キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【力と】小田Jr.の野望12【仲間を求めて】
1 :
小田ジュニア
◆P6f1cIsEKQ
:2010/04/20(火) 23:39:22 ID:TtzCR+jc
時は20XX年、超能力者は年々増え続けており、あらゆる分野に浸透していった。
しかし、超度4以上のものは極僅か、最高ランクのものは日本では僅か3人…ということは全くなく、
ごくごくふつうに時は流れて…いるわけでもなかった。
これは『キャプテン森崎』のスピンアウト作品。
中学時代全国制覇した偉大(?)な父小田強の跡を継ぐ小田猛(小5)となって
全国制覇を目指す物語です。
基本的にロムってる方の投票やカードの引きによって物語は進行します。
また基本的には『現代』ですが厳密に計算すると色々とおかしいところが発生しますので
時代考証は無用でお願いします。
ここまでのあらすじ
小田猛少年もついに5年生。そして大本命の大会である全日本小学生サッカー大会が開催されました。
2回戦(シードのため実質1回戦)の水越小にロベルトの息子であるジルベルトがいるという
波乱の中を見事に勝ち抜いたり、マリーのアトリエの主人マルローネさんに廃館にすむブラウニーを
紹介したりとなかなか順調に過ごすも、やはり運命には抗えないのか。神社で秋津姫に聞いた言葉は
虫食いを探すための手がかりは今のところ足で探すしかないという事と、ジュニアの正体は狐である
という認めたくない事実でした。
現在
南葛市地区大会3回戦。ジュニアは観客席で春菜姫やティルとピクニック気分で来たものの
何故か小4の南葛SCの下級生に囲まれて観戦する事に。それだけならばまだしもほぼ攻め続けた
前半は鉄壁の敵GKに防がれ、後半にカウンター一発で得点を決められるという最悪の展開。
松本の新技も浦辺の新技も弾かれロスタイム。このまま屈辱の予選敗退になるのでしょうか!?
160 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 16:41:14 ID:xNl6Clao
小「ま、俺は純粋な意味ではレギュラーですらないしな」
あっけらかんといいはなつジュニア。楠原亜沙里という人物を色々な意味で信頼しているので
特に隠し立てする事はない。
亜沙里「あらま?でも先週と先々週は…は!?」
小(にやり!)
小「なんだ、やっぱりそうじゃないか」
亜沙里「だ、騙したね。私を騙すなんてなんて100年早い!」
ぷいっと顔を背ける亜沙里。彼女の子供らしい怒り顔なんて見る機会が珍しいので怒られてるにもかかわらず
ジュニアはその光景をなんとなくほほえましく見ていた。
春菜姫「はいはい。痴話げんかは神さまだって食わないよ。それよりもほらもう始まる。」
春菜姫の言葉にフィールドを注目すると今まさにゲームが始まるところだった。
〜〜〜
161 :
小田ジュニア
:2010/04/23(金) 16:43:27 ID:???
とまあ、いったんここまで。試合開始前で既に10レス程使ってますが、気にしないでくださいませ。
続きは8時くらいには落とせると思います。
162 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:17:20 ID:xNl6Clao
〜〜〜
−−−@−−− @城島
−−A−B−− A国分B高杉
−−C−D−− C二宮D相葉
−−−F−−− F松岡
−E−−−G− E大野G松本
−−−I−−− I井沢
−−H−J−− H長瀬J山口
−J−I−H− J戸田I来生H本多
−−−−−−−
−G−−−F− G朝比奈F村川
−−−E−−− E太原
−−−D−−− D大久保
−B−A−C− B服部A松平C松下
−−−@−−− @白鳥
163 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:18:21 ID:xNl6Clao
実況「さぁ、修哲小からボールでキックオフです。当然蹴られたボールを受け取るのは長瀬君。
シングルタッチでドリブルを…おおっと!ここにいきなり戸田さんと来生君がボールを奪いに来る!」
正美「スリートップをしいてるだけに守勢だと弱いですからね。ここは本気で奪いにくるんじゃないですか?」
長瀬「どけ!俺達には負けはない!」
半ば強引にドリブルで突破しようとする長瀬。
来生「くそ!パワーバカめ!」
純粋なパワーでの競り合いに負け弾かれる来生。
長瀬「次はお前だよ!」
バキン!!
戸田「きゃ…なんて…」
自分の得意分野ではないためここは水をあけられるちび師匠。
164 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:19:23 ID:xNl6Clao
長瀬「はっはっは。まずはこんなものさ!」
まずは自慢のドリブル突破が決まったことに気をよくする長瀬。
井沢「先輩!まだそこで気を抜かないで!第2波が来る前に!」
そんな気をよくしている長瀬をたしなめるように大きく綺麗な張りのある凛とした声で叫ぶ井沢。
勝利の女神とも言われている彼女のその所以たる美貌と美声は例え上級生であろうとも
反発なく従えさせることに成功する。
長瀬「わかった!」
ばしゅん!
実況「ああっと!ここは朝比奈君がタックルに行く前にほぼ真横にパス!中盤の制圧力が低い
チームNIKE、修哲小の素早いパスワークに追いつけません!」
正美「いいえ、多分これは作戦よ。無理にカットに行こうとしてもその直前で必ずフリーの人物に
パスを渡せる軌道を確保している。ものすごく地味だけど洗練された攻撃パターンだと思います。
そうですね、修哲の作戦命のセンスから考えるとハーフケージ…『半鳥かご』とでもいいましょうか?」
165 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:20:28 ID:xNl6Clao
さすが女子全日本監督の山森であり、それはまさにその通りだった。中央となる井沢を中心に
常に数名にアイコンタクトと状況により変化するブロックサインでフリーなる位置を導き出し
囲まれたり立ちふさがれる直前でのパス回しを可能にしていた。
井沢(でも、この作戦も相手の…太原だっけ?にはいまいちみたいね。この技の最大の欠点は
相手がむきに取りに越させることで体力を減らさせることもあるのに、動きを最小限のライン上に
乗せてるだけで決して必要以上には動いていない。これではこちらの体力の消耗の方が多いかもしれない)
太原(ま、この技は前の試合で見せてもらったからな。それなりの対応策は考えるさ。でも厄介だよな、
もし先取点を取られた後にこれをやられれば無茶を承知で相手の策に乗らなきゃいけない。攻めながら
守る戦術なんて何で小学生…しかも年下に出来るんだよ)
2人の思念は交錯しどちらともなく顔がにやける。それは思いもかけぬところで好敵手にあったときの
戦闘狂の思考に近い。
じわじわと前線を押し上げる修哲小。それに対し最小限の体力消費で耐え忍ぶNIKE。それは太刀の
異なる真剣を使った勝負での間合いの取り合いのようにも見える。
166 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:21:32 ID:xNl6Clao
実況「試合開始からまだ時間にしてはそれほどたっていないはずですが奇妙な緊迫感がピッチを包みます。
一瞬の油断が命とり。しかし、体力は間違いなく攻めてのほうが削られていき…一体どちらが
先に音を上げるのでしょうか。序盤は互角と思っていいのでしょうか!?」
正美「いいえ。残念だけどここはNIKEが一枚上手のようね。スリートップがもう敵DFの
最終防衛ライン近くまで来ている。NIKEの村川君のパス能力はなら3つも焦点があるのならば
必ずそのいずれかにパスを決めてくるわよ」
そしてその予想は大当たりであった。
太原「いまだ!朝比奈、大久保、服部、松平!!」
4本の指をかざし、今まで最低限の行動しかさせなかった人物達…しかも最終ラインで守るべきDFを
使ってボールを取りにいかせる!
井沢(焦ったの!?こんな…)
その一瞬の焦り、それはNIKEではなく修哲小にあった。
167 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:23:49 ID:xNl6Clao
ガツ!!
4本指を出し4人の名を叫んだ太原だったが、実際に動いたのは5人であった。
今までの行動パターンから次のパス進路を予測していた太原はまず指の形で村川を指定し、パスカットの
コースを指定していたのだ。後は、最終防衛ラインをあえて空けるいう暴挙ともとれる餌で正常な判断を
極力押さえつけ、後は修哲選手の体に染み付いた練習量を逆に利用するという、単純だが実行する側も
これ以上ないほどの胆力を必要とする行動に成功させる。
城山(………)
正美「だからといって防衛ラインを自分から崩しにいくなんてこれ以上ない愚策なんですけどね。
結果は認めますが…」
実況「何はともあれ、修哲の攻撃をカットと同時にNIKEの反撃が開始されます!パスとパスカットには
妙がある村川君!ここで一気に前線にパスを押し出す!3人いるFWの誰を狙ったんだ!」
井沢「不味い!高杉!!」
その叫びは確実に高杉を高揚させていた。
実況「パスの先はもっともゴールに近い位置にいる来生君だ!彼にはドリブルシュートもダイレクトも
あるぞ!!」
168 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:24:56 ID:xNl6Clao
来生「まずは俺様オンステージ!!」
来生は大きくジャンプするとそのままヘッドでボールを押し付け、爆発的な威力で押し出す!
ボッカーン!
実況「で、でたー!来生君の隕石落とし!!急角度からの破壊力抜群のヘディングだ!」
高杉「まだだ!嘗めるな!」
小5とは思えない巨体で飛び掛る高杉!
城島「俺の左手はみんなの力が宿っているんだ〜!!」
シュン…ガシ!!!!
実況「なんとキーパー城島君このシュートをワンハンドキャッチ!高杉君にかすり威力が僅かに落ちたとは
いえ、信じられない光景を目にしました!!」
来生が持つ天性の瞬発力と地上への重力を利用した急降下攻撃を、城島は下から突き上げる左腕
が遠心力を伴いシュートの威力を打ち消しキャッチする!
169 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:26:12 ID:xNl6Clao
城島「俺の左腕はみんなの力が宿っているんだ。そう簡単に抜かせるわけにはいかない!」
来生(嘘だろ!今のシュートならうちの白鳥だって…抜ける威力だぞ!)
自らの最強技の一つを潰された事に僅かに怯む来生。どうやら彼は父親に欠如していた感性を
まだ持っているようだった。
修哲監督「よし!良くやったぞ。城島!今ならまだカウンターが狙える!いけ!!!」
そう叫ぶ監督に対し…
城島「うおりゃ〜〜〜!!!!」
バシュン!!
井沢「よし!大野君松本君、作戦変更!次にいくよ!」
城島の強肩は素晴らしく、まるで蹴った時並みの距離とそれを遥かに上回る精度で修哲MF大野に渡る。
実況「NIKEのカウンター失敗です!これでまたボールの支配は修哲のものに!序盤は修哲やや優勢か!?」
170 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:27:58 ID:xNl6Clao
実況の興奮した声にやや冷めたような…否。あえて興奮しすぎないように努めて冷静に解説にはしる山森(妹)
正美「それはわかりません。修哲はシュートを打たれること自体が非常に少ないチームなので不明な
点も多いのですがアレだけのセービングです。体力が無尽蔵でもない限り絶対にいつか体力切れになります。
そういう意味では前半のまだ半分も過ぎてない時点でセーブ技を使わせることが出来た分、NIKEの
方が有利だといってもいいかもしれません。何しろNIKEにはシューターが3人もいるのですから」
実況「なるほど…もしかしてNIKEがスリートップ制とっているのはその辺に一因があるのでしょうか?」
正美「それはどうでしょう?ただ、この方法は南葛には通用しませんね。あのチームには県大会をあわせても
屈指といえるキーパーを2人も擁してます。前半後半で分ければ体力が限界になる事はそうはないでしょう」
実況「そうですね。ありがとうございました…ああ!展開が動く!先ほどまで面の攻撃をしていた修哲小、
今回は同じ面でもスクエアで攻撃してきます!」
井沢「まだ序盤だけど…序盤だからこそ使う!」
ライトハーフの大野とレフトハーフの松本を引きつれ井沢は自らを基点に素早いボール回しで攻めあがる!
今まで遅攻だっただけにこのスピードの変化にNIKEは付いていけない!
171 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:29:36 ID:xNl6Clao
太原(ク!俺は運動係じゃないんだよ)
朝比奈「取りに行こうとした瞬間逆サイドにボールが回る!これじゃ取りようがない!」
村川「ワンツーの基点が増えただけでここまで取りにくいのか!?」
素早いワンツーは両サイドに陣土手いる朝比奈村川、それに中央の司令塔太原を一瞬で抜き去り、
ついでとばかりに大久保に襲い掛かる!
大久保「何のために俺が太原のすぐ近くにいると思っているんだ!」
ガス!!
大久保は恐らくラストパスになるであろう大野から井沢へ向かうボールを零す事に成功する!
実況「これはナイスプレー!指揮する太原君とそれをカバーする大久保君!そうです!チームNIKEの
中盤の底はこの2人によって守られているのです!」
正美「大久保君自体は飛び向けた能力ではないのですが、太原君が指揮することで一流選手並みの
動きをしますからね。まさに2身同体とでもいいましょうか…ですが、広い中盤を守る人員が少ない分
確実にカットしないとセカンドボールはほとんど長瀬君か山口君がフォローしてしまうでしょうね」
172 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:31:10 ID:xNl6Clao
ぽんぽんぽん…
山口「っんと!ボールは貰った!」
正美の予言はまさに的中。素早く動き回る修哲小山口が一歩早くボールを奪うことに成功する!
井沢「まずは白鳥の能力を改めて解析するよ!山口君!悪いけど其処から一発はなってちょうだい!」
修哲がそうであるように、NIKEも今までの圧倒的な能力で勝ち進みキーパーがその役目を
果たす事は少ない。故に情報も少なく、井沢はチャンスボールをあえて捨て玉にすることを決断する。
山口「了解!井沢ちゃん愛してるよ!」
そんな軽口を叩きながら…左足を振り上げる!
実況「おおっと!これは本当に素早い展開!ペナルティエリア外から山口君の左足からのミドルシュートが
火を放つ!」
山口「くらえ!NIKE!これが俺のレフトフットシュートだ!!!」
173 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:32:10 ID:xNl6Clao
ばしゅーーん!
レフティ山口は松下、松平ががっちりとコースカットをしているゴールへ向けて渾身の回転を掛け曲射する!
松下「っくっそ〜!!!!」
松平「でもその程度で!」
しかし懸命に追いかけようと2人を…
白鳥「先輩達は弾いたボールのフォローお願いします!!」
白鳥はそう制しながら左足特有の回転のかかったボールを手刀で対抗する!
シャン!!!
まるで鋭利な刃物で空気を切り裂くような音がしたかと思うと、次の瞬間ボールは大きく弾かれている!
実況「でましたー!修哲小に城島君がいるのならば、NIKEには白鳥君がいます!まるで手刀を居合いの
ごとく抜き出し気合一閃!どうやって弾かれたのか目視する事すら難しい、白鳥君の居合い手刀です!
彼女のお母さんの使っていたチョップを見事に自分風にアレンジしている白鳥君の必殺技!」
174 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:34:38 ID:xNl6Clao
正美「白鳥さんは私達の仲間だからね。息子さんがアレだけの能力を持っていても不思議じゃないわ…」
実況「そうでした!かの白鳥君のお母様は山森正美、そして現在南葛SCの監督をしている今川瀬名さん
と同じく女子サッカー会に甚大な影響を及ぼした1人です!本当にNIKEはタレントぞろい!
一体どうすればこれだけの人員が集まるのでしょうか!!!」
正美(むぅ…彼女だけ結婚が早かったからもうあんな大きな子供がいるんだもん。逆に瀬名は
未だに独身を楽しんでるみたいだし、私って中途半端だな…)
なんとなく自分の立場をやっかむ正美だったが、そんなことよりも早く次なる試合展開が始まる!
実況「こぼれたボールは前もって白鳥君が指示していた通りにDF陣がフォローに回ります!しかし
まだボールはペナルティエリア内!ここで奪われるわけにはいかないが、クリアしようとする松平君の
目の前にはこれを予想していた井沢さんと長瀬君が追い詰める!」
井沢「この距離なら簡単にパスは出せない!」
長瀬「このチャンスは絶対にモノにする!!」
ずしゃしゃ〜!!
松平「すまん!みんな!!!」
175 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:35:39 ID:xNl6Clao
実況「おおっと!ここでの1対2では流石に無理があったか!?松平君懸命にクリアコースを
読もうとするがそれよりも一歩早く長瀬君がそのパワーで松平君を吹き飛ばす!これは最大のピンチ!
先制点は修哲のものになるのか!!?」
強引にボールを奪った長瀬はペナルティエリア奥深く。通常であれば最大の得点チャンスなのだが…
白鳥「斬る!!!」
シュパーン!!!
正美「だから白鳥君には1対1は無謀なのよ。今回は不用意に奥深くまでつっこんだ長瀬君のミスね。
恐らく奪ったのが井沢さんだったらもっと別な行動が出来たんでしょうけど…」
正美は僅かに呆れるようにいいはなつ。そう、長瀬のタックルはあまりにも強引過ぎてタックルで
奪ったところは既に白鳥の守備範囲内まで進攻していたのだ。
そして白鳥の居合い手刀はその性質上、体勢を崩す可能性がきわめて低い為、松平がフォローした瞬間には
既に次の体勢に移行できるようになっていた!
長瀬「しまった!一番注意しなくてはいけない相手に!!」
176 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:36:58 ID:xNl6Clao
実況「これは惜しい!白鳥君が作り出した1対1空間は今大会での爆発力に定評のある長瀬君すら
ボールを後ろに転がす事ができない!!しかし、しかし、攻め続ける修哲小!ワンサイドゲームとまでは
いきませんが、実力伯仲の下馬評を覆し終始有利に事を運んでいます!」
〜〜〜
城山「うんうん。ま、最初はこんなものだろう。太原は全体の体力を温存しながら失点ゼロ、流石だ。」
???「監督、俺はまだ出ちゃ駄目なんですか?」
城山「ああ、4年生は今回は見学。勝っても負けてもNIKEは来年のチームだ。今年は本当の強敵と
戦うという事を実感してくれればそれでいい。」
???「その台詞。いまピッチ上にいる選手達には絶対に聞かせられない言葉ですね」
城山「そうでもないぞ。今の6年だって素晴らしいものさ。ついつい欲目を出してしまうほどにね。
ここが静岡じゃなかったらほぼ完璧に県代表になれるものなのに残念な事この上ない。」
???「………」
本当に激戦なのかと思わせるほどのんびりとした名伯楽城山。彼の目にはこの試合すら子供達の
成長を促すための練習にしか見えていないのだろうか?
〜〜〜
177 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:38:21 ID:xNl6Clao
実況「白鳥君がボールをカバーしたところで試合は振り出し!両者シュート数は1対1でありながら
プレー時間のほとんどをNIKE陣内で行われるという、NIKEにとっては苦しい展開!
しかし、要所要所では司令塔の太原君が食い止め、未だに得点はありません。NIKE自慢の
スリートップはいつ動き出すのでしょうか!?」
白鳥から大きく蹴り出されたボールはレフトウイングの朝比奈へ。彼は持ち前のドリブルで前進するのだが…
松岡「おおっと、ここを通すと結構やばい事はわかっているんでね」
その前に中盤の底に陣取っていた松岡が立ちふさがる!
朝比奈「あらま、ウイングに来ると逆サイドがら空きだよ!?」
松岡「ここで奪ってしまえば問題ないさ」
そういいながら松岡は5年の朝比奈に攻めかかる!
朝比奈「うわっと、あっぶないな。修哲ってこんなに強引な人たちがおおいの!?」
松岡「さて、この試合が終わればわかるさ」
178 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:39:23 ID:xNl6Clao
ずささささ〜!!
松岡の執拗なマークによりついにボールはこぼれてしまうのだが…
戸田「いっただき〜!!」
そのこぼれ玉を父親譲りの抜け目なさで拾い上げる戸田ことちび師匠。彼の父親も白鳥と同じように
プロ2年目で才色兼備な年上の美人と結婚しており、子供も早くから儲けられていたのだ。
実況「ああっと!ここはいつの間にかフォローに来ていた戸田君がボールを拾う!ついにNIKEの
反撃が始まるのでしょうか!」
井沢「大丈夫!戸田君は確かに超技能派だけど今ならまだ戦いようもある!」
今更戻ってもとても追いつけないのだがそれでも指示の声が届く場所にまで戻りながら士気を
高めようとする井沢嬢。その姿に味方は喚起され、敵は恐怖におののくのだが…
正美「それでもまだ修哲小のガードは4枚。しかもそのうちの2人は高杉君と5年からレギュラー入り
していた国分君。普通に攻めたんじゃキーパーまですら届かないよ?どうするの監督?」
179 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:40:23 ID:xNl6Clao
三つ子の魂100まで。山森正美は思わずケーブルの放送が乗っている場所で城山の事を監督として
呼んでしまう。しかしそれに誰一人突っ込む事無く、試合は続いていき…
バシュン!!
戸田「まだこの程度なら大丈夫!」
多少体勢を崩しながら、まずは二宮と相葉を切り抜ける!
二宮「しまった、反則しないようにするだけで手が出せない!」」
相葉「くそ!いいようにされるなんて!」
だが、本命の2人はまだ動いておらず…
戸田(ここは3トップの妙技を見せてやるよ!)
あえてシュートには行かずサイドに走りこみ、センタリングをあげるちび師匠!
実況「おおっと!ここはもう一度来生君の隕石落としで勝負を決めるつもりか!それに対し、国分君が
競り合いに、そして高杉君がシュートコースを防ぎに行く!」
180 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:41:36 ID:xNl6Clao
井沢「駄目よ!騙されないで!!!」
センタリングからシュート体勢に入る僅かな時間の間に井沢は声を挟みこむ!
来生「ち!ばれたか…でも1人はこれで脱落だ!」
ふぉん…
そう、来生は父が絶対にしないスルーを素晴らしいタイミングでやってのける!
国分「しまった!このタイミングで仕掛けてきやがった!」
しかし、その手前の井沢の声で、高杉もゴールキーパー城島も体勢を崩す事無く冷静に対処する!
実況「なんとこのタイミングでスルー!しかしさすが井沢さん!これを見事に読み当て、
体勢維持のままボールはライトウイングの本多君の下へ!当然ここはシュートに向かう!
本多(まだだ!まだ決めるチャンスは!!)
181 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:42:50 ID:xNl6Clao
本田は自らの体を錐揉みのごとく体を回転させながら全ての関節を利用しねじれの力をボールにぶつける!!
バヒューン!!!
実況「こ、これは本田君の必殺技!ドリルスピアー!!!高威力と超回転、二つを兼ね備えた
本田君の最終奥義!!!今までの本選では一度しか見せなかった超必殺技を出し惜しみなく叩き込んだ〜!!
これはさしもの城島君も止める事は!!!」
その名の通り、南葛SC松本が繰り出すなんちゃってジャイロをまったく別の観点から作り上げる
ドリルスピアー。その威力は押して知るべきであり、NIKEにおいてもこれ以上ない安定感を
もつまさに超必殺技である!!
高杉「ギャバン!!!!」
奇妙な擬音と共に吹き飛ばされる高杉。しかし、その大柄な体格と今まで幾度も吹っ飛ばされた
経験故に当たっただけでも威力を減衰させることができるコツというものを得ていた。
182 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:45:06 ID:xNl6Clao
城島「よくやった高杉!後は任せろ!!!」
ほんの、本当にほんの僅かに下がった威力。それだけで止められる人物は少ない。しかし、山吹小に
在籍していた城島の弟はなんちゃってジャイロを止めた実績がある。兄であり、山吹小より
恵まれた施設、指導員のいる修哲小で正GKをしている城島(兄)に止められない理由にはならない!!
バキーーーン!!!
いやな音がした。城島の左腕にものすごい痺れを発生させ、恐らく数分はこの痺れは治らないでだろう。
しかし、その代償として、本多の超シュートの軌道をそらす事に成功させゴールポストにバウンド
させることに成功する!
井沢「…しまった!そういうことなの!!!」
しかし、5年ゲームメイカーから聞こえた言葉は歓喜ではなく悲鳴であった。
なんとNIKEはもともとこのシュートですら決めるつもりではなかったのである!ボールがこぼれる
事を見越して、セカンドボールを拾うことに絶対の自信を持つちび師匠に最後の一手を譲っていたのだ!
太原(どんなに時代逆行と言われても3トップだった頃にはその頃の戦術があったんだ。今の時代に
使われなくなったのは戦術的に劣るからじゃない。単に司令塔が役割を果たせなかっただけなんだ。
俺が今の戦術を昔の戦術で打ち崩して見せる!)
183 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:46:34 ID:xNl6Clao
強い決断と共に作られた3トップ制、今まさにその結果が現れようとしていた!
戸田「貰った!!!」
実況「なんと!これは!!!キーパー城島君は黄金のとでもいうべき左腕が動かない!DFの高杉君は
吹っ飛んでいる!国分君はまだ来生君とからまったまま!ゴールは実質がら空きだ!!!!」
懸命に走る影…それは中盤の底にいた松岡と懸命に走りこんでいた井沢であった。
しかし、戸田はここで手を緩めるほど慢心してはいなかった!
シュパン!!!
実況「ジャストミート!!!戸田君の縦回転式ボレーが、ほぼ無人のゴールに飛び込んだ松岡君と井沢さんの
中間、そして動かない左腕をおしての右腕でのパンチングを敢行する城島君の下方にねじ込まれたー!!」
ぴ−−−ーーー!
実況「そして決まった!!ついに前半12分!守り続けていたNIKEの逆襲が決まりました!
カウンターからの戸田君のセンタリング、一度隕石落としを見せておいて十分警戒させておいてからの
来生君のスルー!そして超必殺技の名にふさわしい本田君のドリルスピアー!そしてそれすら
おとりに使った最後の戸田君の縦回転式ボレーシュートのジャストミート!一体どこから
どこまでが作戦だったのでしょうか!!知将城島監督!一言も声をあげずにここまでの事を
成し遂げました!!!」
184 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 20:48:04 ID:xNl6Clao
山森「今のは本当に恐ろしい展開です。各人の最大限のスキルと才能、それに努力があったからこその
連携パターンでした。しかし、あそこまでしないと城島君にはゴールが決まらないという事です。
彼が間違いなく今大会ナンバーワンキーパーでしょうね。NIKEは次の一点を入れるのが
本当に難しいですよ」
〜〜〜
小「……いまのなんだったんだ!?本当に小学生の試合か?」
あまりの出来事にスタンド席で呆然とするジュニア。
春菜姫「うん。今のはちょっと凄いと思った。お父さんならどこまで真似できる?」
小「無茶言うな。世界が違いすぎる。それにしても今の行動の見るべきは…」
なんといいますか?
A.ちび師匠のセカンドボールのフォロー率やジャストミート能力
B.来生のスルー能力と隕石落とし、両方の使い分け
C.本多の超必殺技ドリルスピアー
D.高杉の吹っ飛ばされて尚、威力を抑えるコツ
E.城島の左手の防衛力
F.井沢の半鳥かごなどのチームスキルや指示の的確さ
G.城山監督(太原)の作戦
H.その他
先にID表示で2票集まったものを選択します
185 :
森崎名無しさん
:2010/04/23(金) 21:10:15 ID:TztWb/Tw
G
186 :
森崎名無しさん
:2010/04/23(金) 21:24:04 ID:u3PYuLyg
G
187 :
森崎名無しさん
:2010/04/23(金) 22:16:23 ID:???
やはりGで決まってたかw
城山監督かっけえw
188 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:42:03 ID:xNl6Clao
>>187
不惑を過ぎ、天命を知った(?)シロヤマンですからね。これくらいはやるでしょう。…きっと。
G.城山監督(太原)の作戦
小「それにしてもNIKE強すぎねーか?これで主力は5年だろ?超必殺技撃てる本多とかは
流石に6年みたいだけど…これも城山監督の作戦が個人の技量を高く見せてるのかねぇ…」
亜沙里「さぁ?私にはあの監督な〜んもしてなかったような気もするけど」
小「だから凄いんじゃないか。別のチームだけどNIKEは南葛SCのスポンサーもしてるし
今度会いに行こうかな?…場所はNIKE本店か、飛鳥さんの店でもわかるかもしれないな…」
春菜姫「何をぶつぶつ言ってるんだか…あ、試合が再開されるよ」
ぴこーん!
NIKE本店かNIKE3号店にいけばクラブチームNIKEの場所がわかるようになりました。
〜〜〜
189 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:43:05 ID:xNl6Clao
井沢「今のは私の作戦ミスです。すみません先輩方」
ネットに突き刺さったボールを両手に挟み込みながら謝る井沢。
城島「いや、井沢は良くやったよ。君の叫びがなかったらほぼ確実に本多のシュートで決められていた。
あそこから更にもう一撃こられるのは流石に参ったが。だけど今のでわかったことがある。
俺はこれ以上得点を取られない。戸田のシュートは恐らくスリートップのうちでもっとも弱い…
といってもジャストミートの力でどの程度上乗せされるかわからないから一概には言えないけど。
そして、来生のヘディングも本多のシュートも一度防いでいる。ならばこれ以上の失態はない!」
キリリとした表情で言い放つ城島。
高杉「そうですね。俺もそう思います。後はいかに戦闘エリアを向こう側に寄せカウンターを防ぐか。
問題はこの2点のみ。そうすれば結果はでるさ」
美少女井沢の前でカッコつける高杉。
国分「それじゃ、守りは任せてもらうから後は頼むぞ、キャプテン」
そう締め括りぽんと頭の上に手を乗せる国分。その表情は優しく、まだ闘志が失われていなかった。
〜〜〜
190 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:44:06 ID:xNl6Clao
実況「さあ前半12分。ついにNIKEが得点を加え1対0となっております!しかしロスタイムも
含めると恐らく10分近くは残っているはず。このまま終わる修哲ではないと思われますが…
さっそく修哲小のキックオフです!」
井沢「山口先輩!長瀬先輩上がってください!」
実況「おおっと、ボールはFW陣ではなく、中盤のMF陣が持ち上げるようだ!ボールは松本君が
キープしたまま前進します!」
本多「なるほど…確かにいい策だ!」
実況「それに対して先ほど超シュートを打ちこんだ本田君がスピードを殺す事無く突貫!重量級の
このタックルをかわす事が出来るのでしょうか!?」
しゅ、しゅん!!
松本「あんたがシュート一本槍だということは先刻承知!!」
191 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:45:06 ID:xNl6Clao
実況「松本君鮮やかにフェイントを駆使して本田君を突破!来生君はあえて止めにかからず横を素通り!」
来生(…俺のタックルも本多とどっこいどっこいだからな…こんなところで体力使ってたらいざ本番で
ガッツ切れになりかねん)
実況「松本君、駆ける駆ける!プレイヤーの配置上、ライン際が弱いことは確認取れますがここまで
誰も付いてこない!」
松本は無人の荒野…とまではいかないが、他の味方がけん制してくれているため、強いあたりを受ける事無く
駆け上がることに成功する!
村川「っち!ここまで井沢が完全に囮!?仕方ない!」
ライトハーフの村川は得意のパスカットを生かすため、あえて接近戦を挑まず動きをマークするだけに
とどめていたのだが、既に自陣の深くまで進入されており突っ込まざるを得なくなっていた。
太原「村川これは罠だ!いくんじゃない!」
松本に決定力などなく、最終的には攻撃陣の誰かにパスを渡すしかない事を熟知していた太原はそれを
止めようとするが、時既に遅く…
192 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:46:10 ID:xNl6Clao
松本「やっと来たね。待ってたよ!」
村川「なにぃ!」
ビュン!
ほんの一瞬だが、確実に超高速になったドリブルで一気にかわし…
松本「後は任せた!」
逆サイドの大野へとボールを渡す。
とん。
大野(これで敵陣大崩だな。)
マークしていた山口、長瀬、井沢の誰でもなく、唯一フリーだった大野にボールは渡り、NIKEの
ディフェンスラインに穴がぽつぽつと開く事を認識する大野。
実況「おおっとこれは大チャンス!井沢さんが全く指示をしないという選択だけでいつの間にか
ここまで侵入してしまった修哲小!ここはなんとしても決めて後半へ繋ぎたいところだ!」
193 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:48:11 ID:xNl6Clao
正美「そうですね。ですが相変わらず、つけるべきところにマークは付いてます。穴は確かに
ありますが、そこに修哲の選手が走りこむ事は…え!?」
ここでプロの監督である正美ですら驚かされる行動を取る修哲小。行動自体はいたってシンプルな
クサビのパスである。しかし渡されたのはどういうわけか敵MFの太原。彼は一応井沢のマークに
入っていはいるものの自分の能力ではボールの射角を縮める程度の役目しか出来ない事を
熟知しており、それゆえにどうやって止めるかではなく、いかにして今の手駒でこの防衛ラインを
死守するかを考えていた。
太原「っく!まさか、こんな!!」
意表をつかれた太原にコントロールする余裕などない。ボールはトラップに成功するものの
キープするまでの数タッチ…これが致命的なミスであった。
井沢「よし、トラップありがと!」
元々この作戦を考えていた井沢はほんの10センチ程度はなれた足とボールの間に足を挟み込むと
そのまま軸足で半回転し、見事にボールを持ち出すことに成功する!
194 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:49:12 ID:xNl6Clao
実況「これは!邪道といえば邪道ですが素晴らしいプレーといってもいいのでしょう!敵の太原君を
なんと修哲12人目のプレイヤーに変え、一瞬で最終ラインに肉薄!すぐ近くの大久保君ですら
太原君が壁になり追いかける事が出来ません!」
太原(まさか、俺のサッカー能力を利用された!?)
笑いものにされたといってもいいほどの珍プレーで抜かれた太原は一瞬呆然となり続いてふつふつと
怒りが湧いてくる。
城山(あちゃ、これは不味いな。アイツは冷静じゃないと俺が働かなきゃいけなくなるじゃないか…)
作戦立案能力などに優れていたとしても所詮はまだ小学生。頭に血が上ってしまうことも多い。
それも仕方ないかと思う城山監督だったが…
城山「作戦変更!服部!長瀬のマークはいいからカウンター準備!白鳥!後はわかってるな!」
一応監督としての最低限の仕事をこなす城山。今までののほほんとした顔立ちから僅かに本気の顔が
覗かせている。
195 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:50:14 ID:xNl6Clao
井沢(…長瀬をどフリー!?罠なの!?いやこのタイミングでオフサイドトラップはない!それにもし
罠だとしてもそれを真っ向から叩き潰すのが修哲のサッカーなのよ!)
そう判断した井沢はちょんと低いボールを長瀬に渡す!
長瀬「嘗めるなNIKE!これが俺の新必殺技!!」
白鳥「どんな必殺技でも打たれる前なら!!!」
バシン!!!
実況「なんとなんと!NIKEの白鳥君、低い浮き玉を両足で挟み込み、そのまま空中で一回転!
これは変則フランケンシュタイナー!なんと白鳥君、手刀ディフェンス以外にも技が豊富だ!!」
正美「いえ、アレはどちらかといえばウラカン・ラナに近いですね。白鳥君のお母さんに
聞いたので間違いありません」
どうでもいい事を解説する山森正美。彼女の脳裏には小学中学生の頃の思い出がよみがえる。
196 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:51:17 ID:xNl6Clao
白鳥「よし。奇襲技だけど上手くいった!服部!後は任せた!!」
ばしゅーん!
すちゃ!
ボールは大きな弧を描いてレフトハーフを駆け上がる服部の下へ。数の少ない中盤をDFを
投入する事で厚くしようとする城山監督の作戦であった。
太原(ぺこり…)
その作戦を感じ取った太原は熱くなりすぎてしまいDFラインををずたずたにしてしまったことを
反省と共に乗せた一礼で謝罪すると気持ちを切り替えもとの定位置へと移動する。
城山(やっぱり叫ぶのはつかれるなぁ。この試合は後一回くらいしか指令できないなこりゃ)
プラスチック製のベンチに身を落としながらそんな事を考える自称50手前の城山だった。
〜〜〜
197 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:52:17 ID:xNl6Clao
実況「さあ、ここまで2度のシュートチャンスを潰してしまった修哲と、2度のチャンスのうち
1度は結果を出したクラブチームNIKE。前半の残り時間は数分を残すのみ。ボールを握っている
NIKEとはしては後半折り返しまでに突き放したく、そして修哲としてはなんとしても
追いつきたいところ。」
正美「そうですね。ですが、恐らく先ほどの修哲の策は2度は通用しません。しかも今の出来事から
白鳥君には低い浮き玉はほとんど効果がないと…いや、もしかしたら高い浮き球にも適正が
あるのかもしれません。だとすれば地上からのシュートでないと白鳥君から得点を取るのは
難しいかもしれません」
実況「つまり有利なのはNIKEだと?」
正美「まだ前半戦なので言い切ることは出来ませんが、今回点数を取ることが出来なかった。
この事実は重いですよ」
解説者として冷静にNIKE有利を宣告する正美。しかし、彼女は城山監督が未だに一試合
2回までしかまともに指示することができず、あとは小学生任せだという事実は知らない。
〜〜〜
198 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:53:17 ID:xNl6Clao
服部「……忍ぶれど、色に出けり…」
大野「おっと、辞世の句でも詠むつもりかい?」
ライン際をオーバラップしていた俊足服部だったが、ついに修哲の1人に捕まってしまう。
服部「抜かせ!」
ビュン…!スチャ!!
服部「身も世もなく…」
大野「なんの世がないんだ?」
服部の高速フェイントになんなく付いてくる大野。逆サイドを守る松本がドリブラーであるように
逆サイドの大野はタックル…正確にはマークが得手であるようだった」
服部「認めるべきか。ならばいざ尋常に勝負!」
大野「なんだか時代錯誤の匂いがするけど…もしかしてもしかする!?」
199 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:54:21 ID:xNl6Clao
服部「………」
ビュン…タン!、シュン!!
実況「これは素早い!フェイントにフェイントを織り交ぜ、まるで分身しているようにも見える服部君の
ドリブル!…しかし、しかし、大野君それを抜かせない!左右には激しく移動し続けていますが
肝心の前方への一歩がでない!これは、大野君…素晴らしいディフェンスです!」
服部(面妖な…まるで見透かされている!?)
大野「そんなことないさ。ただウイークスポットが見えるだけだよ。…こんな風にね!」
カス!!
大野はワンプレー前もディフェンスラインの穴を見ているようなことを口走っていたのだが、
実は言葉どおりの意味であった。生まれながら人の能力を見極める能力が非常に高い彼は
周りの人間の限界行動域、それに視野や反射速度から割り出された行動領域を導き出すことができ、
それを視界のフィールドに合わせることで、フィールドのスポットを見抜く天才だった。この能力、
プロの世界であれば多少の差はあれど誰しも持つ能力だが、子供の頃からここまで発達した能力を
もつ大野という男、この分野においては天才といってもいいかもしれない。
200 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:55:30 ID:xNl6Clao
実況「ああっと!服部君のオーバーラップもここまで!!ボールはこぼれ落とされ松岡君がフォロー。
そしてそのままロビング!」
太原(落ち着け!残り時間は短い!大丈夫、ここを制すれば流れはこちらのチームに一気に傾く)
先ほどの失態から完全に立ち直った…ともいいがたいが、自らを極限まで律することで表面上は
いつもの名参謀にもどる太原。
正美「これでNIKEの追加点はほぼ消えましたね。次のワンプレーで修哲の今後の戦略が
決まると思います」
ボールは予想通りまたもやドリブルの上手い松本の足元へ。しかし、今回は早いチェックが来る。
本多「!!!」
来生「俺をここまで下げさせたんだ。楽しませてくれよ!」
村川「すまん。本多、来生!」
取り囲んだのは本来スリートップで前線に張るべき2人とポジション的に当然いるべき村川。
201 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:57:30 ID:xNl6Clao
実は3人ともクラブチームNIKEの中ではタックルは下手な方なのだが、だからといっての残り時間が
短い間にただ安穏とゴール前でぼーっとしているわけには行かない。
松本(参ったねこりゃ。最初のミーティングで左ウイングが穴だからこちらから攻めるように
指示されていたのがもう潰しにかかられている。…といっても、この村川が目の前にいる時点で
トライ以外のパスは禁物。絶対にドリブル突破しかないのか…)
状況的にはとても有利とはいいづらい中、それだけの事を考える余裕は残っている松本。
実況「さあ、ドリブル1人にボールを奪いに来るのは3人。通常であれば抜け出るのも難しいのですが…」
松本「さて、そろそろいいかな…」
そんな事をつぶやくと、
ばびゅん!!
ほんの一瞬の隙を突いて超高速でドリブルを行う松本。
〜〜〜
202 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/23(金) 23:58:30 ID:xNl6Clao
〜〜〜
春菜姫「今のって小田急ドリブルにも似てるよね」
試合会場でのんきにそんな会話をする春菜姫。しかし、ジュニアは目の前のレベルの高さに
吐き気すら催してくる。
小「いや。俺のドリブルはどちらかといえば巡航型。スピードを維持することで一気に距離を伸ばす
ドリブルだけど、さっきからちょくちょくやっている修哲の8番のは完全にスプリント型。
緩急という点では間違いなく俺のドリブルより速い」
亜沙里「へぇ。でも総合距離なら勝ってるんでしょ。なら問題ないじゃん。」
小「因みに亜沙里はあのドリブル見て真似できると思うか?」
亜沙里「う〜ん。どうだろうね…」
亜沙里のドリブル資質→! card
! cardのスペースを抜いてコピペってください。
ダイヤ 楽勝楽勝!見ただけでも真似出来そうにふんぞり返っていた。
ハート そうだね。ちょっと練習は必要かな?センスはありそうだった。
スペード 私だったらもっと違う方法で抜くけどな。高速系のドリブルのセンスはなさそうだった。
クラブ うん無理!元気よく否定された。
となります。
203 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 00:00:32 ID:???
亜沙里のドリブル資質→
ハート9
204 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 00:01:12 ID:???
亜沙里のドリブル資質→
スペード10
完全にこの2チームが主人公とそのライバルチームみたいになってないかw
205 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 00:14:10 ID:???
どうみてもNIKEが主役、修哲が第一のライバル、南葛が真のライバルだよねw
206 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/24(土) 01:08:41 ID:yS0XLc96
>>204
ですよねぇ。中の人もなんだかこれ決勝じゃね?って思えてきましたwww
>>205
シロヤマンがムダにカッコよくなってますからね。ですが彼の作戦発動も後一回こっきり、
正直この試合どう転ばせるか未だに悩んでます。…いつの間にかほぼ全員の細かい設定が
出来ちゃってるんで、このまま片方はさよならっていうのが勿体無いですし。
…実は開放しようか悩んでいる、大きなシナリオが一つあるんですけど…
亜沙里のドリブル資質→ハート9
ハート そうだね。ちょっと練習は必要かな?センスはありそうだった。
亜沙里「まぁ結局ドリブルで緩急のつけ方を極端にすればいいだけでしょ?すぐにしろ!
といわれたら困るけど、チョコチョコ練習すれば無理じゃないと思うよ」
難しく考えずにそう答える亜沙里。どうやら天性の運動神経とスピード系の技は相性が
いいようだった。
小「へぇ。それじゃ今度競争しようぜ。うちに使ってないボールあるからいざとなれば貸すし」
亜沙里「う〜ん…そうだねぇ…気が向いたら遊びに行くよ。小田の家の場所知らないけど」
そんな事をいっていると…
207 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/24(土) 01:09:41 ID:yS0XLc96
〜〜〜〜
実況「松本君早い!最初に見せた幻惑的なトリック、そして本日2度目の瞬間ダッシュ、
修哲ウイング松本君の引き出しは一体幾つあるのでしょうか!?」
そんな言葉どおり、松本は3人のディフェンスを掻い繰り前半最後のチャンスを大きく広げる!
井沢(今までの行動でわかったことがある。白鳥は飛び出し距離の空中戦、それに1対1ではずば抜けた
守備力を保持しているけど、通常のシュートに対する守備力はうちの城島先輩によりも間違いなく下。
言っちゃ悪いけど山口先輩のレフトフットシュートは城島先輩には全く効かないのに、居合い手刀は
弾く方向を操作するまでには至ってなかった。…ということは…)
走りながらも次なる作戦を考える井沢少女。彼女自身最初にチームスキル『ハーフケージ』を発動
させた事、それにトライアタックを仕掛けただけなので女子でありながら体力にまだ余裕があった。
幾つかの手信号で作戦行動を指示すると彼女自身は体勢を低くし、セカンドボールに備える!
松本(なるほどね。それが彼女の選択なら!)
バコーン!!!
実況「おおっとここで修哲小クロスボールを上げる!その先を走るのはやはりこの人長瀬君!
去年5年生ながら南葛SCからゴールを奪ったその力に疑問を抱く人はいません!」
208 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/24(土) 01:11:08 ID:yS0XLc96
太原「やはり最後は力押しか!大久保!」
大久保「わかってるよ。その為の練習だ!」
この高いクロスボールの立ち向かうのは太原の指示を受けた大久保と松平、それにいつの間にか
戻ってきていた服部であった。
大久保「俺に高いボールを決まらないんだよ!」
松平「ここは防げる!」
服部「我が力、今こそ!」
バン!!!
実況「4人全員が交錯!ボールは…いや!これはシュートではありません!エースストライカー
長瀬君自身がポストプレイです!これはボールの軌跡を予測していたブロック陣、それに
大久保君までもボールをとめることは出来ない!ボールは背後に落とされ、そこに井沢さんが
突っ込む!今まで彼女のシュート技は聞いた事はありませんが!?これはどういったつもりだ!!!」
209 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/24(土) 01:12:08 ID:yS0XLc96
井沢(本当の必殺技というのはそう簡単に見せないものなのよ!)
バコーン!
正美「え!?ここでシュートミス!?」
井沢の放ったシュートは完全にコースを逸脱していた!
山口「ここで俺のお出ましだ!このタイミングでは飛び出せないだろ!?」
井沢のシュートをまるで正反射させるように完全なタイミングで打ち抜く山口。純粋に加速のみを
追い求めたシュートではなく、どの方向に蹴りながらも最終的にはゴールの枠内にシュートを
叩き込む変幻自在の必殺技だった!
白鳥「乱舞!!!」
シュパパパパン!!!
しかし、それでも白鳥は冷静に自身の持つ最終奥義を繰り出す!居合い手刀が一撃に掛ける技ならば
今回の手刀乱舞は全ての方向からの攻撃に対応できる無限の刃である。故にどこから来るのかすら
わからないシュートに対してめっぽう強く…
210 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/24(土) 01:15:04 ID:yS0XLc96
実況「は、弾いた〜!!!白鳥君、彼は一体なにものだ!?トリッキー極まりないボールを
まるで修羅の拳のごとく、もしくは四面八臂のごとく無数の手刀によって切り落とす!」
大野(ざんねん。だけどそこまで読んでこそ修哲のゲームマスターなのさ。こんなことぐらいで
彼女の名を汚させないよ!)
切り落とされたボールにもっとも近づいていたのは独断でここまで前進していた修哲小の大野。
彼のもっとも特異な能力、領域の視認により弾かれたボールの位置に誰よりも早く突っ込み…
ばしゅーん!
実況「え!?ど、どうしたんでしょう!たった今弾いたはずのボールがいつの間にかNIKEゴール内に
収まっています!!!こ、これは!?」
正美「………最後は修哲の大野君がこことしかいえない本当に最高のタイミング…ダイビングヘッドで
押し込んでます。一息に10を超える手刀を繰り出す白鳥君でも、技の後には一息つかなければ
酸素が追いつかなかったようですね」
出来るだけ冷静に答える山森正美。しかしその表情が今のねじ込みの異常さをよく表していた。
211 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/24(土) 01:16:37 ID:yS0XLc96
ぴーーーー!
実況「ど、同点です!チームNIKE対修哲小戦は未だに結果のでない迷宮の中。一体どちらが先に
勝利というゴールにたどり着くのか!…あああ!そしてここで前半終了のホイッスル!残り20分、
まさかここまで均衡した試合展開が待っているとは誰が思ったでしょうか!?」
最後にボールを押し込んだ大野は皆から無茶苦茶にされていた。
長瀬「なんだよ。最後は俺が押し込もうと思っていたのに!」
山口「そうだそうだ!俺と井沢の愛の結晶であるトライプリズムを押し込むなんて!これじゃ
スクエアプリズムじゃないか!?」
井沢「ありがとうございます!でも良くあの場に踊りこめましたね。助かりました!」
大野「はっはっは、たまたまだよ。なんとなくあの場所にいればごっちゃんゴールが入るかなと思って」
松本「結果おーらい結果おーらい。とにかくこれで同点折り返しだ。」
口々に勝手なことを言い合う修哲小だったが誰しもが大野の事を褒め称えていた。
〜〜〜
212 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/24(土) 01:17:41 ID:yS0XLc96
太原「すまんみんな。アレだけ見得を切っていながらこのザマだ」
戸田「何を言ってるんですか。まだ同点じゃないですか。先輩にはこれからいくらでも得点のチャンスを
作ってもらわないといけないんですから」
来生「安心しろ。後半はこちらのボールからだ。俺がいつものようにドリブルで最後まで
突破していってやるよ」
白鳥「最後の残心が甘すぎた。太原先輩のせいではなく、俺の心の弱さが招いた結果です」
お互いに励ましあうNIKEの一同。
パン!
朝比奈「はい。反省会はここまで!残りは短いハーフタイムで体力を回復させることに集中させること。
あと、監督に指示を仰げば万事解決だよ!」
力強く宣言する朝比奈。
こうして両チームメンバーともベンチに戻っていくのだった。
213 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/24(土) 01:18:59 ID:yS0XLc96
〜〜〜
小(ふう…息詰まる展開だったな。内村先輩や長野先輩ならついていけるだろうけど、本当に
来週あんなチームと戦うのか?正直これっぽっちも勝てる気がしないんだけど?)
そんな事を考えながら…
A.いてもたってもいられない!今すぐ帰って練習だ!(試合結果はダイスで決めます)
B.スタンドにいる内村に攻略法がないか聞いてみる。
C.スタンドにいる長野に感想を聞いてみる。
D.瀬名監督にどうすればいいのか聞いてみる。
E.春菜姫と話してみる。
F.ティルと話してみる。
G.楠原亜沙里と話してみる。
H.その他。
先にID表示で2票入ったものを選択します。
といったところで今日はここまでお疲れ様でした。
今日思ったこと。NHKの三銃士が熱すぎる!元々昔やってたアニメの三銃士や小説三銃士、を
読んでいたこと、さらに三谷幸喜好きなのでものすごく楽しみに見ていたのですが
序盤が正直いまいちなので切ってしまったのを今更ながら悔やみまくりです。ダルタニアンが
行き違いから銃士隊から親衛隊に移動したあたりからまた見始めたのですがその前が気になる〜!
というかコンスタンツがほぼ脇役で生きていてミレディがヒロインて、一体どんな脚本なんだよ!(褒め言葉)
214 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 01:20:10 ID:LdQge5vA
A
たまには熱血もいいよね
215 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 01:21:26 ID:nYQk98gI
E
216 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 01:21:54 ID:bNw4PxmY
B
217 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 06:36:34 ID:JCd45qs6
D
218 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 07:19:32 ID:r6vSE8G2
D
219 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 17:55:58 ID:???
二世組で唯一才能のないジュニアw
_| ̄|○
220 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 19:24:29 ID:???
小田強の才能は「ファンタジーと美人を引き寄せる力」と「サッカーの才能」に分かれて子供たちそれぞれに受け継がれたのだよ…。
221 :
森崎名無しさん
:2010/04/24(土) 23:00:35 ID:???
紫乃の才能は、センスに限って言えば翼をも超越してる気が…
222 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 00:26:23 ID:g53zRRjw
>>219
だ、大丈夫です。ジュニアには主人公特権として成長限界がないので…
もしかしたら突然覚醒する…かも…すると…多分…いいなぁ…
>>220
ああ、ものすごい納得です。親父もきっと若い頃は小田家魂の元となるスキル南葛魂で
大暴れしていたんでしょうw
>>221
基本能力ですら運動値11を持って、本気能力に至ってはJOKERが基礎点になってる親父と、
自分の才能がWJOKERというサラブレッドがペガサスを生んだくらいの奇跡ですからね。
必殺技も現時点でナタリアのヒールリフトを越えるダブルヒールや小田急ドリブル、
バナナシュートに先読みパスカットが確定してますし、今現在も強の訓練と自動育成でによって基礎点が
毎月面白いように上がっているので、最終的な能力がかなり本気で怖い事になってます。
223 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 00:27:25 ID:g53zRRjw
D.瀬名監督にどうすればいいのか聞いてみる。
小(どうすれば攻略できるのか本気でわからん。ここは監督に聞いてみよう)
そう思ったジュニアはトコトコと歩いて、何かメモしながら観戦している瀬名監督の元へいく。
瀬名「あれ?どうしたの?」
色々と書かれていた大学ノートををパタンと閉じながらにっこり微笑みかける今川瀬名。
ほんの一瞬だけ見えた中身には四角に囲んだフィールドを模したものに様々な矢印や記号が書かれており、
実はなんだかんだときちんと監督をしていたようだった。
小(そういえばうちにマネージャーとかそんな子はいなかったよな…こういったこともしてるのか…
ちょっと意外だ)
そんな事を思いながらもジュニアは瀬名に今思っている事を簡潔に尋ねる。
224 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 00:28:47 ID:g53zRRjw
瀬名「そうねぇ。まず何が聞きたいかが漠然としてわからないけど、サッカーが上手になりたいというのなら
一番はみんなと協力して練習する事よ。たった一人で訓練してもそれは生きた練習じゃないからたいした
訓練にならないと思うし。といっても、あそこのキーパーをしている白鳥君のお母さんはちょっとだけ
不思議な能力をサッカーに使っていたから、そういうのもアリだと思う。実際に修哲小側でサッカーしている
大野君ていう子は間違いなく、天性か後天かは知らないけどみんなと違う世界が見えていて位置取りだけなら
今すぐプロにいける実力を持っているみたいだし…どちらにしろ一朝一夕でどうにかなることじゃないから
今敵わないからといって自暴自棄にならず、きちんと毎回練習したり、自主練を続けていけばおのずと
結果がでてくるはずよ。
純粋に南葛SCが来週の試合に勝てるかというと…それは微妙ね。キーマンは間違いなく内村君だけど
彼の体力も無尽蔵じゃない。どれだけ効果的に指示していって試合展開するか…それが一番大切かな?
戦いやすさでいったら今のところだけどNIKEとの方が組み易いわね。来週もスリートップで来るという
前提だけど本当に怖いシュートを放ってくるのは本多君だけ。残りは石崎さんとキーパーで何とかなると思う。
その為に今回石崎さんには試合観戦してもらって、一本目から一度見た技に対する高い抵抗値を
引き出してもらっているし。それに中盤は内村君と長野君がいるこちらが有利なのは変わらないから
攻めさせずにFWに仕事をさせないという究極の防御法もあるわ。それに
松本君のジャイロシュートなら5年生の白鳥君は飛び出せないし、防ぐのは5分以下だと思う。
逆に…もし、修哲が勝ちあがってきたら不味いわね。井沢さんは勝利の女神として修哲小全体の
士気を引き上げるアイドルだし、あの城島君のセーブ能力は以前戦ったジルベルト君のドライブ
シュートだって止めてしまうかもしれない。となると1対1という環境を作らなければいけないんだけど
高杉君と国分君という2人ががっちりゴール前を守っている構図だから…多分長野君でも単独突破
は難しいと思う。それに修哲には去年うちに対して使った最強の戦術…その最終形がまだ残っている。
もし、それが完成しているなら…とてもとても不味いわ」
225 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 00:29:48 ID:g53zRRjw
いつになく真剣に答えてくれる。…ほぼ平仮名だけで会話するのを忘れるほどに。
小「そうですか、わかりました。それじゃNIKEが勝ってくれるほうが嬉しいんですね」
瀬名「個人的にはね。監督には私の作ったチームを見てもらいたいし、あのチームには私にもゆかりのある
人たちが多いからきっと楽しい試合になると思うわよ」
そういいながらてをひらひらさせてくる。ハーフタイムも終わるのでこれでおしまいという合図のようだった。
小(…監督としても難しいんだな…でも、きっちり監督らしい事もしてるんだとわかって
それだけでも満足だ。)
そんな事を思いながら元いた席に戻るのだった。
〜〜〜
226 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 00:30:48 ID:g53zRRjw
修哲小ベンチ
監督「よし!お前達最後の同点弾。アレはよかったぞ!城島も2度目のアレは仕方ないにしても
敵来生の隕石落としを防げるという事がわかっただけで大収穫だ!この調子でいけば修哲に
負けはない!!井沢、最後に無茶をしたようだが体力は大丈夫か?」
井沢「はい。後半もいけます!多少無茶をしすぎましたが…」
ぴと!
勝気に言い放つ井沢の頬に冷たいものが一つ。
相葉「はいどうぞ。」
にこやかに赤褐色の色をした液体を渡す修哲小DF相葉。
井沢「何これ?」
相葉「え〜と…たしか祝福のジュースって言ってたかな?ワインからアルコール分だけを飛ばすのに
苦労した逸品だってさ。騙されたと思って飲んでみて」
227 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 00:32:10 ID:g53zRRjw
井沢「……ありがと」
そういいながら飲み干す井沢。なんとなく赤黒い血液を飲み干す吸血鬼のようにも見える。
井沢「ぷは!なにこれ!?美味しい!!それに疲れが抜けていく感覚が…」
相葉「だろ?俺も驚いたよ。結構面白いものがいっぱい売っているところで買ったんだ。
後輩の天野の兄ちゃんが見つけてきたらしいんだけど、今度一緒にいかない?」
井沢「考えておくわ。でもありがとう!これでまた存分に戦える!」
相葉「どういたしましてお姫様。」
こうして修哲小サイドは心置きなく戦えるようになっていた。
〜〜〜
228 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 00:33:10 ID:g53zRRjw
クラブチームNIKEサイド
城山「まずは合格。」
意気消沈しながら戻ってくるNIKEのメンバーに声をかける城山監督はまずそんな言葉を掛ける。
一同「???」
それに対して今大会同点でハーフタイムを迎えたことのないNIKEのメンバーは不思議そうに
顔を見合わせる。
城山「何を変な顔をしている?あの恐らく全国レベルといってもいい城島から得点を取ったんだ。
胸を張っていいと思うぞ?」
戸田「でも、最後の最後で同点弾を…」
城山「ああ、アレは気にしなくてもいい。元々あの修哲から無失点で勝ち進もうと思う方が
おかしいんだ。それに向こうもこっちの対策をきっちり取ってきているし、後半がむしゃらに
攻撃されない分だけ逆に得かもしれない。要は気の持ちかたさ」
229 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 00:34:12 ID:g53zRRjw
太原「では俺達はどうすればいいんですか?」
城山「そうだな…対策を練ってきたということは、それを逆手に取るのが一番楽に勝つ方法。
で、敵さんにそれをギリギリまで悟られないようにするのが肝心だね。っということで
フォーメーションは今までどおり、後はみんなちょっと顔を貸せ」
そういって全員の顔を近づけるさせるとごにょごにょと作戦を指示していく。
戸田「なるほど…私が…ですね」
その作戦を聞いていく内にまるでいたずらっ子のようにほくそえむ一同。決して成功率が高いとは
いえない作戦だったが、やるだけは価値はある行動を楽しむ余裕は十分残っているようだった。
〜〜〜
230 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 00:36:33 ID:???
短くてすみませんが今日はここまで。選択肢すら用意できなくてすみません。
後そういえば紫乃の育成には実はドラミも一枚噛んでました。結構重要な事なので追記しておきます。
231 :
森崎名無しさん
:2010/04/25(日) 00:47:40 ID:???
もし小田強が若いころ幻想郷で修行してたなら
実はジュニアの周りで起きてるファンタジー方面の異変も気づいてたりして
232 :
森崎名無しさん
:2010/04/25(日) 03:07:48 ID:???
乙でした。
233 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:41:20 ID:g53zRRjw
>>321
そうですね。もしかしたら援軍でやってくる…と面白いんですけど、今のところは全く気づいていません。
ただ、本当に意外なところで意外な人物と繋がりがあるのである人に今の状況を話して尚且つ…
と、ものすごくめんどくさい事をすれば超小田家魂でやってきてくれるでしょう。
>>232
ありがとうございます。
実況「さあ!王者南葛との対戦券を賭けた地区大会準決勝戦も残すところ後半20分を残すのみ!
前半最初は修哲小が押す展開も、スリートップ3人の妙技によって先制したのは
クラブチームNIKE!そのまま前半が終了するかと思われましたが最後の最後、修哲小井沢さんと
山口君のトライプリズムにより同点としました!どうでしょう、山森さん。前半の展開を
総括してみると先制を奪ったNIKEと、ボール支配率の修哲小。どちらが勝ってもおかしくは
ありませんが?」
正美「まず攻撃力だけでいけば間違いなくNIKEが上でしょう。来生君、戸田君そして
本多君、どれをとっても一流のプレイヤーには間違いありません。しかしその彼らのシュートすら
万全の体勢ならば防いでしまうのが、修哲小の城島君。準決勝一試合で南葛SCを散々苦しめた
GKの双子の兄で、総合評価では弟さんより上だといわざるを得ませんね。
NIKEとしてはいかにフリーでシュートを打つことが出来るかが最大の焦点でしょう。
また修哲小は井沢さんが素晴らしい動きをしています。彼女が起点になる作戦もそうですが、
何より彼女がフィールド上にいるだけでNIKEは常に注意を払う必要がありますし、修哲イレブンは
その分選択肢が増えます。つまりNIKEとしては有利な中盤をいかに利用するか。それが勝利の道ですね」
実況「それではハーフタイムも終わり両チームの選手達がピッチに上がってきます!どうやら
フォーメーションの変更や選手交代はない模様。となると前半の展開から修哲がやや有利か!?」
234 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:42:21 ID:g53zRRjw
〜〜〜
修哲
−−−@−−− @城島
−−A−B−− A国分B高杉
−−C−D−− C二宮D相葉
−−−F−−− F松岡
−E−−−G− E大野G松本
−−−I−−− I井沢
−−H−J−− H長瀬J山口
−J−I−H− J戸田I来生H本多
−−−−−−−
−G−−−F− G朝比奈F村川
−−−E−−− E太原
−−−D−−− D大久保
−B−A−C− B服部A松平C松下
−−−@−−− @白鳥
NIKE
235 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:43:23 ID:g53zRRjw
そして、運命の後半戦。NIKEのキックオフで始まりボールを受け取るのは当然I番をつけている来生。
来生「さぁこいよ!抜くぜぇ!ぼーっとしていたら全員抜いちまうぜぇ!」
長瀬「5年の坊やがよく謳う!」
山口「正面突破が通用するものか!」
実況「ここは当然FWの2人が素早くボールを奪いに行く!長瀬君のタックルはこの一年で特に
強化されている!来生君とはいえ!?」
ザシュ!!
実況「いや!抜いた〜!!強引にタックルにいく長瀬君に対し、同じく強引に突破する来生君!
これは前半開始のお返しだ!」
来生「ざまぁ!ボールさえキープできればな!」
山口「だけど俺もいる!」
236 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:44:25 ID:g53zRRjw
シュン!
強引に抜いた来生にディレイでタックルを仕掛ける山口。しかし、来生のドリブルはパワーだけではなかった。
実況「つづいて山口君に対してはスマートにボールを抜く!そして、ドリブルはどんどん素早さと
キレをもたらしてくぞ!!」
正美「来生君は調子に乗れば乗るほど勢いづくタイプですから、なんとしてでも中盤で止めたいところです!」
そしてその山森正美の言葉どおり、修哲I番をつけている井沢が1対1に持ち込む!
井沢「来生君!なんでNIKEにいったの!?」
来生「そりゃ向こうの方が楽しそうだったからに決まってるだろ?井沢も来い!来年一緒に全国目指そうぜ!」
井沢「馬鹿いわないで!私は修哲を守る!」
来生「そうかよ!それじゃ、俺の踏み台になれる事を感謝しな!」
井沢「来生君、どうしてそこまで!!」
実況「それは2人のせめぎあいが続きます!ドリブルそしてシュート力に定評のある来生君を
抜かせません!しかししかし、来生君ボールは渡さない!周りのプレイヤーも加わろうとしていますが
下手に手出しをすれば今の均衡を崩してしまうためこぼれ玉を拾うためのフォローに走るだけ!」
237 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:45:26 ID:g53zRRjw
来生「あばよ!守ることに固執したやつが常に前を向き殻を破ろうとする人間に敵うわけが無い!」
シャッ…シュン!
来生は大きく体を揺らし、派手な動作でフェイント士ながら口車で井沢を抜き去る!
実況「ぬ!ぬいた〜!父親の代からの幼馴染来生君が井沢さんを華麗に抜き去る!これは不味い!
修哲小大ピンチだ!しかしそこに大野君が詰め寄る!」
大野「おっと、そこま…なにい!」
来生「服部すら抜ききれなかったお前と馬鹿正直に戦うわけないだろ!」
ポン!
本多「よし!返すぞ!」
ポン!
実況「これは本当に素晴らしい!来生君、大野君との直接対決を避け、ワンツーで切り返す!
今までドリブル突破が目立っていただけにこの対応に大野君は動けない!」
238 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:46:26 ID:g53zRRjw
来生(へ!確かに大野のあっけにとられた顔、面白かったですよ監督!)
ミーティングで城山監督にいわれていた事を思い出しながらもどんどん付きすすむ来生!
井沢(不味い!これじゃ来生君に…え!?なんであんなところに!?…まさか!!!)
修哲のオピニオンリーダーともいうべき井沢だったが気づくのがほんの僅かに遅かった!
実況「さあ来生君!ついに中盤のそこにいた松岡君も抜き去りペナルティエリアに進攻!
残すところはDF陣4人!ここでシュートを放つのか!?」
二宮「くっそ〜!まだまだ!」
相葉「俺達の後ろには城島がいる!」
実況「いや!来生君、ドリブル続行だ!このまま前試合のごとく全員抜きにかかるつもりなのか!!?」
来生(にやり)
二宮と相葉が目前に迫った時、ボールは消え去り、来生は2人の間を駆け抜ける!
239 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:47:26 ID:g53zRRjw
二宮「ボールは?」
相葉「バックパスだと!」
実況「これは!このタイミングでノールックバックパス!そしてそのボールを受け取るのは!」
戸田「やっと出番だね!」
実況「きた〜!このタイミングで戸田さんにボールが!!いままで接触プレーを極力嫌っていた
相葉君二宮君の勢いは止まらない!!」
二宮「南無三!」
相葉「吹き飛ばす!」
戸田「いっくぞ〜!!!」
ミドルシュートの体勢に入る戸田。そして有無を言わされず競り合いに向かうことになる2人!
そして…
240 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:48:29 ID:g53zRRjw
ぴーーー!
実況「なんと!ここで審判の笛の音!シュート体勢に入った戸田選手に、二ノ宮相葉が突っ込み
押し倒した格好となる!男の子っぽい姿とはいえ、女の子相手に覆いかぶさるのは流石に大問題!」
正美「しかも、エリアがギリギリでペナルティエリア内ですね。これはNIKEの大チャンスです!」
戸田「えっちすけっちけんたっき!」
二宮「いや、そんなつもりじゃ…」
相葉「う、ごめん…」
素直に謝る二人。どうやら妙な揉め事にはならなかったようだ。
〜〜〜
241 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:49:30 ID:g53zRRjw
実況「このペナルティキックを蹴るのは当然戸田選手。2人のチャージをまともに受けてしまいましたが
どうやら怪我はないようです!」
戸田「怪我はなくても痛いものは痛いんだけどね」
城山(ダイレクトジャストミート縦回転式ボレーの瞬発力に賭けてこぼれ玉を本多に
撃たせる予定が面白い形になったな。ま、これはとっても取らなくてもラッキー程度に考えておくか)
そんな事を思いながら…特に指示もなく見守るクラブチームNIKEの監督城山。
城島(…落ち着け。読みさえ当てれば絶対に取れる!)
キーパーとしては超一流だが、PKの読みあいにおいては一般のGKとほぼ同様である城島は大きく手を広げる
戸田(さてと、勝つためには絶対に決めなきゃいけないんだけど…)
軽く屈伸しながら思いを馳せる戸田ことちび師匠。彼女の父親ならばここは絶対に決めるイメージしかない。
そのイメージで師匠がけった球筋は左隅。
242 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:50:32 ID:g53zRRjw
戸田(…よし!)
シュパン!
城島(逆をつかれた!!!!)
ぼふ!
実況「き!決まったーーー!戸田さんのシュートは見事右隅に吸い込まれた!完全に逆を疲れた
城島君はその軌跡を見届けるしか出来ない〜〜!!」
戸田(よし!私はお父さんのようにはなれない!だけど!私は私としてこのチームNIKEで頑張るんだ!)
あえて父のイメージとは逆に蹴り、そして見事に結果を出したちび師匠は右手を高々と上げ、自らの
存在を確立して見せるのだった。
城山(うんうん、これでちび師匠も一皮剥けたな。そして、この一点。本当に勝っちまうかもなこりゃ)
???「監督。顔がにやけてますよ。気持ち悪い」
城山「ん?そうか?」
パンパンと両の頬を叩き気を引き締める名伯楽。
〜〜〜
243 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/25(日) 23:51:32 ID:g53zRRjw
実況「後半僅か5分!来生君のドリブル突破とワンツーから、ノールックパス!そこに飛び込んだ戸田さん
に対し二宮君たちが反則!PKとなりそれをきっちりと戸田さん自ら仕留めました!
これは運もNIKEに味方しているようだ!」
正美「まさかこんな形とはいえあの城島君が2失点。これは大きく勝利が見えてきました!」
僅かに興奮気味に答える正美。残り時間は15分とロスタイムのみ。この状況は修哲にとっては
絶望的だった。しかし、まだ諦めてはいない。諦めてはいけないのだ。
井沢「時間がない。本当は決勝まで取っておきたかったけど、あれをするわよ」
長瀬「わかった。けどずいぶん解消されたとはいえコマンダーにかかる負担は大きい。本当に
大丈夫なんだな?」
井沢「もちろん。あのジュースのお陰で気力も体力も十分よ」
山口「俺は反対だけど…わかった。姫さんの言葉には勝てねえな。いっちょ、やってやっか!」
修哲イレブン「おう!」
そして再び闘志を燃やしだした修哲小のメンバーはキックオフから試合を再開させるのだった!
〜〜〜
244 :
小田ジュニア
:2010/04/25(日) 23:53:39 ID:???
という事で今日はここまで。
全く異なるシナリオの整合性考えていたら、試合の筆がものすごく遅くなってしまいました。すみません。
245 :
森崎名無しさん
:2010/04/26(月) 00:52:48 ID:???
シナリオ構築お疲れ様です。楽しみに待ってます。
246 :
森崎名無しさん
:2010/04/26(月) 13:23:45 ID:???
なんだこの試合は・・・おもしれぇw
247 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:11:20 ID:tFf7nyDE
>>245
ありがとうございます。確率的にこのシナリオが開放される可能性は低いですが、基本的に
IFの世界が大好きなので脱線的シナリオを思いつくと気が済むまでこねくり回したくなる
悪い癖があるのです。
>>246
そういってもらえると書き手冥利に尽きます。ありがとうございます。
両チームとも隠し玉がまだ残っているのでもうしばらくお付き合いくださいませ。
来生「まさか監督の作戦がここまでドンピシャだとはな」
本多「あの監督の事だ。もしかしたらちび師匠への反則まで織り込み済みだったのかもな」
戸田「まっさかぁ。あそこは私の不意打ちダイレクトジャストミートの爆発力に賭けたんだよ」
本多「作戦上はな。だが、実際は見事なまでに修哲の2人がちび師匠に突っ込んできた。結果論だが
労せずして一点入れたわけだし、もしかして本当に名監督なのかもな」
来生「そうか?俺の親父は『いいところを全てツバサに任せるだけの監督だった』ってぼやいてたぜ?」
248 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:12:54 ID:tFf7nyDE
戸田「う〜ん。私のお父さんは『自分達が自立するには最適だった』って笑ってたよ?村川君の
お父さんが研究者になったのも監督との遊びがきっかけだっていってたし」
本多「で、今の監督はどこか飄々としてるんだよな。ほんとにやる気あるのかってくらいに」
太原「おお〜い!井戸端会議は、この試合に勝ってからしてくれよ。残り時間はまだまだたくさん
あるんだぞ〜!」
来生「っと、そうだった。それじゃいっちょ修哲さんの攻撃をふせぎますか」
強い決意をした修哲に対してNIKEのメンバーはどこかおきらくな状態で後半6分、試合は再開される。
〜〜〜
実況「それでは選手達が各陣内に戻ったところで早速修哲のキックオフです!ボールは
またもやFWの2人ではなく、5年でI番をつけている修哲の女神井沢さん。今回は
サイドアタックではなく、中央から突破するつもりなのでしょうか!?」
井沢「大野君、フォローよろしく!」
大野「了解、お姫様」
249 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:13:54 ID:tFf7nyDE
井沢「それじゃ修哲の本当の恐ろしさをNIKEに見せ付けるわよ!みんな!!私に続いてきて!!!」
修哲一同「おおお〜〜!!!」
その掛け声と共に…キーパー城島以外の10人が一気に動き出す!
実況「こ、これは!修哲小一気に攻勢に出ます!全員攻撃だ!しかも前半開始に見せた『ハーフケージ』
の動きよりも早い!」
井沢「大野君!こちらに穴はある?」
大野「松岡のテンポが二拍遅い。でもエリアの確保に問題ありまないよ!」
井沢「よし!」
走りながら最終確認を行う井沢。今回の作戦には大野の領域を視認するという天才的な能力の
補佐が必要であり、彼のその能力と、井沢の天才的なゲームメイク術がかみ合う事で
チームスキル『アクティブケージ』は完成する。それは去年南葛SCをたった数分で壊滅状態にまで
追い込んだ『超鳥かご』のこの世代での完成形である。
250 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:14:56 ID:tFf7nyDE
来生「何を考えているかわからんが、今更慌てても意味はないぜ!」
戸田「いくよ!」
ザシュウウウ!!!
情報としては知っていたが、奪ってしまえば関係ないとばかりにダブルタックルでボールを奪いに来る
来生とちび師匠。しかし。
井沢「あなたたち程度は私の敵じゃない!」
トン!
実況「これは!ボールをタックル直前で挟み込んでそのままジャンプする井沢さんの得意技
クリップジャンプ炸裂!まずは何も無かったかのように切り抜ける!」
来生「くっそ!ボールさえこっちのものだったら!」
井沢「よし!松本くん!」
ぽ〜ん!
実況「ここで井沢さんボールを軽く蹴りだすとまるでくる事がわかっていたかのように松本君が
ワントラップ。そしてドリブルは続行される!」
251 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:16:42 ID:tFf7nyDE
本多「このタイミングでパス!?」
村川「あくまで俺へのパスカットコースは潰しにかかるのか!!」
松本「大正解!」
シュ…シュン!!
実況「こ、これは!またもや松本君の素早いフェイント!NIKEの中盤に仕事をさせるつもりはないのか!?」
松本「へっへん!これなら…とっと!」
バシュン!!
太原「お前達の素早い動きは読んでいる!」
実況「これはNIKEの太原君の指示で動いた大久保君が完全に不意を付いた!
村川君を抜いた瞬間の隙を突くタックルで松本君のボールを転がすが…」
タン!
松岡「おっと。まだまだ!」
252 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:17:46 ID:tFf7nyDE
しかし、そのボールがラインを超えるより早くボランチが定位置の松岡が素早くカバーする。
太原「なにぃ!」
実況「これは松岡君いつの間にかベストポジションに回り込んでいた!ボールは引き続き修哲のものだ!」
松岡「残り4人!」
ばしゅ!
松岡は自分でボールを持ち続けることを良しとせず逆方向の大野へサイドチェンジを行う!
実況「はやいはやい!修哲ドリブルと素早いパスワークでNIKEの中盤を圧倒!こうなるともう残りは
DFと守護神白鳥君に任せるしかない!」
大野(よっと。いやぁよくもここまで綺麗にコントロールするもんだよ。うちの姫さんは…これで
5年だってんだから、来年はどうなっている事やら…)
そんな事を思いながらラインを疾走する大野。
253 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:18:47 ID:tFf7nyDE
朝比奈「だけど、ここまでだ!」
太原「囲んでしまえば!」
服部「忍!」
大野「…こういうのをカモ葱っていうのかな!?ちがうか!」
パン!
実況「おおっと!3人がかりで囲まれてはさしもの大野君も突破は難しいか!ボールは大きく後方…
いや!センターラインを大きく越えた位置にいた二宮君が待ち構えている!」
来生「ふざけるな!こんな曲芸まがいの技なんて!」
二宮「これが曲芸に見えてる時点で貴様の負けだ!」
実況「来生君ボールをカットできない!二宮君ボールをダイレクトで前線に返す!その先で
待ち構えているのは井沢さん!流れるような動きでNIKEを翻弄する!」
バシ!
254 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:19:48 ID:tFf7nyDE
実況「さあこれで眼前にいるのは松平君とキーパー白鳥君のみ!そしてクロスボールを待ち構えているのは
山口君と長瀬君!修哲一点リードされて時間はまだ10分もたっていない!逆襲するタイミングとしては
完璧だ!さぁ、前半得点を決める決定的チャンスを作ったトライプリズムを再び放つのか!それとも
最大のストライカー長瀬君に渡すのか!?」
井沢「これでまず同点!!」
パシュン!!
実況「これは!長瀬君への低いボール!松平君必至に食い下がるが、白鳥君は山口君の動きにも
注力しないといけないためこのボールには飛び込めない!!」
長瀬「もらったーーーーーー!!!!」
松平「俺にだって意地がある!」
白鳥(集中!!!)
長瀬は一瞬ゴールに背中を向けると全身のばねを使って空中で縦回転に半捻りを加えつつボールを
蹴り込む!!
バキューーーーーンンンンンン!!
255 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:20:50 ID:tFf7nyDE
実況「これは!長瀬君の必殺技!ムーンサルトローキック!!!ボールは井沢さんのクロスボールの
勢いを上乗せさせ白鳥君の守るゴール隅へと向かう!!!」
松平「ぶは!!」
白鳥「我が刃は月をも斬る!!!」
シュパン!
一刀!!!!
白鳥「………っく!無念!」
ダン!!!
実況「き、決まった〜〜〜!!後半13分!!ついにチームNIKEの牙城を正面突破で崩しました!!
白鳥君の一刀がボールを刻もうとしましたが、ボールの勢いは止まらずグローブごと弾けとんだ!!!
これは白鳥君がキーパーとして劣るのではなく!長瀬君の必殺技の威力が圧倒的過ぎるのです!!!」
256 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:21:51 ID:tFf7nyDE
正美「後半一点奪われてからの修哲の動き…もしこの動きを常にされるのであればNIKEに
勝ち目はありませんね。前半アレだけの動きをしていた白鳥君がなす術もなく得点されていますし、
何より、太原君がゲームメイカーとして完全に機能を封じられています。常にフリーの場所に
人員を割くという意味では前半に見せた『ハーフケージ』と変わりませんが、接触プレーを
極端に嫌うハーフケージとは異なり接触によるこぼれ玉、セカンドボールへの対応力が
小学生のそれを明らかに超えてます。これは…対策を考えないと一方的な展開も考えられます」
どちらかといえばNIKEを応援していた山森正美は僅かに苦悶の表情を見せる。もちろん自分が
フィールドにいるのであればそれなりの対応策…たとえばスモールパッケージで相手以上の
プレスをかけ、セカンドボールの支配率をイーブン以上に持っていく。もしくはマンツーマンに
あえて穴を開けボールをそこに誘導させ一気に取りに向かうという戦術が考えられる。
しかしその両方ともリスクが大きく、もしそれを抜けられたときには逆転される事を覚悟しなければ
ならない。
〜〜〜
257 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:22:56 ID:tFf7nyDE
〜〜〜
瀬名(…でも、アレだけのプレイヤーの動きを1人で把握するなんてとてもできるとは思えない。
きっとどこかに穴があるはず)
観客席に座っていた今川瀬名は可愛らしい筆跡で書かれたノートをもう一度確認する。
瀬名(中心人物が井沢さんなのは間違いない。あのえーこちゃんの姪っ子さんだもの。それだけの
行動が出来て当然なのは間違いない。でも、それじゃ去年と同じワンプレーで体力、精神力の疲労が
ピークになるはず。でも、今見る限りまだ十分に動ける行動力が残っている。…という事は!)
〜〜〜
258 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:23:56 ID:tFf7nyDE
〜〜〜
城山(キーポイントは修哲の大野という人物だな、間違いない。井沢ちゃんの指示は実のところ
あの大野が半分以上受け持っていて、井沢ちゃんはそれをトレースしてる。なるほど、分担作業で
精神疲労を抑えているのか。こいつは一本取られた。鳥かごの効果と、ふらののなだれ攻撃を
重ね合わせた『攻撃的トータルフットボール』といったところかな。
現代っ子は恐ろしい作戦を考え付くね。俺も年を取るわけだ)
???「監督。何か思いついたのなら太原先輩に何か助言したらどうですか?」
城山「大丈夫大丈夫。俺が気づいたくらいだから太原も気づいているさ。後はそれをどう料理するか。
タダでさえ5年生の女の子で体力は男子に勝てるほどはないはず。答えの半分くらいはもう見つけてるだろう」
???「そんなものなんですか?」
城山「そんなものさ。ま、いつまでも頼られても困るしね。ここは太原のお手並み拝見と行こうか」
気楽にベンチにいる小学4年の控え選手に話しかける城山。
幾多もの経験を経て手に入れた余裕というものだろうか?
〜〜〜
259 :
小田ジュニアの野望
:2010/04/26(月) 23:26:26 ID:tFf7nyDE
という事ですいません。基本的に○○は風邪を引かないを地で行く中の人でしたが
昨今の寒暖の差にやられたのか鼻水は止まらないは頭痛はするは眩暈でくらくらするはで
まともにキータッチも出来なくなっていたので今日はここまで。
皆様も風邪を引かないようにお気をつけくださいませ。
260 :
森崎名無しさん
:2010/04/26(月) 23:28:26 ID:???
お大事にー→
たこ焼き
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