キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【HPより】ファイアーモリブレム13【容量が危ない】

1 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/16(火) 22:29:44 ID:???
【HPより】ファイアーモリブレム13【容量が危ない】

キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。
このスレの物語やキャラの性格は原作とは少し違うところがございます。閲覧する際はご注意を。

〜これまでのお話〜
アカネイアパレスでの戦いはさらに続く。バヌトゥの旧友ショーゼンとの激闘。
グルニア戦車隊のジェイクの説得など、城外戦はめまぐるしく展開する。
森崎たちの努力もあり、パレス城内には思った以上に早く到着できた。
パレスに囚われていたアカネイアの聖騎士ミディア達はミネルバ隊により無事に全員救出される。
そして、宝物庫での森崎隊はカシムがピンチに陥るものの何とか持ちこたえる。
果たして森崎達は玉座の間に辿り着き、アカネイアパレスを奪還できるのだろうか―――――?



そして、この戦いの後こそ、森崎の真の戦いが始まる……?



☆前スレ

【助けて!】ファイアーモリブレム12【大陸一】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1261050519/l50

登場人物、戦闘の計算式などテンプレは>>2からになります。

348 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 15:16:59 ID:???
>女難の相ミネルバ編→  スペード6

ビュンッ!

戦場で巨大な槍斧をブンブン振り回すほどの筋力を持った右腕が、
風を巻き上げながら森崎の右頬を打ち抜かんと迫ってくる。

森崎「ひぃぃぃ!なんでいつもこうなるんだよ〜〜!」


先着2名様で

ミネルバの平手打ち→ ! card+! card+! card+! card=
森崎の回避→ ! card+(速さ12+幸運19)=

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ミネルバ-森崎が…

24以上→森崎は二度と立ち上がることは無かった…
20〜23→森崎激痛により卒倒。『女性苦手』になり明日の試合に出られない!?
19〜6→強烈な平手打ちに恐怖。数字分のダメージを受け、再び『女性苦手』に
5〜1→平手打ちが頬を掠める!数字分のダメージを受ける
0以下→森崎はミネルバのの平手打ちを回避!

【補足・補正】
ミネルバの平手打ちがダイヤ・ハートで『紅撃』で+3されます(重複あり)
森崎の回避がダイヤで『瞑想+俊敏』で+4、ハートで『俊敏』で+2します

349 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 15:17:59 ID:???
ミネルバの平手打ち→  ハート5 + クラブQ + JOKER + ハートK =

350 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 15:19:17 ID:???
森崎の回避→  ダイヤ8 +(速さ12+幸運19)=

351 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 15:35:53 ID:???
わざわざ訪ねられて殴られるってどんな気持ちだろ。

352 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 15:36:26 ID:???
やたらハイレベルなビンタだ


353 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 15:38:30 ID:???
今回のケースは訴えてもいい。

354 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 15:39:57 ID:???
むしろ殴り込みだよね、文字通り。

355 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 15:53:23 ID:???
>>351
もはやバラエティ番組の領域ですねw

>>352
森崎にビンタを当てたことでミネルバに技+1のボーナスが入りますw

>>353
またもや『女性苦手』になってしまいましたからね…

>>354
ペロ…これは偶然を装ったライバル潰し!?
=========================
ミネルバの平手打ち→  ハート5+3 + クラブQ + JOKER+3 + ハートK+3 =54
森崎の回避→  ダイヤ8+4 +(速さ12+幸運19)=43

ミネルバ-森崎=11

>19〜6→強烈な平手打ちに恐怖。数字分のダメージを受け、再び『女性苦手』に
=======================
森崎「(だ、大丈夫だ。普段の戦闘どおりに相手の腕の動きに合わせて避ければ…)」

ゴ バ ア ァ ッ ! ! !

森崎「ぶげええええっ!?」

脳が揺れるほどの強烈な平手打ちが、森崎が回避しようと考えを張り巡らしている間に打ち抜いたのだ。

ズザザザザザーーーッ!!

派手な音を立てながら、森崎は自分の部屋の隅まで吹き飛ばされようやく動きを止める。

森崎「な…い、いきなり…な、にすんだ…こ、この……」

356 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 15:55:02 ID:???
ミネルバ「…す、すまん。何故だか体が勝手に動いた…どうしてもお前の顔をぶん殴らずに入られなかったのだ。許せ…」

森崎「(も、もうやだ…女の人嫌い…女の人怖い…)」

またもや理不尽な平手打ちを受けたことで、森崎は女性恐怖症となってしまった!
マリアやリンダ、ミディアなど次々と女性陣が加わるこの状況で、森崎は生き残ることができるか!?

※森崎が『女性苦手』女性と対したときに全能力-2になってしまいました
※ミネルバが回避が得意な森崎にビンタを当てたので技が+1しました
※ミネルバの森崎に対する評価が少し上がりました
※森崎→(不器用)→ミネルバが 森崎→(恐怖)→ミネルバに変わりました

しばらくして、頬をさする森崎を肩で支えるマルスと、おろおろ慌てるシーダを従えながら
アカネイア同盟軍の合同練習場、ノルダの平原へとミネルバたちが到着した。

森崎「オンナノココワイオンナノココワイオンナノココワイ」

マルス「ミネルバ王女、森崎はさっきからずっとこんな調子だし…手当てしようとした
    シーダにさえおびえる始末だ。いったい僕たちが森崎の部屋に行く前に何があったんだい?」

ミネルバ「……し、知らん。私は何も知らんぞ」

シーダ「おろおろ…」

森崎のおびえる様子に首を傾げるマルスに、アベルがボールを抱えながら話し掛けてくる。

アベル「あ、マルス王子。おはようございます。今日は明日の大会に備えての合同練習。気合を入れていきましょう」

マルス「おはようアベル。同盟軍のほぼ全員が参加しているみたいだね。凄い人数だ」

ドーガ「タリスで挙兵した頃とは大違いですね。俺も他の連中に置いていかれないようにがんばらないと」

357 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 15:57:01 ID:???
マルス「うん。ところで、今日は特別コーチが何人か来ているみたいだけど…」

ジェイガン「はい。明日の対戦相手を務めてくださるビクトリーノ殿とカルツ殿。
      そしてその二人がつれてきてくださったあの二人が、我らにサッカーを教えてくださるそうですぞ」

森崎「はぁ!?なんでわざわざ対戦相手の俺たちに練習を教えたりするんだ?」

アベル「なんだ森崎、いたのか。いたのなら話は早い。お前一人だとこの大人数に指導するのは大変だろ?
    お前と同郷の人間が快く承諾してくれたんでな。世話になることにしたんだよ」

森崎「世話になるって…まぁ、ただの親善試合だしそこまで気にすることもないか」

マルス「森崎、僕たちは先に向こうのグラウンドに向かってるよ。指定されたグラウンドは…Aグラウンドだって」

森崎「分かった、準備ができたらすぐに行く」

森崎はようやく少し腫れが引いてきた頬を庇いながらユニフォームへと着替える。

森崎「えっと…Aグラウンドはこっちか。このグラウンドの講師は…っと…」
===================
特別講師登場。そして…→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→松山
ハート→早田
スペード→ビクトリーノ
クラブ→カルツ
JOKER→上記全員

358 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 15:58:00 ID:???
特別講師登場。そして…→  ハート5

359 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 16:14:52 ID:???
特別講師登場。そして…→  ハート5
>ハート→早田

森崎「な…………」

森崎がグラウンドに到着した際の第一声がこれだった。声にもならない驚きの表現。
全国中学生大会一回戦で激戦を繰り広げ、Jrユース世界大会で共に戦った魂の親友。
タックルを得意とし、精度の高いセンタリングやその負けん気で森崎の危機を何度も救ってくれた…

カミソリファイター早田誠。実に一年ぶりの再会であった。

森崎「そ…そ…そうだああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!」

ダダダダダッ!ガシイッ!

突然訪れたかつての仲間との再会に、森崎は心踊らしながら早田にがばりと抱きついた。

早田「どわっ、な、なんやいきなり!…ったく。お前は何処にいっても元気だな」

森崎「へへっ、お前こそ!」

早田「実は数日前に一度こっちに来てたんや。そんときはお前には会いにいけへんかったけど…
   再会の喜びを分かち合いたいのは山々やが、今はサッカーの講師に集中したいんや。またあとでな」

森崎「え…ちょ、つれないなぁ。まこっちゃん。俺とお前の仲じゃないか。そーらカミソリチョ〜〜〜」

ガシィッ!

森崎のじゃれあおうとした右手を、想定外の力で握り返す早田。

早田「…いいから早くそこに整列せーや。試合は明日。時間がないんやろ」

360 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 16:16:22 ID:???
森崎「なっ…!?」

早田「森崎。お前がこの大陸で何をしていたのかはワイは知らんし知りたくも無い。
   今はただ、お前がたった一人で育ててきたこの謎のチームといい試合がしたいだけなんや。
   分かったら……はよう並びや」

早田の表情まるで読めない。今までの早田からは考えられない行動に、森崎は一瞬思考が止まってしまう。
が、すぐに己を取り戻すと早田に向かってこう言った。



☆どうしますか?

Aわかったわかった。並べばいいんだろ?(あくまで自分は笑顔で接する)
Bお前が講師だと?面白い冗談を言うようになったな!(挑発的な態度で接する)
C明日の試合、お前が対戦相手なのか?(明日の試合について質問する)
D生意気な奴め…おしおきだ〜!(殴りかかる)
E………… (無言でマルスたちの方へと整列する)

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません


361 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 16:18:48 ID:nKnFPRJI


362 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 16:20:48 ID:ojOcvWSI
C

363 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 16:33:01 ID:???
俺ではなく「ワイ」、漫才以外で関西弁・・・
間違いなくこの早田は偽物だな。

364 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 16:38:23 ID:???
>>363
ふふふふふ…
===============
>C明日の試合、お前が対戦相手なのか?(明日の試合について質問する)

早田「そうだ」

森崎「…………は?」

早田「そうだと早田をかけたんだよ!気付けそんくらい!」

森崎「あ、ああ…その、すまん…」

早田「……詳しいところまでは教えられんが、明日の対戦相手のチームは
   マンチェスターユースのトップ下とボランチ、そしてサイドバックがいる恐ろしいチームやで。
   さらにモンテビデオユースのツートップも加わって攻撃力も文句なしや」

森崎「ほ、ほう…マンチェスターっていやあイングランドでも有名なあのチームか」

早田「いくら身体能力が高くてもサッカーの初心者が多いお前のチームとでは
   明らかにレベルが違いすぎるやろ?下手な試合にしないためにもこうやって
   わざわざ講師にきてやったんや。分かったらさっさと整列しておけ」

森崎「(マンチェスターのサイドバック…そういえば早田もサイドバックを得意としていたな。……まさかな)」

早田「とにかく、お前に惨めな敗北はさせたくない。少しでもいい試合にするために
   お前も仲間の練習をよーく見ておいてやれよな」

森崎「けっ、余計なお世話だっつーの。明日の試合はその根性を叩き直してやるぜ!」

早田「ふっ、それでええんや。全力で牙をむいて向かって来い。試合、楽しみにしとるで!」

365 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 16:39:57 ID:???
森崎「……ああ」

そう言うと、早田はボールを何個も抱えてマルスたちの方へと向かって行く。
その後姿を眺めて、森崎は一人拳を握り締めるのだった。

森崎「早田…俺のいない間にお前に何があったんだ…?
   とりあえず、朝に決めた四人の練習を重点的に見ていくか。えっと…」
=====================
☆下記の五人にどの練習をさせるか選択してください

・選べる項目
ガッツ ドリブル パス シュート タックル
パスカット ブロック 競り合い セービング スルー

森崎→
マルス→
シーダ→
ナバール→
ミネルバ→

(例)

森崎→セービング
マルス→シュート
シーダ→シュート
ナバール→パス
ミネルバ→タックル

※同じ項目を選択すると効果が上がり易く、コンビ技の練習もできます。

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

366 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 16:47:02 ID:ojOcvWSI
森崎→ガッツ
マルス→シュート
シーダ→シュート
ナバール→ドリブル
ミネルバ→タックル

367 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 17:04:32 ID:/ZSPmKMY
森崎→セービング
マルス→パス
シーダ→パス
ナバール→ドリブル
ミネルバ→タックル

368 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 17:07:35 ID:+0LtrHO+
森崎→ガッツ
マルス→シュート
シーダ→シュート
ナバール→ドリブル
ミネルバ→タックル

369 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 17:20:03 ID:???
森崎→ガッツ
マルス→シュート
シーダ→シュート
ナバール→ドリブル
ミネルバ→タックル
==================
森崎「最近美味いものを食べまくったおかげである程度体力はついてきたが…
   相手のモンテビデオのツートップ…おそらくビクトリーノのことだろう。
   奴がいる限り、何本かはシュートを撃たれてしまうだろう。
   それに耐え凌ぐためのガッツをもっとつけなくちゃいけないな」

さらに森崎はマルスとシーダにシュートを、
ナバールにドリブル、ミネルバにタックルの練習の指示を出した。
だが、相変わらずナバールは森崎に顔を向けようとはせず勝手にボールを蹴り始めてしまう。

ミネルバ「(なるほど…この剣士は森崎とは不仲なのか。これはまたとないチャンス)」

ミネルバはナバールにタイマンの練習を申し込むなどして、積極的に懐柔しようと動く。

森崎「(ちっ…ナバールと同じ練習を選択すれば否応なしに接触できてたのか…)」

気を取り直して、森崎はマルスとシーダのシュート練習に対して何度もセービングを繰り返す反復練習を行った。
ガッツ…体力の上限を上げるにはひたすら地味な基礎練習を繰り返すしかない。
そして、マルスはシーダとオレルアンカップで繰り出したツインシュートをさらに昇華させようと考えていた。

マルス「あのときより僕たちの力は確かに高まっている。もっと何度の高いシュートに挑戦してもいいと思うんだ」

シーダ「私は、マルス様に何処までもついていくだけです。どんな逆境でもマルス様と二人なら…乗り越えられます!」

マルス「分かった。それじゃあ森崎…いくよ!」

森崎「おう、来やがれ!……と、その前に…」

370 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 17:21:18 ID:???
☆タリスボールを使いますか?(練習の効果は上がりますが怪我率が増加します。マルスたちの練習にも影響します)

A使う
B使わない

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

371 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 17:22:40 ID:+0LtrHO+
B

372 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 17:23:30 ID:ojOcvWSI
B

373 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 17:28:21 ID:???
>B使わない

森崎「大事な試合前にケガをしちゃ元も子もない。普通のボールで練習しよう」

マルス「じゃあ、改めて…いくよ、森崎!」

森崎「おう!来やがれ!」
====================
先着2名さまで

森崎の練習→ ! card
マルスとシーダの練習→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→項目の能力+2 さらに必殺技かスキルを習得!
10〜8→項目の能力+1 さらに必殺技かスキルを習得!
7〜5→項目の能力+1
4〜3→必殺技かスキルを習得
2→成果なし
A→ケガをしてしまい項目の能力-1
JOKER→項目の能力+4 さらに必殺技とスキルを習得!
※マルスとシーダはK〜5の場合さらに数値が+1されます

374 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 17:28:39 ID:???
森崎の練習→  ダイヤ2

375 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 17:29:48 ID:???
マルスとシーダの練習→  クラブ9

376 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 17:59:18 ID:???
森崎の練習→  ダイヤ2  2→成果なし
マルスとシーダの練習→  クラブ9  10〜8→項目の能力+1 さらに必殺技かスキルを習得!
===============
森崎の脳裏には、先ほどの早田の言動と行動がまだ酷くこびりついていた。
GKとDFという近い位置に立ち、互いのことを信頼していたと思っていたあの早田が
たった一年会ってなかっただけでああも人が変わったようになってしまったのだ。
気のせいか、声や言葉遣いも変わってしまったような気がしないでもない。

森崎「くっ…集中しろ集中!」


マルスとシーダはお互いのスキルを上手く発動させつつ、
ツインシュートをより高い位置、高い角度から繰り出した。

マルス「これだァ!シーダ!僕に合わせて!」

シーダ「は、はい!やああああぁぁぁぁっ!!」

ズギャギャギャギャッ…ドシュウウウゥゥゥゥッ!!

森崎「はっ!?」

ズバアァァァァァァッ!ドガシャアッ!

ボールはネットを突き破り、シーダのペガサスのように天高く舞い上がっていく。

森崎「…………」

森崎はそのシュートに全く反応ができず一歩も動けなかった。
集中を欠いていたせいもあったが、このシュートはツインシュートの独特の軌道だけでなく
マルスのテクニックとシーダのパワーが組み合わさった貫通力があったのだ。

377 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 18:00:44 ID:???
シーダ「や…やった!やりましたね!マルス様!」

マルス「ああ。このシュートがあれば、きっと勝てる。なぁそうだろ森崎」

森崎「あ、ああ…」

虚ろな表情で空返事しかしない森崎の様子を見て、マルスは顔を曇らせる。

マルス「(…君のさっきの反応、いつもの君の動きじゃなかった。やはり、何かあったのか?)」

※マルスとシーダの力と技が1ずつ上がりました!
※マルスとシーダが合同シュート(????????)を習得しました!

一方その頃。フィールド中央ではナバールのドリブルにミネルバがタックルを合わせる練習を繰り返していた。

ミネルバ「傭兵ナバールといったか。おぬし、もしかすればマケドニアの生まれか?」

ナバール「…………ああ、そうだが」

ミネルバ「そうか。ならばよし。国が同じと言うだけで人は何かと知れない絆が発揮されると言うもの。
     この練習もきっとうまくいくと信じておる。…行くぞ!」

ナバール「………こい」


378 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 18:02:28 ID:???
先着2名さまで

ナバールの練習→ ! card
ミネルバの練習→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→項目の能力+2 さらに必殺技かスキルを習得!
10〜8→項目の能力+1 さらに必殺技かスキルを習得!
7〜5→項目の能力+1
4〜3→必殺技かスキルを習得
2→成果なし
A→ケガをしてしまい項目の能力-1
JOKER→項目の能力+4 さらに必殺技とスキルを習得!

379 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 18:04:24 ID:???
ナバールの練習→  クラブ10

380 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 18:06:46 ID:???
ミネルバの練習→  スペード3

381 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 19:59:20 ID:???
ナバールの練習→  クラブ10  10〜8→項目の能力+1 さらに必殺技かスキルを習得!
ミネルバの練習→  スペード3  4〜3→必殺技かスキルを習得

ズザザザザーーッ!!シュバッ!ダダダッ!

ミネルバ「くっ、流石は紅の剣士。やるではないか」

ナバール「…………」

ナバールのドリブルは体のキレを生かした相手を弾き倒すようなドリブルだった。
そこから相手を弾き飛ばす技術を捨て、避けることだけに集中する…
自身の得意とする『流星』のように分身するようなドリブルを開発したのだ。

ミネルバ「ならば、これならばどうだ!」

クルッ!グッ…ズザザザーッ!ズバシイィッ!

ナバール「!」

ミネルバ「フッ…赤い竜の牙(サラマンドバイツ)とでも名づけておくか」

竜が獲物を噛み砕くかのように強烈な挟み込みタックルは、ナバールの華麗なドリブルさえも対処する。

ミネルバ「ふう…なかなか有意義な特訓だったぞナバール。明日の試合、共にがんばろうな」

ナバール「…………」

ナバールはミネルバに返事こそ返さなかったが、僅かに首を立てに振り相槌を返した。

382 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:00:33 ID:???
※ナバールの速さが1上がりました!
※ナバールが『流星ドリブル』(威力5 確立1/4)を開発しました!
※ミネルバが『サラマンドバイツ』(威力4 確立1/4 ふっとばし3)を開発しました!
※ナバールとミネルバの互いの評価が上がりました!


それからアカネイア同盟軍は早田やビクトリーノたちの指導のもとで充実した練習を続けた。

バーツ「俺の『鳴動』はタックルだけに使うのは勿体無いぜ!このシュートを…受けろォ!」

ドーガ「なんの!この『大盾』と『捌き』を組み合わせたブロックさえあれば…ムンッ!」

ドゴォッ!

バーツ「な…なにィ!?」

ドーガ「ふっ…ゴール前のポジションは誰にも譲らんぞ!」

マジ「バーツ、ドンマイ!次は俺とのあのコンビネーションを試してみようぜ!」


マリク「『レクスカリバー』をブーストさせれば…より強い援護が可能になる!うおおおっ!」

リンダ「私も負けてられないわ!ブーストの威力ならこっちの方が上よ!『オーラ』!」

ぶおおおおおおん…ゴヒュウッ!

383 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:02:09 ID:???
ジョルジュ「トーマス、俺たちのコンビネーションを見せようか」

トーマス「は、はい!」

ダダダダダ…ばしっ、ぽーん…シュバッ!

トムス「いくぞ!ミシェラン!」

ミシェラン「おう!兄貴!」

ズザザザザーーーッ…ガシィッ!ドヒューーーンッ!

トムス「これが我らの…」

ミシェラン「カタパルトタックルだァーーーっ!」

ドゴオッ!

トーマス「うわああああああっ!?」

トムスとミシェランの二人の脚力を組み合わせ、一人が発射台のように屈み、もう一人を勢いよく発射させる。
鉄の塊のような弾丸を受けたトーマスはあっけなく吹っ飛ばされてしまう。


384 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:04:12 ID:???
ジョルジュ「やはり………こいつのベンチ入りは厳しいか…」

トムスたちの突進に吹っ飛ばされて地面に突っ伏すトーマスを見てジョルジュは頭を抱える。

ミディア「そんなこと言ったら可哀想よ。チャンスは皆に平等にあるんだから」

ボア「しかし、明日の試合はベンチ入りメンバー含め16人しか選ばれぬのだろう?
   新参者のわしらが果たして選ばれるかどうか…」

ミディア「大丈夫です。試合を左右するのは何も実力だけではありません。
     味方を『鼓舞』したり『指揮』したり…そういうスキルこそ必要になってくるはずです」

ジョルジュ「ふっ…せめてアストリアがいればな。ミディアももっと活躍できただろうに。
      熱い絆で結ばれた…そう、たとえばあのマルス王子とシーダ姫のようにね」

ミディア「な、なー!」

ミディアは全身を真っ赤にほてらせながら、からかうジョルジュを追い掛け回すのであった。

ボア「ふぉっふぉっふぉっ。若い者はええのう…」

385 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:05:20 ID:???
アベル「よぉ、ビクトリーノ。お前と直接対決するのはこれで2度目になるな」

ビクトリーノ「あァ。明日は俺の相棒を連れてくる予定だ。お前と試したあの連携技を
       繰り出すことができるほど、二人の息はピッタリさ」

アベル「そうかい。あいにく俺にはそんな待遇の良い相棒がいなくてね…」

ビクトリーノ「……まァ、なにがあったかは聞かねぇよ。俺のいた世界も紛争やなにやら物騒なことが多いし」

アベル「そうしてもらえると助かる。で、俺に個別指導したいことってなんだ?」

ビクトリーノ「俺が相棒を見つけるまで使っていた、個人でも撃てる強力なシュートを教えてやる。
       今のお前には、そういう技が必要なんだろう?」

アベル「フッ…明日戦うってのに随分親切な奴だな。黒豹の二つ名が聞いて呆れるぜ」

ビクトリーノ「黒豹ってのは狩りのとき以外は同族に優しいものさ。ほら、行くぜ!」




※早田たちの指導のおかげでアカネイア同盟軍全員の力と技と守備が+1しました!

386 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:06:50 ID:???
山「ふー。すごいな、ここの国の人たちは…スポンジのように俺達の技術を吸収していくぞ」

早田「これだけ覚えが良いと、教えがいがあるってもんだぜ」

カルツ「フッ…しかし、おぬしたちも物好きじゃのう。この企画を考えたのはおぬしたちなんじゃろう?」

ビクトリーノ「明日の試合に森崎が負けたら、俺達のいる世界に連れて帰る…そうなんだろう?」

その言葉に松山と早田は一瞬顔を曇らせる。

早田「なんかなー…違うって分かっていても、やっぱり助けてやりたいと思うじゃねぇか。なぁ、松山」

松山「……俺は、森崎に感謝しているんだ。アイツのおかげで俺は、本当に大事なものが何かを理解して、そして」

松山はそこまで言うとポケットから白い鉢巻を取り出した。慈しむような視線をその鉢巻に向ける。

松山「こうして、どんな手段を使ってでも取り戻してやろうと、決意させてくれたんだから」

387 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:07:52 ID:???
凛とした表情で鉢巻を見つめつづける松山を見て、カルツは首をかしげながら口を開く。

カルツ「……その鉢巻がお前さんにとってどれほどの価値があるかは分からんが、
    そのこととモリサキを『助ける』ことにどんなつながりがあるんだ?」

早田「詳しいことは明日話すさ。俺たちはもう戻れないところまで来ちまったんだ」

松山「ああ。『あの二人』が強攻策に出る前に、俺たちが森崎を連れ戻す。
   だから明日の試合は絶対に俺たちは森崎に勝たなくちゃいけないんだ。
   カルツ、ビクトリーノ。俺たちに…力を貸してくれ!」

カルツ「詳しい事情を話してくれないのはなんだか気にかかるが…まァ、チームメイトの頼みは断れんわな」

ビクトリーノ「俺はただ、強敵と戦えるだけで満足だ。俺の相棒の『ダ・シルバ』も同じことを言うだろうさ。
       よーし、明日は派手にハットトリックでも決めてやろうか!」

388 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:09:02 ID:???
その夜。心中穏やかではない森崎はボールを抱えて夜の平原へと足を運んでいた。
本来ならば明日の試合に備えて睡眠をとらなければならないのだろう。
だが、今の森崎にはそんな冷静な判断を導き出す余裕すらなかったのだ。

森崎「ハァ…ハァ…くそっ!駄目だ!こんなんじゃ…とてもじゃないが明日の試合は途中で力尽きる!」

全力のセービングを2回も発動させれば、後は自分はゴール前にたつ置物と化すだろう。
そうならないように、こうして基礎体力を高める特訓を繰り返しているのに、練習に身を入れようとするほど、集中が途切れる。

森崎「早田…あの自信に溢れた顔は何を意味しているんだ?なぜか…なぜか分からないが
   嫌な予感がして止まない。明日はただの親善試合。なのに、どうしてこんなに不安になるんだ……!」

ズザザザザザーッ!バシィッ!

森崎「………ハァ、ハァ…げほっ!ごほっ!」

スッ…

マルス「苦しそうだね。これを飲みなよ」

背後から降りかかる声に森崎は慌てて振り返る、夜空の満月に映える青髪と整った面持ちが神秘的に見えた。

森崎「マルス…王子」

マルスから渡されたのは薄い青色の薬品『特効薬』だった。
すぐに一ビンを空にする森崎。みるみる疲労していた体力が回復していった。

マルス「一人での練習は効率が悪い。僕も付き合うよ」

森崎「……悪いな」

389 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:10:37 ID:???
ズシャッ!バシィッ!ダダダダッ!バゴォッ!

森崎「へへ…なんだか不思議な感覚だぜ。時間が遅く感じる。本来ならもう朝日が出てもおかしくない時間のはずなのにな」

マルス「気のせいだよ。まだまだ時間はたっぷりある。落ち着いて練習を重ねていこう」

森崎「あ、ああ……」

森崎とマルスの静かな特訓は続く。森崎は無限に続くかのような長い時間の中で
キーパーとしての練習だけでなく、フィールダーとしての練習も行った。

マルス「そこだっ!」

森崎「おうっ!すぐ回すぜ!」

マルス「OK!」

バシッ!ぽーん!ボコッ!ビシィッ!

二人の間を何度も、月光に照らされたボールが素早く行き来する。
その間は徐々に狭まっていき、そしてふわりと浮き上がる。

マルス「ここだ!森崎!」

森崎「うおおおおおおおおおおっ!!」

ずあっ!ドゴォッ!ブシュルルルルルルルッ!ズギャンギャンギャンギャンギャン!!!

その軌道は全く先が読めない。これから二人に訪れる様々な試練を案ずるかのような軌道を生んだ。

ずしゃあああああっ!ブズンッ!どしゅううううう………

390 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:12:06 ID:???
ネットを突き破り、ようやく大人しくなったボールに二人は駆けより、仰向けになって天を仰いだ。

森崎「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

マルス「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

森崎「……まさか、王子とコンビ技を開発できるとは思ってなかったぜ」

マルス「どうしてだい?森崎」

森崎「……俺さ、実は初対面の頃、王子のこと気に入らない生意気な奴だなって思ってた。
   俺がこの世で一番大嫌いな奴に雰囲気が似てるんだよ。鼻についてしょうがなかったぜ」

マルス「ははは、酷い言われようだね。ちょっとショックだよ」

森崎「弱いくせに先頭に立ちたがるし、奇麗事ばかり抜かしやがる。
   けど、けどな。そんな奇麗事の理想を、お前は次々と叶えてきやがった」

マルス「君をはじめ、色んな人たちに支えられて、だけどね」

森崎「それでいいんだ。お前と俺の大嫌いな奴との一番の違いがそこなんだ。
   お前は弱くて良いんだ。俺が、お前の仲間たちが支えてやればいい。
   ……なんだろうな、こんな気持ち……あのときの俺じゃ考えることはできなかったな」

常に自分が先頭に立って戦ってきた。並み居るライバルたちを蹴落とし、意地でも先頭に、中心に立ちつづけようとした。
けれど、このアカネイア大陸で仲間たちと戦いを繰り返す中でそんな孤独だった考えは変わってきた。
甘っちょろい言葉だと思っていた。誰かが誰かを思う気持ち。その気持ちの強さが様々な繋がりと絆を紡ぎだした。
たった8人から始まった長い長い戦いの道は大きく広がっていき、そしてとうとうパレス解放というところまでたどり着いた。

森崎「変なこだわりだったんだよな。この広い戦場の中で…俺は主役にはなれなかった。
   だけど、その結果に後悔はしていない。俺が自分で選んだ道なんだから。
   リセットしてやり直そうだなんて、絶対に思ったりしない」

391 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:13:44 ID:???
マルス「…………」

マルスは何も言わずに森崎の次の言葉を静かに待つ。

森崎「この戦争を勝利に導く主役は王子、間違いなくアンタだ。
   俺はアンタが勝利を掴むために、命を賭けて全力でサポートしてやる。だけど…な。
   明日の試合、サッカーに関してだけは…俺は誰にも主役を譲るつもりは無い。
   俺の夢であるサッカー…その事に関してだけは…俺は主役でありつづけたい」

マルス「うん……」

森崎「明日は俺の元チームメイトや世界クラスの強豪が多くいるチームとの戦いだ。
   そう簡単に勝たせてもらえる相手じゃないのは明らかだ。
   だから…だからな。その………」

闇夜に沈黙が訪れる。しばらくして、マルスがしっかりとした口調でこう語った。

マルス「君を勝たせるために、僕たちはこの命を賭けて戦うことを、誓う」

森崎「…………そこまで大層な誓いの言葉はいらねぇんだけど」

マルス「ふふっ、いいじゃないか。君にとっては明日の試合は命と誇りを賭けたもう一つの戦争。
    君の仲間である僕たちは、それを全力で支える。間違っちゃいないだろう?」

森崎「…………ああ、間違いない」

マルス「それとね森崎。オレルアンカップのときにも言ったと思うけど……
    サッカーの試合のときだけは、僕はマルス・ローウェルという一人のサッカー選手だ」

森崎「ああ、そんなこともあったな」

392 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:14:58 ID:???
マルス「試合のときだけでも良いから、『マルス』って呼んでくれないかな。
    君、いっつもぶっきらぼうな口調だけど一応『王子』ってつけてるから」

森崎「だって、そりゃあ…一応身分が違うんだし……」

マルス「サッカーに身分も国境も関係ないといったのは君だよ?」

森崎「……くっくっく……はっはっは……まいった!まいった!」

森崎の豪快な笑い声はノルダの夜空に輝く満月まで届きそうなほど響いていった。

森崎「……マルス。明日の試合、勝つぞ」

マルス「……ああ、森崎」



※森崎の最大HPが24→26に上がりました!
※森崎とマルスがワンツー技『マーベラスコンビ』(威力5)を習得しました!
※森崎とマルスが合同シュート『マーベラスツイン』(消費250 威力14)を習得しました
※森崎とマルスの相互支援が(1)→(2)にレベルアップしました!



そして、森崎とマルスの長い長い夜がようやく明けた。不思議と疲れは全く体に残ってはいなかった。
輝く朝日が眩しすぎて、思わず目を細める。アカネイアカップは晴天に恵まれそうである。

393 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:16:42 ID:???
モロドフ「よし、みんなきけ。これよりアカネイアカップの作戦会議を始める」

ノルダの街の宿屋の大広間に、アカネイア同盟軍が勢ぞろいする。誰もが気力体力共に充実しているようだ。

マルス「メンバー選出に関しては森崎に一任している。まずはベンチ入りメンバーの16人を選出する」

ごくっ……

いくらお遊びの親善試合だろうと能力が高いものが選ばれることだけは皆分かっている。
おそらくここで選ばれたメンバーが今後の戦いの中でも中心人物となっていくのだろう。
図らずも緊張してしまう人も多く、唾を飲み込む音が聞こえる。

森崎「今回のベンチ入りメンバーを発表する。メンバーは…こいつらだ!!!」



☆メンバーを選んでください

森崎 マルス シーダ ジェイガン アベル ドーガ リフ
バーツ マジ カシム ジュリアン レナ ナバール マリク
ウェンデル バヌトゥ ミネルバ マリア ジョルジュ リンダ
ジェイク ミディア トムス ミシェラン トーマス ボア

【上記の中から一人最大『6人』選んで投票してください。
 『二票』入った段階でそのキャラはメンバー確定となります。
 16人選出されるまで投票を行ってください】

ageでお願いします。sageではカウントできません

394 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:19:09 ID:+0LtrHO+
ジェイク ミディア マジ ミシェラン トーマス ボア

395 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:20:47 ID:pvuMtcec
森崎 レナ カシム リンダ ジュリアン アベル

396 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:20:54 ID:nKnFPRJI
森崎 アベル カシムシーダ マルス マリク

397 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:21:03 ID:wh51bl5g
リフ ジュリアン ミネルバ マリア ジョルジュ トーマス

398 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:23:34 ID:ZEvVyoHY
森崎 アベル カシム ジョルジュ ミネルバ リンダ

399 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:25:55 ID:???
ベンチ入りメンバーだよね?

400 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:30:09 ID:rmOiklqo
マルス シーダ マリク リンダ ミネルバ ナバール

401 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:30:15 ID:???
マルスやシーダ抜きでは多分勝てないと思う。

402 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:31:50 ID:???
できれば誰かナバールも頼む

403 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:32:26 ID:+0LtrHO+
マルス シーダ マリク リンダ ミネルバ ナバール

に変更します

404 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:32:30 ID:???
何人決まった?

405 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:37:22 ID:1JpNvnJQ
バーツ レナ ジェイク ミディア トムス ウェンデル

406 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:39:17 ID:???
森崎 カシム アベル ミネルバ ジョルジュ リンダ

で決まり。たぶん

407 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:39:22 ID:G8Lc7BnA
バーツ レナ ウェンデル マジ ジェイガン ドーガ

408 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:40:17 ID:???
と思ったら16人までか

409 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:41:10 ID:???
>>399
スタメン11人を含めたベンチ入りメンバー16人を選出します。
説明不足ですみません。現在確定しているのが…

・森崎
・マルス
・カシム
・シーダ
・マリク
・リンダ
・ミネルバ
・ナバール
・アベル
・ジョルジュ
・ジュリアン
・レナ
・バーツ
・ウェンデル
以上の13人です。

1票入っているのが
・マジ
・リフ
・マリア
・トーマス
・ジェイク
・ミディア
・トムス
・ジェイガン
・ドーガ
以上の9人です。

410 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:44:53 ID:ojOcvWSI
ドーガ ミディア マリア

411 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:47:40 ID:???
>>409
決定済みは14人ですよ
>>410の3人から2人選べばいいのかな?

412 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:48:12 ID:???
ハーフタイムの回復の杖はメンバーに入って無くても
つかえますか?

413 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 20:52:45 ID:???
>>411
あ、すみません。そのようですね。
それでは>>410の方が選んだ3人の

・ドーガ
・マリア
・ミディア

の中から先に『2票』入った2人がベンチ入りメンバー確定です。

>>412
回復の杖はベンチ入りしていないと使うことができません。
戦力を取るかガッツ回復要員を取るか、選びどころですね。

414 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:54:24 ID:+0LtrHO+
・マリア
・ミディア

415 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:55:36 ID:nKnFPRJI
ドーガ ミディア

416 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:56:17 ID:rmOiklqo
マリア ドーガ

417 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 20:56:20 ID:G8Lc7BnA
・マリア
・ミディア

ドーガごめんね

418 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/21(日) 21:06:28 ID:???
皆様、投票ありがとうございました!
今思えばベンチ外メンバーを選出した方が早かったかも?すみませんでした…


☆アカネイア同盟軍

◎森崎
・マルス
・シーダ
・アベル
・バーツ
・カシム
・ジュリアン
・レナ
・ナバール
・マリク
・ウェンデル
・ミネルバ
・マリア
・ジョルジュ
・リンダ
・ミディア

以上のメンバーで出撃します。
=======================
メンバーが決まったところで今夜はここまで。
次からはスタメンとフォーめんション選択の前に
もう一つ大事な選択肢を用意してあります。
試合の難易度を左右する選択肢なので、ご注意を。

419 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 21:18:18 ID:???
乙でした。
この試合は物語全体左右しそうだなぁ。負けられん!

420 :森崎名無しさん:2010/02/21(日) 21:40:07 ID:???
乙でした。
次回以降ますます楽しみだ

421 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 09:57:28 ID:???
>>419-420
乙感謝です!今まではしっかりと原作の道をなぞっていく展開だったので、
このストーリー展開の皆様の反応に少し緊張しています。
===================
森崎が発表したメンバーに、納得の声を漏らすものもいれば、不平の声を漏らすものもある。

ミシェラン「お、おいアンタ!俺たち兄弟が選ばれてないのは一体どういうこった!」

森崎「ん?確かあんたは…アカネイアの兄弟重騎士か。こちらに渡されているデータでは
   兄弟による体格を生かした守備形の必殺技が強力と書かれているな」

ミシェラン「そうだ!俺と兄貴の力が合わされば無敵なんだ!選びなおせ!」

そのミシェランの発言を皮切りに、今回選ばれなかったメンバーの不満が爆発する。

マジ「また俺は選考外かよ!何処に目をつけてるんだ森崎!」

ドーガ「俺の大盾ブロックを選ばなかったこと、後悔するぞ!」

リフ「森崎殿!回復役ならば、そんな小娘たちでなくわしを選ばぬか〜!」

トーマス「そーだそーだ!俺だってジョルジュさんのサポート役として必要不可欠だぞー!」

ジェイク「あっ!リストをよく見たら女性陣ばっかり選んでるじゃねぇか!こんのむっつり野郎め!」

わーわー!ぎゃーぎゃー!わーわー!ぎゃーぎゃー!わーわー!ぎゃーぎゃー!わーわー!ぎゃーぎゃー!

422 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 10:00:05 ID:???
ジェイガン「こ、こら!落ち着け!落ち着かぬか!」

バヌトゥ「これだから若いもんは…やれやれじゃわい」

ボア「まったくそうですなぁ…」

ジェイガンやボア、バヌトゥなどは年齢の衰えからかすぐに諦めがついていたが、
その他の男性陣からは悲鳴のような不満の声が次々と溢れていった。

森崎「(あ〜〜……いい歳した男たちが騒がしい……どうにかしてこいつらを納得させないとな)」
====================
☆どうしますか?

Aサッカーと戦闘は別だ。このメンバーが今後を左右するわけじゃない。
B単純に実力から選んだんだ。素直に受け入れてくれ。
C俺の判断が正しいか間違っているのかは…この試合の結果で分かることだ!
D何を言うかジェイク!俺は女なんて大ッ嫌いなんだぁーーーーー!!!!
E無視して試合会場へ行く

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

423 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 10:05:04 ID:/vs0YF6A
D
トラウマスイッチオン

424 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 10:10:52 ID:gJkynobI


425 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 10:26:57 ID:dQP5HKD6


426 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 10:54:48 ID:DVnZgFyU
c

427 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 15:37:46 ID:???
>C俺の判断が正しいか間違っているのかは…この試合の結果で分かることだ!

森崎の堂々とした態度と言葉に、周りの喧騒はしいんと止んだ。
それだけ森崎がこの試合の勝利に絶対の自信を持っていると感じ取ったからである。

ドーガ「(うっ…あそこまで自信満々に言われては言い返す言葉が無い……)」

トムス「(ふっ……なるほど。ここまで同盟軍を引っ張ってきたエースの少年というのは伊達ではないな。が…)」

ミシェラン「(その言葉が通用するのはあくまで『勝った』場合に限るんだぜ……)」

マジ「(定員がある以上、漏れる人がいるのは仕方がない。森崎、その自信を勝って証明してくれよ!)」

森崎「(ふう。何とか引き下がってくれたか。だが、これで余計にこの試合は負けられなくなったなァ)」

モロドフ「……ふむ。詳しいフォーメーションなどは会場入りした後の控え室で行う予定だ。
     ベンチ入りメンバーに選ばれなかったものは観客席での応援となる。
     ただ観戦、応援するのではなく、中間たちや相手のプレイを見て
     今の自分には足りないものは何かを考えながらしっかり勉強するように。では、出発じゃ!」

一同「「「「「「「「おう!!!!!」」」」」」」」

428 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 15:38:51 ID:???
森崎たちはノルダの特設グラウンド…闘技場を特別に改築した広場へと移動する。

アベル「おおおっ!?前にここに来たときとは偉く様子が違うぜ」

地面は人工芝でしっかりと敷き詰められており、グラウンドのコンディションは最高と言っても過言ではない。

ニーナ「皆様のために、最高の設備と最高の環境で気持ちよくプレイできるようにさせていただきましたわ」

アンナ「以上、大会委員長アカネイア王女ニーナ様のお言葉でした〜!」

ざっざっざっざっざ…

森崎「ん、あれは…」

森崎たちが入ってきたゲートとは逆側の入り口から、今日の対戦相手……
マンチェスターユースのメンバーを中心としたチームが整列しながら歩いてくる。

早田「よう、昨日はよく眠れたか?」

森崎「ああ。おかげさまで。この国のベッドはふかふかで寝心地が良かったろ?」

早田「まァな。こんな環境で毎日体を鍛えられるなら、さぞや今日の森崎は強敵になっているだろうな」

森崎「その通りだ。悪いが、1点もやるつもりは無いからな。覚悟しておけよ」

早田「ハハッ、点を取るのはワイの役目や無いんでね。そいつは後ろの連中に言ってくれや」

森崎「ん…?」

早田に促されて森崎はさらに後ろのメンバーに目をやる。
すっかりこちらの世界の情景にも目が慣れたビクトリーノ。
そしてその側に、彼と同じような褐色の肌の少年がまじまじとこちらの方を興味ありげに見つめてくる。

429 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 15:40:06 ID:???
森崎「なんだこいつ…?さっきからじろじろと」

ビクトリーノ「おお、モリサキ。こいつは今の俺のチームの相棒で……」

ダ・シルバ「うおおおおおおおおっ!!!あ、あんたがあの第一回Jrユースで
      MVPを受賞した世界最高キーパーモリサキかァ!!!!」

森崎「(な、なんだァ?やけにテンションが高い奴だな)」

良く言えば元気。悪く言えば暑苦しい。そんなウルグアイの少年が森崎に握手を求めてきた。

ダ・シルバ「今日はお手柔らかになァ!」

森崎「お、おお……」

ダ・シルバの熱気にすっかり飲み込まれそうになっている森崎に、カルツがわらって話し掛けてくる。

カルツ「よ、モリサキちゃん。今日は宜しくな」

森崎「ちゃんづけはよせちゃんづけは。悪いが、ワーレンからの旅の中で俺たちは更なる力をつけてきている。
   お前たちがいくら強力とはいえ、チームもバラバラで統率力が無くては勝てんぜ?」

カルツ「おお、確かにな。だが、そいつなら心配いらんぜよ」

森崎「なにィ?」

ザッ…

カルツが顔を向けた先に立っていた男は、森崎がよく知る人物であった。
凛々しい眉毛に強気な面持ち。粘りと根性を発揮し、森崎と共に全日本を世界一に導いた戦士の一人……

430 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 15:41:29 ID:???
松山「久しぶりだな、森崎」

森崎「ま、松山……!お前も来ていたのか……!?」

だが、彼はどこかが違っていた。体中を覆っていたどことなく陰湿な部分は影もなく
その額に巻かれた風に堂々となびく白い鉢巻が、彼の芯の強さというものを物語っている。

松山「今日、こうしてお前と戦えることが嬉しいぜ」

カルツ「このマツヤマちゃんが俺たちを『指揮』してくれれば怖いもの無しよ」

松山「そういうことだ。今の俺はヨークシャー、そしてマンチェスターユースのキャプテンを任されるほどの力を得た。
   森崎、今日は絶対にお前に勝たせてもらうからな!」

松山の覇気のある言葉の意味が分からない。昨日早田から話してもらった僅かな情報と
彼の言葉を頭の中で何度か照らし合わせてみる。そこから導き出された答えとは……

森崎「(どういうことだ?こいつらは確かにそこそこ活躍し、世界レベルにも少しは通用する実力は持っていた。
    だが、たったそれだけのこいつらが、なぜ俺や翼のように海外に遠征を許され
    そしてチームの中心人物として君臨してやがるんだ……?)」

松山「事情はどうあれ、今日はいいゲームができるといいな。よろしく、森崎」

森崎「ああ……」

何かがおかしい。自分がこのアカネイア大陸にいる間に、日本のサッカー協会に何かがあったのだろうか?
自分がこの大陸でのうのうと過ごしている間に、早田や松山たちは海外へと渡りプロサッカー選手としての階段を着実に上っているのである。

そして、森崎にとってさらに驚愕の現実が押し寄せる。

431 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 15:42:42 ID:???
??「ほう…ここはなかなかいいグラウンドだな。森崎、お前の引退試合にはもってこいじゃないのか?」

その声は早田たちとは違う、明らかにどこか森崎を敵視した罵声。森崎はその声の正体に目を見開き息を飲んだ。

森崎「な……そ、その声は……!?」


☆☆☆☆☆声の正体は?


A「わ……若林!?」(相手メンバーに若林と次藤が追加)
B「ひ……日向!?」(相手メンバーに日向と若島津が追加)


※ここで選ばれた人物が、この先からのサッカーパートでの森崎のライバルキャラとなります。
※あくまで次藤と若島津は松山たちと同じようなオプションです。森崎に深く関わってくるのは若林or日向となります。

4票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

432 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 15:43:56 ID:dQP5HKD6


433 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 15:44:14 ID:MvGeeWXc
B

434 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 15:52:26 ID:uxUZEdBc


435 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 15:53:28 ID:fOetaRaE
B

436 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 15:58:03 ID:???
これも本編効果かのう

437 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 16:05:26 ID:???
>>436
難易度的には若林>日向かもしれませんね。
森崎のガッツ配分さえ間違えなければ、日向もシャットアウトできると思います。
それに、今のアベルやシーダの力なら若島津からは割と点が取れるはずです。
=============================
>B「ひ……日向!?」(相手メンバーに日向と若島津が追加)

森崎の目の前に現れたのは、全日本Jrユースの不動のスタメン。
その脚力の強さや獰猛な性格から猛虎と恐れられ、森崎とキャプテン争いもした経験もある男である。

日向「お前のことだ。特に洒落た挨拶も必要ないだろう。すぐにでも試合をはじめて
   お前がこの大陸で築き上げてきた信頼や自身を粉々に打ち砕いてやるぜ!」

森崎「…………」

日向の殺気だった視線が森崎の視線と交錯する。その圧力に対して森崎が言い返した言葉とは…



☆どうしますか?

A「そうだな。勝負はサッカーでつけるべきだ。みんな、すぐに控え室にいくぞ」
B「そうだなァ。知性の欠片も無い獣には俺の言葉が理解できないだろうしなぁ」
C「お前がここに来た経緯ぐらい教えてくれたって良いんじゃないのか?」
D「俺の引退試合だと…?どういうことだ!」
E何も言わずに殴りかかる
F無視をして控え室に入る

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438 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 16:21:33 ID:dQP5HKD6


439 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 16:22:34 ID:gJkynobI
D

440 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 16:52:24 ID:fOetaRaE
E

441 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 16:57:30 ID:???
ここは日本じゃないからな。

442 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 17:40:11 ID:???
>E何も言わずに殴りかかる

森崎「(そうだ!俺はただのうのうとここで過ごしていたわけじゃないぞ!
    自分の何倍もある巨大な火竜すら沈めてきたこの拳を受けやがれぇー!)」

森崎は普段の戦闘どおりに一気に日向に接近するとその自慢の右腕を日向の顔面へと叩きつけよとする。

日向「(ニィッ…)」

悪魔のような笑顔をこちらに見せつけながら森崎の拳を避けることもせず受け入れる日向。

ド ゴ オ オ オ オ ッ ! !ブワッ!!

森崎「(へっ…ざまぁねぇな。こっちは伊達に毎日命を賭けてないんだよ!)」

日向を打ち抜いた拳を握り締め、悦に入る森崎。改めて吹っ飛んだ日向のほうに目をやる。



日向「……お前のことだ。特に洒落た挨拶も必要ないだろう。すぐにでも試合をはじめて
   お前がこの大陸で築き上げてきた信頼や自身を粉々に打ち砕いてやるぜ!」

森崎は自分の目を疑った。なんとほんの数秒前と同じことを言ってきた無傷の日向がそこにいたのである。

森崎「………!?……!?……!?」

日向「どうかしたのか?何も言い返せないくらいこの俺が怖いのか森崎?腑抜けたものだなぁ!はっはっはっは!」

森崎「(え……?な、なにがどうなってやがる?確かに俺はこの拳で日向の顔を……)」

呆然と日向の方を見て動けない森崎に、若島津がおずおずと前に出る。

443 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 17:41:47 ID:???
若島津「……俺と日向さんの二人は日本サッカー協会の指示で今メキシコシティユースにお世話になっている。
    松山や早田の連絡を受けて、こうして親善試合に駆けつけてきたわけだ」

日向「説明ご苦労若島津。そういうことだ。森崎、せいぜい周りを盛り上げる試合にしてやろうぜ?ククククク…クハハハハハ」

にやにやと含み笑いを向けながら、日向と若島津は自分たちの控え室へと入っていった。

森崎「…………」

カルツ「どうしたモリサキちゃん。狐につままれたような顔してるぜよ?あ、この場合は虎か?」

松山「(日向の奴……無駄に使うなといわれたはずなのに……)」

早田「(あ〜あ、でも、これで森崎に事情を話しやすくなったかな?)」

松山と早田は一度顔を見合わせてから頷きあい、森崎の方に駆けより小声で話す。

松山「森崎、悪いことは言わない。お前はこの試合が終わったら俺たちと一緒に来い」

早田「今ので大体わかったろ?今の日向には何をやっても無駄だってことが……」

森崎「おい、どういうことだよ二人とも。もっと詳しく教えてくれよ!!」

今さっき自分の身におこった事。信じたくはないが、まるで時が逆戻りしてやり直されたかのようだった。

早田「言うまでもないやろ。アイツはどこかで手に入れたんや。『何度でも選択をやり直すことができる』ちゅーとんでもない能力をな!」

森崎「選択を…何度でも……?」

マルス「…………」

444 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 17:43:46 ID:???
松山「日向の奴は、自分に屈辱を味合わせたお前のことをいまだに根に持っている。
   お前を連れ戻して自分の配下にし、自分の理想とする全日本を形成するつもりなんだ」

森崎「は…はは、ばかばかしい。そんな夢みたいなことがあいつにできるわけが……!」

松山「森崎。お前が一番分かっているはずだ。本来の俺はこの頭に『鉢巻』を巻いていないことを」

早田「森崎。お前が一番分かっているはずだ。本来のワイは漫才以外では関西弁を使わないことも」

畳み掛けるかのように二人の言葉が森崎に降り注ぐ。そう言われてみればそうだ。昨日までの違和感にも納得がいく。

森崎「あ………」

松山「誰の下にもつきたがらないお前のことだから悔しいのは分かる。だけど…」

早田「今回だけは素直に従っとけ。そうしないと、お前もワイらのように人格めちゃくちゃにされへかねんで?」

森崎「じ、人格をめちゃくちゃに……?」

松山「何度も人生の選択をやり直すんだ。周りに何の影響も出ないはずがない。
   俺はその影響のおかげである意味救われたのかもしれないが、な」

早田「そういうこっちゃ。今のワイらはお前の知っている早田じゃないかもしれん。
   けど、まだワイの中では森崎、お前はワイの親友や。ここは大人しく仲間になってくれや」

森崎「そ、そんなこと急に言われても……」

445 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 17:45:07 ID:???
受付「お、おいおい兄さんたち。いつまでもそこにいちゃあ試合が開始できないよ。
   お客さんも楽しみに待ってるんだ。早く控え室に入りなさい」

今日の試合の審判を受け持つ闘技場の受付が、森崎たちをそれぞれの控え室へと促す。

松山「俺たちはこのことを伝えるために、今日この大陸にきたんだ。森崎を連れ戻すために」

早田「森崎、この試合にワイたちが勝ったら素直に帰ろうや。今なら誰でも海外遠征に行けて
   自分の実力次第でプロへの道を築くことができる。悪い話じゃないやろ?」

そう言い残すと、松山と早田もいつのまに貼られた『ヒューガー』という紙のついた控え室へと入っていった。
ビクトリーノたちは話の内容がわかっていないらしく、首をかしげながら二人の後をついていく。

マルス「…さァ森崎、僕たちもそろそろ行こう。係員たちにこれ以上待たせるわけにはいかない」

森崎「あ、ああ……分かってる。いこう、いこうぜみんな」

一同「「「「「「「おう!!!!!」」」」」」」

次々と降りかかる不可思議な状況に森崎は何とか心を保ちつつ、仲間を引き連れて控え室へと入っていく。

446 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 17:46:34 ID:???
〜アカネイア同盟軍控え室〜

モロドフ「よし、みんなきけ。今回の相手は『ヒューガー』という。
     なんと惜しげもなく自分たちのフォーメーションをこちらに提示してきおった。
     よほど自分のチーム力に自信があるのだろう。よーく目を通しておくように」


・ヒューガー

J−H−F Jビクトリーノ H日向 Fダ・シルバ
−−−−−
G−I−E Gスナイパー Iカルツ Eパラディン
−−−−− 
A−C−B A早田 Cジェネラル BDナイト
−−D−− D松山
−−@−− @若島津


モロドフ「4-3-3のオーソドックスなフォーメーションらしいのう。CFの日向の爆発的得点力に注意じゃ。
     さらにトップ下のカルツ、スイーパーの松山、GKの若島津と
     一本のラインがしいてある中央突破は難しいかもしれんのう。
     右サイドを守る選手たちがややレベルが落ちるから、攻めるのならそこが狙いめじゃな」

アベル「ふーん。相手の人数の足りない部分は闘技場の戦士たちが入ってるのか。なるほどね」

バーツ「げぇぇ!またあいつらか!でも、確かに経験者の奴らに比べれば少しは楽な相手かな?」

マルス「森崎。僕たちのフォーメーションはどうしようか。ちなみに前回の
    ワーレンカップのフォーメーションはこれだけど…」

447 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/02/22(月) 17:47:40 ID:???
・アカネイア同盟軍(ブラジルタイプ)

−−H−−
−I−−−
−−−−F
J−E−G
−−−−−
AC−DB
−−@−−


☆どうしますか?

Aオーソドックス(4-3-3)に変更
Bツートップ(3-5-2)に変更
Cフォーメーションはこのまま
Dもっと詳しく変更する(具体的に明記してください)

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

448 :森崎名無しさん:2010/02/22(月) 17:51:26 ID:gJkynobI


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