キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【サッカー少年】キャプテンEDIT【奮闘記】

1 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/14(日) 21:52:31 ID:???
このスレはキャプテン森崎のスピンアウト作品に当たる、キャプテンEDITのスレです
森崎くんと同世代に生まれたサッカー少年・大前くん(オリキャラ)を操作し、彼を名選手に育てたり育てなかったりします
現在の目標は全国中学校サッカー大会出場
読者の皆さんに引いて頂いたカードや投票していただいた選択肢に従い、物語が展開します

〜前回までのあらすじ〜
父の転勤に引っ張られて他県に引っ越すことになった大前少年。
彼は進学先にサッカーの強豪・鳴紋中学を選ぶが、そこには予想以上に強力な選手たちがひしめいていた
あまりにも大きなレベルの違いに、サッカー部への入部を躊躇うほど自信を喪失する大前
だが、同級生の雪村、部長の小豆沢との出会いを経て、改めて入部を決断する

799 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 23:35:38 ID:Kzd2pHXI
〜国岡イベントパート〜

大前に好意的な人間が積極的に動いているのに、否定的な人間が消極的に動くいわれは無い。
1年生MF(練習試合ではDF起用だったが)国岡も、密かに動き出そうとしていた。

国岡「今のところ大前が自爆して勝手に孤立してくれたのはいいが、ま〜だここに居座る気でいるらしいな。
けけっ! じきにサッカー部からも追い出してやるぜ!」

本条「……それもいいが、ちゃんと俺のキャプテン就任にも手を貸せよ?」

国岡「わかってますって。さて、今月はどうするべきかな?」


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★冷血軟派くにおかくん→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ、ハート→「まずは地道に能力を伸ばすぜ!」
スペード→「本多を派閥に取り込むぜ!」
クラブ→「大前の悪い噂を流してやる……けけけっ」
JOKER→「……虚しいぜ。こんなことをしていて、何になるっていうんだ?」

800 :森崎名無しさん:2010/02/28(日) 23:38:17 ID:???
★冷血軟派くにおかくん→  ダイヤ3 =★

801 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/02/28(日) 23:48:39 ID:Kzd2pHXI
★冷血軟派くにおかくん→  ダイヤ3 =★
ダイヤ、ハート→「まずは地道に能力を伸ばすぜ!」
----------------------------------------------------------
国岡「まずはスタメンに定着するために、能力を伸ばすかな……発言力も大きくなるし、大前の居場所を潰せる。
ケケケケケッ! 一石二鳥だぜ!」

本条「(大前の居場所を潰すってFW転向でもするのか?)だが今は俺とお前しかいない。
現状では、シュートとセービングの練習しか出来ないな」

国岡「キキキッ! 俺が得点力を上げてMFながらゴールを決めれば……自動的にヘタレFWの評判はガタ落ちっすよ!」

本条(そういうところだけ知恵が回るんだよなあ……まあ、俺も秋からは渡会とのポジション争いもあるし、いいか)



先着2名様一行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★国岡のシュート練習→ ! card=★
★本条のセービング練習→ ! card=★

二枚のカードのマークが一致した場合、数値の合計に+5されます。
なお、JOKERの数字は15、マークは全てのマークと同じとします。
カードの数値で結果が……

35(2枚ともJOKER)→国岡のシュートが+5。更に全能力+2。渡会のセーブ力が+3、せりあいが+2
26〜31→国岡のシュートが+3。更に全能力+1、必殺シュート習得。渡会のセーブ力が+2、せりあいが+1、必殺セービング習得
21〜25→国岡のシュートが+3。渡会のセーブ力が+2
16〜20→国岡のシュートが+2。渡会のセーブ力が+1
10〜15→国岡のシュートが+1
2〜10→効果無し……。どちらかの絵柄がクラブの場合、仲たがい発生

802 :森崎名無しさん:2010/02/28(日) 23:50:56 ID:???
★国岡のシュート練習→  スペード10 =★

803 :森崎名無しさん:2010/02/28(日) 23:52:47 ID:???
★本条のセービング練習→  ハート4 =★

804 :森崎名無しさん:2010/02/28(日) 23:52:49 ID:???
★本条のセービング練習→ ! card=★

805 :森崎名無しさん:2010/02/28(日) 23:53:38 ID:???
結果は渡会ではなく、本条では?

806 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/01(月) 00:05:20 ID:TZPthq66
>>805
すいません、間違っていました。結果欄の渡会は、本条に脳内置換してください


★国岡のシュート練習→  スペード10 =★
★本条のセービング練習→  ハート4 =★
14=10〜15→国岡のシュートが+1
---------------------------------------------------
国岡「そーれっ!」

本条「うっ!?(な、なかなかいいシュートを撃ってくるじゃないか)」

国岡のシュートは速度、威力はそれほどではないが、ゴールの隅などキーパーの嫌うポイントによく狙いを絞って撃ってくる。
効果的ではあるが、実によく性格が表れた戦法と言えよう。

本条「くそっ! 抜かせるか!」

サブキーパーとして誇りに賭けて、かろうじて弾くことに成功する本条。

国岡「へへへ……今日は実に調子が良いぜ! この調子で必殺シュートでも編み出して、雑魚FWの野郎を出し抜いてやるぜ!」

息巻く国岡。だが、ポジショニングもセービングもまだ未熟な本条が相手では、そのテンションは長続きしなかった。
結局、この日の練習はボールを蹴り続けた国岡が、僅かにキック力を増した程度の効果しか得られなかった。

※ 国岡のシュート力に+1されました ※

------------------------------------------------------------------------------------------------------
明日(というか既に今日)は月曜なので、短めですが今回はここまでです
次回は7月1週の自由選択からとなります
このスレも800レスを越し、次スレが見えてきましたね。初めてのスレタイ決めなどが今から楽しみだったりします

今回もお付き合いありがとうございました

807 :森崎名無しさん:2010/03/01(月) 02:39:47 ID:???
乙ざんした!

808 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/01(月) 23:10:11 ID:TZPthq66
こんな時間になってから言うのも心苦しいですが、今日の更新はお休みさせて頂きます
理由はといいますと、大前がチームでの復権を目指す新展開の、プロローグ兼チュートリアルに当たるNPCパートを書いていたら、
予想以上に膨らんでしまったためです
明日には選択や判定の調整と推敲を済ませる予定なので、次回の更新は明日以降の予定です
待っていらっしゃった方がおられましたら、大変申し訳ありません

809 :森崎名無しさん:2010/03/01(月) 23:18:02 ID:???
乙です
新展開待ち遠しいです

810 :森崎名無しさん:2010/03/01(月) 23:55:07 ID:???
乙です
ところでキャプ翼無印のマーガスが出てるところを読んでると
「信頼を得るポストプレイヤーってこんな風にうごかせばいいのかな」と
なんとなくイメージがつかめたので他の参加者たちにもぜひ読み返すことをお奨めしたい

811 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 21:52:06 ID:UqPbtwhE
〜1年目7月1週〜

大前「監督や長池さん……俺にもまだ、力を貸してくれる人はいるんだな……(長池さんはちょっと頼りないけど)。
特訓も済ませたし、そろそろ何か活動を――」

ピンポーン。

大前「……今月は来客が多いな。まあ、人望がゼロになって無いと思えばいいことなんだろうけど。は〜い、今行きまーす!」

玄関の扉を開けると、そこにいたのは、

早瀬「よお、大前。あの後、酷くへこたれてたんで気にしてたんだが……なんとか立ち直れたみたいだな」

不敵な表情だが、どこかバツが悪そうな雰囲気の早瀬だった。

大前「早瀬さん! あの、この前はすいません。せっかく、励ましてくれてたのに――」

練習試合の後、落ち込んで放心していた大前に何度も声を掛けていたのに、碌な返事もできなかったのだった。
そのことを詫びる。
早瀬は照れ臭そうに手を振った。

早瀬「いいって。元はと言えば、あのハーフタイムに俺がお前を炊きつけなきゃ、説教と反省で済んでたかもしれなかったんだ。
庇うよりも叱った方が、相手の為になる時もあるってのにな。お前の先輩としちゃあ、失格もいいところだったぜ」

大前「……そんなことは」

早瀬「ハハハっ。まあ、そう思わせといてくれよ。自分にも責任があると思えば、これからの事にも身が入るってもんさ」

大前「これからの事、ですか?」

早瀬「ああ。単刀直入に言うとだな、俺はお前の事をかなり買っている。試合中はヘタレてたが、練習の時のキレは比良山以上。
ヘディングだけなら俺も超えていると踏んでいるんだが」

812 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 21:53:34 ID:UqPbtwhE
大前「買い被り過ぎですよ、それは」

早瀬「はっ。ストライカーの嗅覚をなめるんじゃねえっつうの。目の前にいる相手の腕前が果たしてどれだけのものなのか?
一目でとは言わんが、毎日見てりゃ嫌でも気付く。それに――」

言いながら、グッと大前の肩を掴んで力を入れる。

大前「早瀬さん?」

キョトンとして問い返すと、すぐに手を離された。

早瀬「――痛くもねえってツラだな。泣かすつもりで掴んだのによ。成長期の途中だってのに、ま〜た筋肉つけやがって。
あれからまた伸びたな?」

大前「伸びたかどうかは実感が無いですけど……監督に扱かれはしました」

早瀬「へへっ。あの監督、采配やチームの掌握はまだまだだが、選手を見る目はあるな。
大前、お前は叩けば叩くほど伸びるタイプだよ。入部初日はただの雑魚だったのに、今や練習試合のスタメンに選ばれたくらいだ。
……まあ、肝心の試合はお粗末な結果に終わったけどよ」

大前「う……」

そこは突かれると痛い。

早瀬「そんな情けねえ顔すんなよ。まあ、とにかく俺は、お前を来年以降の――いや、秋の地区大会からの主力と考えている。
だっていうのに、チームの中での信頼はゼロに近ェ。っていうか、むしろマイナスかもな。
それをどうにかしなきゃ、今後の展望はねえんだ。さっき言ったこれからの事ってなあ、そのことさ」

どうよ、聞く気はあるか? と早瀬が言った。

大前「長くなりそうですね……玄関で立ち話っていうのもなんですから、よければ上がっていきますか?」

813 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 21:54:51 ID:UqPbtwhE
早瀬「お、いいのか?」

大前「ええ。丁度、親もいないですし。出せるものといったら、麦茶かカルピスくらいしかないですけど」

早瀬「麦茶か! いいねえ、7月ともなると暑くて敵わねえからなァ」

嬉しそうに言う早瀬。

大前「じゃ、すぐ用意しますので、上がったらすぐそこが茶の間ですから」

早瀬「あいよー」

台所に入り、コップを二つ見繕って盆に載せ、冷蔵庫の扉を開ける。

大前「お? 羊羹がある。お茶うけに出しちゃおうかな?」


先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.せっかくだから羊羹も出そう
B.なんだか高そうな包みだな……遠慮しよう

814 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 21:56:19 ID:GLgaj3GY

ケチるところではない

815 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 22:03:53 ID:jf9Sv+Ls
A

816 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:10:08 ID:UqPbtwhE
>>A.せっかくだから羊羹も出そう
---------------------------------------------
大前「まあ、羊羹くらい勝手に出しても、後で買い直せばいいしな。せっかく来てくれた早瀬さんにも悪いし、出しちゃおうか」

そう考え、羊羹を適当な大きさに切り分けて更に乗せて運ぶ。

大前「どうも、お待たせしました」

早瀬「気にすんな、勝手に寛いでたから――って、羊羹まで出してくれんのか!?」

大前「(そ、そこまで食いつくのかこの人)まあ、ちょうど冷蔵庫にあったので。お口に合うかどうかは分かりませんが」

早瀬「へへっ。こんなにもてなしてもらって文句付けるほどチンピラじゃねえよ。どれどれ、頂きまーす、っと」

パクリと、まずは一切れ口に入れる早瀬。



先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★殺伐としたEDITスレに救世主が!→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ→「おおっ!? すごくうめえじゃねえか!」 早瀬がとっても上機嫌に
ハート、スペード、クラブ→「うんうん、なかなかイケるぜ」 早瀬が上機嫌に
クラブのA→「ブーッ!!」 腐ってやがる、古すぎたんだ!
JOKER→「うーまーいーぞー!!」 早瀬が巨大化して大前家が倒壊!?

817 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 22:10:33 ID:???
★殺伐としたEDITスレに救世主が!→  クラブ5 =★

818 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:15:41 ID:UqPbtwhE
★殺伐としたEDITスレに救世主が!→  クラブ5 =★
ハート、スペード、クラブ→「うんうん、なかなかイケるぜ」 早瀬が上機嫌に
----------------------------------------------------------------------------
早瀬「うんうん、なかなかイケるぜ」

大前「お口に合ったようで、ホッとしましたよ」

早瀬「大袈裟だなあ。いきなり押しかけたってのに羊羹まで頂いたんだ、味がどうこうなんてケチ付けるもんかよ」

言いながら、今度は麦茶のコップに手を伸ばす。
グビリと喉を鳴らして冷たい麦茶を飲む早瀬。

早瀬「かーっ! やっぱ夏はキンキンに冷えた麦茶だよなー! 五臓六腑に染み渡るぜ!」

大前「お粗末さまです」

早瀬「へへっ。これだけのもてなしを受けちゃあ、張り切らねえわけにはいかないな。早速、これからの話だけどよ――」

満面の笑みを浮かべながら切り出す早瀬。だが、大前にはその前に聞いておくべきことがあった。

大前「その前に先輩、ちょっといいですか?」

早瀬「――あん? なんだよ、これから本題だっていうのに」

大前「早瀬さん。どうしても今、聞いておきたいんです。答えて下さい。……どうしてここまで、俺に肩入れするんですか?」

早瀬「だから、さっきも言っただろ。選手として見込みが――」

819 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:17:05 ID:UqPbtwhE
大前「それだけじゃあ、理由には不足でしょう? 俺が――不遜な例えですけど、どれだけ優秀な選手になれるとしても、
今はチーム内で腫れ物扱い、いえ、はっきり言ってチームの癌として見ているヤツもいます。
この状況を何とかするのに、どれだけの労力が掛るか、早瀬さんが分からないはずはないです。
それに、有望な1年ならそれこそ何人もいる。
俺を庇ったり、引き立てるよりも、チームの力を引き上げるならもっと手っ取り早い道があるはずです。
どうして、そこで俺なんですか?」

早瀬「……後ろ向きなことを、よくもまあそこまで捲し立てれるなあ。逆に感心するぜ」

大前「誤魔化さないでくださいよ、早瀬さん」

早瀬「はいはい。お前にゃ敵わんよ」

お手上げだ、と両手を上げる。
それからしばらく、自分の中にある言葉をまとめるように沈黙して、やがて口を開く。

早瀬「……俺はな、勝ちたいんだよ」

大前「……何に、ですか?」

早瀬「全部に。これから当たる、全部の敵にだ」

大前「それって、つまり――」

早瀬「そうだよ。全国大会で勝ちてえ。優勝したいんだよ」

途方も無く大きな言葉が、突拍子もなく出てきた。

大前「そ、それがどうして俺に関わってくるんですか?」

早瀬「まあ、聞け。ちょっと長くなるからよ。ったく、やっと本題に入れると思ったら前置きを増やしやがって。
案外、面倒くせえ野郎だなお前も」

820 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:19:20 ID:UqPbtwhE
大前「はあ」

早瀬「その前に聞くぞ、大前。県外から引っ越してきたてめえが、鳴紋中に入ろうと思ったのはどうしてだ?」

大前「それは……鳴紋中が、県内じゃ一二を争うサッカーの強豪って聞いたからです」

早瀬「『強豪って聞いたからです』、ねぇ……」

訊ねておいて、あからさまに不機嫌になる早瀬。

大前「な、何ですか? 俺、何か間違ったこと言いましたか?」

早瀬「間違ってねえよ。間違ってねえから……腹が立つんだ」

まるで意味が分からなかった。

早瀬「なあ、大前。外から来たお前にとっちゃ、ウチが強豪校だってのは……聞かなきゃわからないことなんだな?」

大前「え」

その一言の意味を一瞬分かりかねて、大前は目と口とを丸くした。
そんな間抜けな顔が可笑しかったのか、それとも別の理由か、早瀬はくつくつと笑いを漏らす。

早瀬「なぁにハトが豆鉄砲食った顔してんだ、大前。意味が分からねえってのか?
……ようするにだ。俺たち鳴紋中が強豪っていう認識はな、この県内でしか通用しねえんだよ」

違うか? とこちらに水を向ける早瀬。

大前「……た、たしかに小学校の頃は、ほとんど聞いた覚えがありませんでした。
小学校時代はあんなに有名だった小豆沢さんがここにいるのも、会うまで知りませんでしたし」

821 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:21:01 ID:UqPbtwhE
早瀬「だろう? 俺らが強いのはここら一帯だけの話。全国に出りゃあ――十把一絡げのどこにでもあるサッカー部だ。
たとえるなら、そうだな、ファミコンにドラクエってゲームがあるだろ。ちょっと前に、ニュースでやってたよな?
あのシリーズ最新作を買うのに行列ができたってヤツ。やったことあるか?」

大前「この前、落田に借りましたよ。……練習試合の後で、やっぱり返せって言われましたけど」

早瀬「そりゃ悪いことを思い出させちまったな。――でな、初心者がアレをやるとな、最初はスイスイ進むんだわ。
序盤は簡単なんだよな。それですごくいい気分になる。自分の分身がスライムだのアリクイだの雑魚を蹴散らして、気分は爽快。
けど、話が進んで次の舞台に行くと――レベルが足りなくて、そこいらの雑魚敵にも勝てなくなる。あんな感じだ」

大前「つまり、ウチのチームは全国で戦えるレベルにない、ってことですか? けど、そんなの信じられませんよ。
小豆沢さんなんか、めちゃめちゃ上手いじゃないですか」

早瀬「まあ、そう言うと思ったよ。そこでまたドラクエのたとえなんだがな」

大前「またですか」

そんなにドラクエが好きなんだろうか。

早瀬「まあ聞け。仮にウチのチームをドラクエのパーティ――主人公一味にたとえるとする。
勇者あずきざわとその愉快な仲間達だ。想像してみろ」

大前「ドラクエじゃ、勇者の名前は四文字までだったような――」

早瀬「細かいな、オイ。たとえなんだから聞き流せ。まあ、本題前の口上だから、結論から言うぞ。
……ウチのチームはな、言うなれば勇者だけが強いパーティと同じなんだ。
ライデインを憶えてるくらいレベルの高い勇者と、さまようよろいを狩るのが精々なのに『自分は強い』って勘違いしてる連中。
なまじ優秀なリーダーがいて、その上辺りに自分より強い敵がいないから、大部分の連中は自分たちは強いって思い上がってる。
そんな状態さ」

大前「そ、そんな、ことは」

822 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:23:06 ID:UqPbtwhE
早瀬「そんなことはないってか? じゃあ、去年の全国大会の話をしてやる。一回戦でボロ負けだったよ。
敗因は、小豆沢さんが徹底してマークされたことだった。
小豆沢さんは当時2年生だったが、やってることは今と変わらない。ゲームメイカーでなおかつ得点源、おまけに中盤の守備の要だ。
そんな重要な選手を封じられちゃ、手も足も出ないよな。
けどな、大前。一人がゲームメイカーと得点源と守備の要を兼ねるチームって、……お前だったらなんて呼ぶ?」

大前「ま、まさか――」

答えには、即座に行きあたった。だが、今はそれを信じたくない。
そんな思いが大前の口を閉ざす。
しかし、早瀬は続けた。

早瀬「そうさ、ウチは小豆沢さんのワンマンチームなのさ。少なくとも、全国レベルの試合ではな」

恐らく、口が腐る思いで言ったのだろう。早瀬はすっかりぬるくなった麦茶を口に含むと、濯ぐようにしてから飲み干した。

早瀬「信じられねえ、っていうツラだな。なら、もう少し詳しく教えてやろう。
あの日戦った相手はな、別に全国屈指の名門とかいう訳じゃなかった。
東京の武蔵や東邦みたいに全国から選手を選りすぐったスポーツ強豪私立でもなく、サッカー王国・静岡の代表でもねえ。
この日本のどこにでもある、どっかの県のどっかの学校のサッカー部さ。もう名前も忘れそうなくらいの、普通のチームだった。
そんなところに小豆沢さんを止められるやつがいるわけがない。あの人は前半に二得点上げて、リードしたまま折り返したよ。
1年だった俺は、あの頃はボンクラでな。ベンチにも入れずに観客席で応援してたっけか。
……勝てる、と思った。前半が終わったときには、な。問題は後半さ」

そこまで言って、早瀬は無言でコップを掲げた。おかわりの要求である。
すぐさま冷蔵庫から麦茶を詰めた瓶を持ってきて注ぎ直した。
早瀬はもう一度唇を湿らせてから、訥々と語り直す。

823 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:24:42 ID:UqPbtwhE
早瀬「後半が始まるやいなや、小豆沢さんはべったりとマークされた。四枚くらいくっつけられてたっけか。
そんな真似されちゃあ、いくらあの人だって碌に動けねえ。
しかしな、そんなにマークを付けちまったら、相手チームの方だって攻守の駒が不足する。
普通ならそのままウチの勝ち、なんだが」

大前「そこから負けた……んですか? 小豆沢さん一人を、封じられただけで?」

早瀬「そうだよ。そっから立て続けに五失点。こっちは追加点無し。しめて2−5。文句無しの大敗ってわけだ」

もう一度、麦茶を呷る早瀬。まるで大人が酒を飲むような飲み方だった。飲める年ならばそちらを飲みたい気分なのだろう。

早瀬「あの時の悔しさといったら、本当に胸を掻き毟りたくなるような気分だったぜ。
俺はここが地元だからよ、ガキの頃は鳴紋中のサッカー部がヒーローみたいに思えてたんだ。
強くて、格好良くてな。入部出来た時は、本当に嬉しかった。
雑用押し付けられても扱き倒されても、憧れのチームに居れるってだけで報われている気がしたんだ。
けどそれは、よりにもよって全国大会の大舞台で、みっともねえ馬脚を現しちまった。
地区大会でだけ強い内弁慶。全国クラスは一人しかいないワンマンチーム。それが、俺の子どもの頃からの憧れの正体だった。
そして、今もそのままだ。今年も多分全国じゃあ……一回戦負けだろうな」

大前「早瀬さん……」

824 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:27:27 ID:UqPbtwhE
早瀬「みなまで言うなよ大前。俺だって小豆沢さんは尊敬しているさ。あの人以外のキャプテンや10番なんて想像も出来んほどな。
監督――飯地じゃなくて春に辞めちまった前の監督の事だが――だって、チーム鍛え直すためにさんざっぱら骨を折ってたぜ。
だが、鳴紋中サッカー部はそれに応えられる器じゃないんだ。だから俺は、このチームを変えることにしたんだ。俺は――」

――この手で作ることにしたんだよ、強くてカッコいい、本物の鳴紋中を。

早瀬「……馬鹿みてえな話だろ? だが、俺は本気だ。幸い、今年の1年はレベルが高い。
来年までの間みっちりと鍛えれば、全国でも勝ち負けできるチームが出来上がると思う」

照れ臭そうに、笑う早瀬。
だが、まだ大前の疑問は半分ほども解消されていない。

大前「……先輩の目標は、大体飲み込めました。けど、それがどう俺に繋がるんです?
さっきも言いましたけど、今年の1年を鍛えるっていうなら俺以外にもいるでしょう」

早瀬「もちろんそうだ。それに、お前一人を鍛えたって、もう一遍ワンマンチームを作り直すようなもんさ。それは勘弁願いてぇな。
俺がお前を使ってやりたいことはな、チームの意識を変えることなんだよ」

大前「チームの意識って……俺にそんな大それたことをやれって言うんですか?」

無茶苦茶な注文である。少なくとも、部内で孤立している1年生に頼むことではない。

早瀬「別に特別なことをしろって言ってるわけじゃねえさ。お前がやることは、だ。
まず、部員の信頼を取り戻すこと。信頼を取り戻すために動くってことは、だ。相手を説得したりして意思を伝えるわけだろ?
その過程で、チーム全体にもっと上を目指す気持ちってのを伝えていってほしいんだ」

825 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:28:43 ID:UqPbtwhE
大前「……一石二鳥を狙うのもいいですけどね。それって下手すれば虻蜂取らずになりません?」

早瀬「まあ、こっちは出来ればの話だよ。んで、次。これはまあ、大したことじゃねえ。いつも通りに特訓して、強くなること」

大前「チームを強くするのに、そのチームの中にお荷物がいたら話になりませんもんね」

早瀬「それもある。だが、お前が特訓を重ねることにはもう一つ効果があるんだよ」

大前「? なんです?」

早瀬「分からねえか? 今、お前を敵視しているチームメイトはわんさかいる。
チームメイトとの関係を修復するにしても、後に尾を引く連中は何人かいるだろうさ。国岡みてえに何があっても敵でいるのもな。
そういう連中はよ、大前が強くなって活躍しだしたりしたら……どうすると思う?」

大前「よっぽど根性が腐ってなければ……自分も鍛えて対抗してくる、ということですか?」

早瀬「ようやく呑み込みが早くなってきたじゃねーか。ま、そーいうこった。んで、最後の一つ。
……さっきまでの二つは、お前なら二つ返事で聞いてくれそうなモンばっかだったけど、こればっかは、な」

途端に顔を伏せて声をひそめる早瀬。
ただならぬ様子に、大前もやや慌てる。

大前「な、なんですか?」

早瀬「この夏の大会が終わると、3年の先輩方は部活を引退する。当然、キャプテンの小豆沢さんもな。
その後、何回かの練習試合や秋季地区大会を挟んで、春に新キャプテンの選挙がある」

大前「……」

826 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:30:46 ID:UqPbtwhE
早瀬「俺は、その時にキャプテンとして立候補するつもりだ。大前、お前にはそれに備えて今から動いて欲しい」

重々しくそう告げる。
チームを抜本的に作り変えようというのである。早瀬にとってはキャプテンになるという選択は、規定の事だったろう。
そして、その為に何人かの1年生を取りこむというのも。

早瀬「コイツはな、大前。お前にとってはメリットもあればデメリットもある。
メリットの方は、俺の派閥に入ったことによって何人かが態度を軟化させて、和解しやすく出来ることがあるな。
瀬川とかその辺か。長池もそうだが……そっちの方は、既に充分仲良くなってるみてェだな」

大前(長池先輩が一方的に近寄ってきたような気もするけどなあ……)

早瀬「デメリットの方は……俺の派閥の連中と関係を強化したり、派閥活動をしたりするのに時間を取られることか。
お前にとっちゃ先輩に当たる2年連中と付き合って、結構出費がかさんだりとかする場合もある。
今回の件で仲違いした連中の中で、優先的に仲直りしたいヤツと話しあうのにも、この頼みが邪魔になるかもしれねえ。
それに、こーいうゴチャゴチャしたのが嫌いなヤツとは、一層疎遠になる可能性もあるな」

大前「それは例えば、チームがごたつくのを嫌がる本多とか――」

――サッカーを楽しむことが最優先の雪村とか。
そう続くはずの言葉は、途中でピタリと止まった。
大前の心のどこかで、あの日の決別が未だにジクジクと痛みを放っている。
それが、この場で雪村の名を上げさせることを躊躇わせていた。

早瀬「(……やっぱ、立ち直った後も、それは引きずっちまうか)もしかしたら、絶交より悪い関係になるって恐れもある」

大前「そうですね……そういうこともありえますか」

しばらく、二人の間に沈黙が流れる。
それを先に破ったのは早瀬だった。

827 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 22:33:31 ID:UqPbtwhE
早瀬「これまでの話をまとめるとだ、俺が大前に期待している理由は四つ。

一、優秀な選手に育つ可能性のある新人として
二、チームメイトに意識向上を促す声を届けるスピーカーとして
三、チーム内の競争力を高める起爆剤として
四、俺の派閥の構成員として

こんな感じだな。このうち一と三は、俺が言うまでもなく黙っていても達成できると思うし、出来なきゃ自動的にお先真っ暗だ。
二は……まあ、優先度は一番低いな。無視できる範囲だ。問題は四だな……お前にとってデメリットも抱えている要素だ。
こんなもんで大体理解したか? 俺がお前に肩入れする理由はよ」

大前「ええ。大まかなところは」

早瀬「で、だ。ここまで俺の話を聞いてどう思った? 素直に言ってくれねえか。
別に、答え次第でお前の敵になる、ってわけじゃねえ。とりあえず率直な意見を聞きてえんだ」


先に『4票』入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.「いいと思います。俺も強いチームを求めて、この鳴紋に入りましたから」 協力する意思を示す
B.「チームを強くするのはいいことだと思いますが、俺は自分のことで手一杯です」 中立の意思を示す
C.「個人の意思でチームを染め変えるのは、良くないと思います」 反対の意思を示す

828 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 22:36:39 ID:epaWM/SE

早瀬△!

829 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 22:37:24 ID:5kCpxcHc


830 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 22:38:31 ID:NrGWM4Kk
A
大前以外で前線でボール捌こうっていう意識のある選手が1年に居ないのね

831 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 22:40:10 ID:GLgaj3GY


832 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 22:47:10 ID:jf9Sv+Ls
A

833 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 22:48:37 ID:zI0uPUFs
A

834 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 23:08:04 ID:UqPbtwhE
A.「いいと思います。俺も強いチームを求めて、この鳴紋に入りましたから」 協力する意思を示す
---------------------------------------------------------------------------------------------
全国大会で優勝できるチーム。なんとも果てしない目標なのだろうか。
今現在語り聞かされたサッカー部の現状からすると、無理難題にすら聞こえる言葉である。
だが、不思議と大前の心は弾んでいた。

大前「俺は……それでいいと思います。俺も強いチームを求めて、この鳴紋に入りましたから」

早瀬「大前……! それじゃあ――」

大前「俺も協力しますよ、早瀬さん。今はベンチに入れるかどうかも分からないですけど、来年には全国の大舞台に立ちたい。
それも出来るだけ長く。叶うなら最後の最後、決勝戦まで」

早瀬「は、ははっ! 馬っ鹿野郎、そう言う時はな、優勝するまでって言うもんだぜ!」

憎まれ口を叩きながら頬を拳でグリグリとされる。早瀬なりの照れ隠し、なのだろう。

大前「へへっ……そうですね」

顔を合わせて笑いあう。
それから二人は、しばらく語りあった。
話題は様々だった。大会の展望や気になる選手など、今後に関わることもあれば、関係ないようなこともあった。
好きなサッカー選手のこと。最近学校であったこと。大前の小学校時代や早瀬の1年生時代のこと。流行りの歌やアイドルの話。
中学生なら誰でもするような話をしばらく続けて――二人はいつしか気を許しあっていた。

※ (羊羹の分も含めて)早瀬の好感度が凄く上がりました ※
※ 大前と早瀬の関係が『大前→(信頼)←早瀬』になりました ※
※ 部内の勢力で早瀬の派閥に所属することになりました ※
※ 同じ派閥に属することで、瀬川の好感度がマイナス状態を解消しました ※
※ そのかわり、仲良くなりにくくなる人も何人かいます ※

835 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/02(火) 23:09:11 ID:UqPbtwhE
そうしてしばらく語りあった後、ふと早瀬が話題を変えた。

早瀬「ところで、何か質問とかはあるか? 一応、これからの生活についてとか、相談に乗るくらいはするぜ?」

大前「質問ですか。うーん、そうですね――」


※ あと3回選べます ※

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.人間関係について
B.必殺技の習得について
C.アルバイトについて
D.チーム内にステータスを知りたい人がいる(チームメイト名を併記してください)
E.その他(自由選択です。早瀬に聞きたいことを併記してください)

836 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 23:11:45 ID:GLgaj3GY

早瀬

837 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 23:13:33 ID:epaWM/SE
A
能力面ではスレ主の想定を超えるレベルだって話だし、
とにかく練習試合の失敗を何とかするのが最優先だ。

838 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 23:14:54 ID:zI0uPUFs


839 :森崎名無しさん:2010/03/02(火) 23:59:38 ID:???
派閥のトップではなく派閥の一員としてのPCか
本編とどう違ってくるかwktk

840 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 00:03:59 ID:TknGXmXc
>>A.人間関係について
---------------------------------
大前「そうですね……今一番何とかしたい、チーム内での人間関係について聞いてもいいでしょうか?」

早瀬「まあ、そこが一番の焦点だわな」

言いながら、コップに口を付ける早瀬。

早瀬「ああ、麦茶美味い。――そうだな、今、お前が取るべき人間関係構築の方針は二つある。
一つは、言うまでもなくこの間亀裂が出来た連中との関係を修復すること。
もう一つは、今ある人間関係の強化だな」

大前「今ある関係、ですか?」

早瀬「そうだ。例えば、だ。お前にとっては聞きたくもない話題だろうが、雪村のことなんだがな――」

大前「――――」

早瀬「――んな嫌そうな顔すんな。まあ、続けるぞ。雪村とお前は、あの練習試合までは一番仲が良い関係だった。
だが、あのポカでいとも簡単に関係が破綻しちまった。その理由は、分かるか?」

大前「そうですね……思ったより関係が浅かったから、でしょうか」

早瀬「なんだか陰鬱な雰囲気だが、まあ、そうだ。仲だけは良かったが、具体的な関係がともなってなかったんだな。
雪村はお前に好感を抱いていたことは確かだが、その感情に揺らぎが生じた時、それを押し留めるものが無かったんだよ」

大前「そういうもの、なんでしょうか……」

早瀬「そういうもんだ。好感っていうのは、極論すれば気分みたいなもんだからな。過信すると、あっけなく崩れる。
そういう時、思い留まらせてくれるのが、これまで培ってきた関係さ。
……お前に分かりやすく説明すると、マネージャーの事を例に出せばいいのかな」

841 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 00:06:46 ID:TknGXmXc
大前「え? どうしてここで菱野さんが出てくるんです?」

早瀬「(鈍感だなあ)……マネージャーはお前のことを、その、なんだ。なんて言えばいいか……大分気にしてるからな。
マネージャーになれたのも元はといえばお前提案のお蔭だし。そういうこともあって、多少の事はこらえてくれる。
普通、あの年頃の女の子は男に何かあればすぐ幻滅するもんだ。
それをとどまってくれてるのは、何となくの好感じゃない、具体的な気持ちがあったからだな」

大前(そうなのか……あの真面目にマネージャーをやってる菱野さんが、部に迷惑を掛けた俺を助けてくれるのは、
そういう理由があったのか)

早瀬(ちょっとボカしただけで全然気づかねえ・……。この朴念仁め。マネージャーも可哀そうに)


※ 【早瀬のワンポイントアドバイス@】 ※
※ 『菱野→(恋心)→大前』のように、関係が具体的で好意的な意味を持っている場合、好感度変動が有利となります ※
※ 逆に『国岡→(敵意)→大前』のように敵対的な関係は、好感度変動に不利に働きます ※


早瀬「俺の見立てじゃ、比良山と長池はもう少しでもっと深い関係が結べそうだぞ。……入部当初から仲が良い比良山はともかく、
なんで長池がそこまでお前を気に入っているかが不思議だが」

大前「俺にも良く分からないですよ……」

早瀬「それともう一つ。こっちは忠告なんだがな。深い関係を結んでいると、お前との仲は大概の事ではビクともしなくなる。
が、万が一その関係が壊れると、物凄く幻滅されるから注意しろよ。
今、俺とお前はそれなりの信頼関係があると思うが、これが壊れると多分、血を見ることになる」

大前「お、脅かさないでくださいよ」

842 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 00:09:12 ID:TknGXmXc
早瀬「だから忠告だって。お前がよっぽどの馬鹿をやんなきゃ、そんなことは起きないから安心しろ。
(俺の事よりマネージャーの事を心配した方が良い気がするけどな。もし崩壊したら、俺の場合の比じゃない気がするぜ)」


※ 【早瀬のワンポイントアドバイスA】 ※
※ 『菱野→(恋心)→大前』のように深い関係は、崩壊するとリカバリーが難しいくらい好感度が下がります ※
※ 対象のキャラが危険信号の様なセリフを言ったら、要注意です ※


早瀬「で、今度は大前が一番聞きたいだろう人間関係の修復法だがな。こればっかりは地道に行くしかない。
頑張ってチームメイトと交流しろ」

大前「ですよねー……」

早瀬「けど、不幸中の幸い、というべきか。近道ならあるぜ」

大前「え?」

早瀬「県大会が終わったら全国大会だろ? 県外へ遠征だ。そうなりゃ、みんなちょっとした旅行気分だからな。
機嫌も良くなって仲良くしやすくなる。気まずい関係を修復するにゃ、絶好のチャンスだな」

大前「なるほど……あれ? 全国に行けない時はどうするんです?」

早瀬「はははっ。いくらなんでも県大会くらいは突破するから安心しろ。
まあ、万が一負けたとしたら、そん時は強化合宿の一つくらいは行うんじゃねーの?」


※ 【早瀬のワンポイントアドバイスB】 ※
※ 8月には全国大会か強化合宿があります ※
※ 旅行のようなイベントでNPCの機嫌が良く、期間中は日単位で行動できます ※
※ 効果のほどは判定次第ですが、好感度稼ぎに向いています ※

843 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 00:10:14 ID:TknGXmXc
早瀬「と、人間関係について俺が言えるのはこんくらいか。他に聞きたいことはあるか?」


※ あと2回選べます ※

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.人間関係について(※ 選択済みです)
B.必殺技の習得について
C.アルバイトについて
D.チーム内にステータスを知りたい人がいる(チームメイト名を併記してください)
E.その他(自由選択です。早瀬に聞きたいことを併記してください)

844 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 00:14:48 ID:jJ9VqT4w
B

845 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 00:16:34 ID:D9Z6kpN2


846 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 00:38:21 ID:TknGXmXc
>>B.必殺技の習得について
--------------------------------
大前「そういえば早瀬さんって必殺技を持ってましたよね?」

早瀬「まあな」

大前「俺、春からずっと特訓しているんですけれど、中々物にできなくて……。
早瀬さんは何か必殺技を得るコツのようなものを知ってませんか?」

早瀬「そうだな……必殺技を持っているヤツと特訓すると、稀にだがそいつの技を教えてくれることがある。
けど、そういうのってインスピレーションの産物みたいなところがあるからな。確実とは言えねえ。
ま、上手くいけば儲けもの、ってレベルの話だ」


※ 【早瀬のワンポイントアドバイスC】 ※
※ 必殺技を持っているキャラクターと一緒にその技に対応した特訓をすると、稀に必殺技を伝授してくれます ※
※ もっとも、確率はかなり低いですが ※


大前「俺が練習しているのはパスの技なんですけど、チーム内には――」

早瀬「ウチのチームには、必殺パスを持っているヤツはいないな。ていうか、技持ちは俺と瀬川しかいない」

大前「――やっぱりそうですか(ってことは、小豆沢さんって必殺技無しであんなに強いのか……)」

早瀬「大体、そんなに必殺技持ちがゴロゴロしていたら、全国に行っても勝てるだろうが。いないから苦労してるんだよ」

大前「はあ。まあ、そうですけど」

早瀬「だが、お前に役立ちそうな必殺技なら、瀬川が持ってるぞ」

大前「えっ!?」

847 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 00:40:41 ID:TknGXmXc
早瀬「アイツが練習試合で覚えた強引なドリブルはな、結構応用できる範囲が広いらしいぞ? 聞いた話だけどな。
せりあいに応用すれば、ポストプレイでも使えるかもしれん。他にも別のドリブル技と組み合わせたり、色々できるみたいだ」


※ 【早瀬のワンポイントアドバイスD】 ※
※ ドライブシュートを憶えているとドライブパスを憶えられるように、必殺技には他分野の技習得に影響するものもあります ※
※ また、必殺技同士を掛け合わせて編み出す、複合系列の必殺技というのもあります ※
※ ちなみに強引なドリブルは応用範囲が広い方になります ※


早瀬「機会があったら、瀬川とドリブル特訓でもしてみるといいかもな。パスに関しては、まあ地道に完成させろ」

大前「そうですね……」

早瀬「……そろそろ時間も押してきたな。後話せる話題は一つくらいか。最後に聞きたいことはあるか?」


※ あと1回選べます ※

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.人間関係について(※ 選択済みです)
B.必殺技の習得について(※ 選択済みです)
C.アルバイトについて
D.チーム内にステータスを知りたい人がいる(チームメイト名を併記してください)
E.その他(自由選択です。早瀬に聞きたいことを併記してください)

848 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 01:11:18 ID:TknGXmXc
30分選択肢が未決定なので一度ageます
現在、投票はありません

849 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 01:11:23 ID:37eE19u6
D 小豆沢

850 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 01:13:02 ID:D9Z6kpN2
D 小豆沢

851 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 01:32:14 ID:TknGXmXc
>>D.チーム内にステータスを知りたい人がいる
-------------------------------------------------
大前「そういえば、小豆沢さんってどれくらい強いんでしょうか? まあ、今の俺より段違いに強いとは思うんですけど」

早瀬「あの人は、このチームで唯一の全国指折りレベルだからな……教えてやるけど、気を落とすなよ?」


ド/パ/シ/タ/カ/ブ/せ/ 総 /高/低/ ガッツ /選手名
|41|44|40|40|40|37|37| 279 | 2/2 | 700 | 小豆沢

スキル
アシスト: パスを受けた選手の次の行動に+2の補正が付く。
クリティカル:カードの絵柄がダイヤの場合、判定に+2の補正が入り、
        プレイが『鋭い〜』、『上手い〜』、『強烈な〜』に変化する。
コーチング(LV1):コーチ練習で指導側に回った際、判定に+1の補正が入る。


大前「……俺が並べそうな能力がせりあいくらいしかないないですね」

早瀬「並べそうな能力があるだけ、お前はいい線行ってるよ。ま、頑張れ」

   … … …

そうこう話しているうちに、夜になっていた。

早瀬「流石にそろそろ帰らなきゃやばいな……じゃあな、大前。今日は色々実入りがあったよ」

大前「こちらこそ。色々教えていただいて、ありがとうございます」

早瀬「ははっ。いいってことよ。さっきも言った通り、俺にも得のあることだからな」

磊落に笑って、早瀬は席を立ち帰っていった。

852 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 01:33:50 ID:TknGXmXc
〜その日の夜〜

大前「……早瀬さんと仲良くなれたことと、アドバイスのお蔭で、なんだか希望が見えてきた気がするな。
よし、明日からの行動に備えて、今日はゆっくり英気を――」

大前がそうして次回の自由行動に備えて計画を練っていると、部屋の外から両親の声が聞こえてきた。

大前父「おーい、母さん。冷蔵庫に入れておいた羊羹を知らないか? 取引先からもらった高級品なんだが」

大前母「知りませんよ、そんなの。あら? 何かしらこの包み紙――」

大前「あわわ……やばいかも」



先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★羊羹の値段はいくら?→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ→2000円だった。代金分所持金から引かれます
ハート、スペード→3000円だった。代金分所持金から引かれます
クラブ→5000円だった。代金分所持金から引かれます
クラブのA→なにィ!? 全財産没収だと!?
JOKER→げんこつ一発で済んだ。打たれ強くなってブロックとせりあいが上昇!

853 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 01:34:41 ID:???
★羊羹の値段はいくら?→  ハート2 =★

854 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 01:41:00 ID:TknGXmXc
★羊羹の値段はいくら?→  ハート2 =★
ハート、スペード→3000円だった。代金分所持金から引かれます
-------------------------------------------------------------
その後、しばらく父親に正座をさせられて説教を受け、結局、大前の小遣いから羊羹代を立て替えることになった。

大前「とんだ出費だなあ……あの変な店で幻想ポイントとお金を取引していなかったら、払えないところだった……。
こういうアクシデントに備えて、お金はある程度持っていた方がいいかもな」

現在の所持金:21000円→18000円

855 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 02:05:18 ID:TknGXmXc
早瀬と信頼関係を築き、ついでに色々アドバイスをもらったところで今回はここまでです
平日深夜までお付き合いいただき、ありがとうございます
次回は(今度こそ)7月の自由選択パートからになります

>>810
マーガスは大変参考になるキャラですよね
けど大前にGKのそばで「ウチの唯一の弱点はキーパーだからな」とか口走らせないようにご注意をw
>>828
そう言っていただけるとありがたいです
書いている途中、思っていたよりキャラが喋りだしたので、人によっては引かれないか心配だったので
>>830
比良山あたりなら、なんとかそういう意識を持ってくれそうな気がしますね
>>837
県大会レベルなら既にダイスを振らなければ無双できるレベルなんですよね
>>839
それほど大掛かりなシステムではありませんが、お楽しみいただけるよう努力します

856 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 02:18:24 ID:???
乙でしたー

857 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 21:33:18 ID:TknGXmXc
〜1年目7月1週・自由選択〜

大前「さて、これから本格的に動き出さないとな。今週はどうしようか? 今、友好的な人たちと関係を強化するか。
この前仲違いしてしまった人たちと関係を修復するか。それとも、あえて別の事に手を付けてみようか?」



現在の能力値:
ド/パ/シ/タ/カ/ブ/せ/ 総 /高/低/ ガッツ /選手名
|31|29|35|29|28|28|35| 215 | 3/2 | 610 |  大前
| 1 | 6| 2 | 0 | 0| 0 | 1|←現在の必殺技経験値

幻想ポイント:0
所持金:18000円



先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.必殺技の特訓をする
  必殺技の経験値を稼ぎます(どの特訓をするか分岐)
B.街に出てみる
  買い物をしたり、新たな出会いが発生したりします(知っている場所に行くか探索するか分岐)
C.チームメイトと交流する
  味方チーム内で人脈を作ります(どんな方針で交流するか分岐)
D.お金を稼ぐ
  アルバイトをしてお金を手に入れます(どのアルバイトをするか分岐)
E.瞑想する
  新しい必殺技フラグを取得したり、幻想ポイントを得たりします(必殺フラグ、幻想ポイントのどちらを取得するか分岐)

858 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 21:35:02 ID:jJ9VqT4w
C

859 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 21:35:21 ID:l8cSdGbs
C

860 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 21:35:57 ID:Nmu/s1x6
C

なにはなくとも。雪村との修復は最悪イベント(遠征)待ちでも、
それ以外のところは少しでも修復しておきたい。
スポーツ系なら結構「率直に謝る」が有効だと思うんだよな。

861 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 21:45:03 ID:TknGXmXc
>>C.チームメイトと交流する
---------------------------------------------------------------------
大前「そうだな。やらなければならないことから、順番にやっていこう。……今週は誰と会おうか?」


先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.小豆沢(友好的)
B.雪村(絶交状態)
C.早瀬(信頼しあっている)
D.比良山(凄く友好的)
E.落田(クラスメート・気まずい状態)
F.本多(かなり気まずい状態)
G.渡会(かなり気まずい状態)
H.末松(かなり気まずい状態)
I.長池(同派閥・結構友好的)
J.瀬川(同派閥・あまり親しくない)
K.篠田(かなり気まずい状態)
L.豊原(気まずい状態)
M.柿原(凄く友好的)

862 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 21:48:03 ID:Nmu/s1x6

とりあえず少しはましなところから行こうか?

863 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 21:49:20 ID:jJ9VqT4w


864 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 21:54:17 ID:D9Z6kpN2


865 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:11:27 ID:PjyJb7fw


866 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 22:24:58 ID:TknGXmXc
>>D.比良山(凄く友好的)
-----------------------------------------------
大前「そうだな。比良山に会ってみよう。今親しくしている人と仲を深めるのも大事だからな」

そう思い立つと、比良山のクラスへと足を運んだ。

大前「おーい、比良山ー。いるかー?」

比良山「ん? 大前か。どうした、何か用か?」

比良山は自分の席で読書中のところだったらしい。
大前が声を掛けると手元の文庫本(学校の図書室のラベル付き)から顔を上げた。

大前(さて、どうする。何を話題にしようか?)


先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.「この後暇なら、帰りにどこかに寄ろうぜ」 交際費を使って好感度を上げます
B.「この前の試合で何かを掴んだみたいだけど、どうした?」 前回の試合で手に入れたフラグについて話します
C.(派閥に誘ってみようかな?) 判定次第で早瀬派閥に比良山が加入しますが、失敗すると……?
D.「趣味や好みについて知りたいんだが」 比良山の個人情報を聞けます
E.その他(自由選択肢です。比良山に言いたいこと、聞きたいことを併記してください)

867 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:27:15 ID:???
派閥に誘うというのは、やっぱり好感度が上がってた方が加入し易いんでしょうか?

868 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:30:42 ID:???
友好度表示は
信頼し合っている>すごく友好的>けっこう友好的>友好的>
あまり親しくない>気まずい>けっこう気まずい>すごく気まずい>絶交状態
という感じでOKですか? 

だとしたらたぶん比良山はこの辺で誘っていいと思うんだけど、どうかな。

869 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 22:35:44 ID:TknGXmXc
>>867
そうですね
親しい人とそうでない人なら、やはり前者の方が誘いに乗りやすいでしょう
また派閥に興味の無さそうなタイプ(前回の早瀬との会話で例に上がっていた人など)はよほど親しくないと参加しません
>>868
()内の表示は友好度だけでなく、大前に対して抱いてる感情が反映されていることもあります
この場合は早瀬と雪村がそうですね

結構マスクな部分の話ですので、今書けるのはこのくらいでしょうか

870 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:37:14 ID:???
クラブのAで加入を断られて好感度が下がるとかなら納得できるんだけど
クラブ(&スペードでも?)出しただけでも、同じような判定もあり得るから怖いね

871 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:37:27 ID:???
派閥の前に、大前との個人的な関係を結んでおいた方がいいと思う
もし失敗した場合、保険がないと一気に悪化しそうだし

872 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:39:52 ID:D9Z6kpN2
まあ無難?なところで


873 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:42:47 ID:Nmu/s1x6
そーだな、この感じだとまた「ただ親しいだけだとね・・」と言われそうだ。
せめて比良山は親友くらいにしておきたいな。



874 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:52:16 ID:???
>>870
このスレは判定ちょいハード目だから
(色々醜態見せた結果とはいえ、クラブ5以下でチーム内立場が半分崩壊、とか)
保険はかけたいし、なるべく慎重目に動きたいね

875 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 22:53:31 ID:TknGXmXc
>>A.「この後暇なら、帰りにどこかに寄ろうぜ」 交際費を使って好感度を上げます
------------------------------------------------------------------------------
比良山「なんだ、買い食いの相談か」

大前「まあ、その、なんだ。この間の練習試合でも迷惑かけちゃったからな。
詫び代わりと言っちゃあなんだが……」

比良山「はははっ。そう気を使うな。俺の方こそ、お前の力になれなかったことを謝りたいくらいさ」

大前「……悪いな」

比良山「そう辛気臭くなるなよ。食い物も不味くなるぞ? ……では、行こうか」

二人で連れだって街へと繰り出した……。


先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。

★食べ盛り二人の食い意地→ ! card=★


カードの絵柄で結果が変化します
ダイヤ→屋台で買い食いした。500円消費
ハート、スペード→喫茶店で飲み食いした。1000円消費
クラブ→ラーメン屋の大食いに挑戦! しかし失敗した……。3000円消費
JOKER→ラーメン屋の大食いに挑戦し、完食成功! 5000円入手!

※ JOKERや絵札を引くと、好感度の上昇量が大きくなります ※

876 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:54:57 ID:???
★食べ盛り二人の食い意地→  クラブA =★

景気良くいってくれよ!

877 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:58:35 ID:???
なんというかいきなり意図と逆方向に全力突破しちゃったな

878 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 23:01:41 ID:???
逆に考えるんだ 勧誘してたらその判定にこのクラブAさんが出てくるはずだったんだと。

879 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 23:24:43 ID:TknGXmXc
>>876
景気良くいきましたね、主に浪費の方面でw

★食べ盛り二人の食い意地→  クラブA =★
クラブ→ラーメン屋の大食いに挑戦! しかし失敗した……。3000円消費
-------------------------------------------------------------------
大前「お? 駅前のラーメン屋で大盛りラーメンのチャレンジ開催だってよ」

比良山「……賞金5000円か。面白い、やってみようじゃないか」

繁華街のビラ撒きでそれを知った二人は、意気揚々と件のラーメン屋に足を踏み入れた。

店の親父「……いらっしゃい」

大前「すいませーん! 大盛りラーメンの完食チャレンジって、まだやってます?」

店の親父「……おぅ。まだ、誰も達成してないからな」

比良山「(なんだか店が流行ってそうにないしな)ふむ。結構派手に宣伝していたと思ったのだが。俺たちが早く来過ぎたのか?」

大前「まあ、いいや。親父、挑戦者二人だ!」

店の親父「……若いな。無謀なことを(ボソッ)」

大前「え? なんか言った?」

店の親父「いや……大盛りラーメン、チャレンジャー二人、だったな。少し待て……」

比良山「頑固そうな親父さんだな」

880 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 23:26:10 ID:TknGXmXc
大前「こういうのって、すげえ美味いか、とんでもなく不味いかの二択なんだよな……」

比良山「……前者であることを祈ろう」

だが、比良山の祈りは報われなかった。

  … … …

大前「うえっぷ……(不味い……不味い上に、箸が進まないもんだから麺が伸びて、余計に食いづらい……)」

比良山「すまん、大前……俺はここまでの様だ……ガクッ」

ゴチン、とテーブルに突っ伏して額を打つ比良山。
そして、死んだように動かなくなる。

大前「比良山? しっかりしろよ、おい。……比良山ァー!!」

大前は吼えた。
自分の無力と、友の不運に。
だが、そんなことをしている間にも、時計は無情にも進んでいく。

店の親父「……時間切れだ。お一人様、3000円になるが」

大前「くっ……ラーメン屋の皮を被った悪魔め!!」

店の親父「負け犬の遠吠えだな……心地良いぞ」

大前(畜生、すまん比良山……俺がこんなことに誘ったりしなければ……)

大前は慙愧の涙を零した。
店の親父は、薄く笑っていた。

881 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 23:27:21 ID:TknGXmXc
※ 今回の交際費に3000円消費しました ※
※ 所持金:18000→15000 ※


大前「悪いな比良山、こんなことになっちまって」

比良山「……そうだな。まあ、これも社会勉強の一種だと思おう。
俺はもう、流行っていそうにないラーメン屋にはいかないことにする」

大前「それが賢明だな。つくづく身に染みたぜ」

比良山「だが、こういう経験も、友とならば悪くは無い、か」

呟く比良山。
中学1年生にして既に大人びていた彼は、『馬鹿な事をする』という経験が欠けていた。
無理無茶無謀に突っ走って失敗し、それでも隣にいる誰かと笑いあえる。
先程起きたことはまだ胃をムカムカとさせているが、心中は不思議と穏やかだった。

大前「? ……何だよ、ニヤニヤして」

比良山「ふふっ。今日は酷い店に当たったからな。次の機会には、お前のおごりで美味い物を食いたいと思っただけさ」

大前「うげ……」

思いっきり顔を引き攣らせる大前。その表情が可笑しくて、比良山はつい笑い声を上げた。


※ 比良山の好感度が上がりました ※
※ 比良山との関係が『大前→(友情)←比良山』になりました ※
※ 比良山に次に何か機会があったら、おごることになりました ※

882 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 23:30:08 ID:TknGXmXc
〜1年目7月2週・自由選択〜

大前「……先週は酷い目にあったな。まあ、比良山との間に共通の(苦い)思い出が出来たと思えば、悪くない……わけねーだろ。
今週は、もう少しマシなことがありますように……」



現在の能力値:
ド/パ/シ/タ/カ/ブ/せ/ 総 /高/低/ ガッツ /選手名
|31|29|35|29|28|28|35| 215 | 3/2 | 610 |  大前
| 1 | 6| 2 | 0 | 0| 0 | 1|現在の必殺技経験値

幻想ポイント:0
   所持金:18000



先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A.必殺技の特訓をする
  必殺技の経験値を稼ぎます(どの特訓をするか分岐)
B.街に出てみる
  買い物をしたり、新たな出会いが発生したりします(知っている場所に行くか探索するか分岐)
C.チームメイトと交流する
  味方チーム内で人脈を作ります(どんな方針で交流するか分岐)
D.お金を稼ぐ
  アルバイトをしてお金を手に入れます(どのアルバイトをするか分岐)
E.瞑想する
  新しい必殺技フラグを取得したり、幻想ポイントを得たりします(必殺フラグ、幻想ポイントのどちらを取得するか分岐)

883 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 23:31:12 ID:TknGXmXc
所持金が間違ってました
正確には15000円です

884 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 23:36:27 ID:jJ9VqT4w
C

885 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 23:41:30 ID:y99QgOP+
A

886 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 23:42:35 ID:D9Z6kpN2


887 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/03(水) 23:47:00 ID:TknGXmXc
>>A.必殺技の特訓をする
-------------------------------------------
大前「よし、必殺技の特訓でもしてみるか。人間関係のあれこれを考えてると気が詰まる時もあるし、いい気分転換だ。
さて、どういう特訓をしようか?」


A.一人で特訓する
  (少しずつですがデメリット無く能力を上げられます)
○.誰かと特訓する
  (大失敗で好感度が下がるリスクはありますが、効果が大きいです。実行には相手の好感度がある程度必要です)
現在、特訓可能な相手
B.小豆沢(コーチング能力あり)
C.比良山
D.早瀬(ドリブル・シュートに必殺技あり)
E.柿原
F.長池

888 :森崎名無しさん:2010/03/03(水) 23:54:36 ID:D9Z6kpN2

大会中だし、スランプ解除すれば好感度あがりそうな予感

889 :小田ジュニア:2010/03/03(水) 23:57:24 ID:F3qT49+Y



890 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/04(木) 00:07:49 ID:qz7QbQrI
>>F.長池
--------------------------------------------
長池「特訓か!」

大前「わあ! 長池さん!?」

計画を考えていた大前の背後から、突然現れた長池。

長池「大前……一緒に地獄に落ちよう……特訓地獄だ」

そして何やら怪しいことを呟きだす。
スランプが長引いて、精神的にも追い詰められているような雰囲気だった。

大前「何を言ってるんですか、一体。まあ、俺も誰かが付き会ってくれた方が効率が良いから構わないですけど」

長池「受け入れてくれるのか……やっぱりお前は最高だ……」

大前「(大丈夫なのかなあ……)さて、どの特訓にしようか。必殺パスの完成を急ぐか。
それとも、一応、他の分野にも手を伸ばしてみるか?」

長池「好きに選べ……俺はどれでも大体出来るぞ」


先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
A.ドリブル練習
B.パス練習(フラグあり)
C.シュート練習
D.タックル練習
E.パスカット練習
F.ブロック練習
G.せりあい練習

891 :森崎名無しさん:2010/03/04(木) 00:09:25 ID:DL3ua2jE


892 :森崎名無しさん:2010/03/04(木) 00:10:04 ID:W2rAFwD6
C

893 :森崎名無しさん:2010/03/04(木) 00:10:23 ID:58zkb5m6


894 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/04(木) 00:14:34 ID:qz7QbQrI
>>B.パス練習
------------------------------------------------
大前「ここは必殺パスの完成を急ぐべきかな」

長池「よし、とりあえず俺にパスしてみろ。気が付いたことがあったら、アドバイスしてやる」

そうして今回の特訓が始まった。


先着2名様一行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。
★大前の必殺パス特訓→ ! card=★
★長池の地獄パス指導→ ! card=★

二枚のカードのマークが一致した場合、数値の合計に+5されます。
なお、JOKERの数字は15、マークは全てのマークと同じとします。
カードの数値で結果が……

35(2枚ともJOKER)→パス+2。必殺パス経験値+15
26〜31→パス+1。必殺パス経験値+10
21〜25→必殺パス経験値+5
16〜20→必殺パス経験値+3
11〜15→必殺パス経験値+2
6〜10→必殺パス経験値+1
2〜5→効果無し……。相手の絵柄がクラブの場合、好感度ダウン
絵柄が一致かどちらかがJOKER→上記の効果に加え好感度アップ
21以上で長池のスランプが解消されます

と分岐します。

895 :森崎名無しさん:2010/03/04(木) 00:16:02 ID:???
★大前の必殺パス特訓→  ダイヤQ =★

896 :森崎名無しさん:2010/03/04(木) 00:16:51 ID:???
★長池の地獄パス指導→  ダイヤ3 =★

897 :森崎名無しさん:2010/03/04(木) 00:18:06 ID:???
うわぁ……おっしぃ

898 :森崎名無しさん:2010/03/04(木) 00:28:25 ID:???
あと1か……頑固だな、やぐrじゃなかった長池さんのスランプは。
しかし21となると、通常特訓でスランプ消滅は厳しそうだね。
イベント特訓を待つしかないか?

899 :キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/03/04(木) 00:33:25 ID:qz7QbQrI
>>897
惜しかったですねえ。けど、何だかこれでこそ長池と言う気もしますw
>>898
スランプ解消法は他に月頭の監督特訓、試合で活躍などがありますね
あまりにも長引いたら、それなりの救済措置はありますが

★大前の必殺パス特訓→  ダイヤQ =★
★長池の地獄パス指導→  ダイヤ3 =★
合計15+絵柄一致(+5)=20
16〜20→必殺パス経験値+3
---------------------------------------------------------------
長池「いいか、大前。パスに必要なのは調和――ハーモニーだ。つまり完全なる調和こそがパスに必要なのであって……」

大前「はあ……」

得々と自身の哲学を語りだす長池。
ひょっとすると、パスの練習より語りの時間の方が長かったかもしれないくらいだった。

大前(話が長いな……ひょっとして、最近チームの仲間と話しにくいのかな。
仲の良かった瀬川さんは、スランプどころか絶好調みたいだし)

長池「――そこを踏まえて、だ。大前、やってみろ」

大前「は、はい!」

そして実践。
大前の蹴ったボールを受けて、長池は満足げに微笑む。

長池「いいぞ、俺の言った通りに出来ている……」

大前(話が長かったんで、半分くらい聞いてなかったんですけど)

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