キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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キャプテン森崎外伝スレ6
1 :
森崎名無しさん
:2010/07/14(水) 21:26:57 ID:???
キャプテン森崎に関連したサイドストーリー、番外編用のスレです。
進行は小説形式でも参加型でもなんでもアリです。
コテをつけるかは自己判断ですがわかりやすく工夫したほうがいいかもしれません。(名前欄にタイトルなど)
前の人の作品が完結してから次の人は書き始めましょう。好評な作品は独立するのもありです。
ただあまりに過度にキャラを変えてしまうと本編に支障をきたすおそれもあるので程々に。
自信がない人もどんどん挑戦しましょう!
697 :
森崎名無しさん
:2010/08/16(月) 07:29:32 ID:???
★ストラットの移籍先
ハートK
★
698 :
森崎名無しさん
:2010/08/16(月) 07:39:51 ID:???
★バンビーノの移籍先
スペード10
★
699 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 07:50:11 ID:???
ジェンティーレ…レッチェ
ストラット…ブレシア
バンビーノ…トリノ
ジノ「ジェンティーレは、レッチェにレンタル…って、レッチェ?!」
現状維持のはずのレッチェが、補強の目玉として上げたのは、ジェンティーレだった。
『ライバル関係にあった、インテルの太陽王子シンゴ・アオイと共にレッチェへ。
レッチェは昇格の第一候補として上げられるであろう。』
ジノ「そりゃそうだよ…セリエAでも通用する二人がいるわけだし…」
次の行には、ストラットの移籍先があった。
ジノ「ブレシアか。Aのチームだな。」
『ミラン期待の若手ストライカーは、イタリアの至宝の元へ。
ストラット、ロベルト・マッツォの2トップは他チームにとっても脅威になるであろう。』
ジノ「マッツォとプレイするのか…。うらやましい。」
隅に小さくバンビーノの移籍先もあり、バンビーノはトリノに移籍とあった。
『かつてのミランの星は、Bで輝きを取り戻せるか?』
一行の寸評だったが、怪我から復帰したばかりだけに仕方ない所である。
700 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 08:26:09 ID:???
ジノ「えーと…他には…ヒューガがレッジーナにレンタルで、同世代ではその位か。」
Bに経験を積みに、良い選手達が行くようだ。
ジノ「油断出来ないな。しかし、敵が強い程倒しがいもある。」
沸々とたぎる感情を抑えつつ、ジノはモデナのチーム特集を見た。
『モデナ、補強の目玉はジノ・ヘルナンデス!
ワールドユースでは奮わなかったが、元々の能力は一流。
モデナは良い買い物をした。』
ジノ「期待に応えてみせるさ。…他は…」
『MFにはブラジルよりリベリオ、FWにはカメルーンよりカマーチョが入団内定。
育成枠扱いか、日本の大学よりヒロシ・ナガヌマを獲得する見込み。
戦力としては中庸ではあるが、楽しみな顔ぶれである。』
ジノ「日本は、ジョカトーレまで輸出するのか…。
しかし、ヒロシ・ナガヌマとは…?聞いた事がない名前だな。」
一先ず、昇格第一候補はレッチェで間違いないようだ。
次にレッジーナ、それから少し落ちてモデナらしい。
気を引き締めていかなくては。
ジノは改めて気合いを入れた。
(ヒロシ・ナガヌマとは、水色時代のアレです。
色々辛い目に遭ってきていますので、関わる事があれば優しく接してあげて下さい。)
701 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 08:53:59 ID:???
ミラノから30分。
イタリアの誇る自動車メーカー、フェラーリのお膝元。
それがモデナ県である。
街のカラーは、黄色。フェラーリのイメージで、赤と見られがちだが
赤は、イタリアを象徴するそうである。
ジノはクラブ事務所に行った。
ロマノ「やあ、ジノ。私がモデナの代表、ロマノだ。」
恰幅のよい男がジノに握手をしてきた。
挨拶もそこそこに、ロマノはジノ達、新加入選手を連れて練習場へ行く。
練習場では、キャプテンであるモンテゼーモロ(この話のオリジナルキャラクター)に紹介された。
モンテゼーモロ「よろしく、ジノ。」
爽やかな好青年、といった感のある人間だ。
モンテゼーモロ「何かあれば、何でも相談してくれ。」
爽やかな印象を残し、モンテゼーモロは練習に戻った。
その場に残されたのは、新加入の4人…。
ジノ「(さて…誰と話すか……)」
1票入った人に話しかけます。投票は、ageでお願いします。
A リベリオ
B カマーチョ
C ヒロシ
D 話さない
702 :
キャプテン三杉
◆ku3QkLRGJw
:2010/08/16(月) 09:18:29 ID:NZtUXWqU
B
おお、ついに新外伝をスタートさせたのですね!
キレイなジノ、そしてイタリアの若手選手らが繰り広げるBでの熱戦に期待しています。
そしていきなり解雇のブルノさんの行方は・・・w
実は私はリアルサッカー知識がかなり乏しいので、この外伝でも色々勉強させて下さい。
投票やカードは基本的に名無しでコッソリ参加しますw
では頑張って下さいね!
703 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 10:13:58 ID:???
>>702
三杉さん、ありがとうございます。
そんなたいした知識でもないですので、あまり期待されても、という所ですが…。
B カマーチョ
ジノは、となりにいたカマーチョに声をかける事にした。
堂々たる体躯に、意志の強さを感じさせる目…。
いかにも強そうな男だ。
ジノ「やあ、カマーチョ。はじめまして。」
カマーチョ「…ジノ・ヘルナンデス……俺、知ってる。強いキーパー…。」
まだイタリア語は苦手らしい。
カマーチョ「イタリアの、子供達の、ヒーロー。カメルーンでも、有名。」
ジノ「褒めてくれるね…。君は、ワールドユースに出ていなかったけど…」
カマーチョ「チャンドラーに、負けた。俺、代表になれなかった。」
そう言うと、カマーチョは目を閉じる。
カマーチョ「チャンドラー、Bのキエーヴォに行った。俺、チャンドラーと戦う為にここに来た。」
ジノ「レイモンド・チャンドラーもBにいるのか…。」
想像以上に厳しい戦いになりそうだ。
カマーチョ「でも、安心した。ジノ・ヘルナンデスがいるなら、負けない。」
カマーチョは、そう言うと白い歯を見せて笑った。
カマーチョ「俺、ゴール決める。ジノ・ヘルナンデス、ゴール守る。
モデナ、強くなる。」
カマーチョの言葉に、ジノは苦笑しつつも握手を求めた。
ジノ「ジノでいいよ。よろしく、カマーチョ。」
人好きのする笑顔で、カマーチョは握手に応じた。
カマーチョと話していたら、監督が来て、本日は解散で、明日から練習参加という事になった。
※カマーチョの友好度が上がりました。
カマーチョ→(良い人)→ジノ
704 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 10:18:46 ID:???
ジノ「さて…今からどうするか。」
1票入った選択肢で行動します。ageで投票して下さい。
A 新加入選手と交流する
B 幼稚園に行く
C チームメイトと食事に行くか
D 練習する
E その他
705 :
森崎名無しさん
:2010/08/16(月) 10:22:07 ID:???
A
706 :
森崎名無しさん
:2010/08/16(月) 12:39:36 ID:NV2CpSiQ
C
707 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 16:04:28 ID:???
C チームメイトと食事に行こう
ジノ「(チームメイトと食事に行くか。どうせしばらく寮生活だし、
キャンプインすればロクなものを食べられない。)」
ジノは、近くにいた新加入選手達に声をかけ、食事に行く約束をした。
モデナ郊外の、モデナ独身寮。見た目は石造りで酷いが、中身は快適そのものである。
ジノ「(随分しっかりした建物だな。これなら、防犯も大丈夫だろう。)」
長沼「(うぇ…こんな所に住むのかよ…)」
リベリオ「(な、何だここは…!貴族の家か?!)」
カマーチョ「これは…夢か…。素晴らしい…」
イタリア人にとっては珍しくもない建物だが、日本人からは、壊れそうなあばら家に見える。
ブラジル人(スラム出身)、カメルーン人(山岳民族)からすると、お伽話の世界のような光景だ。
それぞれの部屋に荷物を置き、ロビーに集まる。
肩肘張った格好の長沼、スーツ姿のカマーチョ、ラフな格好のリベリオ…
内心、冷や汗をかきつつ、ジノは地図を取り出した。
1票投票されたほうに行きます。投票はageでお願いします。
A トラットリア・バッカナーレへ行く
B 皆入れるような店を探す
708 :
森崎名無しさん
:2010/08/16(月) 16:27:42 ID:pidtlht2
B
あれ?水色時代の二人って結局続編で別れそうになりつつくっついんたんじゃなかったっけ?
709 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 20:45:00 ID:???
>>708
ええ、原作ではそうですね。
ここのヒロシくんは、新水色の北野みたいな感じです。
B 皆入れるような店を探す
トラットリア・バッカナーレは、一般的なレストランだが…さすがにリベリオのような格好の人間も入れるとは思えない。
ジノ「どうだろう、皆、親睦を兼ねて、バール(酒場)に行かないか?勿論アルコールはダメだが…」
ジノの言葉に、リベリオが渋い顔をする。
リベリオ「バール行くなら、カイビリーニャ(ブラジルのお酒)飲まねーと行った気がしねーよ。」
天沼「俺もビールが…」
カマーチョ「俺…ワイン…」
ジノ「……屋台に行こう。」
三人「「「………」」」
むくれる三人だったが、この中でイタリア人は、ジノ一人。
そして地域の期待の新人が飲酒など見逃すわけがない。
渋々ながら承知した三人だったが、屋台に着いた後はご機嫌そのものだった。
リベリオ「イタリアって、飯うめぇよなー。」
長沼「確かに。イタリアって、食い意地に関してはすげーって話だよな。」
串に刺さった鶏を食べながら、上機嫌に二人が笑う。
ジノ「(うう…せっかくの夕飯が、こんな屋台で……。)」
イタリア人は、夕飯を何よりの楽しみとする。
ジノは、実はトラットリア・バッカナーレに行くのが楽しみだった。
カマーチョ「……うまい。懐かしい空気だ。」
カマーチョの言葉が救いだが、ジノにとっては不満たらたらの夕食であった……。
※天沼、リベリオ、カマーチョとの友好度が上がりました。
710 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 22:06:19 ID:???
ここでひとつ、中話を。
現在、予定しているストーリーの半分を消化していまして、ここから先…
ストーリーを消化し、ゲームの部分を判断して頂いてから、独立を考えようと思っています。
ゲームの基本ルールは、通常のcardです。
システム的に特に変わる事はありませんが、枠外は採用しません。
独自のシステムと言えるのは、次の事柄位です。
※キャラクターのイベントについて。
フラグを立て、消化していくパターンのキャラクターと、チェーン式にイベントがあるキャラクターに分けます。
少しネタバレすると、現在チェーンイベントのキャラクターは、ヒロシくん、敵ではブルノです。
チェーンイベントのキャラクターは、イベント消化まで殆ど役立たずですが、
イベントを完了させると、超覚醒が待っていますが、イベントを断ち切ると終わりです。
※車の所有について。
ホームゲーム、オフの時に使えるツールで、ガッツの消費なく、短時間で移動可能です。
デートやイベントにも使用可能です。
年間1000ユーロほどの維持費がかかり、当然ながら故障もします。
故障したら、最悪廃車です。
廃車になれば、車は失われます。
こちらの事柄について、何か意見があれば、お聞かせ下さい。
711 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 22:59:04 ID:???
リベリオ「そういやさ、俺…コリンチャンスだったけど、あそこ無茶苦茶だったぜ。」
テンションが上がったらしい、リベリオが饒舌になる。
リベリオ「経営は無茶苦茶だわ、給料は遅れるわ、たまに逃げるわ…最低だったな。」
ケラケラ笑うリベリオ。
カマーチョ「……俺、パンクしたバスで、12時間かけて遠征した。」
リベリオ「おお!すっげー!あれ、マジでオーナー殺したくなるよな!」
カマーチョ「うん。」
ジノ「(く、苦労してるんだな…)」
ジノが冷や汗をかく。
リベリオ「…そういやさ、ジノはワールドユース出たんだろ?」
ジノ「ん、ああ。惨敗したけどな。」
苦いものを飲み込んだような表情で、ジノが答える。
リベリオ「俺もなー…ワールドユースの前の大会で、コインブラってヤツにポジション奪われたんだよ。
で、セレソンになんか、呼ばれもしなくなったぜ!」
カマーチョ「それ、俺も同じ。チャンドラー、絶対負かす。」
リベリオ「負かせられたらいいけどよ、そいつFWに転向してよ!ひでーと思わね?
な、ひでーんだよ!俺は必死にMFで頑張ってんのに!」
ジノ「コインブラ相手だろ?そりゃ分が悪いよ。」
リベリオ「あ、それ言う?それ言っちゃう?」
リベリオが大仰に、傷ついた、とゼスチャーする。
ジノ、カマーチョ、リベリオの三人で大笑いする中、一人暗い表情を浮かべている男がいた。
712 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/16(月) 23:46:40 ID:???
長沼「(……勢いでここまで来たけど、俺…こんな所にいていいのか…?)」
まさか二部のチームに、ジノ・ヘルナンデスや、コリンチャンスの10番、カメルーンの元ユース代表がいるなんて。
しかも、同期に。
二年前、とある出来事で自分の限界を超えた。
怒り、失望、絶望…。
スウェーデンユース代表の、レビンからヒントを得たシュートを身につけ…
そして彼女は、自分の手が届かない所へと去っていった。
彼女は、物語を読んだ読者の称賛を受け…
自分が得たものは、対戦相手の呪詛と、ユニバ世界大会での得点王の称号。
??「ヒロシくん、今までありがとう…でも私、戻れないの…楽しかったあの頃に……
大人になるって、悲しい事なの……」
??「…………ガ!おい、ナガ!」
長沼「おわぁああ!」
回想の世界から現実に引き戻され、長沼は叫び声を上げた。
リベリオ「………ったく。本当に日本人ってわかんねぇな。あの奇行やらかすキーパーやら、お前やら。」
リベリオが大仰に肩をすくめる。
リベリオ「…でよぉ、俺らの経歴話してたんだけど、お前は謎が多くてよ。
ちっと話してくれね?」
先着一名様で。
★全てを語るか? ! card ★
JOKER…洗いざらい話す。
ダイヤ…ユニバ世界大会の話をする
ハート…大学生活を話す
スペード…高校生活を話す
クラブ…どうしてここにいるのか、わからない。
713 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 02:29:24 ID:???
★全てを語るか?
ハートJ
★
ageていいんじゃよ?
714 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 07:53:53 ID:J2GvOsPA
>>713
すみません。つい習慣で…。
★全てを話すか? ハートJ ★
ハート…大学生活を話す。
長沼「いや、一応俺は大学でサッカー…カルチョをしていて…無名の選手だったよ。」
ジノ「へぇ?そう言えば、年齢的には僕達の4つ上になるんだっけ?」
長沼「ああ。森崎や翼と違って、代表には無縁だけど。」
リベリオ「俺やカマーチョと同じで、ポジション奪われたとか?」
リベリオの言葉に、長沼は苦笑しながら首を振る。
長沼「いや、代表自体に呼ばれてない。大学の選抜に入った位か。」
ジノ「……珍しいパターンだな。シンゴや、アカイみたいにユース出身でイタリアにいるならともかく、
国のリーグを経験せずにイタリアに来るなんて。」
カマーチョ「…トライアウトに参加したのか?」
長沼「いや…スカウトされて、イタリアに来た。正直、自分でも驚いている。」
長沼の言葉に全員が頭を抱える。
ジノ「(………何から何まで違うな……。そんな無名選手を、何故獲得するのか…)」
リベリオ「(有力なスポンサーと、コネでもあるのか?…でも、そんな風でもねぇし…)」
カマーチョ「(…日本人、わからない。)」
自分達の常識の範疇外にいる。
普通、国内リーグで結果を出してからイタリアなど、海外に来るものだ。
リベリオも、コリンチャンスを牽引したOMFであり、
カマーチョも、国内リーグで結果を出したCFWである。
ジノ「(彼は、何か特別なスキルがあるのだろうか…。)」
イタリアでも通用する資質、または能力。ならば代表入りするはずだが……
リベリオ「……まあよ、門限まで間があるし、少しボール蹴らね?ほら、公園にゴールもボールもあるしよ。」
リベリオが、隣の公園を指さす。
ジノ「ああ、そうだな。軽くやるか。」
715 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 08:28:39 ID:???
公園のゴール前…
アップを済ませた四人が、ボールを回す。
カマーチョ「…一張羅が汚れてしまうな…。」
リベリオ「なら、パンツ一枚でやれよ。」
カマーチョ「そうだな。」
リベリオ「…おい、やめろ。謝るから。」
本当に脱ぎかねないカマーチョに、リベリオが青い顔をした。
軽くパスを回す。
ジノ「(リベリオは、やはり上手いな。)」
言動からは信じられない位、丁寧なパスを出す。
ワールドユースで見た、ブラジルユース代表と比較しても遜色はない。
ジノ「(カマーチョも、独特なリズムがある。)」
大きな身体を揺らし、独特のタイミングでボールを受ける。
ジノ「(ナガは…)」
トラップも、パスも平均以下。技術も大して上手くない。
ジノ「(…本当に、何故彼が?シンゴとは比較にならない。インテルユースでも通用しないレベルだ…。)」
しばらく身体を動かし、暖まった所で、ジノがゴールマウスに立つ。
ジノ「さあ、来い。」
ペナルティエリアの外。GKの実力を見るにはちょうど良い所だ。
リベリオ「先陣切るぜ。こいつが俺のバナナシュートだ!」
先着二名様で。
★リベリオ バナナシュート 55 + ! card (完全フリー+2)=★
★ジノ キャッチ 60 + ! card (黄金の右腕+5)=★
攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します。
1= バナナシュートがゴールに突き刺さる!
0以上= 止めた!
【順番どおりではない書き込みは無効です】
716 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 09:27:10 ID:???
★リベリオ バナナシュート 55 +
スペードQ
(完全フリー+2)=★
717 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 09:46:57 ID:???
★ジノ キャッチ 60 +
ハート7
(黄金の右腕+5)=★
718 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 10:31:13 ID:???
★リベリオ バナナシュート 55 + スペードQ (完全フリー+2)=69★
★ジノ キャッチ 60 + ハート7 (黄金の右腕+5)=72★
攻撃側−守備側が0以上= 止めた!
リベリオのバナナシュートは、本人も納得のキレを見せた。
ゴール左隅へと向かうシュート。
ポストの隅をかすめる位の角度であり、見ていた三人は、ゴールを確信した。
ジノ「良いシュートだ。」
普通のGKならば、外れると判断して追う事を止めるか、飛びついたとしても、ボールを取れない位のシュートだ。
ジノは、迷いなくボールへ向かう。
リベリオ「なにィ!」
俊敏な動きと、跳躍力。そして判断力。パーフェクトGKの面目躍如である。
ボールは、ジノの右腕に収まっていた。
リベリオ「マジかよ!」
リベリオが、唖然とした表情でジノを見る。
カマーチョ「さすが…ジノ。次、俺蹴る。」
先着二名様で。
★カマーチョ ドラケンスマッシュ 58 + ! card (完全フリー+2)★
★ジノ キャッチ 60 + ! card (黄金の右腕+5)★
攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します。
1以上=ドラケンスマッシュが、ゴールに突き刺さる!
0以下=止めた!
【順番どおりではない書き込みは無効です】
719 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 11:03:50 ID:???
★カマーチョ ドラケンスマッシュ 58 +
スペード3
(完全フリー+2)★
テキストだけならsage、選択肢やカードがある時はageと決めると分かり易いかと。
だいたいの外伝はそんな感じでは?
720 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 11:12:50 ID:???
★ジノ キャッチ 60 +
ダイヤ2
(黄金の右腕+5)★
721 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 11:40:03 ID:J2GvOsPA
>>719
ありがとうございます。そうします。
★カマーチョ ドラケンスマッシュ 58 + スペード3 (完全フリー+2)=63★
★ジノ キャッチ 60 + ダイヤ2 (黄金の右腕+5)=67★
攻撃側−守備側が0以上= 止めた!
カマーチョは、力み過ぎた。
一張羅を汚したくない気持ちも手伝い、ドラケンスマッシュは、情けない程の威力となった。
当然、ジノの守るゴールを割れるわけもなく…
カマーチョ「ぐ………」
リベリオ「あっちゃー…力んだな。」
ジノ「(芯を喰えば、威力あるシュートになるだろうな。)」
リベリオ「最後は、ナガだな。」
長沼「い、いや、俺はいいよ。」
慌てて手を振る、長沼。
カマーチョ「謙遜、良くない。」
共に恥をかけ、と言わんばかりにカマーチョが背中を押す。
リベリオ「どーせ決められっこないから、恥かいとけ。な?」
カマーチョ「一流GKと対戦する機会、大事。」
二人に背中を押され、渋々長沼はボールを置いた。
長沼「ジノ。触るなよ?絶対に触るなよ?」
ジノ「余程のシュートらしいな。来い!」
先着二名様で。
★長沼 ??? 56 + ! card (完全フリー+2)=★
★ジノ キャッチ 60 + ! card (黄金の右腕+5)=★
攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します。
1以上=???が、ゴールに突き刺さる!
0以下=こ、これは?!
【順番どおりではない書き込みは無効です】
722 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 12:10:17 ID:???
★長沼 ??? 56 +
ダイヤ5
(完全フリー+2)=★
723 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 12:41:02 ID:???
★ジノ キャッチ 60 +
クラブ6
(黄金の右腕+5)=★
724 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 13:07:36 ID:J2GvOsPA
★長沼 ??? 56 + ダイヤ5 (完全フリー+2)=63★
★ジノ キャッチ 60 + クラブ6 (黄金の右腕+5)=72★
攻撃側−守備側が0以上= こ…これは!
長沼は、一度キックフェイントを入れてボールを浮かせた。
ジノ「(一人時間差か。)」
しかし、蹴り出されたボールはあくまでも凡庸。キャッチする事も難しくはない。
ジノ「(……ん?)」
ボールに、何か変な回転がかかっている…。
この回転は……
ジノ「(!)」
咄嗟にパンチングに切り替え、ボールを側面から叩く。
ボールは、派手に上がりクリアされた。
ジノ「(こ…これは、レヴィンシュート……)」
『フィールドの破壊神』と、同じシュートだった。
長沼「大丈夫か!だから触るなと……」
長沼がジノに駆け寄る。
何と言いますか?
『2』票入った選択を選びます。投票は、ageでお願いします。
A 二度と使うな。カルチョは殺し合いじゃない。
B 凄いシュートだ。得点王を狙えるぞ。
C こんな危険なシュートを、何故覚えた?
D その他
725 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 13:25:09 ID:QTg7cw9Q
C
726 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 13:51:20 ID:hDQV1fYg
D
……お前自身のシュートは持っていないのか?
+持っていないならC
727 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 13:56:29 ID:HwT2GhgE
君は人が殺したいのか、こんな危険なシュートを身につけて?
とといかけてからC
728 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 14:26:51 ID:???
>>726
ヒロシくんは、自分のシュートを持っていません。
…ここまで堕ちたのにも、彼なりの理由があります。
C こんな危険なシュートを、何故覚えた?
ジノ「…君は人を殺したいのか……?こんな危険なシュートを……」
長沼「………え?」
ジノ「こんな危険なシュートを、何故覚えた?」
幸い、ワールドユースで防ぎ方を見ていたから防げた。
それ以外なら、間違いなく負傷していただろう。
長沼「いや…スクリュー回転のシュートなら、取りづらいと思って…」
長沼の目が泳ぐ。
ジノ「嘘だ!危険なシュートだと知っていなければ、触るななどとは言えない!」
ジノの剣幕に、長沼が怯む。
ジノ「……君がスカウトされた理由がわかったよ。君は、このシュートで得点を量産した。」
長沼は、否定も肯定もしない。ただ、黙るのみである。
ジノ「あれは、事実上キャッチ出来ないシュートだ。特に、キーパーがギリギリ届く所を狙うとね。
キック力の無さを逆手に取って、GKを誘い出す。キャッチしようとしたキーパーは、大怪我をする。」
ジノの言葉にリベリオ、カマーチョの顔が青くなる。
リベリオ「…ひでぇ…」
さっきのシュートを見て、リベリオは余裕でブロック出来ると考えていた。
ジノの言う事が本当なら、ブロックしていたら、大怪我していたはずだ。
729 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 15:00:42 ID:???
ジノ「本家のレヴィンは、このシュートの危険性を考えて封印した。
このシュートは、下手すると相手のジョカトーレとしての命を奪う危険のあるシュートなんだぞ!」
ワールドユースで、猛威を振るった『悪魔の一撃』。
レヴィンのように出来る者ならともかく、並のFWが使えば負傷者続出だろう。
なまじブロックやキャッチしやすいだけに恐ろしい。
長沼「俺は……これしかなかった。」
長沼の言葉に、カマーチョが激怒した。
カマーチョ「相手を、ぶち壊す。それが、お前のカルチョなのか?!」
多少のラフプレイもあり、多少の削り合いもある。それもサッカーだが…
リベリオ「……最悪じゃねーか……。」
興味を無くした風に、リベリオが歩き出す。
リベリオ「…あー、ジノ、カマーチョ、今日は楽しかったぜ。」
長沼の前に立ち、襟首を掴む。
リベリオ「お前、少し考えろ。ジノが気付かずキャッチしてたらどうすんだよ。」
長沼「…………。」
リベリオ「……けっ!楽しい時間だったのによ!台なしだぜ!」
そこから全員醒めてしまい、寮に戻る。
全員無言で歩き、誰も口を開こうとしなかった。
ジノ「(あのシュートだけはダメだ。しかし、あのシュートが無ければ、ナガは通用しない…)」
730 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 15:31:43 ID:???
>>レヴィンシュート
サイクロンの理論を考えると、自分の脚をも破壊する可能性があるんじゃないか?
731 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 15:54:23 ID:???
>>730
鋭い考察、恐れ入ります。
ヒロシくんは、乱発のツケが既に顕れてきています…。
次の更新は、夜になると思います。
732 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 20:33:23 ID:???
ジノは寮に戻り、ベッドに横になり、ぼんやりと今日の事を思った。
新加入のうち二人は、それぞれに個性があり、それぞれ頼れる選手である事はわかった。
しかし、あの日本人…
悪魔のシュート、レヴィンシュートを操るとは、正直驚いた。
驚いたと同時に、悲しくもなった。
だからこそ怒った。
『相手を壊す事を承知で、危険なシュートを放つ』
これは、まともな思考の人間には出来ない。
それを乱発し、ゴールを量産したという事実。
対戦相手に、再起不能者が出ていてもおかしくはない。
そこまでやる理由は…?
見た所、彼はそんな壊れた人間には見えない。
(…彼は、何故あんな悲しいシュートを覚えたんだ…?)
理由がわからない。
この時、ジノは考えつかなかった。
悪魔の力に頼る者は、必ずその代償を払う事に……。
733 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 22:00:26 ID:J2GvOsPA
ジノ「(……まだ消灯まで間があるな。誰かの部屋に行くか、明日に備えて寝るか…)」
『2』票選ばれたほうを選択します。ageで投票して下さい。
A リベリオの部屋に行く
B カマーチョの部屋に行く
C 長沼の部屋に行く
D 食堂で食べ物を漁る
E 寝る
F その他
734 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 22:03:40 ID:PiBmn36Q
C
さっさとNEWレヴィンシュートを開発してくれんと、
戦力として勘定できないんだよなぁ。
(あるいは「回転力を破壊力ではなくキャッチをはじく力にだけ使う」シュートとか)
735 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 22:16:34 ID:k3z80LBU
C
736 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/17(火) 23:05:06 ID:???
C 長沼の部屋へ行く
ジノ「(長沼の部屋に行くか。今日の事もあるし…)」
ジノは、長沼の部屋に行く事にした。
ジノ「ナガ、入っていいか?」
長沼「……ん?ジノか。少し待ってくれ。」
しばらくの間の後、鍵が開けられ、ジノは中に迎えられた。
中は、色々なものがあったが、ただ一つだけ異様な存在感を出すものがあった。
塗り潰された写真…
隣に写る少年は、長沼だろうか。あどけなさの残るその写真に、今の長沼の面影は無い。
ジノ「(さて…何を話すか。)」
『1』票選ばれたほうを選択します。ageで投票をお願いします。
A 写真について聞く
B シュートを改造しないか?
C 世間話をする
D その他
737 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 23:19:14 ID:7cMrpoRE
a
738 :
森崎名無しさん
:2010/08/17(火) 23:20:09 ID:PiBmn36Q
A
えぐるぜー超えぐるぜー
739 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 00:05:21 ID:???
A 写真について聞く
しばらく他愛ない話をしていたジノだが、やはり気になるのは、異様な存在感のある写真…。
塗り潰された人物の隣にいるのは、まさか長沼なのか?
塗り潰された人物は、一体誰なのか………。
チラチラと、つい写真を見てしまう。
長沼もそれに気付き、聞くな、と目で牽制してくる……。
長沼「…………。」
ジノ「…………。」
お互い、気まず過ぎる時間が流れる。
ジノ「……ナガ、一つ聞いて」
長沼「断る。」
そんな会話を何度か繰り返した後、根負けしたように長沼が口を開く。
長沼「……昔の恋人だよ。隣にいるのは俺だ。」
ジノ「Σ(゚A゚;)」
現在の長沼は、坊主頭に険しい目をしており…あまりに似て似つかない姿である。
ジノ「……塗り潰されているほう、だよな?」
長沼「神に誓って、俺はノーマルだ。」
740 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 00:32:45 ID:Yi5W2uzo
ジノ「………変わったんだなぁ……」
長沼もまだ22。幼さが残っていてもおかしくないはずだが…
思わず写真を見比べ、長沼を再び見る。
ジノ「(……別人じゃないか……。)」
苦労は、人相すら変えるのだろうか。
長沼「……よくある話さ。こいつにフラれた。以上だよ。」
ジノ「(………相当こっぴどいフラれ方をしたんだな……。人格崩壊モノの……)」
長沼の脳裏に、その時の苦い情景が広がる……。
??「〇〇さんと……そういう事、した。」
??「ヒロシくんといても、将来が不安だから…」
長沼「優子…………(TAT)」
ジノ「なっ?!ナガ?!!」
いきなり泣きはじめた長沼に、ジノが驚く。
長沼「…ご、ごめん…少しトイレに行ってくる……」
長沼は立ち上がり、駆け出すように部屋を出た。
部屋に一人残されたジノは、長沼の机の上に残された手紙を発見した。
ジノ「これは…手紙か。……日本語は、少しならわかるが……」
『2』票入ったほうを選択します。投票はageでお願いします。
手紙を読みますか?
A 手紙は読む為にある!
B さすがにプライバシー侵害だろ、常識的に考えて…
741 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 01:11:17 ID:vUCVJO6c
A
イタリア男的には「新しい恋を見つけなよ、
世界の半分は女だぜ」とか励ますべきなんだろうか
742 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 05:05:39 ID:Yi5W2uzo
すみません、一票に短縮します。
A 手紙は読む為にある
長沼に悪い、と思いつつも、ジノは好奇心に負けた…。
長沼の情緒不安定の理由も、この手紙にあるかも知れない、と自分に言い訳しつつ、手紙を見る。
ジノ「読めない文字も、多々あるな…。」
『××ヒロシくんへ
イタリアへ行ったと聞いて、××××……(ジノの語学力では読めず)
ずっとサッカー頑張っていたからね。
ずっと見てたから。
それで、私は××××…(読めない…)
彼と……(読めない…)
(読めない…)イタリアに来ようと考えています。
カッコイイ所を見せてくれると信じています。
××より。
PS 彼とは(読めない…)』
ジノ「……ともかく、全体的な意味は不明だが…今度、この手紙の主がイタリアへ来るのか。」
手紙を直した所で、長沼が戻ってきた。
長沼「…悪かったな、ジノ。話はまだあるか?」
ジノ「(さて…何を話すか…)」
時間的に、最後の会話になります。
一票入ったほうを選択します。投票はageでお願いします。
A その手紙は?
B 新しいシュートを覚えないか?
C 何故レヴィンシュートを撃つ?
D その他
743 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 06:06:18 ID:TS8vwMiU
D
C+いつから撃っていた?
744 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 08:35:28 ID:csGVvWq6
D
C+何時から撃っていた?
ジノ程の男ならシューターへの負担だって見抜ける筈…!
と言うかこの板で正当派GKを主人公にしてるのは珍しい気がする。
一例
・魔王
・変態
・中華攻撃的GK
・戦争も出来るGK
・音撃戦士
・聖帝
745 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 11:11:09 ID:???
>>744
今回の会話の中で気付くはずです。
本当は、三杉さんから本家取りし、ジャッポネーゼ・ニンジャキーパー・ブルノ外伝をしようとしていましたが…
バランス的に最適なバランスを見つけられず、正統派のキーパー外伝にしました。
D C+何時から撃っていた?
ジノ「単刀直入に聞く。何故レヴィンシュートを撃つ?そして、いつから撃っていた?」
ジノの言葉に、長沼は言葉を詰まらせた。
しばしの沈黙…。
二人の視線が何度か交錯する。
長沼「………理由は………言えない。」
ジノ「そうか。……さっき言っていた、ユウコ。その人に関係がある話なのか?」
長沼の顔色が変わる。
ジノ「図星か。無理に話せとは言わない…。ナガが話したくなれば、話すといい。」
ジノ「(…しかし、レヴィンといい、ナガといい、このシュートの使い手は、ピュアな心の持ち主という決まりでもあるのか?)」
自分には絶対無理だ。
GKは、切り替えの早さが信条。
これまでフラれまくってきたが、一度も引きずった事はない。
ジノ「(………心が痛いのは、気のせいだな。うん。)」
何か、自分で自分のトラウマをえぐった気がした……。
ジノ「(ん……?)」
視線を落とした時、偶然長沼の右足が目に入った。
746 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 11:41:52 ID:Yi5W2uzo
ジノ「!」
足首に目を落とした時、つい目を疑った。
長沼の足首が尋常でない位、内出血していたのだ。
ジノ「……さっきの質問だが……何時から撃っていた?」
長沼「一年半位前…かな?」
長沼の言葉に、ジノは絶句した。いくらレガースが無いとはいえ、ボールを一度シュートした位では普通こうはならない。
ジノ「(何だ、これは…。異常じゃないか……!)」
ジノは、レヴィンシュートの仕組みを考えた。
レヴィンシュートは、錐揉み回転をかけて打ち出すシュート……
ジノ「(何で俺は気付かなかったんだ?!あのシュートは、足に異常に負担をかけるんだ……!)」
殺傷能力すらあるシュート。それを撃つ足は生身………。それを一年半の長きにわたり、撃っていた…
ジノ「(…これで解った…。彼のボールコントロールが上手くない理由が……)」
足に、重大な故障を抱える寸前の状態なのだ。
レヴィンは、科学トレーニングをして鉄の身体を持っていた。
長沼が、大学でどんなトレーニングをしていたかは知らないが、レヴィンに勝るトレーニングはしていないだろう。
ジノ「ナガ…」
『2』票入ったほうを選択します。投票はageでお願いします。
何を言いますか?
A 君は、このシュートで何を得た?
B 別の、ナガのシュートを身につけろ。
C 二度と、このシュートは撃つな。
D 身体さえ順応すれば、別のシュートになる。
E その他
747 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 11:45:28 ID:csGVvWq6
E
(つまり逆に考えるんだ…足に故障を抱えた状態で並の動きが出来るなら才能があると)
「ナガ、暫くこのシュートを封印して基礎トレーニングに励むんだ。
そうすれば、君はまったく別のジョカトーレに化ける」
748 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 13:48:04 ID:sdx73psA
・・これってぜんぶ・・かな?
E
(つまり逆に考えるんだ…足に故障を抱えた状態で並の動きが出来るなら才能があると)
「ナガ、暫くこのシュートを封印して基礎トレーニングに励むんだ。
そうすれば、君はまったく別のジョカトーレに化ける」
749 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 14:07:08 ID:???
>>744
そも、主役じゃなくてもGKはぶっ飛んでる人多い件
究極
ローリング
大回転
無我の境地
虹のビオレッタ
エレクトロファイヤー
ホワイトファング
これ全部セービング技なんだぜ……
750 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 14:45:22 ID:???
E (つまり逆に考えるんだ…足に故障を抱えた状態で並の動きが出来るなら才能があると)
ジノ「ナガ、暫くこのシュートを封印して基礎トレーニングに励むんだ。
そうすれば、君はまったく別のジョカトーレに化ける。」
長沼「……え?」
ジノの言葉に、長沼が意外そうな顔をする。
長沼「………ジノ、俺は外国人だぜ?国外で、そんな長い目で見てくれるわけ…」
その言葉に、ジノが笑う。
ジノ「日本国内でも無名の君が、イタリアのプロとすぐに渡り合えると思っているのか?」
長沼「俺には、あのシュートが……」
ジノ「僕に、あっさり弾かれたシュートの事か?」
長沼は、あからさまに不快な表情を浮かべた。
ジノ「あのシュートは、悪魔のシュートだ。君の身体を蝕み、必ず壊す。そして…
身体に故障を抱えた状態で、並のプレイが出来る。これは、君には才能がある何よりの証明さ。」
長沼「そんな…俺に才能なんて…」
限界を抱えたから、悪魔の力を借りたのだ。
ジノ「その悪魔のシュートを撃つには…?」
長沼「ボールに回転を与える為に、キックフェイントからのチップキック…あ!」
長沼は、ようやく合点がいった。このチップキックだけでも武器になる、と。
このチップキックだけでも時間差になり、相手を惑わせられる。
ジノ「悪魔のシュートを、応用するには…?」
長沼「基礎の力がいる…」
ジノ「なら、話は簡単だな。」
751 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 15:15:50 ID:???
険の取れた表情で、長沼は礼を言う。
ジノ「たいしたことじゃないさ。」
その表情は、年相応に幼く、優しく見えた。
ジノ「……で、その手紙のお相手はどうするんだ?」
長沼「さぁな。てか、見たな?」
ジノ「日本語わからない。」
長沼「………胡散臭いなぁ……。お前、チームメイトに日本人いなかったっけ?」
ピクリ、とジノの肩が震える。
長沼「………やっぱり見てんじゃねぇか!」
長沼の部屋から、脱兎の如き勢いでジノが逃げ出す。
ジノ「相談料、相談料!その代わりだよ!安いもんだろ!」
長沼「やかましい!部屋に押しかけてきたくせに!」
物音に、リベリオ達が顔を出す。
リベリオ「おっ、二次会か?」
カマーチョ「馬鹿騒ぎ、悪くない。」
新加入選手達が、廊下で騒ぎ出す。
ジノ「そんなんだと、愛しのユーコに嫌われるぞ!」
長沼「既に嫌われとるわ!」
リベリオ「何?ナガ、女にフラれたの?」
カマーチョ「俺、結婚してるから、アドバイスは出来る。」
三人「「「何ィ!」」」
???「静かになさい、このお馬鹿さん達はーッ!」
752 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 15:30:23 ID:???
???「全く、あなた達という人は!ジョカトーレという意識はあるのですか!」
ジノ「(な…長い…)」
???「大体ですね、明日から練習、近くにキャンプインが迫る中で…」
長沼「(か、勘弁してくれ…)」
???「いみじくも同じチームメイト同士が…」
リベリオ「(何の拷問だ………?)」
カマーチョ「(この人が、一番空気読んでない…)」
説教は一時間に及び、ジノ達は、翌日の練習にやや疲労を残す結果となった………。
※長沼のチェーンイベントが、一つ消化されました。
※ジノに対する長沼の友好度が、大きく上がりました。
753 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 15:35:59 ID:???
次から練習フェイズ、キャンプインの予定ですが……
長くなるので、そろそろ独立を考えているのですが、皆様の意見をお聞かせ下さい。
投票はageでお願いします。
A もう少し様子を見たい
B つまらん。中断しろ。
C独立してもよくね?
754 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 16:48:36 ID:RX+ZbU0A
C
755 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 17:04:01 ID:tIGjF0bA
C
756 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 17:33:34 ID:soJ2KZjM
C
ついでにスレタイ案も
【目指すは】黄金のジノ1【ファミコンジャンプ】
757 :
森崎名無しさん
:2010/08/18(水) 17:36:02 ID:VZn3DmvI
C
スレタイ案の流れに乗るぜ
【洒落じゃ】キャプテンナンデス1【ないんです】
758 :
タイトル考え中
◆k6jzzkzejA
:2010/08/18(水) 17:59:31 ID:Yi5W2uzo
ありがとうございます!
独立ついでに、スレタイも募集していいですか?
759 :
黄金のジノ
◆k6jzzkzejA
:2010/08/19(木) 02:21:59 ID:???
独立しました。
>>756
のスレタイ案を頂きました。
宜しければ、応援お願いします
【目指すは】黄金のジノ1【ファミコンジャンプ】
http://capmori.net/test/r.cgi/morosaki/1282151857/l12
760 :
キャプレナの中の人
◆vT9A7Z6fDY
:2010/09/07(火) 01:41:39 ID:???
なんでも雑談ではスルーされたんで こっちで聞くけど
自分勝手な理由で連載止めた人間が 別の作品書くってなったら
正直言って 見たいと思いますか?
いや、作っても無いんで これから投下するって訳じゃないんだけどね
761 :
森崎名無しさん
:2010/09/07(火) 03:00:05 ID:???
うーん、気を悪くしないでほしいんだけど、俺は「キャプレナ」は基本的に見てなかったのね。
「パンツだと思ったらリボンだった、何を言っているかわからないと思うが(ry」とか、
なんかしょっちゅうヤマジュンネタ出てるなあ、位の印象しかなかった。
そういう人間としては、「やりたいならやればいいと思うよ、趣味にあったり面白かったりしたら見るよ」
という、ものすごーくドライなことしかいえないのよね。気を悪くしたらごめんなさい。
でも、同じように思っている人多いと思うよ? あんまり「投げ出した」ってのは気にしなくていいんじゃない?
762 :
森崎名無しさん
:2010/09/07(火) 14:56:27 ID:???
大切なのは“誰が”書いてるかじゃなくて、“何が”書いてあるかだと思うので、氏素性については、
特に気にすることはないと思います。
気になるんだったら別に他の名前を名乗っても読者にはわかんないだし。
698さんがわざわざ○○の正体はキャプレナの中の人だぞーってバラすはずないしね。
いいんじゃないかな、新連載。
763 :
キャプレナの中の人
◆vT9A7Z6fDY
:2010/09/08(水) 01:09:41 ID:???
こういう意見はあまり言ってもらえなかったので 聞けると嬉しいです
ドライな考えも 負い目の有る俺には むしろありがたいかな
素性より作品の中身だと言ってくれてるので 構想を練ってみます。
現時点で考えているのは ポケットモンスターのキャラや世界観を借りた
ポケモンフットサルです。
ポケモンのシステムを フットサルに生かしつつも
未経験者に分かりやすく 敷居を上げすぎない事を心がけ
ストーリーは薄く、育成や試合に比重を置いた作品の予定です。
ギャグを入れる事はあっても 前作のフリーダムさは控えるつもりです。
何か意見があれば 言ってくださったら嬉しいです。
実際投下するか、連載するかは 自分の生活との兼ね合いになります
ここで投下しても 連載しない可能性も有りますので ご了承ください。
投下準備できてるわけではないので
他の投下したい方は 俺の事は気になさらずにどうぞ
764 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/09/12(日) 02:19:05 ID:???
ちょっとお借りします。
残り容量をちゃんと見ずに更新をしてしまいました…これで一体何度目だ…本当に申し訳ありません。
それで、もしよければ次スレ募集をここでかけてもよろしいでしょうか?
【】ファイアーモリブレム20【】
節目のスレ番でもあるので、どうしても募集をかけて皆さんの考えたタイトルを冠にしたいのです。
本来のこのスレの用途とは違うと思いますが、どうかよろしくお願いいたします!
765 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 02:23:30 ID:???
【リセット】ファイアーモリブレム20【しません】
766 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 02:27:37 ID:???
【虎さん以外】ファイアーモリブレム20【ナイスライバル】
【力不足を】ファイアーモリブレム20【乗り越えろ】
【森崎】ファイアーモリブレム20【人生の岐路に立つ】
767 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 02:28:19 ID:???
【恋が走り出した】ファイアーモリブレム20【※森崎を除く】
【アベル】ファイアーモリブレム20【しっかりしなさい】
768 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 02:32:18 ID:???
【宿命ありき】ファイアーモリブレム20【森崎VS日向】
769 :
モリブレム
◆lT1/XKcIlo
:2010/09/12(日) 02:58:59 ID:???
皆様、時間も遅い中ご協力ありがとうございました!感激でモニターがぼやけています…
次スレ↓
【宿命ありき】ファイアーモリブレム20【森崎VS日向】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1284227354/l50
ご迷惑をおかけしました。引き続きファイアーモリブレムをよろしくお願いいたします。
そしてキャプレナさんの新作だとォ!?炎ポケ厨の私も全力で応援させていただきますよ〜
770 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 15:01:45 ID:ou42Hua6
そういえば浦辺が主役の作品は未だないんですね。
…作ってみようかな?
771 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 18:24:13 ID:???
中山さんが主役のが無いのはちょっと意外かも
772 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 18:35:45 ID:???
中山さんは畏れおおくて手が出せない人が多いんでない
773 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 18:45:17 ID:???
舞台設定が難しそうだし
治療後ならいいけど治療前、治療中なら医者やリハビリ期間が要るしなあ
774 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 18:57:08 ID:???
翼があるんだから若林、日向、シュナイダーあたりの外伝はあってもよさそうだ
775 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 19:53:05 ID:???
西尾の話やろうか考えてたけどネタが続かなかった
776 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 21:48:26 ID:???
喧嘩師若林の章
jrユース時代2試合8失点のせいで
弱小クラブに所属するはめになってしまった若林源三。
そのチームは実力なし・実績なし・やる気なしのないない尽くしだった!
普通ならチームメイトを鍛えるなり発破をかけるものだが……彼は違った。
「俺の力だけで頂点に立てば森崎との評価は覆る!」
チームメイトをコーチを監督を暴力と弱みで駒にすることに成功
した彼はその類まれなる才能で完封勝利を行う!
真の若林の復讐が始まる………。
はじまりません。ネタだけかいた。整合性なんて考えてない
……DFがフォロー要員なのは確定的にあきらか。若林だけ鍛えることも確定的。
777 :
森崎名無しさん
:2010/09/12(日) 22:09:08 ID:???
>>776
を見て一瞬ちょっとずつみんなで書いていくリレー小説方式も良いんじゃないかと思ったが描写的にどう捉えるかで
いろいろ変わるし能力とかの共有とかもしなきゃならないから無理だな。特に試合がかなり面倒ってレベルじゃない
778 :
森崎名無しさん
:2010/09/13(月) 12:48:01 ID:???
>>777
日常パートはともかく試合パートをリレーにすると
晩年のキョプテンスレみたいに空気の読み合いになりそうなんで
試合パートのみ専用GM制にしてみるとか。
おまけ:チラ裏で一時期構想していた没プロット
中原中を卒業した葵新吾、一年前空港で大空翼そして森崎有三との邂逅が今の彼を動かしている。
現状では実績も実力も彼らには到底及ばない、それでも彼らの領域に踏み入れたい。
ならばもっと厳しい環境に身を置き自分を鍛え上げていつか彼らと同じピッチに立ってみせる!
そして彼は親戚の住むイタリアへ向かうのだが…。
「てろか? じこか? りょかっきは なぞの くうちゅうばくはつを とげた」 ...
流れ流れて辿り着いたのは沖縄…?
キャプテン森崎外伝・琉球王子〜プリンチベ・めんそーれ〜
779 :
森崎名無しさん
:2010/09/13(月) 13:18:01 ID:???
構想だけなら…
学園エヴァとのコラボ。
『神よ、私は美しい』
アメリカの誇る奇才、そして神の使徒・ミハエル。
彼は、現代サッカーの美意識の欠如を嘆き、サッカーに美しさを求める為、勇躍日本に留学した。
そこで出会ったのは、優男に赤毛猿にアルビノ二人、謎の関西弁に眼鏡。
そして年中ジャージの男と眼鏡であった…。
グラマーな教師が顧問となり、サッカー部を築くミハエル達。
ネルフ高校の明日は…?
こんなヤツ。
原作に忠実にやると、地区大会で武蔵、東邦と当たる。
かなりのマゾゲーにしかならないから、構想を取りやめた。
780 :
森崎名無しさん
:2010/09/13(月) 19:17:29 ID:???
こちらも没になった構想を少々
◆キャプテン石田◆
中学3年の時、全国ベスト8に導いた愛媛、南宇和の石田
彼は(田舎だし、通いやすいという理由で)近くの高校に進学するも
サッカー部は人数不足により廃部寸前であった。
部員を勧誘、育成をしながら、自分を鍛え相手を偵察し戦術を練り
ほぼ真っ白な状態から、全国大会"出場"を目指す。
"頭を使う事"と育成に比重を置きつつ、努力と才能を皮肉的にえがく
目線を県大会に下げた、サッカー部ストーリー。
石田「四国は日本でも温暖な地域だ、雪が積もることも少ない
俺達は冬でも思いっきりサッカーの練習が出来るんだ
雪のせいで練習時間が削られる北国の奴らなんかに・・・
負けたたまでいられるか!
待っていろ、"天才"松山光。あのときの雪辱は高校で晴らす!
武井「でも、俺と石田以外のキャプテン翼キャラは、全国大会まで出てこないよ
構想に反して作者のサッカー知識が乏しいので没
781 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 13:20:17 ID:???
ちょっと今から自分への試験を兼ねてとストレス解消にサッカー描写してみる。
試験的にオリキャラオンリーで。気になったところがあったら、是非ご指摘を。
一応、単語の意味解説
諏訪中…自チームの名称。
有栖姉妹…上から 菜々子・涼・桃花の三人姉妹。
782 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 14:23:42 ID:???
うお、これで一時間かぁ…やっぱり速度落ちてるな。
諏訪中DF「よしっ!」
実況「諏訪中DF、攻撃を高い位置で食い止めた!
となれば…始まるでしょうか、諏訪中得意のショートカウンター!
それとも県内随一のFWへ送るか!この二人の殺傷力はいずれも高い!」
諏訪中DF「(どっちにしても…ここは)
菜々子さん!」
パンッ、ぱすっ。
菜々子「任されたわよぉ、うふふふ…」
敵の6番「うっ…」
敵の7番「ひるむな、奴はフィジカルに欠点がある!」
実況「諏訪中のレジスタ、菜々子選手にボールを繋いだ!
ここにすかさずチェックに行きますが…」
783 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 14:24:47 ID:???
菜々子「攻撃的選手には、捉えられちゃまずいのよねぇ」
ついっ、ポーン…。
ごく自然にボールを足元へ引き寄せて、その運足でボールを宙へ。
菜々子「では、御機嫌よう。
次に逢う時は優しいエスコートをお願いしたいわ」
敵の6番「なっ!」
敵の7番「う、美しい…はっ!」
すり抜けるようにプレスを掻い潜った菜々子は、
前線に上がって行こうとする妹達を一瞥――
有栖「(おっけ、任せて)」
涼「(承知致しましたでありますよ――)」
これだけで姉妹が中央へ寄る。
この辺りの連携が、有栖姉妹の持ち味だ。
784 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 14:26:02 ID:???
菜々子「有栖ちゃん!」
ぱしぃん!
どフリーで放たれた桃花へのパスは、何の障害もなく通る。
敵の8番「(受け際を…)」
有栖「! …えへへ」
敵の8番「へ? (な、何この子可愛い…)」
受け際にコンタクトしてトラップ出来なくしようと来た8番に微笑を一つ。
この状況で笑顔―――と反応が遅れた所に、
有栖「これが天才・有栖、桃花様のプレイよ!」
タァンッ!
敵の8番「なっ、ノールックですって!?」
後ろから来るボールに、ワンタッチのヒールパスを合わせた。
785 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 14:27:36 ID:???
ヒュンッ…パンッ!
ノールックで放たれたパスは、俊足涼のカバー範囲ギリギリに納まる。
涼「やれやれ、
妹君のパスは相変わらずのツンデレっぷりでありますね。
出来たら走り回らずにボールを受けられたらいいものであります」
菜々子「それが有栖ちゃんの愛し方なのよ〜」
有栖「あ、愛してない!お姉ちゃんの事好きだけど、
偶のそう言う洒落、誰が言っても洒落になってないのよ!」
敵の5番「ええい、ちょっと顔がいいからって!」
敵の4番「フィールドでいちゃつくんじゃない!」
敵の3番「この数なら!」
敵の2番「(あの子達なら別にいいかも…)」
実況「ここで一気にプレスが厳しくなる!
FWに渡る前に囲み潰そうという腹でしょう、これは厳しいぞ!」
786 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 14:28:37 ID:???
有栖「ふふん、いっくら数がいたって私達にかかりゃ問題ないわよ!」
涼「その通りでありますね、私達の手に掛かればこんなのは――」
菜々子「新入生を蕩けさす事より簡単な事ねぇ」
にまぁ、と好色な笑みを浮かべる長女菜々子。
有栖「だからぁ、菜々子お姉ちゃんは私のシスターズに手を出さないでよぉ!」
喧々と言い合いながら、お互いのパスコースを目で確認。
そして――動く!
涼「姉君様っ!」
バシィンッ!
まるでグラウンダーシュートの様なボールが菜々子に放たれ、
菜々子「はい、有栖ちゃん出番よ」
タンッ、トォンッ!
バックステップしながらボールを一旦バウンドさせ、
跳ね際を軽く突く事で全くタイミングの読めないトゥーループ。
787 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 14:30:39 ID:???
有栖「お姉ちゃん達ド派手じゃない!
じゃあ、私も!これが私のォ―――」
すっ飛んで来た高速パスを左足で前に弾き、
敵がボールを奪おうと前に一歩踏み出した所に
有栖「アリスっ」
その左足を軸足にして右足でボールをドラッグ、変則のクライフターン――
敵の3番「クライフターン!?
(それもこんな高速の流れで、相当ヤリ慣れて…)
……えっ!?」
軸足の後ろを抜けて横に行ったはずのボールが、
一瞬で運足して切り替えた左足のヒールで自分の真横をすり抜けていく。
有栖「ターンっ!」
有栖 桃花オリジナル、"アリスターン"である。
788 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 14:33:12 ID:???
オオオオオオオオオッ!?
観客「何だ今のド派手な技の応酬は!?」
「あの姉妹、何で今まで目立たなかったんだ!?」
「キャーアリスターン」
有栖「ありすたん言うな!
――って、今私フリーなんだ、えへへ」
GK「こっちに来るなァ―――っ!」
実況「み…密集地帯をすり抜けてしまったぁ!
当然ここを抜ければ残っているのはGKだけ!
すかさず飛び出したァ、桃花選手一対一になるぞォ!」
有栖「当然、いっくわよォ!」
ぐいっ……!
体を大きく捻り、深く深く踏み込む。
そのまま全身を、弓のようにしならせて―――開放!
789 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 14:34:17 ID:???
実況「有栖選手フィニッシュ体制!MFだけで点が取れてしまうのか!?」
有栖「ぶち抜けぇ、ライトニングシュートッ!」
ギュルバッ、スッコォンッ!
GK「速いッ!?」
桃花の放ったシュートは何の変化もなく、ただただ速かった。
電光のようなシュートはGKの手をすり抜け…
ザンッ、ピピィイイイィィィーッ!
実況「入ったァーッ!
有栖選手の全身を使った強烈なシュートがネットを揺らしました!」
有栖「ふっへへへへーっ、私が天才、有栖 桃花様よォ!」
790 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 14:41:13 ID:???
ここまで、どうだろう。
791 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 16:41:19 ID:???
いいんでね?
バックボーンがわからないからちと唐突感は否めないけど、連載されればそれも解消されるだろうし。
792 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 16:48:30 ID:???
地の文で状況がちゃんと説明あって読みやすい
文章力も高そうだから期待
めっちゃ上から目線で書いちゃってゴメンね
793 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 16:58:12 ID:???
と言うかこの文体は…いや止めておこう俺の勝手な想像で作者を特定したくない…
794 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 20:39:24 ID:???
ならまずそういうレスを自重すべき
795 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 23:29:09 ID:???
ううむ〜とりあえずすごし書いてみました。
南葛市のとある山中。
鬱蒼と木々が茂る山の中を
疾風のように駆け抜ける複数の影があった。
その中心にいる少年を我々は知っている。
特徴のある髪型に、額の傷。
元南葛SCの選手だった浦辺反次である。
数ヶ月前、全日本少年サッカー大会の決勝戦で、謎の宇宙人に拉致されたが
運良く脱出(?)、炭鉱の少年に拾われ炭鉱採掘の仕事手伝いをさせられるので
それに辟易して、炭鉱を抜け出してきたのだ。
彼の周囲の影は、拉致された宇宙船から一緒だった、アリクイたちの中からもお気に入りの三匹のアリクイである。
浦辺
「いい加減、そろそろ家に帰らないと母ちゃんも心配するだろうしな。サッカーもしてないし…」
麓の南葛市を目指す浦辺と、その他3匹であったが
突如、その速度が落ち、その場に止まった。
浦辺
「あれは・・・?」
796 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 23:30:10 ID:???
暗闇の中で、浦辺は何かを見つけて近付いた。
その先には、ピクリとも動かない、人らしき影があった。
浦辺
「おい、あんた。大丈夫か?
いったいこんなところで何を・・・」
その動かぬ影に向けて声をかける浦辺。しかし答えは聞こえない。
揺り動かしようとする瞬間・・・
ぎゅるっ!
浦辺「へ?」
足元からスキマが現れ、浦辺と三匹のアリクイ、そして影は一緒にそれの中に落とされた。
浦辺はスキマが現れるのは気付かなかったが、自分がいきなり穴に落とされたのは感じることができた。
浦辺「ぎゃあああああああああああ!」
目の前で広がる奇怪な映像に囲まれ落ちながら、浦辺は気を失った…
797 :
森崎名無しさん
:2010/09/14(火) 23:31:39 ID:???
???「…さん、浦辺さん…」
浦辺「はっ!?」
浦辺が目を覚ました場所はどこかのへやだった。
そしてその周りには…
アリクイ@「大丈夫ですか、浦辺さん?」
浦辺「あ、アリクイがしゃべった〜〜〜!?」
三匹のアリクイしかいなかった。
数分後、パニックを起こした浦辺は何とか正気に戻ることができた。
浦辺「…それで、」
A.「お前たちは一体何なんだ?」
B.「ここは何処なんだ?」
C. 夢かも知らない、頬をつねて見よう。
D. その他の発言(行動)。
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