キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】

1 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/14(日) 21:52:31 ID:???
このスレはキャプテン森崎のスピンアウト作品に当たる、キャプテンEDITのスレです
森崎くんと同世代に生まれたサッカー少年・大前くん(オリキャラ)を操作し、彼を名選手に育てたり育てなかったりします
現在の目標は全国中学校サッカー大会出場
読者の皆さんに引いて頂いたカードや投票していただいた選択肢に従い、物語が展開します

〜前回までのあらすじ〜
父の転勤に引っ張られて他県に引っ越すことになった大前少年。
彼は進学先にサッカーの強豪・鳴紋中学を選ぶが、そこには予想以上に強力な選手たちがひしめいていた
あまりにも大きなレベルの違いに、サッカー部への入部を躊躇うほど自信を喪失する大前
だが、同級生の雪村、部長の小豆沢との出会いを経て、改めて入部を決断する

637 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 00:11:46 ID:???
★自称・神に愛された男の選択→  クラブ9 =★

638 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 00:15:16 ID:???
本当にノープログラム(無計画)だな瀬川w

639 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 00:22:26 ID:bF6TTFrg
★自称・神に愛された男の選択→  クラブ9 =★
スペード、クラブ→「ここは神の意志に従い、PAに突っ込む!」どこまでドリブルする気だァー!?
---------------------------------------------------------------------------------------------
瀬川「今この場に、俺の突破を阻むものはいない! 突っ込むぜ!」

大前「どこまで走る気なんだこの人ーっ!?」

比良山「まあ、勝算は低くない……氷潤のDFで止めるのは難しいだろう」

実況「瀬川くん、勢いそのままにPAに侵入ーっ! これを止められるものはいるのかーっ!」

敵の2番「ドリブルゴールだァ?」

敵の3番「そう簡単に決められてたまるかーっ!」

瀬川「難しくないさ……何せ俺は、神に愛されているから!」

640 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 00:23:27 ID:bF6TTFrg
先着3名様で『!』の後のスペースを消してカードを引いてください

【攻撃】
★瀬川→ドリブル 35+! card=★
【守備】
★敵の2番→タックル 28+人数補正(+1)+! card=★
★敵の3番→タックル 26+人数補正(+1)+! card=★


攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
2≦ 瀬川がドリブル突破! キーパーと1対1へ!
1=  比良山がフォロー
0=  こぼれ球の奪い合いに 大前と敵の5番のせりあい勝負だ!
-1= 敵の5番がフォロー
-2≧ 氷潤中ボールに

【備考】
ドリブル対タックルは接触プレイです。
両者のカードがクラブで一致した場合、カードの数字の低い方の反則になります。
瀬川のカードがダイヤの場合、【強引なドリブル(補正+2・吹っ飛び係数2)】が発動します

641 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 00:23:58 ID:???
★瀬川→ドリブル 35+ クラブ10 =★

642 :TSUBASA DUNK:2010/02/27(土) 00:25:47 ID:???
★敵の2番→タックル 28+人数補正(+1)+ ダイヤ8 =★
★敵の3番→タックル 26+人数補正(+1)+ ハートQ =★

643 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 00:29:13 ID:bF6TTFrg
>>642
TSUBASA DUNKさん、すいません。この判定は先着三名様なんです
よろしければ、引き直しを願えませんでしょうか
それと、敵の2番のタックル値を間違えていました。正しくは↓です。色々不備があって申し訳ありません

★敵の2番→タックル 26+人数補正(+1)+! card=★

644 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 00:29:49 ID:???
★敵の2番→タックル 28+人数補正(+1)+ JOKER =★

645 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 00:32:07 ID:???
★敵の3番→タックル 26+人数補正(+1)+ ハート7 =★

646 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 00:40:50 ID:???
ここで大前がプレスをかければ・・・


647 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 00:45:21 ID:bF6TTFrg
敵の3番のタックル値まで間違えてました……大前のヘディングを防いで覚醒してましたね
なにしているんだ自分……

★瀬川→ドリブル 35+ クラブ10 =45★
★敵の2番→タックル 28(26の間違い)+人数補正(+1)+ JOKER =42★
★敵の3番→タックル 26(27の間違い)+人数補正(+1)+ ハート7 =35★
2≦ 瀬川がドリブル突破! キーパーと1対1へ!
しかし敵の2番が覚醒! 全能力+1&必殺タックル取得!
---------------------------------------------------------------------------
瀬川「もうここまで来たら、スピードだけで突っ切る! うりゃりゃりゃーっ!」

ゴールを目前にして、全速全開でドリブルする瀬川。
相対する敵の2番も、死力を尽くしてタックルに行くが、

敵の2番「うっ!?(速い――俺の全身全霊をかけたタックルが届かない!?)」

敵の3番「2番のアレがかわされるんなら、俺なんて無理だ……」

実況「瀬川くん、トップスピードで振りきります! さあ、キーパーと1対1だ!」

敵のキーパー「こ、こんな舐めた攻撃で、ゴールを割らせるもんか!」

瀬川「ふん……だが神の意志は残酷だ!」

大前「まだそのテンションで行くんですか?」

648 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 00:48:08 ID:bF6TTFrg
先着【2名様】で『!』の後のスペースを消して、それぞれ攻守のカードを引いてください

【攻撃】
★瀬川の判断→! card=★
★瀬川→シュート/ドリブル 29/35+! card=★
【守備】
★敵のキーパーの判断→! card=★
★敵のキーパー→シュートに備える/ドリブルに備える 26+! card=★


攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
2≦ 瀬川がゴールを奪う!
1=  比良山がフォロー。ゴールは空っぽだ!
0=  大前と敵の5番がせりあい合戦だ! キーパーは倒れている!
-1= 敵の5番がフォロー
-2≧ 氷潤中ボールに

【備考】
1対1は接触プレイです。両者のカードがクラブで一致した場合、カードの数字の低い方の反則になります。
判断で引いたカードがダイヤ・ハートでシュート(に備える)、スペード・クラブでドリブル(に備える)となります
キーパーは相手の行動と読みが一致した場合、読み当たり補正(+2)を、そうでない場合読み外しペナ(-2)を得ます
ドリブル選択時に瀬川のカードがダイヤの時、【強引なドリブル(+2・吹っ飛び係数2)】が発動します

649 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 00:49:53 ID:???
★瀬川の判断→ クラブK =★
★瀬川→シュート/ドリブル 29/35+ スペードQ =★
ジョーカーでも防げなかったのか

650 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/02/27(土) 00:50:59 ID:???
★敵のキーパーの判断→ ハート3 =★
★敵のキーパー→シュートに備える/ドリブルに備える 26+ ダイヤJ =★

651 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 00:51:03 ID:???
★敵のキーパーの判断→ クラブJ =★
★敵のキーパー→シュートに備える/ドリブルに備える 26+ クラブK =★

652 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 00:56:23 ID:bF6TTFrg
瀬川が6人抜きでゴールを決めたところで、今回はここまでです。
作中時間では多分、この辺りでロスタイム突入でしょうか

それにしても、この男はドリブルしている限り引きが鬼ですね……前半でヘタれたのはパスの時のみ
大前と長池、そして密かに外伝スレ時代からダイスのみな雪村に分けてやって欲しいものですw

では、長い時間のお付き合い、ありがとうございました

653 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 00:59:24 ID:???
長時間更新おつかれさまでした!
菱野さん良ヒロインすぎる

654 :TSUBASA DUNK:2010/02/27(土) 01:22:24 ID:???
乙です。
>>462では失礼しました。今日は目と頭の調子が……

655 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 09:46:31 ID:???
乙でございます

これはいつかの本編来生くさいw

656 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 16:58:30 ID:bF6TTFrg
>>653
ありがとうございます。女性を書くのは苦手なんで、ヒロインを褒められるとそれだけで嬉しいです
>>654
引き間違いはよくあるのでお気になさらず。かくいう自分も、本スレの判定で大ポカをしたことがorz
>>655
キャプ森JY編の来生くらい強くなってくれればいいんですがw

★瀬川の判断→ クラブK = ドリブル★
★瀬川→シュート/ドリブル 29/35+ スペードQ =47★
★敵のキーパーの判断→ ハート3 =シュート★
★敵のキーパー→シュートに備える/ドリブルに備える 26+読み違いペナ(-2)+ ダイヤJ =35★
---------------------------------------------------------------------------------------
敵のキーパー「(ドリブル、ドリブル、ドリブルと来たからには今度こそシュートだ!)来い!」

同じ手を何度も使う訳は無いと踏んで、シュートと読むキーパー。だが彼は、瀬川のドリブルに対する絶対的な自信を読み違えていた。
――無情なことであるが、この対決の敗因は、しかしそれではない。
絶対的な実力の差。例え読みを当てたとしても、今の瀬川を彼が捕えられたかというと、それは否であろう。

瀬川「へへんっ、棒立ちだぜ♪」

軽口を叩きながら、更に加速する。

敵のキーパー「……え?」

呆然と、声を漏らす。気が付けば、シュートに備えた構えのまま、自分を抜き去る瀬川を見送っていた。
そして、もうゴールと瀬川を隔てるものは無い。その後に訪れる結果は、語るまでもないだろう。

ピイイィィィィィィィ!

実況「ご、ゴール! 瀬川くん、キーパーを含む六人抜きで圧巻のドリブルゴール! 彼を止められるものは、県内にいるのか!?
そして、この得点で前半の時点で3−0! 圧倒的な差が付きました! これを逆転するのは、いえ、追いすがることすら厳しい!」

657 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 16:59:41 ID:bF6TTFrg
観客「せーがーわっ! せーがーわっ!」「素敵ーっ♪ 瀬川くーんっ」「うっひゃあ、とんでもねえゴールだ!」
「2点を上げた比良山も凄いが、やっぱり鳴紋は2年も凄いぜ!」「瀬川ーっ、彼女返せーっ!」

沸き上がる観客席に、うっとりとした表情で両手を広げ応える瀬川。

瀬川「ふふふふふ…………もっとだ! もっと俺を褒めてくれーっ!」

ウワアアアアアアアァァァァァ………!


観客「せーがーわっ! せーがーわっ!」「せーがーわっ! せーがーわっ!」「せーがーわっ! せーがーわっ!」

金成「……あのドリブルは、人数を使って止めるしかないか。幸い、連中は守備が脆い。清栄の攻撃は、俺だけで十分だ」

実況「会場全体が一体となっております! 沸き上がる瀬川コール! 今日の彼は、まぎれもなくヒーローです!」

瀬川(最高だ……最高の気分だ……! へへっ、県大会でも決めて、もっと最高の気分を味わってやるぜ!)

大前(お、俺も前よりドリブルが上手くなったと思ってたけど……こ、この人はレベルが違う……!)

比良山(一つの能力に特化することが、ここまで爆発的な成果を生むとは……恐ろしいものだ)

篠田(いつの間にか、差をつけられていたな。昔は俺や長池と並んでいたというのに)

長池(…………やはり、オールラウンダーなんて器用貧乏の言い換えに過ぎないのか……?)

国岡(な、なんてこった。あの人、派手にやり過ぎだぞ!?
お陰で攻撃の起点になった俺が、すっかり忘れられてるじゃないか!?)

あまりにも衝撃的な得点シーンに、敵のみならず味方からも言葉が奪われた。

658 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 17:02:54 ID:bF6TTFrg
やす子「うっひゃあ、たまげたねー! あの子、大会じゃフォワードにコンバートしよっか?」

小豆沢「そうですね……あとはシュートでもゴールを狙えるようになれば、立派に機能すると思います」

早瀬「……俺も本腰入れて練習しないとな。本気で首が冷たくなってきたぜ……」

落田(ポカーン)

菱野「お、驚きましたわ。サッカーって、あんなゴールの仕方もありますのね……」

渡会「1対1には自信がある方だけど……アレを止めるのはちょっと無理かな……」

実況「さあ、前半も残りわずかとなりました! ここまでは鳴紋中の一方的な快進撃!対する氷潤中は、残り時間をどう使うのでしょう?」

敵の10番「くっ……今度は瀬川一人に好きにやられたのかよ!?」

敵の6番「面目ない……」

敵の11番「気にするな。それより、今度はどう攻める? 流石に1、2年のみのチームを相手に前半無得点のままってのは業腹だ。
それに、後半に3点差を追いかける展開もごめん願いたいな」

敵の10番「そうだな……」

先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★前半最後の決断→ ! card=★

カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ→後半になったら、長池はまず替えられる。前半のうちに向こうの穴を突いて1点返そう。
ハート→瀬川と比良山は厄介だ。後半に備えて、ヤツらにも守備をさせて体力を削ろう。
スペード→中央突破だ。中央の守備力は未知数だが、だからこそ前半中に一当たりしておきたい
クラブ→……パスワークで流そう
JOKER→速攻だ! ファストブレイク発動!

659 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 17:12:54 ID:???
★前半最後の決断→  ハートA =★

660 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 17:27:26 ID:bF6TTFrg
★前半最後の決断→  ハートA =★
ハート→瀬川と比良山は厄介だ。後半に備えて、ヤツらにも守備をさせて体力を削ろう。
--------------------------------------------------------------------------------
敵の10番「前半に得点を上げたあの二人を、潰す。守備で走らせて消耗させれば、後半が楽になる」

敵の7番「サイドアタックか。俺の出番だな!」

敵の9番「……前半の活躍者を下げるのも士気に影響がある。ヤツらはまず後半も出てくる、か。面白ェ、乗ったぜ!」

にやりと笑う、7番と9番。
10番はその意気に満足げに肯くと、ボールをセンターサークルに戻した。

実況「さあ、この前半四度目の、そして氷潤三度目のキックオフです!」

敵の10番「けっ、じきに鳴紋にもさせてやるよ。……行け!」

ボールを9番に渡し、7番とのワンツー突破を図らせる。

比良山「うっ!? ……俺たちのスタミナを奪うのが目的か!(まずいな。タックルはともかくカットは……)」

大前「任せろ、比良山!」

体力の温存を図りたい比良山を制止し、大前がカットに向かう。

比良山「期せずして先程の打ち合わせ通りか。頼んだぞ!」

大前「自身は無いけどな! 行くぜ!」

661 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 17:28:26 ID:bF6TTFrg
敵の9番「ちっ! 比良山は釣れなかったか!」

敵の7番「なら、このまま攻め上がってやる!」

瀬川「大……なんだっけ? アイツが抜かれたら行ってみようかな?」


先着3名様一行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください

【攻撃】
★敵の9番→ワンツー 24+! card=★
★敵の7番→ワンツー 26+! card=★
【守備】
★大前→パスカット 26+! card=★


攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
2≦ ワンツー突破成功!
1=  敵の11番がフォロー
0=  こぼれ球の奪い合いに ランダム
-1= 瀬川がフォロー
-2≧ 鳴紋中ボールに

662 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 17:30:50 ID:???
★敵の9番→ワンツー 24+ クラブ2 =★

663 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 17:33:46 ID:???
★敵の7番→ワンツー 26+ ハートA =★

664 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 17:34:23 ID:???
★大前→パスカット 26+ スペード5 =★

665 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 17:51:21 ID:bF6TTFrg
★敵の9番→ワンツー 24+ クラブ2 =26★
★敵の7番→ワンツー 26+ ハートA =27★
★大前→パスカット 26+ スペード5 =31★
-2≧ 鳴紋中ボールに
----------------------------------------------------
氷潤中の今回の攻勢は、比良山と瀬川を引きずり回し、体力切れに追い込むことにあった。
だが目算が外れ、ここでカットに来たのは大前。目論見をすかされた形になったせいか、パス回しも甘くなってしまう。

大前「なんだこれ? 俺でも取れるぞ」

ポン。
頭に軽く当てて、足元に落とす。

実況「ああっと! 氷潤中、キックオフから果敢に攻めましたが呆気なくカットされました!
前半最後の反撃はこれで終了か!?」

菱野「やったあ!」

国岡「……雑魚め。大前なんかに止められやがって」

大前のやっと見せた活躍に、菱野から喜びの声が、国岡から怨嗟の呟きが漏れた。

敵の9番「く、くそっ! 止められた!」

敵の10番「ちっ! なら奪い返せばいい!」

敵の11番「ここでまさかの四点目、なんてのはごめんこうむるぜ!」

実況「だが、氷潤中もすかさずチェックに行く! 大前くん、ピンチ!」

大前「そう簡単にあきらめちゃくれないよな……どうする?」

666 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 17:52:48 ID:bF6TTFrg
先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.「ドリブルで抜いて、前半最後の攻撃だ!」 大前のドリブル:29
B.「雪村とのワンツーだ!」 大前のパス:26 雪村のパス:30
C.「比良山と瀬川先輩は温存したい。篠田先輩にパスだ!」 大前のパス:26
D.「無理せずバックパスだ!」 確実に通りますが、チームメイトは前半終了までパス回しをします
E.「ここだ! ここでロングシュートだ!」 大前のシュート:33 50mの距離減衰ペナ(-5)
F.自由選択です。取りたい行動をお書き下さい。


現在の大前のガッツ:450/610

667 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 17:54:37 ID:N1Y0AWdg


668 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/27(土) 17:56:04 ID:E/VS0sPs
B

669 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 18:03:13 ID:bF6TTFrg
B.「雪村とのワンツーだ!」 大前のパス:26 雪村のパス:30
------------------------------------------------------------
大前「(二人を相手に確実に抜く自身はちょっと無いな。よし、ここは――)雪村ァ!」

雪村「任せて!」

実況「大前くん、囲まれる前に雪村くんへパス……おおっと、これはワンツーだ!
鳴紋中、前半終了間際にも貪欲に追加点を狙う構え!」

敵の10番「へっ、まだ攻めっ気があるのか」

敵の11番「こいつらを止めて、一点を返すぜ!」


先着4名様一行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください

【攻撃】
★大前→ワンツー 26+! card=★
★雪村→ワンツー 30+! card=★
【守備】
★敵の10番→パスカット 26+人数補正(+1)+! card=★
★敵の11番→パスカット 25+人数補正(+1)+! card=★



攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
2≦ ワンツー突破成功!
1=  篠田がフォロー
0=  こぼれ球の奪い合いに ランダム
-1= 敵の9番がフォロー
-2≧ 氷潤中ボールに

670 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 18:06:21 ID:???
★大前→ワンツー 26+ スペード6 =★

671 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 18:08:13 ID:???
★雪村→ワンツー 30+ クラブ8 =★

672 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 18:10:31 ID:???
★敵の10番→パスカット 26+人数補正(+1)+ スペードA =★

673 :キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/02/27(土) 18:33:51 ID:???
★敵の11番→パスカット 25+人数補正(+1)+ スペード9 =★


674 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 18:42:20 ID:bF6TTFrg
★大前→ワンツー 26+ スペード6 =32★
★雪村→ワンツー 30+ クラブ8 =38★
★敵の10番→パスカット 26+人数補正(+1)+ スペードA =28★
★敵の11番→パスカット 25+人数補正(+1)+ スペード9 =35★
-----------------------------------------------------------
大前「くっ……きついな……!」

雪村「こんなの平気平気♪」

苦心してパスを出す大前と悠々とリターンを返す雪村。
技量差がチグハグなコンビであったが、氷潤中のDFをかわすには十分だった。

敵の10番「野郎……! 取れねえ!」

敵の11番「くそっ、後少しなのに!」

実況「1年生コンビ、ワンツー突破ァ! だが、ボランチの6番が詰めてくるーっ!」

敵の6番「追加点はやらん!」

大前「こいつは確か、氷潤でも特に上手かったヤツか! こいつをかわせばバイタルエリアなんだが――」

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.「ドリブルだ! 抜くっ!」 大前のドリブル:29
B.「もう一度、ワンツーだ!」 大前のパス:26 雪村のパス:30
C.「篠田先輩、後は頼んだ!」 大前のパス:26
D.「あきらめよう……。バックパス」 確実に通りますが、チームメイトは前半終了までパス回しをします
E.「ここからならいける! シュートだ!」 大前のシュート:33 30mの距離減衰ペナ(-2)
F.自由選択です。取りたい行動をお書き下さい。

現在の大前のガッツ:410/610

675 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 18:46:26 ID:N1Y0AWdg


676 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 19:05:00 ID:E/VS0sPs
A

677 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 19:06:27 ID:uhxbqSBQ
B

678 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 19:14:41 ID:bF6TTFrg
>>B.「もう一度、ワンツーだ!」
-------------------------------
自分のドリブルでは、目前の敵を確実に抜き去る保証は無い。そう判断して、再度雪村とのワンツーを目論む大前。

大前「もう一丁!」

雪村「よしきた!」

実況「ここでまたワンツーです! パスを繋ぐ創造的なサッカーを魅せます!」

金成「突破に自信が無いだけじゃねーの?」

やす子「うーん、さっき決められなかったのを気にしているのかな? もっと思い切ったプレイでも良かったと思うけど」

小豆沢「前半最後の攻めですからね。確実に行ってもいいと思いますが」

敵の6番「取る!」

大前「取らせは――」

雪村「――しないよ♪」

679 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 19:15:42 ID:bF6TTFrg
先着3名様一行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください

【攻撃】
★大前→ワンツー 26+! card=★
★雪村→ワンツー 30+! card=★
【守備】
★敵の6番→パスカット 28+! card=★


攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
2≦ ワンツー突破成功!
1=  篠田がフォロー
0=  こぼれ球の奪い合いに ランダム
-1= 敵の8番がフォロー
-2≧ 氷潤中ボールに

680 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 19:16:06 ID:???
★大前→ワンツー 26+ スペード9 =★

681 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 19:18:12 ID:???
★雪村→ワンツー 30+ ハートQ =★

682 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 19:18:45 ID:???
★敵の6番→パスカット 28+ スペード7 =★

683 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 19:34:08 ID:bF6TTFrg
★大前→ワンツー 26+ スペード9 =35★
★雪村→ワンツー 30+ ハートQ =42★
★敵の6番→パスカット 28+ スペード7 =35★
--------------------------------------------------
敵の6番「(俺なら取れる! 去年から名前が聞こえていた長池だって完封したんだ!)うおおおおっ!!」

雪村からのリターンに狙いを絞り、ボールを取りに行く6番。
だが、彼は知る由も無いことだったが、現時点では1年ながら県下屈指のプレイヤーである雪村の方が長池より上の選手だった。

雪村「それっ♪」

ぽこーんっ!

敵の6番「なんだその山なりの球は? どう見てもミスキック――なにィ!?」

実況「おや? 雪村くん、蹴りそこなったか? い、いえ! 既に大前くんはペナルティエリアへ全力で走りこんでいる!
ダイレクトシュートを撃つ格好のチャンスだ! 先程の汚名返上なるか!?」

菱野「やりましたわ! 大前さん、チャンスです!」

早瀬「だが、エリア内の守りはさっきより堅い。判断の見せ所だぞ、大前……」

早瀬の指摘通り、氷潤中のPA内には4バックのディフェンス陣が総出で守りを固めている。
状況は、先ほどより厳しい。

大前「……くそっ、さっきの失敗が目の前をチラつきやがる……! だが、ここが前半最後の得点チャンスだ。
これさえ決めれば、相手の逆転はほとんど無い。撃つか? それとも――」

684 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 19:35:12 ID:bF6TTFrg
先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.「撃つ! ヘディングだ!」 大前のシュート:33+高い浮き球補正(+3)
B.「ここでポストプレイだ! 雪村、決めろ!」 大前のせりあい:33+高い浮き球補正(+3)
C.「ここでポストプレイだ! 篠田先輩、頼みます!」 大前のせりあい:33+高い浮き球補正(+3)
D.「ここでポストプレイだ! 比良山、ハットトリックだ!」 大前のせりあい:33+高い浮き球補正(+3)
E.自由選択です。やりたいことを書いてください

685 :小田ジュニア:2010/02/27(土) 19:48:54 ID:alcp6jGg
A

686 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 19:49:38 ID:N1Y0AWdg


687 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 20:05:34 ID:bF6TTFrg
>>A.「撃つ! ヘディングだ!」 大前のシュート:33+高い浮き球補正(+3)
------------------------------------------------------------------------
大前「撃つぞ! コイツを決めて、さっきのミスを返上する!」

地を蹴って、高く舞い上がる大前。

敵の3番「性懲りも無い野郎だ! また弾き返してやるよ!」

敵の2番「この人数のブロックだ! 抜けるもんか!」

敵のキーパー「(例えブロックできなかったとしても、俺が止める! 前半四失点なんて、ゆるしはしない!)来い!」

大前「うおおおおおっっっ!!」

菱野(こんどこそ、決まって!)

688 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 20:06:35 ID:bF6TTFrg
先着4名様で『!』の後のスペースを消してカードを引いてください
※ 敵のブロック要員が多いので、ブロックのカードはお一人様二行ずつ引いてください ※

【攻撃】
★大前→ヘディング 33+浮き球補正(+3)+! card=★
【守備】
★敵の3番→ブロック 27+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+! card=★
★敵の2番→ブロック 27+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+! card=★

★敵の4番→ブロック 26+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+! card=★
★敵の5番→ブロック 26+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+! card=★

★敵のキーパー→パンチング 28+浮き球補正(+1)+! card=★


攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します
【シュート対ブロック】
2≦ ボールは止まらずキーパーとの勝負へ!
1=  篠田がこぼれ球をフォロー
0=  こぼれ球の奪い合いに ランダム
-1= 敵の6番がフォロー
-2≧ 氷潤中ボールに

【シュート対セービング】
2≦ 大前のヘディングがゴールを奪う!
1=  篠田がこぼれ球をフォロー キーパー倒れている!
0=  こぼれ球の奪い合いに ランダム
-1= 敵の6番がフォロー
-2≧ 敵の8番がフォロー

【備考】
相手のシュートをブロックしきれなくても、シュート力−ブロック力が2〜4の時は、シュート力に-1の減衰が発生します。

689 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 20:08:27 ID:???
★大前→ヘディング 33+浮き球補正(+3)+ スペードA =★

690 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 20:10:20 ID:???
★敵の3番→ブロック 27+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+ ハートA =★
★敵の2番→ブロック 27+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+ クラブ3 =★

691 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 20:15:11 ID:???
★敵の4番→ブロック 26+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+ スペード9 =★
★敵の5番→ブロック 26+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+ クラブQ =★

692 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 20:26:28 ID:???
★敵のキーパー→パンチング 28+浮き球補正(+1)+ クラブ2 =★

693 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 20:28:39 ID:???
なんだこのへたれっぷりは

694 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 20:54:16 ID:bF6TTFrg
★大前→ヘディング 33+浮き球補正(+3)+ スペードA =37★
★敵の3番→ブロック 27+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+ ハートA =32★
★敵の2番→ブロック 27+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+ クラブ3 =34★
★敵の4番→ブロック 26+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+ スペード9 =39★○
★敵の5番→ブロック 26+浮き球補正(+1)+人数補正(+3)+ クラブQ =42★
★敵のキーパー→パンチング 28+浮き球補正(+1)+ クラブ2 =★
-2≧ 氷潤中ボールに
-----------------------------------------------------------------------
大前「ここで……ここで決める!」

地を蹴り、高く飛び上がる大前。だが、撃とう撃とうとする気持ちが先走ってか、姿勢が崩れ、インパクトのタイミングがずれた。

敵の3番「あれ? 真っすぐじゃねえぞ?」

敵の2番「撃ちそこないか?」

ふわりと浮き上った球は、前列のDF二人の頭上を通り越すも、勢いは全くと言っていいほど殺がれていた。

敵の4番「よっと。へへへ、プレゼントどーも。坊や」

大前「あ……」

実況「あーっと! 駄目でした! 大前くん、好守からの速攻でゴールに迫りましたが、得点ならず!」

観客「あんな固まってる所に撃ちに行ったんだから自信はあったんだよな?」「けど、全然駄目だったぜ?」
「何がしたいんだ、アイツ?」

金成「けっ。大量リードして流してもいいところで速攻を掛けて、挙句にこの様か。とんだ雑魚……いや、クソFWだな」


※ 金成の大前への感情が『眼中に無し』になりました ※

695 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 20:55:06 ID:???
まだこのレベルの学校だからいいけど、技持ちのいる上位校とぶつかったら人数補正洒落にならんな。

696 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 20:55:41 ID:bF6TTFrg
国岡「……あーあ。本格的に救いようがねえなあ、あの野郎。蹴落とすまでも無く自滅していくぜ」

本多「……コメントのしようが無いな」

末松「馬鹿野郎〜っ! 俺と代われ大前〜っ!」

豊原「早瀬、これは本格的に見込み違いだと思うぞ……」

篠田「交代を具申するべきだな」

瀬川「ダサダサだね。せっかく俺が盛り上げた空気が白けちゃったよ」

本条「くくく……」

雪村「あーもうっ! あそこまで付き合ったんだから、ちゃんと決めてよ大前君!」

比良山「大前……(あの雪村までカリカリしている。これは、不味い空気だな)」

長池「……俺と同じ匂いがする」

※ 無理な攻撃を行ってキーパーにも届かず失敗したので、試合に出ていたメンバー全員の好感度が下がりました ※
※ ただし、ディフェンスの負担を肩代わりし成功させた比良山と、同じく不調の長池は好感度低下を回避します ※

敵の4番「おっと、ボーっとしてられねえか。前半も残り少ないし。後は流すか」

長池「向こうは時間稼ぎか。放っておいて後半を待とう(今の俺に、カットに行く選択は眩しすぎる)」

瀬川「お? 久々にゲームキャプテンらしい発言じゃん」

そうして、氷潤中はパスワークで時間稼ぎの構えに移り、鳴紋中もあえてそれを見送って前半を折り返す。
点差は3−0で鳴紋の圧倒的有利。だが、どこか後味の悪いものを残していた。
一方そのころ、ベンチでは、

697 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 20:58:20 ID:bF6TTFrg
先着7名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★監督の心証→ ! card=★
★小豆沢の心証→ ! card=★
★早瀬の心証→ ! card=★
★落田の心証→ ! card=★
★渡会の心証→ ! card=★
★柿原の心証→ ! card=★
★菱野の心証→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ→好感度変動なし
ハート、スペード→菱野のみ好感度変動なし。それ以外は低下
クラブ→好感度低下
クラブのA→好感度がガクッと低下
JOKER→「大前、くじけるな! 次回に備えて特訓だ!」月一特訓の他にも特訓追加!
菱野がダイヤのKを引くと……?

698 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 20:59:26 ID:???
★監督の心証→ ! card=★

699 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 20:59:51 ID:???
★監督の心証→  ダイヤ9 =★

700 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:00:05 ID:w1l62bSk
★監督の心証→  クラブ6 =★


701 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:00:40 ID:???
★小豆沢の心証→  スペードA =★


702 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:01:33 ID:???
★早瀬の心証→  ダイヤA =★

703 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:01:52 ID:???
★落田の心証→  クラブ9 =★

704 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:02:03 ID:???
★落田の心証→  クラブK =★

705 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:02:50 ID:???
★渡会の心証→  クラブ3 =★

706 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:03:11 ID:???
★柿原の心証→  ダイヤJ =★

707 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:03:27 ID:???
★菱野の心証→  ハート10 =★

708 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 21:38:58 ID:bF6TTFrg
★監督の心証→  ダイヤ9 =★変化なし
★小豆沢の心証→  スペードA =★好感度低下
★早瀬の心証→  ダイヤA =★変化なし
★落田の心証→  クラブ9 =★好感度低下
★渡会の心証→  クラブ3 =★好感度低下
★柿原の心証→  ダイヤJ =★変化なし
★菱野の心証→  ハート10 =★変化なし
--------------------------------------------------------------------
ベンチでは、苦虫を噛み潰したような表情の小豆沢が固く腕を組んでいた。
普段は物腰柔らかく穏やかなはずのキャプテンが浮かべる渋面に、空気が緊張している。

早瀬「先輩……その、なんだ……」

小豆沢「後で聞く」

柿原(小豆沢……)

やす子(あーあ、期待を掛けていた分、失望も激しいのかなー。1年なんだし少しは労わってあげればいいのに)

ピリピリとした空気は、ベンチに戻ろうとした大前にも伝わってきた。

大前(……これは、もう駄目かもしれない)

菱野(きゃ、キャプテンが凄く怒ってて、大前さんも凄く落ち込んでる……私、どうすればいいんですの!?)

胃に悪い雰囲気の中で、ハーフタイムのミーティングが始まろうとしていた。

709 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 21:40:36 ID:bF6TTFrg
〜ミーティング〜

小豆沢「前半戦は御苦労だった。スコアは3−0で圧倒している。他校との練習試合だから、あんまり圧倒してもコトだ。
後半は正規のスタメンの試合勘を取り戻すのを優先して、ゆっくりと進めていこう」

長池(正規メンバーの投入ということは……)

国岡(……けけけけっ)

それは、誰かを下げるということを意味する。

小豆沢「まず、大前に代えて早瀬」

大前「!」

早瀬「ちょ、ちょっと待ってくれ先輩っ!」

交代の勧告に、告げられた大前が身を固くし、早瀬がいきり立つ。

小豆沢「何か意見があるのかい?」

早瀬「大アリです! 大前の起用は、キャプテン自身の判断だって聞いてます。
それをこんなに早く取り下げるなんて、俺は納得できない! そもそも大前に入部をすすめたのは、アンタでしょう!?」

続いて、柿原も立ち上がる。

柿原「……俺も早瀬と同じ意見だ。一度目のシュート失敗は、むしろ相手CBのファインプレイだった。
アレは普通なら決まっていたはずだ。俺の目から見ても、大前の交代は時期尚早に過ぎると思う」

小豆沢「一度目の事だけなら、二人の言う通りなんだけどね。僕が問題にしているのは、二度目のミスの事だ」

やす子(うわっ、これは不味い雲行きかも――)

710 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 21:43:02 ID:bF6TTFrg
小豆沢「それまで大前は、相手のワンツーを二度カットするなど、悪くない動きを見せていた。
けど、その後の攻め方で全部ぶち壊しだ」

比良山「キャプテン、そんな言い方は――」

小豆沢「比良山も聞け。いいか? あの後、大前は雪村にワンツーを二度要求し、それで攻め上がって行った。
後ろに戻してもいい局面で、しかもチームメイトの体力を犠牲にしてね」

大前「……」

小豆沢「その挙句、相手の守備が堅いにも関わらず、無理に撃った挙句がミスショット。
ポストプレイヤーの大前なら、そこで囮になってディフェンスを引きつけ、仲間に渡す選択もあったのにね。
動かなくていいところで動き、仲間を動かさなくていいところで動かし、自重すべきところで自重しなかった。
そこまでやったら、ミスは許されない。そして、許されないところでミスをしてしまった。
これが、交代の理由だ」

大前「……返す言葉も、無いです」

力無く呟きが耳に入っているのかいないのか、小豆沢は早瀬に向き直る。

小豆沢「――更に言うなら、僕の判断でスタメンに入れた以上、僕の器量でこれをかばうことは出来ない。
以上だ。早瀬、分かったら今のうちにアップしておけ」

早瀬「ぐっ……大前ェ! お前、これでいいのかよ!?」


先に『4票』入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.「小豆沢さん! そこを曲げてお願いします! もう一度、俺にチャンスを下さい!」
B.「早瀬さん、ケジメは付ける必要があるんです……」

711 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:45:39 ID:???
投票する前に聞きたいんですが、これはこのまま試合に出たら長池のようにペナルティ付くんですか?

712 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 21:50:23 ID:bF6TTFrg
>>711
あえて言うなら『長池の様な』ペナルティは付きません
大事なことなので二度言います。『長池の様な』ペナルティは付きません

4票必要な重要な選択肢として設定したので、前後の文脈や人物の設定から判断して、冷静にご投票ください

713 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:50:53 ID:uhxbqSBQ
A

714 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:53:57 ID:AUC9Xs4Q

まだポストプレイしてないし

715 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:56:31 ID:Ww1upiMM
B
別のペナルティはつく、ということだろう。人間関係的な意味で

716 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 21:57:36 ID:QKf7Uyyc
A

717 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 22:05:12 ID:3PoxA146

失敗は怖いが、通常パートで好感度戻すのは時間かかりそうだし

718 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 22:25:19 ID:bF6TTFrg
>>A.「小豆沢さん! そこを曲げてお願いします! もう一度、俺にチャンスを下さい!」
------------------------------------------------------------------------------------
大前「小豆沢さん! そこを曲げてお願いします! もう一度、俺にチャンスを下さい!」

早瀬「……大前」

頭を下げて後半への出場を乞う大前に、早瀬が安堵の吐息を吐く。

早瀬「……キャプテン、俺からもお願いします! コイツは、今でこそちょっと頼りねえかもしれない。
けど、いずれチームに必要になるかもしれない男なんです! 後半も、使ってやってください!」

柿原「代わりに出る予定の早瀬がここまで言っているんだ。もう一度、考え直してくれないか?」

比良山「……前半の最後は、後半に体力を温存したい俺を庇って守備を担当してくれました。
大前は決して、チームを蔑ろにするような男ではありません。前半30分を共に戦った選手として、俺からもお願いします」

大前本人のみならず、早瀬たちからも湧いた嘆願に小豆沢がふーっと息を吐く。

小豆沢「君たちの言い分は分かった」

大前「そ、それじゃあ!?」

小豆沢「けど、それを決めるのは僕じゃない」

大前「え?」

小豆沢「監督」

やす子「うん、そうだね……これは、監督やキャプテンの裁量で収まる話じゃないね」

そう言い、飯地が選手たちを見渡す。

719 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/27(土) 22:26:30 ID:bF6TTFrg
やす子「君たち選手の意見はどうかな? これからの後半30分、大前くんを同じフィールドで戦うチームメイトとして、
受け入れてあげる気持ちはある?」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★判定→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ、ハート→「そこまで言われたら仕方ないな……」なんとか後半も出られる
スペード、クラブ→「ピッチはお前の釈明の場じゃない」やっぱり出られない
クラブの5以下→「いい加減にしろ! 俺たちはもううんざりだ」好感度が激低下
JOKER→「ちゃんと反省できているなら、俺たちはお前の仲間だぜ!」出場可能な上に国岡、本条以外の好感度がアップした!?

720 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 22:30:23 ID:???
★判定→  クラブA =★

721 :720:2010/02/27(土) 22:31:25 ID:???
すまぬ…

722 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 22:36:55 ID:???
さよならbyebye

723 :715:2010/02/27(土) 22:42:25 ID:???
判定の結果だから仕方がない。俺はそういうリスクがあることを感じてBに入れたんだが。
まあこれにめげずに、俺らでどん底から大前を引き上げていこうぜ

724 :森崎名無しさん:2010/02/27(土) 23:01:54 ID:???
ドラマチックじゃないか、失った信頼を取り戻す日常の闘い。
小豆沢の二回目の失敗への指摘は確かだと思う。
ポストプレイヤーの本分を思い出して味方のサポートを優先させるようにすれば、
きっと好感度も戻っていくはずだよ。

725 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 00:56:47 ID:Kzd2pHXI
1年目からの大ピンチの到来に色々とご意見はあるでしょうが、これでもまだ続行は可能です
私の方は、参加者がいらっしゃる限り、エンディングまで続けるつもりです

以下、鬱々とした描写とポエムが続きますので、苦手な方は最後の判定結果まで読み飛ばしてください

★判定→  クラブA =★
クラブの5以下→「いい加減にしろ! 俺たちはもううんざりだ」好感度が激低下
--------------------------------------------------------------------------
国岡「俺は嫌だね」

口火を切ったのは、チーム内でも大前嫌いで通っていた国岡だった。

国岡「比良山はさっき、自分を庇って守備に参加してくれたって言ってたよな?
けどよ、それで本当に大前が仲間思いとは決められないだろ? もしかして、自分の出番を増やしただけじゃねーの?」

続いて、本多が参加する。

本多「俺も同感だな。その後の行動と合わせれば、そう受け止めることもできる」

比良山「何を言っているんだ! 国岡ならまだしも、本多、お前はそんな物の見方をする男じゃなかったろう!」

本多「悪いが、そういう見方をせざるを得ないな。俺は前に、大前に『チームに揉め事が起きると困る』と言っておいた。
それを肝に銘じているのなら、失態を肝に銘じて、ここで大人しく引き下がるという選択を選べたはずだ。
だというのに後半も出たいなど、よくも抜けぬけと……。悪いが、俺がそいつに対して中立でいられるのはここまでだ」

不愉快だと言いたげな口調で、大前から目を逸らす本多。視界に入れるのも不愉快という素振りだった。

早瀬「な、なに言ってるんだよ……こいつは、練習にだって熱心に参加していたじゃないか!
そんな見限り方はねえだろ!?」

豊原「早瀬、お前もいい加減目を覚ませ。確かに大前は練習熱心かもしれない。
だが、それがチームプレイに反映されなければ、無意味だ」

726 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 00:57:51 ID:Kzd2pHXI
篠田「同感だな」

長池(……悪い空気だ。これを変えたい。――けど今の俺にそんな勇気は無い)

瀬川「大体、そいつは攻め込むのにしたって雪村だよりだったじゃん。自分が目立ちたいなら、俺みたいに自分で切りこめよ。
人の力を当てにしておいて、ずうずうしく自分のお手柄を上げたがった。前半最後にそいつがやったのは、そういうことだろ?」

本条「同じしくじりなら、雪村の体力を使わなかった分、ロングシュートの方がまだマシだぜ」

末松「俺が涙を呑んでDFに甘んじてるってのにさ〜、そういう態度とかどうかと思うよ?」

大前への口撃は、後から後から止まなかった。
そこへ、

雪村「もう止めようよ」

割って入った雪村の声に、一瞬場が静まり返った。

大前「雪村……?」

比良山(ホッ……これで何とかなりそうだ。雪村なら俺より大前との付き合いも長いし、この程度の事は笑って受け流すはずだ。
雪村に迷惑を掛けた、という論調を本人であるコイツが封じてくれる)

国岡(げっ、雪村……こいつ、大前と仲良かったんだっけ……せっかく、場が良い流れ出来てるのに、邪魔するんじゃ――)

流れに関わる人物である雪村の発言に、比良山は胸をなでおろし、国岡は冷や汗を流す。

大前(な、なんだこの感じ――)

だが、大前は嫌な予感を感じていた。
雪村が浮かべていた表情は、この二カ月余りともに過ごした中で、一度も見たことの無い種類のものだった。

727 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 00:59:56 ID:Kzd2pHXI
雪村「――早くしないとハーフタイムが終わっちゃうよ? もう結論は出ているんだから、さっさと次に行こうよ」

比良山「え?」

比良山が、信じがたいとでもいうように目を丸くする。

雪村「これだけの人が反対しているんだから、もう決まりでしょ? 交代の発表とかまだ終わってないし、時間の無駄は避けよう」

早瀬「な、何言ってるんだよ、お前!? 雪村、お前は大前と友達じゃなかったのかよ!?」

早瀬がどなり声を上げた――ようだと大前は感じた。
何だか、周りの空気に現実感が無い。
全てが遠い世界で、雪村の声だけがヤケに明瞭に聞こえた。

雪村「早瀬先輩、僕は友達だからこそ許せないものがあるって思うな。
確かに僕が作ったチャンスが不意になったのはムッとしたけど、それは後になれば許せることだった。
けど、サッカーで皆に迷惑をかけて、キャプテンが反省の場を用意してくれたのに、まだ出たいっていうのはイケないと思う」

早瀬「お、おい?」

雪村「先輩。僕、初めて大前君と会った時に、思ったんですよ。
あの日、学校のグラウンドで暗くなってた大前君を見て、
『ああ、サッカーが好きなのに、このチームでやってく自信が無くて、それであんなに悲しそうなんだなあ』って」

早瀬「……ああ、あの日のことか」

それには早瀬も立ち会っていた。

雪村「けど、上手くなったはずの大前君の今日のプレイを見ていて、違うんじゃないかなあって思っちゃいました。
あの日、グラウンドで大前君が悲しそうにしていた理由は、単に『自分より強い選手がたくさんいたから』なんじゃないかなって。
大前君はひょっとして、サッカーが好きなんじゃなくて、サッカーが強い自分を好きなんじゃないかなって」

728 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 01:01:17 ID:Kzd2pHXI
大前「違う!!」

菱野「きゃ!?」

大前の強い否定に菱野が飛び上がる。だが、それでも雪村は続けた。

雪村「だって、今日の大前君のプレイは、そうとしか思えないよ。
前半最後のあのプレイ、どう考えたって自分がゴールしたかっただけじゃないか。
……僕もゴールしたいって気持は痛いくらいわかるけど、それでミスをして反省するべきところを無理押しするなんて、
ちょっと違うと思う。それじゃあ、チームの事なんかどうでも良くて、自分が凄いプレイをしたいだけじゃないか」

大前「う……」

早瀬「じゃあ、てめえはどうなんだよ! 入学式の日に、乗り気じゃなかった大前を引っ張って、
乱入に巻き込んだのはお前だろ!?」

大前「!」

大前は思わず顔を上げた。早瀬がなおも自分を庇いだてしてくれているから――ではない。
このままでは、早瀬は何か決定的に取り返しのつかないことを言ってしまう。そんな予感がした。

早瀬「何か? お前はあの時、大前が可哀そうだったから勝手なお情けで一口噛ませたとでも――」

大前「早瀬さん!!」

早瀬「う……わ、悪い。言い過ぎた」

雪村「いいですよ、気にしてません。だって――」

729 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 01:02:23 ID:Kzd2pHXI
言うな、雪村。
そう言おうとした舌が、凍りついたように動かない。
それさえ言わなければ、明日には元通りに振舞える。
それを雪村も分かっているはずだと、淡く期待している。そんな甘えの様なモノが、大前自身の動きを封じていた。

雪村「――その通りなんだし」

……終わった。
自分と雪村の間で、決定的な何かが終わったと大前は思った。
これがもし、大前を糾弾する場ではなくもっと別の――例えば祝勝会の席で言ったのなら単なる青臭い思い出話で済んだろう。
だが、この場は大前を否定する人間が何人も集まっていた。
そこで、こんなことを言えば――

菱野「ゆ、雪村さんっ! 言い過ぎで――」

国岡「はははっ、傑作だな! お友達だと思っていた相手が自分を一方的に憐れんでいただけってか?
すげえ道化じゃないか、大前!」

やす子「――いい加減にしなさい!」

バァン!!
突然の怒声と何かを強く叩いた音に、場が一気に静まり返った。

やす子「私は、貴方達に『意見』を聞いていたの。こんな吊るし上げは、許可してません」

国岡「え……」

やす子「決はもう出てるわよね?」

雪村「はい。今回のスタメンで交代に反対なのは、比良山くんだけです」

比良山(俺としたことが、なんと不甲斐ないことだ……すまん、大前)

730 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 01:04:43 ID:Kzd2pHXI
やす子「じゃあ、大前くんに替えて早瀬くん。不調の長池くんに替えて小豆沢くん。キャプテン直々の采配を期待するわ。
小豆沢くんは不動のトップ下だから、雪村くんは後半はサイドに移動。次に国岡くんは柿原くんと交代。君も少し反省なさい」

国岡「な、何でですか! 俺は問題なんて何も――」

やす子「それが分からないなら、考える時間はいくらでも上げるわ。頭を冷やしなさい」

本条(大前叩きに夢中になってたからだろ……ホントに大丈夫かコイツ)

ざわざわ……。

やす子「静粛に! ……今後も前半からの面子は、スタミナが切れ次第、正規のレギュラーと交代ね。以上!」

監督がそう宣言すると、後は各々休憩や交代出場に備えてのアップに移る。
動けないでいるのは、大前と、その弁護に回っていた早瀬と比良山だけだった。
小豆沢が、石の様に佇む大前の肩を叩いた。柿原も申し訳なさそうな顔で、その隣にいる。

小豆沢「これが、サッカーの怖いところだ。一度のミスで全ての信頼が失われ、挽回もしくじると本当に取り返しがつかなくなる。
高い授業料を払ったな、大前」

大前「……」

のろのろと顔を上げる。返事する気力も無いが、小豆沢はそれに気を悪くする様子も無く続ける。

小豆沢「それでも、まだここでサッカーを続けたいのなら、練習を見るつもりくらいはある。……どうか腐らないでくれよ」

そう言うと、アップに戻る。
最後の一言は本当に小豆沢が言ってくれた言葉なんだろうか。
自分の希望的観測が囁いた幻聴ではないのだろうか。
そんなことを考えると、体から力が抜けて、ようやく座り込むことが出来た。単に立ち続ける気力も無くなったのかもしれない。

731 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 01:06:48 ID:Kzd2pHXI
早瀬「……こんなことってあるかよ」

比良山「すまん、俺がついていながら――いや、こんなことを口にする資格は無いかもしれんが」

大前「いや、いいんだ。それより、比良山も、早瀬さんも、後半の準備、した方が良いよ」

言葉を返すのも億劫だったので、口調もとぎれとぎれになる。
怒るかな、上下関係に厳しい早瀬先輩は、顔を赤くして怒鳴るかもな。
そんなことを思ったが、二人とも無言で優しく肩を叩いてくれた。

……しばらくして、後半戦が始まった。
小豆沢を避けて攻める氷潤だったが、サイドにポジションを変えた雪村があっさりとカットする。
それを受けて、またドリブルを華麗に決める瀬川。
苛立った様子の早瀬が、八つ当たり気味のジャンピングボレーで豪快に点を決める。
比良山は、前半飛ばし過ぎたせいか不調の様で、10分後に交代した。
小豆沢のプレイは、明らかに周りと桁が違った。パスカット、ドリブル、ミドルシュート。その流れは創造的で格好が良い。
小豆沢のいるピッチはまるで、サーカスの様に華やかだった。大前はそれを、ベンチと言う最前列の特等席で眺めている。
……昨日まではそれを当然と思っていた。
何かの間違いでスタメンになって、そして手痛いしっぺ返しを伴って元に戻ったのだ。
そう思うと心は陰鬱に沈むけれど、代わりに荒むことは無い。
隣の国岡がにやけながら何かを言ってくるが、まるで外国語の様で意味が分からなかった。

そして、30分が過ぎた。
スコアは8−0。
鳴紋の圧勝だった。

それから更に一時間が経って、――大前はそのままベンチにいた。
比良山は一緒に帰ろうと言ってくれた。早瀬は力づくで立ち上がらせようとした。
だが、目を合わせると、バツが悪そうに撤回する。
そして、一人ぼっちでグラウンドに居残っていた。

732 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 01:07:54 ID:Kzd2pHXI
菱野「――大前さん」

誰かの声がしたと思って顔を上げる。
気付けば、目の前に菱野が佇んでいた。

菱野「……あの、」

何かを言おうとして、また口を閉じる。
菱野の姿は、暮れ始めた赤い日差しに染まって綺麗だった。
しばらく一緒にいるとあまり意識しないが、菱野の容貌は本当に同じ生き物とは思えないくらい美しい。
そういえば、

大前「ごめん」

菱野「え?」

大前「応援してくれたのに、台無しにしちゃった」

それだけは、詫びておかなければならない気がして、頭を下げた。

菱野「……いいんです。むしろ、大前さんにプレッシャーを掛けてしまって、その――」

大前「えっと、……ああ」

自分の応援が、かえって大前に功名心を抱かせたのではと考えているのだろう。
いらぬ誤解だった。

大前「気にしなくていいよ。アレは、本当に俺自身がやりたくてやったことなんだから」

菱野「大前さん……」

733 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 01:09:57 ID:Kzd2pHXI
大前「雪村の言う通りだな、俺、自分勝手だった。サッカーがチームでやるものだって忘れて、格好付けたがって。
本当に馬鹿だよなあ。サッカーが好きじゃなくて、サッカーが強い自分が好き、か。当たってるよな」

菱野「そんなことないです!」

強い口調で、菱野が否定する。

菱野「大前さん、今より下手っぴだった時から、ずっと楽しそうでしたわ!
練習で何度も先輩や雪村さんに負けた時も、楽しそうにボールを追いかけてました!
そんな人が、サッカーよりも、それが上手い自分が好きだなんてこと、あり得ないです!」

大前「菱野さん……」

菱野「もしそうだったとしても、それはスタメンになって浮かれていた時の大前さんです!
大前さんさえその気なら、いつだってサッカーが何より好きだった大前さんに戻れます! 明日からでも、今からでもです!」

大前「そう、かな……」

自信なさげに呟くと、菱野が逆に自信たっぷりの顔で口を開く。

菱野「そうです。自分が好きな大前さんをやめて、サッカーを好きな大前さんになるなんて簡単です。
だって、……えっと、私の場合ですけど、嫌なことがあったら自分の事をすぐに嫌いになっちゃいます。自己嫌悪ですわ。
けど、すごくすごく好きなものは、悪いことがあってもひどいことがあっても、なかなか嫌いになれませんの。
大前さん、自分なんていう嫌いになりやすいものが、サッカーよりずっと好きだったんですの?」

大前「それは――――」

菱野「それは?」

小首を傾げる菱野が、答えを促す。

734 :森崎名無しさん:2010/02/28(日) 01:10:19 ID:???
撃てば百発百中のストライカーにならざるを得ない

735 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 01:11:09 ID:Kzd2pHXI
大前「――――違う。俺はサッカーが好きだ。自分なんてどうだっていいくらい、サッカーが好きだ。
理由はもう思い出せないけど、いや、理由が思い出せないくらい昔からサッカーが好きだ。
足が折れたって、死んだって、サッカーが好きだ。何よりサッカーが好きだ!」

衝撃で遠くまで失せていた感情が、一気に戻ってくる。御蔭で叫ぶような調子の答えになってしまった。
菱野は突然の大声に驚いて目を丸くしていたが、軽く首を振って気を取り直すと、

菱野「……それでこそ、大前良さんですわ」

誇らしそうに、切なそうに、言った。

大前「う……ぐ……」

途端に、目から涙が出てくる。
感情を取り戻したせいか、自分を取り戻したせいか、それは大前自身にも分からない。
だが、今日起きた色んな事が、いま悲しかった。
自分の勝手さや不甲斐なさ。
チームメイトの信頼を裏切り失ったこと。
雪村と友達ではなくなってしまったこと。
色んな出来事が、今、悲しくて、涙が後から後から沸いてくる。

菱野「大前さん……」

菱野が優しく背中をさすってくれた。

――泣き止んだら、またやり直そう。
――どんな小さなことでもいいから、一歩ずつ。
――失くしたものは大きくて、取り返しがつかないかもしれないけど。
――それでも、サッカーを続けよう。

涙に暮れながら、そんなことを思ったりした。

736 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 01:12:17 ID:Kzd2pHXI
※ チームメイトの中で比良山と早瀬、柿原と小豆沢以外の好感度が暴落しました ※
※ 雪村との関係が変化します。『大前→(絶交)←雪村』となりました ※
※ 長池は何故か好感度が上がるみたいです ※
※ 夏の県予選はスタメン落ちが確定しました ※
※ ……それでも大前はサッカーを続けます ※

737 :森崎名無しさん:2010/02/28(日) 01:14:15 ID:???
さすがクラブAさんと言わざるを得ない

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