宮の門に北国シュートだ!
G はじけるレモンの香り・巫女グリーンと叫んでみる
H ここでイメージトレーニングだ!
I.. 四人誘って旅に出よう!
J みんな誘って! ラ・とりかご(の練習)だ!
K お祈りなんてしてみようかな?
L その他 行動を併記してください
*今回の迷宮探索は、早苗も交渉して誘うことができます。
*後2回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
では今度こそ、ここまでー
698 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 00:05:11 ID:/S89e5Xk
I
699 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 00:15:46 ID:LlPyaKpA
A
700 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 00:21:11 ID:VoZMu02c
F
701 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 00:49:02 ID:nPGRz5vE
A
702 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 00:49:26 ID:qGGgvGzo
A
703 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 12:30:27 ID:+IF3w0Uc
F
704 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/18(日) 18:29:34 ID:???
A チームメイトと話す(*誰と話すか選択)
心残りについては、それこそ無尽と思える程、浮かんでは消えた。
松山が幻想郷に招かれて、この社務所で暮らしてだしての一ヶ月の記憶。それを早駆けに思い巡らせる。
心の片隅に浮かびはしたが、実際の行動として採るのは却下してきた行動は数知れない。だが……。
松山「それより何より。やっぱ誰かにきちんとお別れの挨拶しておくのが筋だよな……」
そうと決めたら愚図愚図してられないと、すっくと立ち上がる。
松山「(シャンハイは……やっぱり荷物の番をしてもらわないとまずいよな。ドアさえないんだし)」
昨日のパーティーで、にとりに連れてきてもらった時のことを浮かべて、少し心は痛んだがやむをえない。
一度泥棒騒ぎもあったし、松山はきちんと頼んですぐ戻ってくることも約束した。
松山「それじゃ、よろしく頼むよ」
シャンハイ「シャンハーイ」
そんな掛け声と笑顔で送り出される。
松山「さて、誰に挨拶しにいくかな……よく考えて選んだほうが良さそうだな」
705 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/18(日) 18:30:02 ID:???
誰と話しますか?
A 早苗
B 神奈子
C 諏訪子
D フライハイト
E カペロマン
F にとり
G 射命丸
H 鈴仙
I. 秋静葉
J 秋穣子
K レティ
L 杜矢
M その他
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
706 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 18:31:55 ID:t5x6k8Zg
D
707 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 18:32:37 ID:4QcFLdqM
G
708 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 18:34:03 ID:UQtu1LFM
D
709 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 18:34:48 ID:b4JD8kJg
D
710 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/18(日) 19:24:38 ID:???
D フライハイト
松山が最初に向かったのは、守矢の台所と中盤を支えてきた東ドイツの雨の使者・フライハイトの部屋だった。
今になって振り返ればたった一ヶ月の間だったが、取り分け
ドアを軽くノックすると、すぐフライハイトの声が返ってきた。
松山「(いるみたいだな) 松山だけど、今大丈夫か?」
フライハイト「ああ。いいよ入ってくれ」
中に入ると、フライハイトはいつもの黒シャツにスラックス姿で、机の前に座っていた。
松山「(? 宿題……なわけない。サッカーの戦術でも研究してるのかな?)」
自分であれこれ考えるより、直接聞くのがてっとり早いと、何をしてるか訊ねてみる。
返答は、完全に松山の意表をつくものだった。
フライハイト「いやね、昨日の土がゆをどうにか美味しくいただける方法がないかと思ってさ。
最初は思いつきだったんだけど、始めると興がのってしまって……」
土と相性の良いのは、やっぱり土から取れる作物だろうかなどと……
思いつきで始めたにしては、大層な専門的な書き込みされてるノートを閉じて、松山に意見を求めてくる。
しかしながら当然、松山にだって答えが出せる筈がない。
それ以前に、土がゆは記憶自体拭い去りたいのだから。自然と表情が引き攣ってしまう。
松山「とっとにかく! 先に俺の話を聞いてくれないかな!?」
フライハイト「いいけど……(どうしたんだそんな声を荒げて)」
711 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/18(日) 19:25:05 ID:???
どうしますか?
A 別れの挨拶をする
B 守矢のキャプテンについて話す
C 迷宮探索に誘ってみる
D 料理のレシピを譲ってもらう
E 雛ら離脱するメンバーについて訊く
F 昨日意識を失ったあとについて訊く
G その他 フライハイトに対しての発言や行動を併記してください
*後3回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
712 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/18(日) 19:28:32 ID:???
>>710
なぜか途切れてました。
>今になって振り返ればたった一ヶ月の間だったが、取り分け彼には苦労をかけてきたなと松山は感謝をしている。
713 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 19:58:23 ID:yvDAmTfc
F
714 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 20:31:19 ID:uTNHRHbc
F
715 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 21:14:36 ID:X6LcGSWs
F
716 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/18(日) 22:18:14 ID:???
F 昨日意識を失ったあとについて訊く
松山「じゃ、俺が意識を失った後のこと……聞かせてくれないか?」
土粥を食べてる最中に、意識を失って倒れたのはシャンハイから聞いている。
しかし、その後のパーティーがどうなったかは看病してたシャンハイには分からず、気にかかるところだった。
フライハイト「後のことと言ってもね……松山が倒れてからすぐ、僕も部屋に戻ったし」
松山「えっ、そうなのか?」
フライハイト「僕は西行寺さんのことや、山から大勢でくるらしいし残ると言ったんだが。
試合で仕事をした後だから、そちらは早苗さん達、任せてほしいと言ってくれてね」
フライハイトだけではなく、強烈なシュートの雨に晒され試合の疲労が激しいレティなど……
呑み比べを余儀なくされたにとりや、決勝戦に参加したメンバーの半数は部屋に戻ったというそうだ。
松山「そうか……じゃあ後にどんな騒ぎになったか分からないのか?」
フライハイト「直後のことなら分かるよ。最初にレティさんがマツヤマが倒れたと知って鈴仙さんを呼んで……」
松山「(やっぱり俺が知ってる以上の話は聞けそうにないなぁ……)」
どうやらこの話題を振るべき相手を間違えたかもしれないと、松山は項垂れてしまう。
松山「わかった。悪いな本当に。わざわざ部屋まで運ばせちゃって……」
フライハイト「いいさ。困った時はお互い様だしね。それで土粥についてなんだが……」
松山「わかった。さて、次は何の話をしようか!?」
717 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/18(日) 22:18:29 ID:???
どうしますか?
A 別れの挨拶をする
B 守矢のキャプテンについて話す
C 迷宮探索に誘ってみる
D 料理のレシピを譲ってもらう
E 雛ら離脱するメンバーについて訊く
F 二次会に参加したのは誰かを尋ねる
G その他 フライハイトに対しての発言や行動を併記してください
*後2回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
*フライハイトの信頼度が上がりました。
718 :
ラインライダー滝
◆lLi06nuZOA
:2009/10/18(日) 22:50:35 ID:RGfH2y7o
E
719 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 23:09:37 ID:5R1+1nsM
D
720 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 23:16:31 ID:piDVF/SQ
E
721 :
森崎名無しさん
:2009/10/18(日) 23:42:39 ID:UhZV+Z1w
E
722 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 00:38:31 ID:???
E 雛ら離脱するメンバーについて訊く
松山「それじゃ、気を取り直して次の話いこう!」
懸命に、再現されようとする筆舌に尽くし難い味の記憶を振り払いつつ、松山は強引に話題を変えた。
どうもフライハイトは、土粥のアイデア作成で一杯なのか、そこまで考えが及ばないらしく怪訝な表情を浮かべる。
フライハイト「わかったよ。それで話したいことって?」
松山「ああ、その前にさ。今朝の話なんだけど」
松山は、自分にお別れを伝えにきた雛のことを、厄神の務めを除いて語って聞かせた。
フライハイト「その話なら、松山が倒れた後小耳に挟んだよ。
二次会に参加した人達で説得はしたらしいけど、決心が固かったとかでね……」
しかしフライハイトの顔には悔やむ色はなく、節目を迎えたチームの再編には付き物と考えてるようだった。
松山も、雛が人間から距離を取ろうとしてるのを、好んで聞かせる話とは思わずに伏せたので、話は別な方向へ飛ぶ。
723 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 00:39:53 ID:???
松山「それで、脱退する人達……いや俺は除いてさ。これからどうするかとか聞いてないか?」
霊夢や、魔理沙についてなら、松山の方が知っている。雛とは今朝それについて話したばかりだ。
その為、フライハイトに訊くのは幽々子のことに比重が置かれた。フライハイトの言によれば……
フライハイト「彼女なら今朝方に社務所から引き上げたよ。
もとより最初から、紅魔カップ限定という条件下の助っ人だったしね。元の鞘に納まったというだけさ」
雛にしても、幽々子にしても……話を訊けば実にあっけないものだと松山には思えた。
名残を感じるには、チームとして纏まってなかったのかと、少しばかりキャプテンとしての自分を疑問視してしまう。
しかし続くフライハイトの話だと、去り際には結構熱心にフライハイトを勧誘してたとか。
守矢一行との間で、一騒動になりかけたらしいが、いつか包丁を振るいに行くことで悶着もまとまったらしい。
松山「あ〜(名残り惜しさはあるわけだ。だけどこれは前言撤回していいものか迷うなぁ……)」
最初から最後まで、誰にもその真意ははっきり識らせなかった亡霊のお姫様だが。
なんのことはなく、本人に聞けば美味しいご飯が食べられるからと、そんな答えが返ってくるのではと松山は思った。
*幽々子が去っていきました。
*西行寺チームが再編されました。
724 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 00:40:10 ID:???
どうしますか?
A 別れの挨拶をする
B 守矢のキャプテンについて話す
C 迷宮探索に誘ってみる
D 料理のレシピを譲ってもらう
E ここで勝負を持ちかける(*4票で決定となります)
F 二次会に参加したのは誰かを尋ねる
G その他 フライハイトに対しての発言や行動を併記してください
*後1回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
今日はここまで。
725 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 00:41:13 ID:F64x9H0s
B
726 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 00:41:48 ID:8tgosrXU
A
727 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 01:45:32 ID:RNwz3NFg
A
728 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 02:18:01 ID:dQXKaxWE
A
729 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 02:44:05 ID:???
土がゆはそんなに騒ぐほど悪いものでもないかもしれないかもしれない記事
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_r25so3__20091018_9/story/r25report_details_id_110000007666/
730 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 17:42:58 ID:???
>>729
これはびっくり……!
世界って広いなぁ……有難うございます!
731 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 17:43:50 ID:???
A 別れの挨拶をする
幽々子がフライハイトを勧誘したこと。
それについて、これから一人でメンバー集めをやらなければならない自分に当て嵌めると、察しがついた気がした。
松山「(料理が目当てには違いないんだろうけど……幽々子さんも奥のところの本音があるんだろうな)」
東ドイツで天才と目されるサッカー少年。
天候に大きく左右されるといえども、その高い実力と深い洞察力は確かなもの。
精神的に弱い傾向があっても、それは将来の成長で補えないものでもない。それにもう一つ推論の根拠がある。
松山「(メイド長の十六夜さん、藍さん、永琳さん……。
幻想郷の勢力の主人には、自身の実力と対等に近い実力を備えた副官がいる)」
中には副官(側近?)のほうがどう見たって実力が上とか、そんな特異なケースもあるが……
主だった勢力には信任のおける副官がいるのは明らかだった。そしてその中で冥界が僅かに出遅れてるのは否めない。
理由は他にもあるのだろうが、松山はその大きな一因を、副官の不在ではと考えた。
松山「(妖夢さんはひたむきで努力するタイプだけど……副官としてみると藍さんに軍配が上がるよな)」
フライハイト「……」
サッカーにおいても、妖夢はドリブル突破で敵陣に切り込みゴールを奪う……気性とよく似たプレースタイルだ。
一方で、幽々子はふわふわとどこでもできで、これといったポジションに縛られない。
チームの底上げにはなる実力者だが、もう一人中盤の選手がいれば安定するように思えた。
フライハイト「ゴホンッ! ……マツヤマ?」
松山「何だよ今いい案配で考えが……あ」
732 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 17:45:03 ID:???
気が付くと、フライハイトが半眼で松山を見ていた。
しかしながら、物事に夢中になってる時や、迫力を醸し出そうとする時に限り、どうも幼く見えて迫力に欠けている。
それを指摘してしまいそうになるのを堪えて、松山は詫び文句を入れた。
松山「ごめん、話の途中だったな。……で、何の話だったっけ」
フライハイト「僕からは何も。マツヤマの方から話があったんじゃないのか?」
そういわれるとその通りだった。
すぐにそれを認めて、松山はそもそもの目的を思い出して、自分に仕切りなおしを命じて真顔に戻す。
松山「そうだったな。じゃあ……」
苦楽を共にした朋友へ。
面と向かっての別れの挨拶は、やはり緊張するものだった。
さっきはあっさりと思ったが、雛にしても心の準備は必要だったのではないかと、悪い気持ちになってしまう。
松山「ありがとうフライハイト」
フライハイト「……?」
733 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 17:46:39 ID:???
唐突の、謝意を込められた言葉にフライハイトは不思議なものを聞いた顔をする。
脈絡なく思えたのだろうと松山は思ったが、あえて構わずに続けた。
松山「俺が紅魔カップでチームを優勝に導けたのも……
きっとフライハイト無しじゃ果たせなかったと思う。だからさ……」
それ以上、言葉が上手く出せずに、松山は右手を差し出すことで続きにした。
驚き顔を浮かべてたフライハイトだが、すぐ笑顔を零して、松山の右手を取り固く握手を交わす。
フライハイト「……そうか。うん。僕も色々と学べることはあったから。おあいこにしてもいいけどね」
松山「はは……そうしてくれると助かる」
そうやって笑いあいながら、挨拶を締めくくると、松山は照れくささも手伝い、すぐに部屋を出ようとする。
そこへフライハイトが、少し真剣みを帯びた口調に戻して、独り言とも取れる発言をした。
フライハイト「しかしこれでまた難しい課題がハッキリと浮き上がったな。
松山が抜けた後のキャプテンの選出……率直に言って頭を悩ませる問題だよ」
松山「? なんで? フライハイトがいるじゃないか」
さすがに聞き逃せず、ドアを開けようとしてた松山も振り返ってそう返す。
正直意外といえた。イーグルスは確かにメンバーの離脱も多々あって、戦力ダウンは否めない。
しかし永遠亭との提携や、コルネットのスポンサーとしての援助もあり、順風満帆と称して差し支えない筈だ。
734 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 17:47:32 ID:???
フライハイト「そう上手くもいかないさ。永遠亭も何を考えてるかいまいち分からないしね。
それと今この場できっぱりと言っておくよ。僕は――キャプテンには向かない」
フライハイトはさも当然と言い放った。
けど松山はその言葉を鵜呑みにできず逆に固まり……暫くして。
松山「……ええっ!?」
フライハイト「驚くようなところでもないと思うんだけど」
松山の顕著な反応に、少し呆れ混じりに吐息をついたフライハイトは、ぽつぽつ理由を語りはじめた。
フライハイト「サッカーでも何でも、タイプは様々だけど、キャプテンの資質には欠かせないものがあるよ」
松山「??? 何なのさ、それ? それがフライハイトには無いっていうのか?」
フライハイト「あくまで僕の一意見だけどね。まず必要なのは統率力。だけどもう一つ。
キャプテンには……最後は周りに流されず阿らない決断力……道を開く一刀を振るえなきゃならない」
そしてフライハイトは、その資質は自分にはないと苦そうにきっぱりと言った。
天候に左右されれば本来の実力も発揮できず、事前に万難を排することはできても、苦難を越えるのは難しいと。
松山「そっか。そうなのかなあ、う〜ん」
フライハイト「だから僕はキャプテン就任を要請されても、辞退するつもりでいるよ」
あまり納得いく話ではなかったが、フライハイトがそう言うならチームを離れる松山が異論をたてるのもおかしい。
それを受け入れる代わりに、松山は二つのことを問うてみた。
松山「じゃあさ、俺はキャプテンとしてどうなんだ?」
フライハイト「以前なら、僕が見た第一印象からして周りに流されることは多かったね。
だけど今は……そうそう苦難にも負けると思えないかな。決断力はともかく掌握力はあると思うよ」
松山「(掌握力……実力でみんなを纏める資質ってことか。……なんだか複雑だ……)」
735 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 17:49:30 ID:???
その言葉に、破天荒なGKとか、虎なFWの姿とか過ぎって、松山は渋柿を干したみたいな顔をする。
そこで話を変えてもう一つ……自分が去った後の、イーグルスのキャプテンをそれなら誰と考えてるか訊ねてみた。
フライハイト「意中の人物は二人かな。一人はカペロマン……。
レティさんもいいけど、加わって間もないしチーム全体よりDFのリーダーに専念してほしいしね」
松山「あれ? レティさんがそうならカペロマンで決まりじゃないのか?」
前後の結びつきがない発言に、首を傾げると……
フライハイトも、まだ確定してないことなのでと言い出しにくそうにする。
フライハイト「もう一人、キャプテンを任せるに足りると思える人はいるよ。
カペロマンか、その人のどちらかを後任キャプテンに推すつもりさ」
松山「……そうか」
フライハイト「もしマツヤマからも、候補に意見があるなら、今の内に誰かに話しておくといいよ」
そこまでを訊いて、松山はここでもう話すべきことは終わったと感じた。
最後に。
松山「わかったよ、気が向けばそうする。
それじゃ……フライハイト、元気でな」
フライハイト「マツヤマも、元気で。
一人で暮らすなら……いやシャンハイちゃんもいるか。だけど体には気をつけてくれ」
互いの息災を祈る言葉を交換し合って……
松山は、背中を向けながら最後に手を振り、フライハイトの部屋を後にした。
736 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 17:50:11 ID:???
シャンハイとの約束通りに、松山は一旦自分の部屋へ戻ってきた。
松山「ただいまシャンハイ」
シャンハイ「おかえりなさいませー」
松山「部屋も無事みたいだな。さて、後一度位は行動できそうだけど……」
どうしますか?
A チームメイトと話す(*誰と話すか選択)
B 練習をする(*誰かを誘えます)
C 迷宮探索
D アイテムを使ってみる
E シャンハイと話す
F 迷宮の門に北国シュートだ!
G はじけるレモンの香り・巫女グリーンと叫んでみる
H ここでイメージトレーニングだ!
I. 四人誘って旅に出よう!
J みんな誘って! ラ・とりかご(の練習)だ!
K お祈りなんてしてみようかな?
L その他 行動を併記してください
*今回の迷宮探索は、早苗も交渉して誘うことができます。
*後1回まで選択できます。
*先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
737 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 17:50:53 ID:???
*フライハイトの評価値と信頼度が大きく上がりました。
出かけてきます。続きは後ほど。
738 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 17:58:51 ID:???
間に合うなら質問
迷宮探索の時間消費は考える必要ありますか?
行動回数の制限とか
739 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 18:11:01 ID:???
>>738
いえ。今回は特別で、探索も8ターンになり、誘えるメンバーも制限しません。
社務所にいない人でも、偶然そこにいたという形になります。
740 :
キャプテン岩見
:2009/10/19(月) 18:17:47 ID:UAy9beMw
G
741 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 18:20:56 ID:9C8Mm2tA
G
742 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 18:35:13 ID:/3m/LjHc
C
743 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 18:48:52 ID:wFBh1gn+
G
744 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 19:20:01 ID:???
懐かしい選択肢が選ばれましたね。最後にして原点回帰!
ところで用意しておいてどうかと思いますが、Gに元ネタがあれば教えてもらえると助かります。
745 :
キャプテン岩見
:2009/10/19(月) 19:24:10 ID:???
Yes!プリキュア5のはじけるレモンの香り・キュアレモネードだと思うのですが
間違ってたらすいません
746 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 19:33:09 ID:???
これ?
ttp://www.youtube.com/watch?v=JKUYsxFNYYI
747 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 21:36:49 ID:???
そんなことより荒ぶる神にせえらあ服をだな
748 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 22:03:04 ID:???
岩見さん、
>>746
さんありがとうございます。
ううむ、しかしCMか何かと思ったらアニメですか……
全然知らないでネタにはできないし……
すみません。今回はできれば選んだ意図を書いてほしいです。
749 :
743
:2009/10/19(月) 22:08:32 ID:wFBh1gn+
松山さんが全然知らないとは思ってなかったので
普通にネタ選択のつもりでしたよ
展開はおまかせで的な
というかネタに出来ないと答えが出てるのであれば
意図を聞いても仕方がないような気もしますが…
750 :
キャプテン岩見
:2009/10/19(月) 22:12:00 ID:???
私は早苗さんを呼び出せるかなと選んだんですけど
巫女グリーン=早苗さんだと思ったので
751 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 22:13:36 ID:???
わかりました。だけど頑張ってみますー。
初期の自由選択ですし。松山の守矢神社最後の行動ですしね。
752 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 22:16:00 ID:???
>>743
さんと同じで流石にネタが分からないのを無理に入れることは無いと思うんですが・・・
753 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 22:24:41 ID:???
選ばれたら意図聞かなきゃいけないような選択を入れるべきじゃないんじゃないかな
754 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 22:37:16 ID:???
>>753
全く仰るとおりです。元ネタをちゃんと把握しておくべきでしたね。
また不手際をして言葉もありませんです……。
G はじけるレモンの香り・巫女グリーンと叫んでみる
部屋に戻った後、松山は中をうろうろしつつ、誰に挨拶しにいくべきかなど最初は考えていた。
しかしフライハイトと話した事や、守矢を今後率いるのは誰か、人里近くに住まう様になってからの活動についてなど
思考はどんどんと巡っていく。しかし答えは不明なものも多いので、保留にする件が増えてくる。
松山「コルネットさんに家賃を払っていくにも働き口の確保……家具は……」
そう考え込んでる内に、心の奥深くの保留棚が重みに耐えかねてバッキリと割れた音を松山は聴いた、様な気がした。
同時に……脳裏に稲妻のようにひらめいた一言があった!
松山「はじけるレモンの香り・巫女グリーン!!!」
755 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 22:37:38 ID:???
先着で
巫女グリーン!!? → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値とマークで分岐します。
ダイヤ→ 「巫女グリーンって……誰のことです?」
ハート・スペード→ 叫びを聞きつけ、にとりが出てきた。
クラブ3以上→ 叫びは虚しく響き渡った……
スペードA・クラブA、2→「巫女グリーンって……誰のことです?」(*ダイヤとは別扱いです)
JOKER→「私を呼びましたか!?」
756 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 22:38:14 ID:???
QBK タックル 27+(
クラブ8
)=
757 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 22:38:38 ID:???
しまった間違えました。何やってるのやら。
758 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 22:40:02 ID:???
混乱させちゃうと思うので
先着で
巫女グリーン!!? → ! card
と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値とマークで分岐します。
ダイヤ→ 「巫女グリーンって……誰のことです?」
ハート・スペード→ 叫びを聞きつけ、にとりが出てきた。
クラブ3以上→ 叫びは虚しく響き渡った……
スペードA・クラブA、2→「巫女グリーンって……誰のことです?」(*ダイヤとは別扱いです)
JOKER→「私を呼びましたか!?」
759 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 22:43:05 ID:???
巫女グリーン!!? →
クラブQ
760 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 23:27:39 ID:???
ちょっときつい言い方だけど最近松山さん迷走してません?
えらく空回りしてる気がします
761 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 23:40:31 ID:???
う〜ん……確かに煮詰まって空回りしてるかもしれませんね……
いい機会ですし、一度色々落ち着いてみるべきかも。
762 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 23:40:53 ID:???
巫女グリーン!!? → クラブQ
クラブ3以上→ 叫びは虚しく響き渡った……
松山は、唐突に浮かび上がった言葉を衝動に駆られるまま叫んだ。
しかしながら……返ってきたものは誰彼の反応でもなく、ただただ静寂それのみ。
考えるまでもないことだった。にとりは部屋にいるとは限らないし
誰かが叫びを拾う位に。松山の部屋近くまで丁度やってきたなどと、都合の良い偶然に期待するにしても儚すぎる。
松山「そうだよな。でもこれで……心残りもないな」
やるべきことはやった。会うべき人には会った。
話すべきことも話したので、松山はそろそろ去り時だと静かな達観と共に受け入れる。
松山「じゃあシャンハイ。ダンボールを……ん、それ何?」
見ると、シャンハイはいつの間にか白銀色の神秘的な輝きを帯びた槍を手にしていた。
昨日までは見えなかったそれら一式について訊ねると、昨日の内ににとりから直接渡されたのという。
そしてにとりは今……決勝の疲労に加え、鬼との飲み比べや仕上げを終えて……泥のように眠っているらしい。
松山「そうか。にとり……最後までお世話になったな」
聴こえてる筈もないと知りながら、松山はにとりの部屋の扉に向き合って頭を下げる。
それが本人に届くはずはないと思いながらも、そうするのがせめての心尽くしと考えた。
763 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 23:42:48 ID:???
松山「さて――行こうか、シャンハイ」
同じようにペコンと頭を下げてたシャンハイにそう言うと
小さな体にそぐわぬ腕力でシャンハイはダンボールを軽々と担いでしまう。
松山も、バッグを提げて……一度だけ、自分に安息を提供してくれた部屋を振り返った。
シャンハイのよく行き届いた掃除がされた今、部屋はかつての記憶と同じになっている。
それはつまるところ、自分の色が抜け落ちたということでもあった。
一抹の寂しさが宿るも、それ以上の感謝の心でまた自然と、頭を下げる。
この部屋で過ごした思い出を色褪せたりさせぬよう、もう一度焼き付けて……
松山は過ごした部屋を、二度と訪れることはないだろう迷宮を、社務所を後にした。
松山「誰もいないか……永遠亭との交渉とかあるもんな。忙しい身なら当たり前か」
既に二柱に託したパテギアは、永遠亭に譲渡されてるだろう。
魔理沙の発言が不安を感じさせるが、それも今は気に留めることではないと思って、鳥居前まで進む。
そこで、スッと鳥居の柱の陰から誰かが出てきた。一瞬、妖怪かと構えたが……松山のよく知った顔だった。
764 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 23:43:27 ID:???
松山「フライハイト?」
フライハイト「ああ」
出てきたのは、一人だけお別れの挨拶を済ませておいたフライハイトだった。
書物らしきものを手に抱えている。
松山「どうしたんだよこんなところで」
フライハイト「どうしたも、見送りが一人はいなくて良いのか? それにさ」
出立が近いと伝えたなら、見送りに出るのは当然だろ、とフライハイトは笑いかけてきた。
それに松山が言葉を返せずにいると……気にした風もなく。
フライハイトは落ち着いた足取りで、松山の側まで来ると、持ってきていた書物を松山に渡してくれた。
松山「これ……は……」
フライハイト「餞別さ。いずれの敵に塩を送ることかもしれないが……今はまだ味方だから、ね」
軽い口調だが、真摯な温かみが感じられた。
松山は、神社を出る間際にそんな胸にくる言葉がもたらされるとは思えず、言葉に詰まる。
そうして言葉が出せない代わりに、渡された幾冊の書物に視線を落とすと……。
松山「これは……! 俺達の世界の必殺技について纏めたものか!?」
フライハイト「この幻想郷にも、外来のこうした本が流れつく場合があるらしいんだ。
試合を終えた後、時々人里で仕入れてたのさ」
この中から一冊、好きなものを持っていってくれと、フライハイトは言ってきた。
765 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 23:44:05 ID:???
松山「(この中から、どれでも……!?)」
先着6名様で
フライハイトの餞別 → ! dribble
フライハイトの餞別 → ! pass
フライハイトの餞別 → ! shoot
フライハイトの餞別 → ! tackle
フライハイトの餞別 → ! cut
フライハイトの餞別 → ! block
766 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/19(月) 23:44:58 ID:???
すみません、こちらでお願いします。
先着6名様で
フライハイトの餞別1 → ! dribble
フライハイトの餞別2 → ! pass
フライハイトの餞別3 → ! shoot
フライハイトの餞別4 → ! tackle
フライハイトの餞別5 → ! cut
フライハイトの餞別6 → ! block
767 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 23:45:26 ID:???
フライハイトの餞別1 →
マルセイユルーレット
カイザーマルシェ!
768 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 23:50:45 ID:???
フライハイトの餞別2 →
カミソリパス
769 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 23:52:20 ID:???
フライハイトの餞別3 →
雪下ろしオーバー
ミラクルこいっ!
770 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 23:52:31 ID:???
ちょwwwwwww スマンwwww
771 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 23:52:44 ID:???
フライハイトの餞別3 →
フライングドライブ
772 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 23:53:15 ID:???
フライハイトの餞別4 →
パワータックル
773 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 23:54:47 ID:???
フライハイトの餞別5 →
北海道パスカット
774 :
ラインライダー滝
◆lLi06nuZOA
:2009/10/19(月) 23:55:41 ID:???
フライハイトの餞別5 →
ムーンサルトパスカット
ことごとく日本の技だー
775 :
森崎名無しさん
:2009/10/19(月) 23:56:22 ID:???
フライハイトの餞別6 →
ダイビングブロック
776 :
森崎名無しさん
:2009/10/20(火) 00:00:52 ID:???
よく考えたら、上海に使ってもいいんだよな。松山じゃなくて。
でもダメ・・・雪下ろしオーバーはダメ・・・
777 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/20(火) 00:05:52 ID:???
フライハイトの餞別1 → マルセイユルーレット
フライハイトの餞別2 → カミソリパス
フライハイトの餞別3 → 雪下ろしオーバー
フライハイトの餞別4 → パワータックル
フライハイトの餞別5 → 北海道パスカット
フライハイトの餞別6 → ダイビングブロック
フライハイトが餞別として選んできたのは、意外か順当か、松山にも馴染みある技ばかりだった。
松山「あのさ……2つ程、とっても馴染みで、身近過ぎる技があるみたいなんだけど?」
フライハイト「いやま、それは……基本に立ち返るのも悪いことじゃないと思うよ。うん」
理屈としては当たり障りないが、松山は一瞬、フライハイトの頬に汗が伝うのを見逃さなかった。
しかし基本を大切にするのは確かに悪いことではないし。
また、自分の技をシャンハイに覚えさせる。それも、将来の大きな武器になってくれるかもしれない。
松山「(でもありがたいよな。本当に……選べるの一冊だけ……どれにしようか?)」
778 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/20(火) 00:06:25 ID:???
必殺技書を選んでください
A マルセイユルーレット
B カミソリパス
C 雪下ろしオーバー
D パワータックル
E 北海道パスカット
F ダイビングブロック
*先に「4」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
なんというかどの技も全日本(松山)色が強い強い。もしや迷走を表してる!?
そんなスレですが、人気投票が開催しました。
http://capmori.net/vote/vote2a/bbs.cgi
それでは今日はここまでー
779 :
森崎名無しさん
:2009/10/20(火) 00:13:23 ID:rgxrvens
A
780 :
森崎名無しさん
:2009/10/20(火) 00:16:31 ID:tERtCpMM
E
781 :
森崎名無しさん
:2009/10/20(火) 00:19:30 ID:CQ727kR+
A
782 :
森崎名無しさん
:2009/10/20(火) 00:19:39 ID:eHci5wu+
A
783 :
森崎名無しさん
:2009/10/20(火) 00:58:10 ID:DKm6EWeM
A ドリブル技は持ってないしね
784 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/20(火) 21:07:17 ID:???
A マルセイユルーレット
松山「それなら……これを貰うよ」
慎重に、現在とこれからの自分に必要な技を選ぶと
やはりドリブルの補強ができる【マルセイユルーレット】が必要に思えた。
全日本では、天然パーマの点取り屋・来生哲兵の得意技……というより一つ覚えの技といえた。
フライハイト「マルセイユルーレットは、すり抜ける方向を把握して……
自分の体でスクリーンをかけつつ、軸足を交換しての素早い回転で相手を抜き去る技だ」
松山「ああ知ってるよ。(何回も見せつけられてきたし……)」
サンキュ、とアドバイスと一緒に本を受け取り、松山は本を大切にバッグの隙間に差し入れた。
フライハイト「今の松山はヒールリフトの方が向いてるかもしれないから
マスターしても、多用するのはどちらか選んでおいたほうがいい」
再度の助言にも頷き返すと、今度はフライハイトは誰かに言伝がないか訊いてきた。
松山は少し考え込むが……頭を振って特にないと答えた。
松山「……ないよ。第一、この神社でしてきた行動が全部だから。今更言葉なんて浮かばない」
フライハイト「わかった。今の一言をみんなに伝えておくから」
松山「言伝じゃないって言ってるだろ」
そう言っても、フライハイトは軽く受け流すだけで、冗談なのかもしれなかった。
こちらの気持ちを軽くさせる目的なら、それならありがたく受け取ることにして……
話すことがなくなると、自然と口数も減り……松山は、いよいよ守矢神社との別れを意識した。
振り返って正面から向かい合う……御柱や拝殿、手水舎……長く過ごした社務所。それらがふと歪んで見えた。
785 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/20(火) 21:07:49 ID:???
松山「……」
フライハイト「……」
知らず――潤みかけて熱くなった目頭を慌てて擦る。フライハイトは何も言わずにいてくれた。
松山自身黙りこくったまま、指笛を吹く。鳴き声がして、やがて鳳が舞い降りてくる。
コルネットから譲られた空飛ぶ靴の元の姿で、神奈子と諏訪子の御力で変容した一羽の鷲。杜矢。
こちらを見る眼がどこか悲しげに見えたのは、きっと自分の感傷だろうと、松山はそう思い込んだ。
松山「杜矢……俺達を麓まで運んでほしい」
杜矢は少し沈んだ調子の鳴き声をして、松山達に背中を貸すよう巨躯を反転させた。
飛び乗って、シャンハイも乗せると、いよいよ出発なんだと、言い表せない感情がこみ上げてきた。
松山「それじゃ、フライハイト、ありが……」
法衣を着込み終えてから、そう言おうとして、だがフライハイトはその言葉を遮るように、親指で守矢神社を示した。
ああ、と松山も彼の言いたいことを察しながらも、……それにも首を振る。
意外な顔をされたが、もうここで気持ちをぶつけることは松山にだって出来なかった。
そして杜矢が、松山達を乗せて、大空へ舞い上がる。フライハイトの手を振る姿がすぐに見えなくなった。
大きな背中に捕まりながら。未練など残してないと思ってたが、やはり最後の一言が自然と口から零れた。
松山「さよなら……
ありがとう――――――ございましたっっ!!!」
フライハイトと杜矢以外の誰にも届くはずはないが。それでも精一杯の気持ちを込めて、残すも……
ぐんぐんと遠ざかる守矢神社。松山の叫びも、耳元で唸る風に掻き消されて消えた。
786 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/20(火) 21:08:28 ID:???
麓に近づくと、松山は以前、霊夢に萃香と人里を歩いた際に、杜矢を待たせてた空き地へ着地させた。
降りてから、じっとこっちを見つめてる杜矢の瞳を見返してから、近寄る。
松山「世話になったな……あんまり食べ過ぎたり、みんなに迷惑かけちゃ駄目だぞ……」
杜矢「キュル……」
一鳴きした杜矢の首を抱いて、名残りと親愛と感謝を込めて撫でてから、松山はそっと距離を取った。
元……主人と、その新たな従者……二人から離れられるよう力強い羽ばたきをして、杜矢は守矢神社へ還ってゆく。
見上げて見送り、山にその姿が消えるまで見送って……松山は踵を返した。
松山「さぁ! 先に荷物を置かなくちゃな。コルネットさんの言ってた場所へ行こう。
シャンハイ、もう一頑張り頼むよ!」
シャンハイ「シャンハーイ! (お任せくださいっ)」
787 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2009/10/20(火) 21:09:12 ID:???
空元気を感じさせる声でも、松山は威勢よくシャンハイに言って歩き出した。
槍を背負い、両手でダンボールを持ち上げながらでシャンハイは浮遊して松山の後をついてくる。
さすがに人里を出れば、道は手入れなどされておらず荒れ放題で……進むのにも大層難儀した。
松山「それでも日が落ちて妖怪の時間になる前に見つけておかないと……」
以前の会話を思い出す。コルネットが買い取った家屋……あの時点で既に倉庫に改修が進んでるという話だった。
松山「そうなると、もう改修も終わってる筈だな。どんなところなんだろう?」
あれこれ想像しながら、なおも荒れた獣道を進むと、人里と博麗の神社の中あたりとの発言通りに、建築物が見えた。
松山「きっとあれだ! よーしダッシュだシャンハイ!」
目的地が視認できるようになると、荷物を降ろせる気持ちが先立ち
それまでの生活とのお別れから、今後への希望にシフトして、疲れを忘れて走り出す。
やがて松山の前に現れた、その建物の外観は……
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