キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【ガッツは】ファイアーモリブレム14【寝て増やせ】

1 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/15(月) 12:13:31 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。
このスレの物語やキャラの性格は原作とは少し違うところがございます。閲覧する際はご注意を。

〜これまでのお話〜
森崎とアベルの活躍で、見事アカネイアパレスを奪還したマルス率いるアカネイア同盟軍。
その後お世話になったアカネイアの人々を集めて、パレス解放の祝いの宴としてサッカーの親善試合を開くことに。
そして試合前日の夜。森崎はマルスとこれからも解放戦争とサッカー、両方で共に戦っていこうと誓いを立てる。

だが、今回集められた対戦相手の中には森崎がよく知る人物たちが含まれていたのだ。
元全日本Jrユースの面々。早田、松山、若島津、そして日向。彼らはここ数年で急変した日本サッカー協会の指示で
海外サッカークラブに籍を置き、2年後に行われるワールドユース大会に備えて日々腕を磨いているのだ。
そんな彼らはこの試合に森崎が負けたら自分たちの仲間になれと誘ってくる。
試合は現在1-1の拮抗した展開。果たして森崎の運命は…?


☆前スレ

【HPより】ファイアーモリブレム13【容量が危ない】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1266326984/l50

登場人物、戦闘の計算式などテンプレは>>2からになります。

486 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/29(月) 18:35:32 ID:???
ジュリアンパスカット覚醒→  ダイヤ4
>ダイヤ→技+1

※ジュリアンの技が11→12に上がりました!
======================
試合中に、注目を集めることができる目立つ選手とは、どういう選手のことを指すのだろうか。
積み重ねた実力を常に発揮することができる優秀な選手もそうだが、
普段イマイチな動きしかできない選手が、時に見せるきらりと光るナイスプレイは、観客の心を掴んで止まない。

ジュリアンは身体能力は高いが、守備に関する知識が大きくかけていた。
ここを改善できれば、誰もが目を向ける『ファンタジスタ』の資格をもてるかもしれない。
彼にはそれほどの才能が眠っているのだ。今はまだ蕾すら咲いていない小さな才能かもしれないけれど。
この瞬間、僅かだが確かにジュリアンの才能は花開き始めたのだ。彼が夢見る『ヒーロー』への第一歩が。

ジュリアン「うおりゃあっ!盗るっ!」

グルウッ…バシィッ!

バク宙により高く真上に伸ばした右足が、Dナイトが出した高い弾道のパスをあっさりとカットしたのだ。

ワアアアアアアアアァァァアアアアアッ!

魅せるパフォーマンスもかねたこの大技は、観客たちのジュリアンの評価を一気に上げた。

観客「か…かっこいい……な、なんだありゃあ!?」
観客「空中であそこまでできる人間がいるのかよ?まるで羽が生えてるみたいだぜ!」
観客「いいぞいいぞー!その調子で一気にいけぇ〜〜〜!!」

ジュリアン「見たかァ!これが俺様の実力だァ!」

少しはレナさんに近づけたかな?自負を吐き出すかのごとく、大きく吼えるジュリアン。

487 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/29(月) 18:38:10 ID:???
Dナイト「な…なにィ!あの高さまでジャンプできる人間が俺以外にいただとォ!?」

パラディン「くっ!も、戻れ!すぐに守備につくんだァ!」

ミネルバ「…………」

そして、彼の会心のプレイと叫びを間近で見ていたミネルバは……
====================
仲違いはどう転がる?→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ミネルバがジュリアンを誉める。互いの評価が大きくアップ。
ハート→ミネルバが少しだけジュリアンを認める。互いの評価が少しアップ。
スペード→特に感情は変わらなかった。
クラブ→なんとミネルバはジュリアンの好プレイに嫉妬してしまう!
JOKER→ジュリアンのことを大きく見直す!ミネルバとジュリアンの嫌悪関係が消滅!

488 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 18:38:39 ID:???
仲違いはどう転がる?→  クラブ2

489 :2 ◆vD5srW.8hU :2010/03/29(月) 18:47:37 ID:???
流石ミネルバ、第2部ではあっさりクーデターを起こされただけはありますね。
指揮官や騎士としてはともかく、政治家には向いていない王女様…

490 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 18:50:29 ID:???
肩肘張りすぎ&自分の能力に無駄に自信がありすぎ(そりゃ指揮官としては強いけど)のせいで、
むしろ余計なことをしすぎて状況を悪化させるタイプ……かな、ミネルバ。
政治家としては【無能な働き者】になっちゃうのかな、かわいそうだけど。
(と、分析するふりして自分が引いたカードをごまかしてみる。ご、ごめんよミネルバ……

491 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/29(月) 21:24:47 ID:???
>>489
嫉妬する対象がもっと格上ならば、もう少し様になるんですけどねぇ…
憎悪と嫉妬。どちらがマシな感情なんでしょうか…

>>490
ジュリアンがマリアと絡まなければ、ミネルバもジュリアンに絡むことはほぼありませんでしたからね。
交流や付き合いなどで人格が変わってしまうことはよくあることです。
このまま『無能』のレッテルを貼られつづけてしまうのか、それとも…?
========================
仲違いはどう転がる?→  クラブ2
>クラブ→なんとミネルバはジュリアンの好プレイに嫉妬してしまう!

観客「ジューリーアン!ジューリーアン!ジューリーアン!ジューリーアン!」
観客「すげぇアクロバティックでファンキーなベイベーだ!ファンタスティック!」
観客「よく見たらけっこう細面でいい男じゃない!ジュリア〜〜ンファイトォ〜!」

たった一度のプレイで場内の雰囲気をがらりと変え、自分を主役へと駆り立てる。
エンターティナーとしての天性の才能を、ジュリアンは授けられていたのである。

ジュリアン「ヒャッホーッ!見ててくれたかいみんな〜〜!」

彼の派手な活躍が、今までの自分の地味だが堅実で泥臭いディフェンスの印象を跡形もなく吹き飛ばす。
スタミナを消費し体を傷つけ、魔法ブーストにも耐え忍びながらアカネイア同盟軍陣営を守ってきたミネルバ。
玄人の目からしてみれば、ミネルバの活躍の方が認められるべきだと考えるだろう。
しかし、この闘技場に集まる多くの人々はサッカーをはじめて観戦するのも多い人ばかりだ。
そんな彼らはやはりジュリアンのような派手で華やかなプレイに憧れる。褒め称える。もう一度みせてくれと応援する。

ジュリアンの陰に隠れるように立つミネルバは、歓声という名のスポットライトを浴びるジュリアンを恨めしそうに眺めていた。
マケドニア王女としてあるまじき恥ずべき姿だというのは自覚している。しかし、心の中で沸き起こる憎悪の感情が止めてくれない。

ミネルバ「(やめろ……それ以上……私の目の前で……)」

492 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/29(月) 21:26:17 ID:???
笑顔で手を振り、観客席にアピールしながら、ジュリアンはみるみる速度を上げてドリブルしていく。

アンナ「ジュリアン君絶好調!観客たちの声援を力に換えて左サイドを猛スピードで駆け上がります!」

ズダダダダダッ!

ミネルバ「私の目の前で走り回るなァーーーーーーッ!!」

ズシャシャシャシャーッ!

ジュリアン「!? ちょ、ちょっとアンタなに考えて…」

ミネルバ「俗物が……私にボールをわたせぇ!」

森崎「な……なんだぁ!?ミネルバがジュリアンにタックルを仕掛けたぞォ!?」

マリア「ミネルバねえさまァ!?」

レナ「ジュリアン!?」

493 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/29(月) 21:27:35 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

ジュリアン→ ! card+ ドリブル29=

ミネルバ→  ! card+ タックル26=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ ジュリアンがミネルバをやり過ごす!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(早田がフォロー)(アベルとカルツが競り合いに)(カシムがフォロー)
≦−2→ミネルバがジュリアンからボールを奪う!

【補足・補正】
ジュリアンのマークがダイヤで『バク宙ターン』で+5します。
ジュリアンのマークがハートで『ヒールリフト』で+4します。
ミネルバのマークがダイヤで『サラマンドバイツ』(吹っ飛び係数3)で+4します。
その他は>>17を参照してください。

494 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 21:27:52 ID:???
ジュリアン→  ダイヤQ + ドリブル29=

495 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 21:28:03 ID:???
ジュリアン→  ハート5 + ドリブル29=

496 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 21:28:16 ID:???
ジュリアン→  スペードJ + ドリブル29=
アンタは一体なんなんだァ!

497 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 21:29:20 ID:???
ミネルバ→   ダイヤ6 + タックル26=

498 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/03/29(月) 21:29:22 ID:???
ミネルバ→   クラブA + タックル26=

499 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 21:35:29 ID:???
地獄行き決定。

ミネルバお前俺の妹にならないか……一緒に地獄に落ちよう……。

500 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 21:48:17 ID:???
ああっ、貴方は最近、VS幻想さんからも熱心なオファーを受けている長●先輩!w

501 :499:2010/03/29(月) 21:53:09 ID:???
そういえば森崎も試合中に翼にタックルしたことあった!

502 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/29(月) 22:25:56 ID:???
>>496
彼もカミーユやロランと一緒にいれば輝きを放てると思うんです。

>>499-500
レベルアップと覚醒が重なって一気にジュリアンが強化されましたからね。
ドリブルに関しては十分一級品のジュリアンに今のミネルバでは……でも連れて行かないで><
=======================−
ジュリアン→  ダイヤQ+(バク宙ターン+5) + ドリブル29=46

ミネルバ→   ダイヤ6+(サラマンドバイツ+4) + タックル26=36

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ ジュリアンがミネルバをやり過ごす!
※ジュリアンに10の経験値が入ります。
※ミネルバのガッツが100を切りました。全判定が-5されます。
==========================
ミネルバは竜の牙のような強烈なスライディングを放ちながら、後悔していた。
自分は何をしているのだろうか。試合終了間際。3対2で僅差でリードしており、
少しでも長くボールをキープし続けなければいけない時間帯だというのに。
だが、彼女の心を包む嫉妬と憎悪の感情は彼女のプレイをキレのあるものへと昇華させていた。

ミネルバ「よこせ!」

ザギャムウッ!ズシャシャシャシャーッ!

ジュリアン「(冗談じゃねぇ。せっかく奪った俺のボールを、こんな訳の分からない状況で失ってたまるか!)」

ガッ!グルンッ!バオウッ!

ジュリアンはボールを両足で挟み込むと、そのままの体制で華麗にバク宙を披露した。
地を這う赤い邪竜の牙が絶対に届かない天高く、ジュリアンはボールの一部になったかのように飛び上がった。

503 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/29(月) 22:27:05 ID:???
そして、そのプレイを見た観客はまたもや拍手をし、ジュリアンに応援の言葉を投げかけるのだ。

ミネルバ「(なんて、ことだ……私は何を、何をしているのだ……?)」

ジュリアン「(な、なんだったんだ一体…だけど、気分が良いや。これでもう二度と俺を見下したりは出来ないだろうさ。へへん!)」

失意の表情でうなだれるミネルバを尻目に、ジュリアンは胸がすく思いで前を向きなおした。

※ミネルバ→(嫉妬)→ジュリアン
※ジュリアン(侮り)→ミネルバになりました。
※味方にいきなり襲い掛かったミネルバの評価が下がりました。

アンナ「え、え〜〜〜っと、ただいまのプレイは、カットに成功したジュリアン君が叩いた
    こぼれ球をミネルバ君がフォローしに向かっていったのでしょうか?とにかく、もう延長後半もロスタイム突入です!
    このままボールをキープし続けるアカネイア同盟軍が勝利をもぎ取るのでしょうか!?」

早田「ふざけんな!勝負はまだついちゃいねぇんだよ!」

スナイパー「そうや!ワイらはホイッスルがなるまで諦めへんで!」

松山「ジェネラル、若島津、後ろは任せた。俺も前に出る!」

ズダダッダッ!

ジュリアン「げえぇっ!?三人も来るのかよ!だけど、ここでキープし続ければ…!俺達の勝利なんだ!まとめてかかって来やがれぇ!」

504 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/29(月) 22:28:28 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

ジュリアン→ ! card+ ドリブル29=

早田→ ! card+ タックル30+(人数補正+3)=
スナイパー→ ! card+ タックル23+(人数補正+3)=
松山→ ! card+ タックル32+(人数補正+3)+(ガッツ100以下ペナ-5)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ジュリアンがボールをキープしつづけて試合終了!
=1〜-1→ボールはこぼれ球に。ロスタイムを消費して試合終了!
≦−2→ヒューガーがボールを奪う!

【補足・補正】
ジュリアンのマークがダイヤで『バク宙ターン』で+5します。
ジュリアンのマークがハートで『ヒールリフト』で+4します。
ジュリアンは『ヒーリングリフト』でドリブルで相手を抜くとガッツが40回復します。
早田のマークがダイヤ・ハートで『カミソリタックル』(吹っ飛び補正3)で+2します。
松山のマークがダイヤ・ハートで『イーグルタックル』(吹っ飛び補正4)で+3します。
その他は>>17を参照してください。
============================
一旦ここまで。明日には決着するかな…?
この試合が終わったら、これまでの評価値で様々な支援を組ませて
キャラ同士の相関図を一度しっかりとまとめたいと思います。それではまた〜

505 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 22:29:02 ID:???
ジュリアン→  ハート9 + ドリブル29=

506 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 22:30:50 ID:???
早田→  ダイヤJ + タックル30+(人数補正+3)=

507 :441:2010/03/29(月) 22:30:51 ID:???
>>442
ねだられたのでサインしに来ました。
大工城山監督

早田→  ハート3 + タックル30+(人数補正+3)=

508 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 22:31:29 ID:???
スナイパー→  スペード9 + タックル23+(人数補正+3)=

509 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 22:31:34 ID:???
スナイパー→  クラブ7 + タックル23+(人数補正+3)=

510 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 22:31:39 ID:???
スナイパー→  スペードA + タックル23+(人数補正+3)=

511 :森崎名無しさん:2010/03/29(月) 22:33:11 ID:???
松山→  クラブ7 + タックル32+(人数補正+3)+(ガッツ100以下ペナ-5)=

512 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 01:14:12 ID:???
ジュリアンから来杉臭がする

513 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 10:38:07 ID:???
>>507
大工の城ちゃんだとォ!?

>>512
今のところはドリブルしか取り得がないのも似てますね。
守備能力さえ鍛えれば、威力の高い必殺技があるので理想のトップ下になれると思うんですが…
============================
ジュリアン→  ハート9+(ヒールリフト+4) + ドリブル29=42

※三すくみ判定は『ハート』です。

早田→  ダイヤJ+(有利+2)+(カミソリタックル+2) + タックル30+(人数補正+3)=48

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≦−2→ヒューガーがボールを奪う!
=======================
早田「(森崎よ。お前が率いているこのチーム……なかなかやるやないか。
   確かに動きはまだぎこちない連中が多いが、並外れた身体能力でそいつをカバーしとる。
   けどな、ワイらだって……ワイらだってここで退くわけには行かないんや!)」

キュピィーーーーン!ズジャジャジャーッ!

早田「カミソリタックルだ〜〜〜〜!!」

ズバァッ!ザシュキッ!!

ジュリアン「うっ……ち、ちくしょう!あと少し…あと少しだってのによ〜〜!!」

アンナ「ジュリアン君ボールキープできず!早田君の執念のタックルがついにボールを奪取しました!」

早田「もう時間がない!日向やビクトリーノまでボールを届けるのは無理だ!なら……」

514 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 10:40:02 ID:???
ザッ……ブンッ!

早田「ちょいとばかし距離があるが、何もしないで両手は上げんで森崎!喰らいなァ!!」

森崎「早田…撃ってくるのか!」

距離は30mほど。離れすぎというほどでもないが、威力は抑えられてしまう距離ではある。
だが、もうロスタイムはほとんど残されていなかった。ヒューガーが勝利の可能性をつなげるには
もう、ここからシュートを撃つ方法しか残っていなかったのである。

ウェンデル「これが最後の勝負になりますな。さて、森崎殿。ブーストはお使いになりますかな?」
====================
☆どうしますか?

早田 カミソリシュート37(1/2で二枚刃カミソリに変化し相手の数値-3)

ブロッカー カシム ジョルジュ

森崎 セーブ力37+(距離補正+2)  現ガッツ170/520

Aサンダーブーストを使う(補正に+3し、消費ガッツに+60します)
Bブーストは使わない。素の能力で勝負だ!

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

515 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:13:12 ID:S9w1HkV6
A

516 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:16:18 ID:YRjctkSs
B

517 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:16:30 ID:n5qPgFFw


518 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 11:27:13 ID:???
>Aサンダーブーストを使う(補正に+3し、消費ガッツに+60します)

森崎「体力の方は……うん、まだ何とかなりそうだ。これが最後なんだ、気合入れていくぞ!」

森崎はウェンデルにサンダーのブーストを頼むと、目を凝らして操舵のシュートの軌道を探る。

森崎「早田のシュートは横回転をかけたキレのある変化球…だが、そこまで速度やパワーがあるわけじゃない。
   球筋さえ見切ることができれば……止められる!」
=====================
☆どのセービングで行きますか?

森崎 170/520 セーブ力37+(距離補正+2)

日向 ネオタイガーショット47+(フリー補正+2)+(MLv1+1)+(怒り補正+2)

Aキャッチング(消費80 威力5 1差で弾いたらバランスを崩す)
Bパンチング (消費100 威力7  1差で弾いたら倒れる)
Cがんばりヒップアタック (消費160〜460 威力 13 パンチング属性 カードのマークで消費ガッツが変わる)

※Cはダイヤ以外が出た場合発動できず、素のセーブ力で勝負になります。

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません


519 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 11:30:31 ID:???
あわわ、訂正です。上記の日向は早田の間違いです。正しくは↓です。

【早田 カミソリシュート37(1/2で二枚刃カミソリに変化し相手の数値-3)】

520 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:31:29 ID:S9w1HkV6
B

521 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:36:07 ID:vmF08s5o


522 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 11:43:28 ID:???
>Bパンチング (消費100 威力7  1差で弾いたら倒れる)

森崎は弾ける雷を拳で握ると、腰を深く落として身構えた。

森崎「さァ…来やがれ!相手が早田と言えども俺は一切手は抜かないぜ!」

そしてカシムとジョルジュも、早田のロングシュートを弾こうとブロックに跳んだ。

カシム「少しでも森崎君のために威力を抑えるんだ〜〜〜!!」

ジョルジュ「やれやれ。俺たち弓兵が何度も防御に回されるとは……だが、やるしかないようだな」

早田「見切れるもんなら見切ってみぃ!いくで!これがワイの……」

バゴォッ!ズウウウウゥゥゥォッ!

早田「カミソリシュートだ〜〜〜〜〜!!」

523 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 11:44:59 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

早田→ ! card+ カミソリシュート37=

カシム→  ! card+ ブロック21+(人数補正+2)=
ジョルジュ→ ! card+ ブロック18+(人数補正+2)=

森崎→ ! card+ パンチング43+(距離補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ 早田のカミソリシュートがアカネイア同盟軍のゴールに突き刺さる!勝負はPK戦へ!
≦1→アカネイア同盟軍がボールを確保し試合終了!

【補足・補正】
早田のマークがダイヤ・ハートで『二枚刃カミソリ』で森崎の数値を-3します。
森崎のマークがダイヤで『鋭いパンチング』 で+3します。
その他は>>17を参照してください。

524 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:47:06 ID:???
早田→  ハートA + カミソリシュート37=

525 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:48:55 ID:???
カシム→   ハート5 + ブロック21+(人数補正+2)=

526 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:50:30 ID:???
ジョルジュ→  ハート9 + ブロック18+(人数補正+2)=

527 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:52:23 ID:???
森崎→  ハートK + パンチング43+(距離補正+2)=

528 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 11:56:45 ID:???
ハート4連続、しかも早田から順に4ずつきっちり数値が上がっておるわい

……逆じゃなくてよかった

529 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 17:29:59 ID:???
>>528
これは綺麗なハート尽くしwそれにしてもまたポスト!ここの森崎はなかなか運に恵まれてますねw
==========================
早田→  ハートA + カミソリシュート37=38

カシム→   ハート5 + ブロック21+(人数補正+2)=28
ジョルジュ→  ハート9 + ブロック18+(人数補正+2)=29

森崎→  ハートK + パンチング43+(距離補正+2)=58

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≦1→アカネイア同盟軍がボールを確保し試合終了!

※ポスト判定ですが、森崎が数値を上回ったのでセービング成功です。
※森崎がKで勝利したため覚醒します。
=========================
森崎セービング覚醒→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→速さ+1
ハート→速さの成長率×→△に
スペード→守備の成長率が×→△に
クラブ→『鋭いパンチング』が1/4→1/2に
JOKER→上記全て

530 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 17:30:42 ID:???
森崎セービング覚醒→  ダイヤ2

531 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 18:09:43 ID:???
マークも一致だから枠外でない? まあ無関係な話ではあるけど

532 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 18:37:05 ID:???
>>531
その通りですね。もしも早田の方が数値が上だったら枠外へ逸れる描写になっていましたね。
==================
森崎セービング覚醒→  ダイヤ2
ダイヤ→速さ+1
※森崎の速さが12→13に上がりました!
==================
森崎「(左……いや、あの回転は!)でやあっ!」

弾の速度がいつも以上にゆっくりに見えた。早田がミスキックをしたのか、
それとも森崎の技術がまた向上したのかはわからない。だが、森崎は超人的な反応を見せると右方向へと飛び込んだ。

ググググ……ギュバアッ!

ジョルジュ「ま、曲がったァ!?」

カシム「(吹っ飛ばされることがないからこれはこれでよかったかなぁ)」

アンナ「早田君のロングカミソリシュート!カシム君とジョルジュ君を避けて
    大きく曲がりながら、森崎君の待つゴールへと向かって行く!」

森崎「舐めるなァーーーッ!」

バグオンッ!バチィッ!

早田「くっ……そったれぇーーーっ!!」

森崎「(へっ…1年前に比べたら確かに腕は上がっているが……俺だって成長してるんだよ!)」

ピッピッピィィィィィイイイイイイイイッ!!!

早田の悔しがる絶叫が試合終了の笛にかき消される。この瞬間、120分に渡る激闘に幕が下りたのである。

533 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 18:39:00 ID:???
=======================
アカネイア同盟軍B  VS  Aヒューガー
前半39分 マルス        前半33分 日向
後半30分 バーツ        後半15分 松山
延前12分 シーダ
=======================

アンナ「試合終了〜〜〜っ!最後は森崎君が貫禄のセービングでゴールを守り、同点弾を許しませんでした!
    アカネイアカップ、勝者は……我らがアカネイア同盟軍です!混合軍と呼ばれるほどの多国の戦士が集まった同盟軍ですが
    信頼の絆で結ばれた、運命に導かれし者たちのの活躍から今後も目が離せません!」

観客「いよっしゃ〜〜!!さすがアカネイア同盟軍!この調子でドルーアの連中もこてんぱんにしちまえ〜!」
観客「ヒューガーのみんなもよくがんばったぞ!またいい試合を見せてくれよな〜!」

アンナ「続いて今大会の主催者であるニーナ様から本試合のMVPが選出されます!
    MVPに選ばれた選手には秘密の店からレアアイテムが贈呈されます!」
======================
アカネイアカップMVP→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜Q→森崎
J〜9→シーダ
8〜6→マルス
5→ミネルバ
4→バーツ
3〜2→松山
A→日向
JOKER→試合に出た選手から自由に選べます。

534 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 18:39:15 ID:???
アカネイアカップMVP→  スペードQ

535 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 19:12:33 ID:???
アカネイアカップMVP→  スペードQ
>K〜Q→森崎
==================
ニーナ「アカネイアカップMVPは……シュートの嵐を体を張って何度も防いだ…森崎君です」

森崎「……え?お、俺!?」

確かに何度も堅守は見せたが、2失点という結果から流石にMVPには選ばれないと思っていた森崎は目を丸くする。

マルス「君が思っている以上に、GKという職業は美しく見えるんじゃないのかな?」

もうスタミナが切れているのだろう。シーダに支えてもらいながら、
かすれた声でマルスが言う。だがその声は嬉しさで溢れかえっているようだ。

カシム「僕たちが勝てたのも、森崎君がたったの2点しか奪われなかったからだよ。
    森崎君、ナイスセーブの連続、お疲れ様!」

森崎を労うカシムの笑顔に、森崎は少し照れた顔で言い返した。

森崎「へっ。おかげで俺ももうバテバテだぜ。特効薬を使ったのにこのざまだぜ?」

カシム「あ、あはは…ゴメン。今度の試合までにはもうちょっとディフェンスを磨いておくよ」

アベル「適材適所って言葉を知ってるかカシム?まァ、今回ばかりはお前に栄光を譲ってやるかな森崎よ」

かぶりを振って森崎を褒め称えるアベル。だが、その表情には活躍できずに申し訳ないという羞恥と反省の色が伺えた。

森崎「へっ!少なくともお前よりは活躍してたからな!次の試合は実力どおりの活躍に期待してるぜ」

森崎も、親友のアベルの失敗の連続に心を痛めないわけがない。だからこそハーフタイムでアベルに発破をかけたのだ。

アベル「お、おう。パラディンの名に恥じないようにしないとな。さ、早くアンナさんから商品を受け取って来いよ」

536 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 19:13:55 ID:???
森崎「ああ、そうだな。じゃ、行って来る」


ワアアアアァァァァアアアァァァアアアッ!

用意されたお立ち台に登るとさらに歓声が大きくなる。森崎の栄光とアカネイア同盟軍の勝利に酔いしれているのだろう。

ニーナ「森崎君。あなたの強敵を前にしても決して諦めない勇敢な心。それはこれからの戦いでも必要になってくるでしょう。
    皆と力を合わせて勝ち取ったこの勝利の栄光を忘れないでください。あなたは皆に支えられ、そして皆を支えているのですから」

森崎「(確かに……今回の勝利は俺一人の力じゃ絶対に成しえなかった勝利だ。誰かと力を合えあせて戦うことが
   こんなにも達成感があるものだったなんて知らなかったな)」

今まで森崎が目指し、積み重ねてきた自分だけが成り上がるためのサッカーは、今、終わったのだ。
マルスやシーダが点を取ってくれる。アベルとナバールが中盤を支配し、ミネルバがしっかりと守ってくれる。
そんな彼らを、一番後ろから命を賭けて支えていく。これからは、そんなサッカーを続けていくことになるのだろう。

森崎「………俺には、難しいことはよく分かりません。けれど、これだけははっきりということが出来ます。
   俺は、俺の大事な人たちのためにこれからも戦いつづけます。今までも、そして……これからも!!」

ワアアアァァァァァアアアァァァァァアッ!!

森崎の堂々とした応えに、観客の歓声は今日一番の最高潮に達した。

ニーナ「ええ。あなたならきっと、この大陸にも平和をもたらすことができるでしょう。
    あなたの大事な人たちと共に……力を合わせて走りつづけてください」

そして、励ましの言葉と共にMVPに選ばれたものだけが受け取れる商品が手渡される。

537 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 19:16:17 ID:???
MVPの商品は?→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ドーピングアイテム(さらに分岐)
ハート→レアな武器(さらに分岐)
スペード→クラスチェンジアイテム(さらに分岐)
クラブ→成長率を上げるアイテム(さらに分岐)
JOKER→上記全て

538 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 19:17:08 ID:???
MVPの商品は?→  ハートJ

539 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 19:25:54 ID:???
MVPの商品は?→  ハートJ
>ハート→レアな武器(さらに分岐)
===================
どんな武器?→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→勇者の剣    【威力8 命中5 重さ4 必ず2回攻撃】
ハート→ドラゴンキラー 【威力10 命中4 重さ4 竜系に特効】
スペード→ソードキラー 【威力8 命中4 重さ4 傭兵系に特効】
クラブ→サンダーソード 【威力10 命中5 重さ5 間接攻撃可能】
JOKER→上記全て

540 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 19:26:22 ID:???
どんな武器?→  ハート9

541 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 19:26:33 ID:???
どんな武器?→  スペード6

542 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 19:39:34 ID:???
どんな武器?→  ハート9
>ハート→ドラゴンキラー 【威力10 命中4 重さ4 竜系に特効】

森崎が手渡されたのは竜の鱗すらも楽々切り裂くことができる強大な剣だった。

ニーナ「ドルーアのマムクートやマケドニアの竜騎士たちは恐ろしい敵です。
    この剣の力で、どうか皆を守ってあげてくださいね」

森崎「あ、ありがとございます!(ん?でも待てよ。この剣…ちょっと今の俺には扱いきれないかも)」

※森崎の現在の武器レベルは6です。ドラゴンキラーを使うには7の武器レベルが必要になります。
※誰かに武器を上げることも可能です。良質な武器の場合支援がつく可能性が高いです。


森崎が武器を受け取り終わってフィールドに戻ると、選手たちが仲良く交流をしていた。
試合中は意地と戦術をぶつけ合った間柄だが、こうして試合が終われば親交を深め合うことができるのだ。

森崎「せっかくの機会だ。俺も誰かに話し掛けに行くかな〜?」
=========================
☆誰に話し掛けますか?

Aビクトリーノ&ダ・シルバ
Bカルツ&松山&早田
C日向&若島津
Dワーレンズ
E誰にも話し掛けない

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

543 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 19:40:02 ID:yjRnq1jo


544 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 19:41:48 ID:LRoR5udM


545 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 19:43:38 ID:lsbEA63A
C

546 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 19:56:35 ID:???
>C日向&若島津

森崎は、試合前に言われたことを思い出しながら日向の方へと歩いていった。

森崎「日向の奴、俺に負けたら俺に従えって言ってやがったな。今思えば馬鹿らしい戯言だったぜ」

試合前、日向は自分たちが勝利するのが当たり前だというほどの自信で威圧的に話し掛けてきた。
その自信は確かに実力に裏付けられたものだった。森崎が2失点してしまったのも頷ける。
しかし、最後に勝利を掴んだのは森崎たちアカネイア同盟軍だったのだ。
森崎たちは圧倒的な実力差をも跳ね除けてヒューガーに勝利したのだ。

そして森崎にとって気分がいいのはただ勝利を掴んだだけでは無いということだ。
あの日向が最も忌み嫌いそうな、チームの力を一丸とした爽やか過ぎるチームで勝利したのだ。
森崎は勝利の余裕と言わんばかりの尊大で大らかな笑顔で日向と若島津に話し掛けた。
=======================
☆なんと話し掛けますか?

Aよォ、日向。敗北の味ってのはどんな味か俺に教えてくれるかい?
Bよォ、若島津。また実力差を大きく広げちまったようだな。悪い悪い。
Cよォ二人とも。試合前の自信は何処にいったんだよ。笑わせてくれるぜ!
D日向、お前のシュートなかなかだったぜ!
E若島津、お前も腕を上げたんだな。いいセービングだったぜ!
F二人ともナイスゲーム!また俺たちと相手してくれよな!
Gその他(好きなセリフをお書きください)


2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

547 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 20:04:15 ID:vmF08s5o
F

548 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 20:04:35 ID:S9w1HkV6
E

549 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 20:06:12 ID:LRoR5udM


550 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 20:25:20 ID:???
>F二人ともナイスゲーム!また俺たちと相手してくれよな!
=======================
若島津「も、森崎……!」

気味が悪いほどの眩しい笑顔で歩み寄ってくる森崎を見て、若島津は怯えにも似た声を上げた。
敗北者となった今、なにを言われても言い返すことなどできない。どれだけ蔑んだ言葉も受け入れるしかないのだ。
若林、そして森崎に追いつき追い越すためにメキシコへの遠征を志願し、腕を磨いてきた今までの自分は何だったのだろう。
結果は惨敗。自分より体格の小さい少年や少女に点を入れられまくる始末。
若島津は助けを求めるかのごとく、日向のほうを見た。

日向「…………」

日向はただ森崎のほうを睨んでいた。彼は負けたものには口を開く権利がないことを知っている。
殺意にも似た視線を、ただただ森崎に向けてぶつけていた。
そんな二人に森崎が投げかけた言葉は、罵倒や侮蔑の言葉ではなかった。

森崎「二人ともナイスゲーム!また俺たちと相手してくれよな!」

その言葉に、若島津は我を忘れて目を見開き、日向はぎりっと歯を軋ませる。
彼にとってはこういった互いの健闘を称えあう言葉が逆に胸に突き刺さるものなのだ。
下手な罵倒や自慢の言葉の方が、それを糧にして復習の牙を研ぐことができるというのに。

森崎「お前らの誘いは正直言って嬉しい。確かに俺も海外研修して腕を磨いた方がプロへの近道になると思う。
   だが、俺は俺のやり方でやらせてもらう。日向、若島津。戦うステージは違っていてもこれからもお互いがんばっていこうぜ!」

かつての森崎とは180℃違った模範的な言葉に、日向は……

551 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 20:26:20 ID:???
勝利の代償→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→「帰るぞ若島津。こんな腑抜けに成り果てた森崎にもう用は無い」
ハート・スペード・クラブ→「(ニィッ…)いいぜ…望みどおりもう一度闘ってやるよ。今すぐになァ!」
JOKER→「ああ、約束だぜ!次もいい試合にしような!」(日向も爽やか路線にチェンジ!?)

552 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 20:27:35 ID:???
勝利の代償→  ダイヤ10
だ、誰だおまえー!?

553 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 20:41:51 ID:???
>180℃違った

それだと角度じゃなくて温度…

554 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 21:52:29 ID:???
>>552
今はまだ森崎の性格の変化に戸惑いを隠せない人が多いですねw
南葛のチームメイトが今の森崎を見たら何というでしょうかw

>>553
あちち!これはまた恥ずかしい変換ミスを……すみませんでした…トホホ。
==========================
勝利の代償→  ダイヤ10
>ダイヤ→「帰るぞ若島津。こんな腑抜けに成り果てた森崎にもう用は無い」
=========================
日向は胸の中に燻っていた怒りと闘志が徐々に消えていくのを感じていた。
虎は、競い、戦い、争う相手がいなければ猛ることはないのである。

日向「つまらん男に成り下がったものだな森崎よ。全日本Jrユースを率いていたお前からは
   考えられない腑抜けたセリフだ。そんな飯事のようなサッカーを目指してなんになる」

日向はあのギラギラした目を持っていた森崎のことを憎みながらも認めていた。
いつか自分が噛み砕くことができる仇敵を目の前にすることで、日向も腕を磨くことができたのである。

日向「今の貴様には何の価値も見当たらん。貴様は俺が率いる全日本ユースには不必要な人材だ。
   そうやって勝手に『仲良しサッカー』に興じているがいいさ。行くぞ若島津」

日向はそう言うと、若島津を引き連れて帰ろうとする。だが、若島津は日向に強く叫ぶ。

若島津「その『仲良しサッカー』に負けたのは俺たちなんじゃないんですか日向さん!」

日向「………なにィ?」

消えかけていた炎が、再び灯る。日向は若島津の方を向き直り、鋭い視線を向けた。

555 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 21:53:29 ID:???
若島津「森崎にあって日向さんに無いもの。それは…チームメイトからの信頼です。
    チームが一丸となっているからこそ、アカネイア同盟軍はあれほどまでの力を発揮できた。
    だから、俺たちヒューガーも力を合わせれば…………ガッ…!?」

そこまで言った若島津の口がいきなり何かが詰まったかのような呻き声を最後に塞がった。

日向「それ以上くだらねぇことを言うんじゃねぇ。信頼なんてものはな、実力のある者に自然とついてくるものなんだよ。
   こんな子供のお遊戯のようなくだらんサッカーは俺は認めねぇ。認めるわけにはいかねぇんだよ!」

その言葉は、自分では森崎のように信頼を集める自信が無いからだという表れだということは日向も薄々感ずいている。
しかし、今まで培ってきた自分のサッカーを全て否定してしまうみたいで、それだけは絶対に認めるわけにはいかなかったのだ。

日向「…こんな下らないサッカーを続ける森崎は俺のチームには必要ない。
   だが、この俺に敗北という惨めな思いを残した代償は払ってもらわんとなァ」

そして、日向はニィッと下衆じみた笑みを浮かべると、懐から小さな人形を取り出した。

森崎「な、なんだありゃ?」

その小さな人形はシンバルをシャンシャンかき鳴らす猿を模したものだった。
一体その人形で何をするつもりなのだろうと、森崎は首をかしげる。

日向「森崎……テメェの甘えたサッカーは俺は絶対に認めん。俺のサッカーがテメェのサッカーに負けるわけにはいかねぇんだ。
   俺は絶対に負けることは許されねぇんだよ。俺はもう二度と負けられねぇんだよ。だからなぁ!!」

半ば狂ったかのように叫びつづける日向に、森崎はいよいよ不安を覚える。

森崎「な、何をするつもりだ日向!」

日向「お前も松山や早田から聞いているだろう?今の俺は……何度も選択をやり直すことができるってな!」

556 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 21:54:35 ID:???
若島津「だ、だめだ日向さん!それは無闇に使っていいものじゃあーーーっ!!」

森崎の目の前が、紅に染まる。その生意気な表情の猿の置物が鳴らすメロディが、森崎の感覚を闇へと落としていったのだった……


ででんでんででんででででん♪(ゲーム版2のゲームオーバーの音)


日向「……この試合に勝利するまで俺は闘い続ける宿命があるんだよ。森崎」


そして、このしあいは、なかったことに、なりましたとさ、めでたしめでたし。


BAD END4 『勝利の代償』

557 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 21:55:14 ID:???
ダイヤなのに大はずれじゃねーかwww

558 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 21:55:36 ID:???
????「そうはいかんぞ。異国の若者よ」

不意に聞こえてきた謎の声に、日向は辺りを見回した。

日向「だ、誰だ!?」

????「残念ながら、ここはお前のいた『世界』とは別の『世界』だ。
     ここではどれだけ足掻こうとも、一度受けた敗北の証を取って剥がすことはできぬ」

日向「な……なにィ!?」

????「勝利に貪欲なのは立派だが……勝利の美酒に酔いすぎたようだな。愚かなことよ。
     そう簡単に選択をやり直せるはずが無かろうに」

日向「く、くそっ!姿を見せろ!何なんだテメェは!」

????「だがお主の力、ここで無くすには惜しい。どうじゃ、一つチャンスをやろう。
     お主の敗北を無かったことにすることは不可能だが……森崎にリベンジすることは可能だ」

日向「リベンジ…だと…?」

????「ふむ。本来ならば、ここで森崎には敗北の味を覚えてもらいたかったのだ。
     そのために、お主がこの大陸に来れるように色々と手を回しておいたのだがね。
     だが、あやつは予想以上の力を手に入れていた。『チームワーク』という絆の力を手に入れて。
     私はその『チームワーク』という言葉に非常に強い興味を持っている。
     そして、その『チームワーク』を越える戦術を探しているのじゃ。そう、お主の言う
     『仲良しサッカー』を越える強さを持つ『真の強さを持つサッカー』をな」

日向「真の強さを持つ……サッカー」

????「私と共に探そうではないか。森崎が手に入れた『チームワーク』を越える力を。
     さァ、日向小次郎よ。ワシと共に来るがよい」

559 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 21:57:19 ID:???
日向「…………」

日向は自分に差し出されたその男の手を取ることは無かった。だが、その男が呟いた言葉だけはしっかりと受け取った。

????「ふふ……今はそれでよい。じゃが、お主はいずれまた森崎と戦う運命にある。
     その時までには考えておいてくれれば構わんよ」

日向「(……誰だか知らんが気にいらねぇ。だが『チームワーク』などという腑抜けサッカーを打ち破るという考え方は悪くねぇ。
   見てろ森崎。俺も、俺のやり方でテメェを倒す道を探すさ。そのときまで精々首を洗って待っていやがれ)」



森崎「………あ、あれ?」

森崎の意識が覚醒する。辺りを見回すと、まだ興奮覚めやらぬ観客たちの歓声がノルダ闘技場を包み込んでいた。
先ほどまでいたはずの日向と若島津の姿は既に無い。機嫌を悪くして帰ってしまったのだろうか。

森崎「なんだぁ?挨拶も無しに帰るこたあねぇじゃねぇかよまったく!」

だが、まだビクトリーノなど他の選手はフィールドへと残っていた。
森崎はとりあえず他の選手と交流を図ることにした。

森崎「マルスやアベルたちも他の選手となにやら話しこんでいるみたいだな。さーて、俺は……」
==================================
☆誰に話し掛けますか?

Aビクトリーノ&ダ・シルバ
Bカルツ&松山&早田
Cワーレンズ
D誰にも話し掛けない

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

560 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 21:58:11 ID:LRoR5udM


561 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 21:58:48 ID:dV/YuUEg
B

562 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 22:12:06 ID:???
>>557
サーセンw
けど、このイベントはシナリオ上どうしても外せないイベントでした。日向の『リセット』は
このFEという特殊な世界では意味を成さなくなるということを知って欲しかったのです。
今回のダイヤ判定は若島津関連で後に少しだけ利益を得ることができるかも?
もちろん今回のゲームオーバーではペナルティは発生しませんのでご安心を。
============================
>Bカルツ&松山&早田

森崎はマンチェスターユースの三人が集まっている場所へと走った。
そこには早田と話すナバール、松山と話すバーツ、そしてカルツと話すマルスとシーダがいた。

森崎「ふーむ。俺は誰に話し掛けようかな?」
=============================
☆誰に話し掛けますか?

Aタックルとドリブル談義に花を咲かせる早田とナバール
Bなぜかハチマキを見せ合っている松山とバーツ
C中盤でのボールの捌き方を語り合うカルツとマルスとシーダ
Dやっぱり誰にも話し掛けない

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

563 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 22:13:35 ID:48h+FMVA
B

564 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 22:16:17 ID:LRoR5udM


565 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 22:17:01 ID:vmF08s5o
B

566 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 22:47:18 ID:???
>Bなぜかハチマキを見せ合っている松山とバーツ
===================
森崎「ん?あの二人何してるんだ?」

試合中、バーツは何故か松山のことをライバル視していた。
『頭に何かを巻いている同士』という訳の分からない理由でだが、
ライバルには負けたくないという闘志が、試合に活きてくれればそれでよいと
森崎は特に気にすることは無かったのである。

試合中に何度も因縁をつけられた松山は、初めはバーツのことを警戒していたが
彼の豪快かつ気さくな性格に徐々に心を開いていった。

バーツ「へーぇ。つまりこれがお前さんの大切な人からの贈り物ってわけか」

松山「あ、ああ。もうニ度と手放したくは無い、俺の命よりも大切なものさ」

凛々しい顔を赤く染め、だらしなく緩ませながら松山はハチマキをバーツに見せた。

バーツ「はぁ……いいなぁ。俺もそんな奥ゆかしい女子から贈り物を受け取りたいぜ〜〜!」

森崎「(な、なんだぁ…?よりにもよって女絡みの話かよ〜〜!)」

何度も女関連で酷い目に遭ってきた森崎は二人の会話を聞いて寒気を覚える。が…

森崎「い、いや待てよ。もしかしたらこれはチャンスじゃなかろうか?」

あの松山はふらののマネージャーである藤沢美子の気持ちが縫われたハチマキを取り戻した松山だ。
日向の『リセット』の影響で悲惨な青春時代から救われてしまった存在なのである。

森崎「つまり……あの松山の女運は最高潮!アイツの豪運にあやかることができれば…
   俺の『女難の相』も『女性苦手』も一気に吹っ飛ぶのではなかろうか!?」

567 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/30(火) 22:48:57 ID:???
森崎だって16歳の多感なお年頃なのだ。可愛い女の子にモテたくない訳は無い。
何より、これだけ戦いでもサッカーでも大活躍しているのに
側に寄り添って自分を励ましてくれる存在がいないのはあまりにも寂しすぎる。

森崎「うおーい!松山〜〜!俺にも女にモテる秘訣を教えやがれ〜〜〜!!!」

松山「う、うわ!?何だ森崎!?」

突然襲い掛かるように話の輪に入ってきた森崎に驚いた松山とバーツだったが、
森崎の懇願に折れて、何故か異性との付き合い方に関する話題に花を咲かせることになる。
===========================
極上!!めちゃモテ森崎君?→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→『女難の相』と『女性苦手』が消滅!さらにバーツが…?
スペード→『女難の相』と『女性苦手』が消滅。
クラブ→『女性苦手』だけ消滅。
JOKER→なんとこの話を遠めで眺めていた女性メンバーが…?
===========================
今日はここまで。原作を知っている人ならばわかると思いますが、
そろそろバーツの時代がいろいろとやってきます。森崎は彼の恋愛運にあやかれるか?

568 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 22:49:51 ID:???
極上!!めちゃモテ森崎君?→  ダイヤ4

569 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 22:52:01 ID:???
これで森崎もモテモテ街道に…
って、フラグ立ちそうな女キャラが残ってねえwww

お疲れ様でしたー

570 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 22:52:42 ID:???
マルスの姉君がいるじゃないか

571 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 23:00:36 ID:???
傷心のミネルバさんなんか狙い目だよね。

572 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 23:11:18 ID:???
あえて今は我慢して、後々仲間になる娘に期待したい俺がいる

573 :森崎名無しさん:2010/03/30(火) 23:13:26 ID:???
>>572
俺もだ
折角ドラゴンキラー貰ったんだしな!

574 :森崎名無しさん:2010/03/31(水) 16:29:53 ID:???
しかし長引いたなw
現状だとマリアとミネルバが比較的狙い目かもしれんが
俺としてはジュリアンがアレな分レナさんを…

575 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/31(水) 20:17:12 ID:???
>>569
乙ありがとうございます!女難の相がなくなっただけでかなり人付き合いが楽になりました。
モテモテ街道になれるかどうかは分かりませんが、これでいきなり殴られるようなことはなくなりましたねw

>>570
マリクのほうのフラグを積極的に圧し折りに行けば、うまくいくかも?

>>571
ミネルバさんは周りに与える影響が大きい人なので、仲良くなるといいことがあるかも?

>>572-573
むーん。色々と障害がありそうな選択になりそうですねw

>>574
約1スレ分の試合になってしまいましたね。45分ハーフの延長戦だったので仕方ないのですがw
ジュリアンとレナさんは相互支援が発生しているので、略奪するのは結構難易度が高いっぽい?
==================================
極上!!めちゃモテ森崎君?→  ダイヤ4
>ダイヤ・ハート→『女難の相』と『女性苦手』が消滅!さらにバーツが…?
=========================
松山の話では、日向が選択をやり直そうとした影響で偶然にも時を遡ることができたのだという。

松山「合宿のときの森崎の話で知っていたからな。俺はすぐに藤沢のハチマキを探し回ったんだ」

決死の努力が実り、ハチマキを手にした松山は、もう一人のふらののマネージャー町田町子に事情を説明して深く詫びた。
ようやく気付くことができたのね、と半ば呆れ顔で、しかし、先ほどまで絶望的であった親友の恋が
ようやく成就するという安堵の笑顔で、松山に藤沢の行き先を告げた。

父親の仕事の影響で、国際空港ですぐにアメリカへと旅立とうとしている藤沢を追って、松山はがむしゃらに走った。

576 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/31(水) 20:18:55 ID:???
松山「(俺はどうしようもない馬鹿だった。チームのことも、マネージャーのことも何もかも解っていたつもりでいた。
   けれど、俺は何一つ理解しちゃいなかったんだ。俺はふらの中サッカー部のみんなを愛していたんじゃない。
   信頼し、信頼されあう関係を築こうとしている理想のキャプテン像を演じる身勝手な自分だけしか愛していなかったんだ!)」

松山が築き上げてきた信頼という名の絆は、一方通行で自分勝手な感情だったのだと、暗い青春時代の中で胸が裂けるほど痛感した。

松山「(誰かを想う気持ちは素晴らしいことだと思う。だけど、それはあくまで両方の感情があってのことなんだ。
   俺は仲間のためを思ってラストパスを出したことが何度もあったが、それは相手にとってはただのプレッシャーの押し付けだったんだ。
   そんなことも解らずに俺は…チームワークだの、信頼だの、偉そうに語っていたんだ。
   皆の気持ちを理解しない愚かで自分勝手なキャプテンだった……)」

ハチマキを失ったあとのあまりにも惨めな境遇に、松山はかつてのチームメイトを呪ったこともある。
だが、今では一度でもそんな愚かな考えを持った自分を呪いたいと思った。

松山「みんな…こんな俺についてきてくれて、本当にありがとう……!
   藤沢……!こんな、こんな俺のことを……あんなに思っていてくれたなんて……!
   ごめんな……俺、馬鹿だったよ。どうして気付いてあげられなかったんだろうな……!
   け…ど…も、もう……二度と…間違え……ないから……!も、う、に、ど……と………!」

藤沢に会いたい。会いたい。会って謝りたい。やり直したい。逢いたい。あいたい。アイタイ。

意識が飛ぶほど息を絶え絶えにして走った。そこから先はよく覚えていない。
空港にたどり着いたということは、ヒッチハイクなどをして何とか空港までの足を確保したのだろう。

そして…おぼつかない松山の視界の奥に、その少女は立っていた。目を潤ませ、自分の方を見つめている。

松山「ふ……じ………さ………」

全身から力が抜けていく。もう立つことすらできないほど、松山の体力は底をついていた。
けれども、前のめりに倒れながらも既に体の一部のように握り締めていた右手の鉢巻だけは離さなかった。

藤沢「松山君!!」

577 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/31(水) 20:20:35 ID:???
ガシッ!!ズダダッ!

藤沢は倒れる松山を腕で支える。が、想像以上に重い男子の体重を、藤沢の細い腕では支えきれない。
崩れ落ちそうにならないように、抱きかかえるように支えた。傍から見れば、若い男女が深く抱きしめ合っているようにも見える。

松山「……ふじ、さわ…だめ、だ…よごれ、ちまうよ……」

試合を終えたばかりの松山は汗と土ぼこりで泥だらけになっていた。一度どこかで派手に転んだのだろう。膝には赤黒い血が染み出ている。
藤沢の純白の洋服が、松山の熱と共に汚れで染まっていく。

藤沢「ううん……いいの。これは…松山君の……懸命に戦った、証だから」

松山「……………藤沢………」

あの時。彼がハチマキを解いて相手選手に手渡した瞬間、この淡い初恋は終わりを告げたと思っていた。
けれども、彼は現れた。その右手には失ったはずのハチマキをしっかりと握り締めていて。

松山「こんな……好きな女の子の気持ちに気付かない、馬鹿で、鈍感で、自分勝手な俺を……今まで見守ってくれて……ありがとう」

藤沢「……私、後悔した。こんな、悲しい気持ちになるのなら、松山君のこと好きにならなきゃよかったって………でも」

松山が頑なにハチマキを握り締める右手に、藤沢は優しく白い掌を重ね合わせる。

藤沢「…好きでいて、よかった………松山君!!」

そして、彼女は瞳に溜めていた涙をボロボロと流した。彼女の心を象徴するような暖かな雫は松山の手に零れ落ちる。
その瞬間、松山を覆っていた陰気な影は消え、その顔からは生命力溢れた荒鷲のような凛々しい顔つきに変わる。

松山「………手紙、書くよ。電話もする。だから、元気で行ってこいよな。
   このハチマキ。もう絶対に、手放さないからな。もう二度と、藤沢を不安な気持ちには……させないからな!」

藤沢「うん………うん!」

578 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/31(水) 20:22:35 ID:???
森崎「(思い返せば、あのときの俺の選択が、松山の運命を大きく変えちまったってことなのか。
   松山以外の運命も、俺は変えてきたのか?いや、運命なんて他人が変えるもんじゃない。
   こいつは自分で引き寄せたんだ。新しい運命を。俺も、松山のように希望の未来ってやつを掴み取れるだろうか?)」

松山の話を聞いて、感慨にふけった森崎の心の中では、既に女性に対する恐怖心は消えていた。
そして、今まで自分の運命を弄んできた『女難の相』などという下らない物に負けない心の強さを身につけていた。

松山「……そのあと、仕事を終えた藤沢のお父さんが日本に戻ることになって、藤沢も日本に戻ってきた。
   俺たちはそのまま地元のふらの高校へと進学する予定だったんだが……
   日本サッカー協会の指示で、俺は海外でサッカーの腕を磨くように命じられたんだ。
   けど、俺達の絆はもう国の隔たり程度では途切れることは無い。このハチマキがある限り、ね」

バーツ「そっかぁ…お前、見た目以上に苦労してるんだなァ。女の子の気を引くコツは我武者羅なまでの努力と積極性、か」

松山「相手の女の子のタイプにもよると思うけど…まァ、男は積極的なほうが男らしいと思うんだ」

バーツ「(ふむふむ。こいつの言うことはなかなか説得力がある。俺もこいつみたいなプレイヤーを目指してみようかな?)」

※バーツがプリセットコマンド『なだれ攻撃』を習得しました!バーツが起点となることで発動できます。
※全員のガッツを100消費することで、全員のドリブルとパスに補正+2が、
 こぼれ球が絶対相手にフォローされないという特性がボールを奪われるまで発生します。

森崎「そ、そうだ。一体全体何がどうなってやがるんだ!?どうしていきなりお前が
   イングランドのマンチェスターユースのキャプテンになってやがるんだよ!」

松山の話に気をとられてしまったが、森崎は今一番疑問に思っていることを口に出した。

松山「森崎。今の日本サッカー協会はサッカー後進国のそれじゃないみたいなんだ。
   特に目立った実績が無いのに、権力も発言力も日に日に増していっている。
   そのおかげで、俺も早田もこうして海外に研修に出させてもらっているんだが……」

579 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/31(水) 20:24:10 ID:???
森崎「むう…確かに不気味ではあるな。まァ、日本サッカーが発展してくれるのならそれに越したこたァねぇけどよ」

松山「まぁそうなんだけどな。噂では日向の会社や若林の財団が裏で何か動かしているらしいって話になっている。
   片桐さんと何度か話もしてみたけど、詳しいことはサッパリ分からないんだ。
   …森崎。最後にもう一度だけ聞くよ。お前、俺達のところに戻ってくる気はないか?」

森崎「……悪いが、今はまだ戻る気は無い。俺の力は今この世界で必要とされているんだ」

松山「その答えが聞けて、よかったぜ。お前の今の分厚い鉄板のような強さはこの世界で培われてきたみたいだからな。
   あのアンナさんの案内があれば、またこうして試合して、互いの腕を磨こうぜ」

森崎「ああ、そうだな。その時までにはお前のあのシュートを防ぐ力を身につけてみせるぜ」

松山「ふふ、俺だって負けないぜ。…おっと、もうこんな時間か。じゃあな森崎!またいい試合をしようぜ!」

そう言ってノルダ闘技場を後にしようとする松山の背中に、森崎は慌てて声をかける。

森崎「あ、そうだ!ちょっと待て!」

松山「ん?なんだ?」

森崎「もう一つ気になっていることがあるんだ。お前たち以外の全日本Jrユースの選手のことなんだが……」

森崎はかつての仲間たちの今の状況が気になり、松山に問いただした。
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☆☆☆誰のことを尋ねますか?(選ばれた選手は一部の選手を除いて、次回の対戦相手として召集されます)

※全日本Jrユースの選手(スタメン、ベンチは問いません)の誰かを記入してください。

3票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

580 :森崎名無しさん:2010/03/31(水) 20:26:26 ID:xUgQc5fo
大空翼

581 :森崎名無しさん:2010/03/31(水) 20:26:40 ID:slT8a2ho


582 :森崎名無しさん:2010/03/31(水) 20:27:24 ID:reOGlkBc
新田

583 :森崎名無しさん:2010/03/31(水) 20:32:31 ID:XhtX14FU
来生

584 :森崎名無しさん:2010/03/31(水) 20:35:58 ID:oXqLeFHE


585 :森崎名無しさん:2010/03/31(水) 20:36:26 ID:+V7PuCwI
来生

586 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/03/31(水) 20:43:03 ID:???
>翼
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森崎「なぁ、翼のことは何か聞いていないのか?」

自分と時を同じくしてブラジルへと渡った、森崎がこの世で最も憎み、認めるサッカー小僧。
確かサンパウロFCというチームに研修に向かったという話を聞いていたが、今はどうしているのだろうか。

松山「……ああ、それは……」
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翼の行方→ ! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→イタリアのレッチェというチームで既にプロ契約しているらしい。
ハート・スペード・クラブ→すまない。アイツに関してはよく分からないんだ…
JOKER→確か父親がどこかのチームを買い取ったらしくて、自分でプロチームを立ち上げたって噂が…

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