キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【アリティア】ファイアーモリブレム19【最大の危機】

1 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/22(日) 21:56:08 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作とは少し違うところがございます。
設定なども若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意を。


〜これまでのお話〜
アリティアカップ一日目。森崎率いるアカネイア同盟軍は派手さは無いが、堅実なセービングを得意とする
強靭なメンタリティを持つレナートが率いるサンパウロFCに0対1で敗れてしまった。
今まで経験したことの無い悲惨な試合結果に、森崎はたまらず男泣きしてしまう。
彼の涙にリベンジを誓った仲間たちは次戦の対マンチェスターに備えて絆を深めあう。
そして大会二日目。前日ヒューガーと引き分けたマンチェスター相手に、まさかの前半から大苦戦!
ロリマーのバウンドショットと松山のイーグルショットの前に森崎のセービングが全く通用しない事態に。
さらにジュリアンの何気ない一言が、彼の小学生時代のトラウマを呼び起こして大変な事態に!
総合優勝するためにはもう絶対に負けることは許されない。果たして後半戦だけで
2点のビハインドを撥ね退け、3点をもぎ取り勝ち越すことが出来るのか!?


☆前スレ
【アリティア】ファイアーモリブレム18【リーグ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1278504379/l50

251 :森崎名無しさん:2010/08/27(金) 20:50:25 ID:???
ああ、だけど早田イイヤツだなあ……
こういうのがこのスレの素敵なところだ

252 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/27(金) 21:03:05 ID:???
>>251
早田も松山も、そして微妙に若島津も立場的には森崎の味方ですからね。
もしもこれが日向だったら…それはもうボコボコのズタズタにされてしまったかもしれません。

早田ドリブル覚醒→ スペード9
>スペード→『強引なドリブル』(吹っ飛び係数+2)1/2で+2 習得
※早田が強引なドリブルを習得しました。吹っ飛んだシーダのガッツが50減りました。
==============
シーダ「私たちは…最後まで勝負を捨てない!絶対に……諦めるものかああぁぁっ!!」

グオワッ!ズザザザザーーーッ!!

タリスを統一した勇者を父に、マケドニア伝説の天馬騎士を母に持つシーダ。
その海風に揺れる一輪の花のような可憐な容姿からは考えられないほどの
気迫を構えながら、早田に全力でタックルに向かっていった。
そしてこの気迫に早田も正面から全力でぶつかっていったのだった。

早田「へぇ…気に入ったぜ。どうやらアンタは他の連中とは少しは違うみてぇだな。
   だがな…俺はこの試合、どうしてもあいつを一発ぶっとばさなきゃ気がすまねぇんだよ!」

ドゴオォッ!!

シーダ「(うっ…あ、足が痺れてうごかな…)ふああぁーーーーっ!?」

ボガアアアァァッ!!

アンナ「シーダ君吹っ飛ばされたァ〜〜!!早田君の強引なドリブルの前に
    さすがのタリスの天馬姫も力尽きてしまったのか!」

シーダ「(くうっ…く……悔しい…こんな、こんな負け方……嫌…いやだよ…!)」

レナ「シ、シーダさん!こ…ここは通しませんよ!止まってください!」

253 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/27(金) 21:05:54 ID:???
早田「…ケガをしたくなかったらおとなしく退いてくれ。責任は取らんぜ!?」

慌ててシーダのカバーに入ろうとするレナであったが、自分の力では
勢いに乗った早田の前ではただの人型の障害物にしかならないだろう。
それでもレナはこのフィールドに立っているアカネイアのメンバーとして、早田の前に立ちふさがる。

ジュリアン「レ、レナさ〜〜〜ん!無茶だ!逃げてくれ〜〜〜!!」

必死に叫ぶジュリアン。だがレナはキッと早田を見やると祈りの言葉を紡ぎながら体を前に投げ出す。

レナ「(いいえ、ジュリアン。私は逃げません。これは神が私たちに課した試練なのです。
   ですから私は…この試練を甘んじて受け入れます。…さァ、来なさい!)」


先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

早田→ ! card+ ドリブル35=

レナ→ ! card+ タックル23=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→早田が突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(パオラがフォロー)(サムソンがフォロー)(ミシェランがフォロー)
≦−2→レナがボールを奪う

【補足・補正】
早田のマークがダイヤ・ハートで『強引なドリブル』(吹っ飛び係数2)で+2
その他は>>19を参照してください

254 :森崎名無しさん:2010/08/27(金) 21:11:33 ID:???
早田→ クラブ3 + ドリブル35=

255 :森崎名無しさん:2010/08/27(金) 21:13:25 ID:???
レナ→ クラブ9 + タックル23=


256 :森崎名無しさん:2010/08/27(金) 21:16:05 ID:???
レナ→ ダイヤ9 + タックル23=

257 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/27(金) 21:23:01 ID:???
早田→ クラブ3 + ドリブル35=38>※反則発生!

レナ→ クラブ9 + タックル23=32
==============
早田「(くっ…なんだこの女!?俺が怖くないのか?)」

早田のドリブルのスピードは尋常では無かった。全力疾走のソレに近いものだった。
シーダを吹っ飛ばした勢いそのままに。このまま立っていれば自分も彼女のように吹き飛ばされてしまうはずなのに。

早田「まるで…まるでこいつは……」

早田はかすかな微笑を浮かべたまま動かないレナが、巨大な壁に思えた。
そして彼女と目があった瞬間、不思議な感情に包まれる。

早田「(め…女神……?)」

腑抜けた森崎の目を覚ましてやろうという怒りの感情が、煙のように消えていったのだ。

レナ「今です!たあっ!」

ガゴッ!

早田「あっ…!」

レナ「きゃあっ!?」

もとより力の無いレナでは、勢いよくぶつかっていけば逆に弾き飛ばされてしまう。
そして偶然にもこのプレイが早田がレナを突き飛ばしたかのように審判の目に映ったのだ。

ピピィィッ!!

258 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/27(金) 21:25:21 ID:???
早田「な…?」

レナ「え…?」

アンナ「は……反則だ〜〜!!ここで早田君が反則!すかさず審判が彼に駆けより…!」


早田の反則→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→お咎めなし。
10〜5→厳重注意。
4〜2→早田にイエローカードが出される!
A→早田にレッドカードが出される!一発退場!
JOKER→なんとレナのシミュレーションを取った!レナにイエローカード!
================
レナさんが反則で早田を止めたところで一旦ここまで。
次回でマンチェスター編も終わりそうですね。
苦しい展開が続きましたが、どうか最後まで宜しくお願いしますね〜

259 :森崎名無しさん:2010/08/27(金) 21:34:57 ID:???
早田の反則→ ダイヤJ

260 :森崎名無しさん:2010/08/27(金) 22:34:13 ID:???
乙でした。
今アリティアチームに必要なのは、ABどちらですかね?
A カード運に左右されないステータス
B 勝負所で良カードを引くリアルラック


261 :森崎名無しさん:2010/08/27(金) 22:40:17 ID:???
Bじゃね?どんなに強くても必殺出されて負けること結構あるし…

262 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 00:37:18 ID:???
乙でした〜
Bかなあ、これがないとGM氏も難しいだろうしw

263 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 12:30:22 ID:???
>>260-262
乙ありがとうございます!このスレの半分は皆様の優しさで出来ておりますので。
ステータス的にはアベルやマルス、シーダなど一流選手とも遜色ないキャラはいるにはいるのですが、
やはり引きによってはあっさりと逆転されてしまうこともありますからね。
特にサンパウロ戦では顕著に表れていたと思います。
マルスが反則で止められたりアベルが相変わらずダイス無双だったりで、
恐らく3チームの中では1番戦いやすかったサンパウロに負けてしまいましたからね…
リアルラックを鍛える特訓とかどこかにあれば良いんですがね…w
====================
早田の反則→ ダイヤJ
>K〜J→お咎めなし。

審判「(むっ…?よく見ればあの少女が自分からぶつかっていって
   勢いに負けて吹っ飛んだだけではなかったか?)」

思わず笛を吹いてしまったが、早田に全く故意を感じられなかったこともあり
特に注意をすることも無く、ボール権をアカネイアに渡すだけとなった。

早田「す、すまんな姉ちゃん。怪我が無くてよかったぜ」

早田は少し照れが混じったような悪びれた表情でレナを助け起こす。
レナも、ぱっと見粗暴に見える早田が、本気で心配してくれたことを感じ取り微笑む。

レナ「私なら大丈夫です。ただ…」

早田「え?や、やっぱどっか痛むのか?(やっべー…こんな美人さん怪我させちまうなんて…)」

レナ「いいえ、そうではなくて…あなたのドリブルが、その…なんだか鬼気迫るものを感じて」

その言葉を聞き、早田は先ほどまで頭に血が上っていた自分を省みて溜息をついた。
あのままゴール前まで上がっていったら、下手をすれば自分の手で森崎を再起不能に追い詰めたかもしれなかったのだから。

264 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 12:31:27 ID:???
早田「……まぁ、な。…森崎はな、俺にとっても大事な仲間なんだ。
   だからって訳じゃねぇが…あいつにはいつも強気でいて欲しいっちゅーか…
   あんな、情けねぇ姿をさらして欲しくねぇっちゅーか…その、なんだ?」

レナ「クスクス…森崎君は、本当に良い仲間に恵まれているのですね。
   …早田さん。彼の今の境遇は決して乗り越えられない試練では有りません。
   ですから…どうか、見守ってあげてください。彼ならば、きっと大丈夫ですから」

早田「ああ。そうしておくよ。俺もちょっと熱くなりすぎちまってたみてぇだからな。
   そんじゅあまぁ、残り時間も少ないが宜しく頼むぜ、美人の姉ちゃん!」

ダダッ!

レナ「まぁ…(早田…さんですか。本当に森崎君のことを真っ直ぐに心配しているのね)」

森崎は今、自分の実力に疑問を感じ落ち込んでいる。だが、きっと大丈夫だ。
なぜなら彼のように森崎を心配し、彼の再起を願う人がこんなにもいてくれるのだから。
そしてフリーキックを得たレナたちは、おそらくこれが最後の攻撃に
なるであろうと重い、全員が集まり作戦を練っていた。

ジュリアン「ちいっ!あの剃りこみ野郎め!レナさんに何かあったら
      いったいどうするつもりだったんだ!」

声を荒げて早田のいる方を睨みつけるジュリアン。
いつもならそんな彼を宥めるアベルは犯したミスのショックで完全に沈黙している。

マルス「もう残された時間はロスタイムだけ、か。…何が出来るだろうね、今の僕たちに」

自嘲するかのような渇いた笑いがマルスの口から漏れる。普段の彼からは考えられない光景だ。
それほどまでに、アカネイアのメンバーは打ちのめされていたのだ。
なにより心の柱でもあり、キャプテンでもある森崎があの状態なのだ。
これでまだ心を強く持てと言う方がおかしいのかもしれない。

265 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 12:32:34 ID:???
シーダ「マルス様…(私が…私が何度もシュートを外したからだわ…私が…全部悪いんだわ…)」

アベル「すみません…私の力不足の所為です。この責任はいかなることをもってしても…」

バーツ「くそっ!くそっ!くそっ!カシムがケガをしてなければよう!」

トムス「……もう、どれだけ足掻いても逆転は出来ない。俺たちは…負けたんだ」

マリク「ははっ…でも、しょうがないんじゃないんですか?相手はサッカーの母国の
    しかも一流のリーグで戦ってる選手たちなんでしょ?
    1年前までサッカーのサの字も知らなかった僕たちじゃ、元から…勝てる要素なんて…無かったんです…よ」

言えば言うほど空しくなってくる。マリクの言葉は最後の方は蚊の泣くような声になっていた。

ミシェラン「ちくしょう…こんなときに森崎はなにやってやがるんだ!
      最後の最後まで諦めないんじゃなかったのかよ!?
      大将がいの一番に試合をぶんなげちゃあ世話ねぇぜ!」

サムソン「……もはや、全て手遅れだ。我々に残された道は、この運命を…受け入れるほか無い」

絶望に打ちひしがれるアカネイア同盟軍のメンバーたち。
どれだけ劣勢でも必死に応援してくれた観客席からも諦めの溜息が漏れ始めていた。
そして、後方のゴールでは未だに森崎はゴールにもたれかかり放心していた。

森崎「(……まだ、試合は終わらないのか。もう、好きにしてくれ…
   どうせ俺たちは勝てないんだから…俺が…俺が弱いから…絶対に勝てないんだから……)」

そのとき。ベンチから森崎の耳に矢が突き刺さったかのような大声が届く。

カシム「森崎君の馬鹿ァ!そんな森崎君なんか嫌いだよ!大ッ嫌いだよ!!」

森崎「…? カシ、ム…?」

266 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 12:33:34 ID:???
マリア「だ、駄目ですってカシムさん!まだ治療は終わってな……」

足に包帯をぐるぐるまきにしたカシムが必死に制止するマリアを振り切る勢いで
ベンチから体をなげうって森崎に叫びかける。

カシム「どんなときでも諦めないのが森崎君じゃないの!?
    どんな相手でも絶対に勝つ!どんな困難でも絶対に切り抜ける!
    タリスでも、サムフース山でも、ディール要塞でもパレスでも……!
    君は!森崎君はどんなに苦しくても乗り越えてきたじゃないかァ!」

森崎「………ぁ」

カシム「だから…立ってよ!戦ってくれよ……!僕の分まで…最後までさァ…
    試合が終わるまででいいから、僕が好きな森崎君のままでいてくれよォ〜〜!!」

ピクッ

森崎「…………」

マリア「カシムさん……」

リンダ「そ、そうよ…森崎君!カシムの言う通りだわ!あなたにそんな
    情けない顔は似合わない!カダインであのガーネフに立ち向かった気迫はどこに閉まったのよ!」

ミネルバ「顔を上げろ森崎有三!貴様は指揮官として…最後まで皆を導く義務がある!
     それを放棄するならば、今すぐこのグラウンドから去るがいい!」
     このアカネイア同盟軍に、貴様のような腰抜けなど必要ないぞ!」

ドーガ「その通りだ!いつまでぐちぐちめそめそしてるんだ!
    お前一人で何もかも背負おうとしてんじゃない!そんな小さな体一つで…何が背負えるというのだ!」

グッ……

267 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 12:35:06 ID:???
指先に、熱が戻ってくる。冷え切った体が熱く滾ってくる。
光を失いかけた森崎の瞳に少しずつだが色が戻ってくる。
そして次の瞬間。観客席から大波のような完成が湧き上がる。

ドワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

観客「しっかりしろアカネイア同盟軍〜〜!!俺たちがついてるぞ〜〜!!」
  「まだいける!まだいけるって!すっごいシュートをまた俺たちに見せてくれよ!」
  「私たちは最後まで応援していますから!だから、みんな…がんばって〜〜!!」

アカネイア!  アカネイア!  アカネイア!  アカネイア!
アカネイア!  アカネイア!  アカネイア!  アカネイア!

アンナ「こ…これはどうしたことなのでしょうか。すでに残る時間は
    後半ロスタイムのみ。点差は2点…すでに敗北必至のアカネイアに
    会場全体が…アリティアの民たちが…いえ、他の国からも応援に来てくれているであろう
    アカネイア大陸中の人間が……アカネイアにエールを送っています!!」

ニーナ「これまで、彼らのプレーに勇気付けられた人たちは計り知れないということですね…
    なんという…美しい光景なのでしょう。サッカーとは、こんなにも…
    人の心を惹きつけてやまない……素晴らしい競技なのですね」

モロドフ「(森崎殿…お主はまだ『敗北』を知らない。もちろんこれまでの人生で
     負けのない人生を送ってきたものなどいようはずもない。
     だが、かねてよりリセットを多用してきたお主は…
     大事な時期に、負けから学ぶということを全く知らずに生きてきていた…
     いま、ここでどうか学び取って欲しい。将来の全日本を強くするために…
     この貴重な圧倒的な敗北を……どうか糧にしていって欲しい……ですな)」

アカネイア!  アカネイア!  アカネイア!  アカネイア!
アカネイア!  アカネイア!  アカネイア!  アカネイア!

268 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 12:36:21 ID:???
ロリマー「むー。これじゃあ僕たちすっかり悪役だよぉ…」

松山「仕方ないさ。ここは相手のホームグラウンドなんだしな。
   でも…少し羨ましいな。これだけ応援してくれる人がいるなんて」

リッキー「だよなァ…なんだかやりにくいぜ」

ディーン「ふん…だが、試合を捨てて不貞腐れてしまうよりマシではないか?
     奴ら、実力だけならば十分プレミアリーグの連中とも渡り合えていたしな」

カルツ「違いねぇ。ワシはもっと…あいつらと勝負してみたい。
    あの王子にはこてんぱんにされちまったからな…最後くらい競り勝っておきたいぜよ」

早田「そうと決まれば俺達のやることはただ一つだ。な?」

パオラ「ええ。試合終了のそのときまで…全力で彼らを迎え撃つ…ですね?」

ミディア「私…今日の試合を体験して、サッカーの魅力が分かった気がする。
     アストリアとも、いつかこうして一緒にボールを蹴ってみたいな…」


アリティアの春の空に、アカネイアの大応援の声が賛美歌のように響き渡る。
そして、その声たちに導かれるかのように森崎は立ち上がり、フリーキックの位置まで歩いていく。

ザッ…ザッ…ザッ…

森崎「(こんなこと…今までなかった)」

ザッ…ザッ…ザッ…

269 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 12:38:39 ID:???
森崎「(下手なプレーをすれば、いつも馬鹿にされて、罵られるだけだと思っていた。
   だから、俺は上手くなりたかったし…どんな手を使ってでも強くなろうと思った。
   点を取られなければ馬鹿にはされない。悪口を言われない。みんな、俺を誉めてくれる、必要としてくれる
   だけど…いつも俺は嫉妬と企みが渦巻く中心の中にいた。心が休まる瞬間なんて…無かったな)」

マリク「森崎…!」

アベル「…森崎」

ジュリアン「森崎!!」

ミシェラン「森崎〜!」

トムス「森崎殿」

シーダ「森崎君!」

バーツ「森崎ィ!」

レナ「森崎君…」

サムソン「…森崎殿」

マルス「森崎…指示を出してくれ。やはり僕は指揮官にはあまり向いていないみたいだから」

はにかむマルスにボールを手渡され、森崎は小さく笑い返す。
馬鹿が付くほどのお人よしたち。今まで彼が共に過ごしたメンバーたちでは考えられないほど、
自分のことを考えてくれる。自分と共に戦おうとしてくれる。
この心を、体を振るわせる大きな声援に応えないわけにはいかない。
一人のサッカー選手として、期待してくれる観客に応えないわけにはいかないだろう?

森崎「…よし、みんなきけ!」

270 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 12:40:06 ID:???
まだ、俺の中の闇が全てが照らし出されたわけではないけれど。その瞬間、確かに俺は光を見た気がする。
このアリティアの眩しい空の中で…俺は、この残された僅かな時間で何を残し、何が出来るのかを探し、口にした。

☆指示を出してください

Aマルスとシーダのツインブレイカーをぶっ放す!
B魔法ブースト込みのパンサーファングをぶっ放す!
Cジュリアンにドリブルゴールを狙わせる
Dシーダにドリブルゴールを狙わせる
Eもう一度バーツに『なだれ攻撃』を使わせる
F森崎自身がドリブルゴールを狙う
Gその他(誰に何をさせるか、など具体的な戦術をお書きください)

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

271 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 12:46:32 ID:YTFFj5RQ
B

レナさんのアレは、次の一点に使いたい。

272 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 13:16:01 ID:ar4oUMDg
B
もはやトロンはない!
ツインブレイカーで人数補正使われるよりは黒豹の意地にかける!
…ねじ込み要員は多いほうがいいしね

273 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 13:34:41 ID:???
>>271
選択肢にレナさんのワープシュートがないのは
なだれ攻撃+これまでの行動で撃てるガッツが残っていないからのです…
>>272
先ほどのアベルのシュートがシューマッハまで届かなかったので
まだ一発トロンは控えてますよ〜。それでも今度はこちらも魔法がありますから
黒豹さんには最後くらいしっかりと高ステータスらしい活躍をして欲しいですねw
===================
>B魔法ブースト込みのパンサーファングをぶっ放す!

森崎「アベル」

アベル「お、おう…なんだ?」

森崎の迷いの無い済んだ声に、次の言葉を予測できたのか
アベルは少し嫌な顔をするが、拒むことはせず森崎の言葉を待つ。

森崎「マリクの魔法ブーストを使ってパンサーファングを撃ってくれ。
   威力が下がらない位置ギリギリまでボールを前に送るから…頼んだぞ」

アベル「(マルス様も、森崎も、これだけシュートを外している俺に
    どうしてここまで期待をかけてくれるんだろうか…)」

マリク「最後だからね。僕たちのできる最高のショーをアリティアのみんなに見せてあげようよ。ね?」

アベル「あ、ああ…」

プレッシャーで潰れてしまう可能性も少しは考えて欲しいと思ったが、
この緊迫した状況でそんなことを言うわけにもいかない。
アベルは仕方なくマリクを伴って前線へと上がっていった。

274 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 13:36:04 ID:???
森崎「(しっかりするんだアベル…俺もお前も、苦手を克服するためには…
   逃げるわけにはいかないんだ。立ち向かっていくしかないんだ!)」

ザッ!

アンナ「どうやらフリーキックはキャプテンである森崎君が蹴る模様です。
    いったい誰に合わせてくるのでしょうか?」

松山「みんな、疲れて苦しいだろうが最後まで頑張ろう!
   これから最後のマークの指示を出す!」

松山は森崎と一度視線を合わせると、少し安心したかのように息を吐く。
そして、最後までマンチェスターのキャプテンとして堂々と戦うために、仲間たちに指示を出した。



松山の判断→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→マルスに集中的にマークをつけた
ハート→シーダに集中的にマークをつけた
スペード→バーツに集中的にマークをつけた
クラブ→アベルに集中的にマークをつけた
JOKER→空気を読めない審判が試合終了のホイッスルを吹いた…

275 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 13:58:52 ID:???
松山の判断→ ハートJ


276 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 14:32:03 ID:???
松山の判断→ ハートJ
>ハート→シーダに集中的にマークをつけた

松山「シューマッハ、やはり俺はゴール前に上げてくると思うんだが、どう思う?」

シューマッハ「…アカネイアはミドルシューターが欠如しているように見える。
       相手が俺でなければもっと善戦できたであろうな」

松山「と、いうことだ。さっきのシュートを見たかぎりでは、アカネイアは
   PA内に放り込むしか攻撃手段は残されていない。そこでマークにつく相手なんだが…」

ゴニョゴニョゴニョ…

ロブソン「分かった。あの女子のオーバーヘッドは俺が叩き落す」

早田「無理すんなよロブソン。もうお前もほとんど体力が残っていねぇんだろ?」

ミディア「シューマッハ君ならきっと飛び出してがっちりキャッチしてくれるから心配いらないわ。ね?」

シューマッハ「む、無論だ…空中戦では俺は絶対に負けん」

何故か少し顔を赤らめながら、シューマッハはミディアの方を向いて胸を叩いて言った。

ロリマー「(あれ?あれれれれ?シューマッハってもしかして……もしかすると?)」

リッキー「(奴の好みは年上…っと)」

ディーン「おい、まだ試合中だぞ。集中しろ集中。まったくお前たちときたら…
     (まぁ俺はどっちかといえばパオラさんの方が好みだがな)」

277 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 14:33:05 ID:???
対するアカネイア陣営は、ゴール前付近での競り合い勝負などはなから頭には無かった。
森崎が前方に軽く蹴りだし、マリクの魔法の援護の元でアベルがシュートを撃つ。
たったそれだけの単純な作戦。だが、今のアカネイアにとってはこれが最適な作戦なのだ。

森崎「(…残された時間は後僅か。もしかしなくても、このプレイがこの試合の最後になるだろうな。
   ……ゴメンなみんな。俺、自分で思ってたよりずっと…ずっと弱かったみたいだ。
   だけど、俺は最後まで皆と一緒に戦うよ。それがキャプテンとして…指揮官としての勤めだから)」

ブン…バコォッ!

アンナ「森崎君ボールを蹴った!そしてこのパスが向かう先は…
    ああっ!これはゴール前に送るパスではなく、前方に走りこむアベル君に向けて出したものだった!
    マンチェスター陣営、これは完全に裏を突かれた形だ〜〜!!」

松山「なにィ!くっ…すまんカルツ!俺とロブソンはブロックにいけそうに無い。頼んだぞ!」

カルツ「へいへい了解っと。奴のシュートはそう怖くは無い。止めるぜよ!早田、ミディアさん!」

早田「おう!」

ミディア「分かったわ!」

マリク「行きますよアベルさん!僕の全力の魔力を…レクスカリバーを託します!」

アベル「お、おお!(こうなりゃ自棄だ!余計な力を抜いて…ただ、無心で撃つ!)」

ブン!グオオォォォォッァァッ!!

278 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 14:34:51 ID:???
マリク「異界の精霊よ…かのものに祝福を授けよ!風の聖牙剣…レクス……カリバァーーーーー!!」

アベル「うおおおぉぉぉぉっ!!これが俺の…パンサーファングだああぁぁぁっ!!」

シューマッハ「アカネイアよ。なかなか良いチームだったぞ…また、いつかどこかで合間見えたいものだな」

ボア「雷の精霊よ…かのものに轟きの力を!トロン!!」

バババババ…!バチィッ!

シューマッハ「さァ来い!今度はせめて俺のところまで届かせてくれよ!」

アベル「いけェ〜〜〜〜〜〜〜!!」

森崎「(アベル…決めろ!決めてくれ!お前の力は…あんなものじゃ決してないはずだ!)」

279 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 14:36:19 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

アベル→ ! card+ パンサーファング51+(シュート苦手-2)+(レクスカリバー+9)=

カルツ→ ! card+ ブロック36+(人数補正+3)=
早田→ ! card+ ブロック38+(人数補正+3)=
ミディア→ ! card+ ブロック26+(人数補正+3)=

シューマッハ→ ! card+ ミラクルウォール48+(トロン+6)=

!と card diceの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ブロック)
≧5→そのままシュートはゴールに向かう
≧4〜2→威力を1減衰しながらゴールへ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(バーツがねじ込みに)(ジュリアンがねじ込みに)(ラインを割り試合終了!)
≦−2→マンチェスターがブロック。試合終了!

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→アベルのパンサーファングがマンチェスターのゴールに突き刺さった!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(バーツがねじ込みに。シューマッハはバランスを崩している)(ジュリアンがねじ込みに)(ラインを割り試合終了)
≦−2→シューマッハががっちりキャッチ!試合終了!

【補足・補正】
その他は>>19を参照してください。

280 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:40:14 ID:???
アベル→ クラブ2 + パンサーファング51+(シュート苦手-2)+(レクスカリバー+9)=

いっけええええ!

281 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:40:17 ID:rPo/dqVY
アベル→ ハート10 + パンサーファング51+(シュート苦手-2)+(レクスカリバー+9)=

282 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:41:17 ID:???
カルツ→ スペード9 + ブロック36+(人数補正+3)=

アベル、お前ってヤツは…w

283 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:43:19 ID:???
早田→ クラブ5 + ブロック38+(人数補正+3)=

284 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:43:23 ID:???
早田→ ハート2 + ブロック38+(人数補正+3)=

駄目だこの黒豹…

285 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:44:26 ID:???
ミディア→ クラブ10 + ブロック26+(人数補正+3)=

286 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:45:31 ID:???
シューマッハ→ ハートJ + ミラクルウォール48+(トロン+6)=
4以下、4以下、4以下!

287 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:45:39 ID:???
シューマッハ→ スペード6 + ミラクルウォール48+(トロン+6)=
キューニー「アベルはシュートも下手」

288 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:46:47 ID:???
すまぬ……

289 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:51:20 ID:???
アベル→  クラブA
アベル→ クラブ3
アベル→ スペードA
アベル→ クラブ2

転職後の黒豹さんのシュート
呪われておる……

290 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 14:53:39 ID:???
時期的に考えるとカインの呪いか

291 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 15:14:17 ID:???
アベル→ クラブ2 + パンサーファング51+(シュート苦手-2)+(レクスカリバー+9)=60

カルツ→ スペード9 + ブロック36+(人数補正+3)+(軽症治療済み-1)=47
早田→ クラブ5 + ブロック38+(人数補正+3)=46
ミディア→ クラブ10 + ブロック26+(人数補正+3)=39

【攻撃側】−【守備側】(ブロック)
≧5→そのままシュートはゴールに向かう

シューマッハ→ ハートJ + ミラクルウォール48+(トロン+6)=65

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≦−2→シューマッハががっちりキャッチ!試合終了!
=================
ビクトリーノ「駄目だ……まるで成長していない……」

三杉「…ビクトリーノ、君のオススメ選手はやる気があるのか?
   あれではせっかくお膳だてしてくれたほかの皆にも失礼すぎるだろう」

サッカーに対して真摯な思いを貫く三杉にとって、いつまでもスランプに陥るアベルの態度が許せなかった。
五体満足の分際で。少し自信がぐらついたぐらいで酷い有様だ。あまりにも見苦しい。

ビクトリーノの言葉どおり、アベルのシュートはまたしても鋭い牙の軌道を描くには威力が足りていなかった。
それでもマリクの魔法、レクスカリバーの風圧のおかげでなんとかブロッカーたちを避ける事は出来た。

カルツ「うおっ!?」

早田「ちいっ!」

ミディア「(確かに少しは速いけど…でも、それだけね…)」

シューマッハ「……さらばだ。アカネイアの弱き黒豹よ。次に会うときはもう少しマシになって欲しいものだな」

292 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 15:15:19 ID:???
バッ!バチイッ!

トロンの魔法の恩恵が有ったとは言え、シューマッハはアベルのシュートをワンハンドで軽々と止めてしまった。
それはあまりにも残酷で、しかし雷と風の魔法がぶつかり合うその風景は
シューマッハの芸術的なセービングを非常に映えさせたものだったのは幸いだったかもしれない。

森崎「……駄目だこりゃ」

マルス「……駄目だこりゃ」

ピッピッピィィィイイイイイッ!!!

そして、次の瞬間この試合の終わりを告げる笛が吹かれた。
マンチェスターにとっては勝ち点3と得失点差+2というありがたいスコアを。
アカネイアにとっては惨めな敗北と、最後に賭けた皆の気持ちを台無しにした
アベルの酷い落ち込み具合が印象に残った結果となってしまったのだった…

アベル「も、もう駄目だ…おしまいだ……も、もう俺はシュートは撃たん…絶対に…撃たんぞ……」

※森崎とマルスのアベルに対する評価が下がりました。
※アベルが『シュート超苦手』(シュート補正-5)を習得しました。

293 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 15:17:12 ID:???
アンナ「…いや〜なんというか…ここまでシュート運が無い人も珍しいというか…
    この敗北にもめげず、なんとか最終戦であるヒューガー戦だけでも
    勝って皆で笑ってこの大会を終えたいところですね。
    というわけで対マンチェスター編はここで終わりとなります。
    続いては第2試合のヒューガー対サンパウロとなりますが、
    どんな観戦形式をとるかを決定してくださいね♪」

『第二節 第2試合 ヒューガー対サンパウロ』

☆観戦形式を選択してください

Aあっさり観戦(カード判定ですぐに決着。続きを早く見たい派はこちら)
Bさくさく観戦(AとCの中間派はこちら。体感的に試合時間は約半分です)
Cじっくり観戦(普通に試合を行います。先行漏れ組の成長や観戦イベントに期待したい派はこちら)

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
===================
一旦出かけてきます。続きは夜にでも。それでは〜〜

294 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 15:20:53 ID:1V+sk14k
C 乙でした。
えーと、アベルさんはしばらくお休みした方がよろしいのではないでしょうか?


295 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 15:23:56 ID:ar4oUMDg
C
王子にまで言われとるがなw

296 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 20:31:45 ID:???
>>294
習得したスキルの所為で、本格的に攻撃には期待できなくなりましたからね。
ですが、このスキルを除去するためには少なくともゴールを決めなくてはなりませんし…
>>295
前々から「どうしてアベルにパスをしてしまったんだ」等、
彼の不甲斐なさに憤慨する兆しが見られていましたからね。
もう一段階いくと、森崎もマルスもアベルとの支援が減少、消滅しますのでご注意を!
================
>Cじっくり観戦(普通に試合を行います。選考漏れ組の成長や観戦イベントに期待したい派はこちら)

※ヒューガー対サンパウロ はじっくり観戦モードで観戦します。



ワアアアアァァァァアアアアァァァァッ!!

アンナ「アカネイア、敗れる〜〜〜!!マンチェスターが3対1でアカネイアを下しました!」

観客「あああ…やっぱり駄目だったかァ……」
  「最後くらいしっかり決めて欲しかったぜ。せっかく最後まで応援したのによ!」
  「何が聖騎士だ!バーカバーカ!」

あまりにももアカネイアの不甲斐なさに、応援が喧騒や罵声に代わり始めるころ。
観客席でこの試合を観戦していた若きアリティア従騎士たちがいた。

ルーク「あーあー!なんちゅーかがっかりだぜ。俺達の憧れなんだからさー、
    こうピリッとしねぇ展開は勘弁してもらいてぇんだがな」

緑の髪をオールバックにし、豪快に選手たちをこき下ろすこの少年はルーク。
自らのことを『暁の聖騎士』と豪壮な二つ名で呼ぶ(その日ごとに変わったりするが)
力と体力に優れた才能溢れる従騎士の一人である。

297 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 20:32:51 ID:???
ロディ「…言ってやるなよ。先輩たちも頑張ってるんだからさ。
    でもまぁ…もう少し出来るものだと思っていたけどね」

冷めた目で先輩騎士たちを見下ろす綺麗に整った茶髪の少年。彼の名はロディ。
ルークの相棒兼押さえ役で、この世代の従騎士の中ではそのクールな性格からまとめ役を担うことが多い。

セシル「やっぱり私たちがしっかりしないと駄目って訳ね。
    はやくカリキュラムを全部終えて正式な騎士の称号を殊勲しないとね!」

鮮やかな赤毛を大きなリボンのようなハチマキでまとめているこの活発な少女の名はセシル。
ルーク、ロディとは幼馴染で彼らと共に将来を期待されている女性騎士だ。

ライアン「に、兄さんがいれば…ゴードン兄さんがいればきっと負けなかったのに…
     ああ…兄さん…どうして死んじゃったの兄さん…にいさ〜〜〜〜ん!!」

ルーク「だぁ〜〜!もういちいち泣くなライアン!身内の死を忘れろとは言わねぇが
    いいかげんちょっとは立ち直らんかい!見ててイライラするんだよ!」

ライアン「う…うう…ひっく…うぇ」

ノルダの町で戦死したゴードンによく似た緑髪の、この集団の中ではひときわ幼いこの少年の名はライアン。
ゴードンの実の弟で、兄の死をきっかけに騎士を志願したのだが、いかんせん泣き虫の癖が抜けきってない。

ルーク「よーし決めたぜ!不甲斐ない先輩騎士たちに代わって
    明日の試合は俺たちが出場してやろうぜ!なぁロディ!」

ロディ「…いきなり何を言い出すかと思えば。そんなこと出来るわけないだろう。
    大体、お前はサッカーボールを蹴ったことはあるのか?あのフィールドに出て
    仲間と何の連携も取れない状態で何をしようというのだ?」

ルーク「ぐ、ぐぐ…だ、だからそれは意気込みというか、アレだよ!
    俺だって本気の本気で出場しようだなんて思っちゃいねぇよ!」

298 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 20:34:03 ID:???
セシル「どうだかね…案外ロディに言われる直前まで密かに誰かと入れ替わって
    こっそり出場しようと考えていたりして」

ルーク「な、なにおう!俺はそこまで馬鹿じゃねーし!いいかげんにしろよてめーら!」

ライアン「……ああ、ゴードン兄さーん…」


〜アカネイア控え室〜

試合を終えてフィールドを後にし、控え室に戻ってきたアカネイア同盟軍。
その表情は決して晴れやかとはいえなかったが、どこか開き直ったかのような、
あっけらかんとした顔をしたものが多かった。
すでに優勝の可能性が消えているため、明日の試合だけでも勝とうという
ささやかな目標が、いままで背負っていた責任やプレッシャーを良い意味で降ろせたのかもしれない。

森崎「……負けちまったな」

マルス「……そうだね」

シーダ「あ、あはは〜…げ、元気出してくださいマルス様!次、次勝ちましょうよ!ね!?」

シーダは少しひょうきんな笑い声を上げて乾いた笑顔のマルスにかけより励ました。
本当ならば悔しさで今すぐ泣き崩れてもおかしくは無かったが、
最後のシュートがあまりにもあっけなく防がれてしまったことからなんだかそんな湿っぽい雰囲気にさえならなかったのだ。

ミネルバ「次、か。次の対戦相手は確かヒューガーとかいったな。
     攻撃力だけなら、今日戦ったマンチェスター以上だと聞くが…
     森崎殿、なにか策は無いのか?同郷のものなら弱点などは知っているのだろう?」

森崎「ああ…そうだな…」

299 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/28(土) 20:37:18 ID:???
気だるそうに頭をかきながら、ぼやくように返す森崎。
だが、誰も彼のそんな態度を咎めたりはしなかった。
アカネイア同盟軍の誰もが、投げやりな気分になっていたからである。
2連敗という成績が、彼らの一つにまとまろうとする純真な心を廃退させていたのである。

森崎「(あーあ…なんでこうなっちまったんだろうか…
   ちくしょう…俺にもっと力があれば…セービング技術があれば…)」

☆対ヒューガーのための準備

A挑発に乗りやすく、仲間との連携が苦手な日向を孤立させようか
B病気を患い、まだ完全に能力を取り戻していない三杉を徹底的に狙おうか
C足は早いが日向に比べれば攻撃力が低いビクトリーノにボールを集めさせるようにするか
D若島津はセービング技や飛び出しが強いが一対一に弱い。FWを多めにしてドリブル攻勢にしてみるか
Eそんなもんねぇよ。自分たちで考えるんだな。どうせ俺たちは次の試合も負けるんだから…

2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません

300 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 21:01:42 ID:1V+sk14k
B 鬼になる!

301 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 21:19:51 ID:/1RDiLa6


302 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 21:39:37 ID:f/y1HU9k
D

303 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 22:00:18 ID:ar4oUMDg
D
虎ちゃんはそんなに怖くない…ような気がしなくもないけど

304 :森崎名無しさん:2010/08/28(土) 22:00:29 ID:X8l2K5G+
D

305 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 19:44:13 ID:???
忘れていましたが、今回の試合後のメンバーのガッツ表です。

・アカネイア同盟(ツートップT/3-5-2/指揮レベル6+(負けられない戦い))
Jバーツ    450/680 +9 アベル(1)
Iアベル     60/680 +13 森崎(2)マルス(1)ドーガ(1)バーツ(1)
Oジュリアン  300/520 +12 森崎(1)レナ(3)
Kレナ     220/340 +11 ジュリアン(3)
Fシーダ    280/640 +13 マルス(5)
Eマルス    540/680 +17 シーダ(5)森崎(2)マリク(1)アベル(1)
Dサムソン   380/480 +8
Cトムス    290/540 +10 ドーガ(1)ミシェラン(1)
Bミシェラン  260/560 +10 トムス(1)ドーガ(1)
Lマリク    120/580 +10 マルス(1)リンダ(1)
@森崎     110/540 +14 マルス(2)アベル(2)ジュリアン(1)リンダ(1)
============
Gミネルバ   540/540 +11 マリア(3) ※治りかけ(-1)※交代済み
Aドーガ    560/560 +11 アベル(1)トムス(1)ミシェラン(1)※交代済み
Mマリア    340/340 +11 ミネルバ(3)
Nリンダ    460/460 +10 マリク(1)森崎(1)
Hカシム    560/620 +12 森崎(3)バーツ(1) ※敬称治療済み(-1) ※交代済み


>D若島津はセービング技や飛び出しが強いが一対一に弱い。FWを多めにしてドリブル攻勢にしてみるか

森崎「若島津は三角飛びや浴びせ蹴りなどの必殺技を持っている。
   これらの技を駆使されれば、得点するのは難しい。
   そして…いまヒューガーのベンチにはリライブの杖を使えるリフがいる」

カシム「つまり…相手は必殺技をたくさん使ってくるってことだね?」

マルス「相手の体力切れを狙う戦法はあまり有効ではないってことか」


306 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 19:46:09 ID:???
森崎「そこでカギになってくるのが奴の一対一での脆さだ。
   今日の試合でジュリアンが見せたように、ドリブルでの
   一対一で勝負に持ち込めば相手の必殺を封じ、有利に持ち込められる」

シーダ「でも、そこまでたどり着くのが難しいんじゃ…あ!そうか!」

森崎「その通り。ヒューガーにはマンチェスターみたいな強固なDF陣はいない。
   ジェイガンさんやバヌトゥさんたちには悪いが、相手の中盤さえ突破できれば
   あとはゴールを守るのは若島津だけだといっても過言ではないんだ」

ミネルバ「なるほどな…相手の中盤をいかにして出し抜くか。
     次のヒューガー戦の観戦はそこを中心に考えて見物してみようか」

森崎「そうだな。実際に奴らの動きを見ながら作戦を考えた方が良い。
   それじゃあみんな、俺たちに用意された観客席に行こうか」

一同「「「「「「「「「「おう!!!」」」」」」」」」」

森崎「(せめて、一勝。一勝してやる。日向、お前のチームだけには…
   絶対に負けん!将来の全日本のキャプテンになるのは…この俺なんだからな!)」

サンパウロ、マンチェスターと続けざまにこてんぱんにされ、
もう失うものなど無いアカネイア同盟軍。
ヤケクソともとれる元気の良い返事のもとで、彼らはまた一つ結束?したのだった。

※拠点パートにて、数名に特殊イベントが発生します。
※明日の対ヒューガー戦にて、指揮レベルが(ヤケクソ魂)で+2されます。

307 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 19:47:43 ID:???
ワアアアァァァアアアァァァアアッ!!

アンナ「お待たせしました!本日第2試合目のヒューガー対サンパウロの試合が
    まもなく始まろうとしています!実況は引き続き、秘密の店の看板娘ことアンナがお送りいたしま〜す♪」

ニーナ「アカネイアがすでに2敗し、優勝争いから脱落した今、
    どちらのチームも勝ち点を得るために燃えに燃えていることでしょう。
    このアリティア特設スタジアムを暑く熱狂させるプレイを期待したいですね」

アンナ「そして下記に表示されているのが両チームのスタメンとポジションになります。
    選手たちはもうまもなく作戦会議を終えてミーティングルームから出てきてくれる予定です。もうしばらくお待ちください!」



・サンパウロFC(オーソドックス/4-3-3/指揮レベル9)
−−@−− @レナート
−−D−− Dドトール
B−C−A Bマリーニ Cアマラウ A石崎
−−−−−
E−I−G Eタハマタ Iバビントン Gプラトン
−−−−−
F−H−J Fマウリシオ Hジウ J新田
==○==
−−H−− H日向
−I−−F Iビクトリーノ Fナバール
−−−−−
J−E−G Jダ・シルバ E三杉 Gチェイニー
−−−−−
AC−DB Aジェイガン Cベック Dジェイク Bバヌトゥ
−−@−− @若島津
・ヒューガー(ブラジルタイプ/4-3-3/指揮レベル9)

308 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 19:48:44 ID:???
ザッ…!

アンナ「まずは東門から出てきたのは、先日アカネイアに1対0で勝利したサンパウロのメンバーだ!
    このチームのキャプテンのレナート君はこの大会無失点での優勝を宣言しております。
    この試合も見事に完封し、口約達成の野望にまた一歩近づくことが出来るのでしょうか!」

陽子「さァみんな、頑張って戦ってきてらっしゃい!作戦どおりに動けば
   絶対に勝てない相手じゃないわ!ファイトよ〜〜!」

力強い陽子の声に後押しされて入場してきたサンパウロメンバーの面々。
キャプテンレナートを先頭に、堂々と歩いてくる。

レナート「くっくっく…ヒュウガ・コジロウか…北米のクラブチームでは一目置かれているほどの
     ストライカーらしいがこのブラジルユース代表の最終選考まで残った
     俺様の敵ではないわ!いくぜみんな!今日も完封で華麗に勝利を収めてやるぞォ!」

アマラウ「(あーやだやだ。あいつまでボールを届かせないために苦労するのは俺たちだってのに…)」

ドトール「(我慢しろ。得点力が少ない俺たちが勝つには、奴の言う通り完封で勝つことを第一に考えていくしかない)」

石崎「ぐへへ…今日は絶対に陽子さんにいいところを見せるぞ!男石崎、このアカネイアの地にでっかい花を咲かしてみせるぜい!」

バビントン「今日はしっかりとゲームメイクしていかなくちゃ。
      プラトン、タハマタ、サイドのフォローは頼んだよ」

タハマタ「おう。自信もっていけよバビ」

プラトン「あのミスギとかいう奴が手強そうだな。気を引き締めてかかるぞ」

ジウ「今日こそは!今日こそは点を取ってやる!」

309 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 19:49:56 ID:???
マウリシオ「昨日対戦したアカネイアと比べてどれくらい強いんだろうか…
      へへっ、挑戦し甲斐のある相手だと良いなァ」

新田「(日向さん…全日本のFW争いをするにあたり絶対に避けては通れない強敵…
   この試合で、あの人より活躍することが出来れば…きっと俺の大きな自信になる。やるぞ!)」

アンナ「サンパウロのメンバーは他のチームに比べて派手な技を持つ選手は少ないですが、
    その分基礎に忠実で、とても高いレベルの選手が揃っている強豪チームです。
    先日のアカネイア戦のように接戦に持ち込むことが出来れば、俄然有利と見ても良いチームでしょう」

ニーナ「森崎君と同郷の選手である新田君と石崎君。昨日に引き続きこの二人の動きに注目していきたいですね」

アンナ「さァ、そして対する西門から入場してくるのは攻撃力ではこの大会ナンバーワンと称されるヒューガー!
    キャプテンである日向小次郎君を筆頭に、ビクトリーノ君、ダ・シルバ君、三杉君と
    いずれも優れた攻撃センス、俊足を誇る超攻撃的チームです。
    その分守備力に不安があるといわれていますが、この俺がいる限り
    そんなことは言わせないと、そんな自信が垣間見える選手がおりますね」

ニーナ「若島津健君ですね。カラテと呼ばれる格闘技によるセービング技術は
    高い実力と共に見るものを驚かせる魅力も兼ね備えていますからね」

アンナ「そうですね〜。なんでもニーナ姫はあのゴールポストを蹴る仕草がえらくお気に入りだとか?
    高い総合力を誇るサンパウロか、圧倒的な攻撃力を持つヒューガーか!
    一体どんな展開を迎えるのでしょうか!皆様、試合開始までもうしばらくお待ちください!」

日向「(南米一のユースチームか…以前翼が所属していたチームらしいが…
   ふん、一応将来の全日本の主将として新田と石崎の実力もチェックしておくかな。
   松山ほどではないが、俺の手足として動かせるくらいの力があれば上出来だ)」

三杉「…松山たちマンチェスターは勝ったか。ならば、彼らと引き分けた僕たちが負けるわけには行かないな。
   あのバビントンという選手は、アルゼンチンの中でもかなりの優秀な選手と聞くし、良い勉強になりそうな試合だ」

310 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 19:51:11 ID:???
ビクトリーノ「よーし、行こうぜダ・シルバ。南米で最も優れているのは
       ブラジルじゃない、ウルグアイだってことを思い知らせにな!」

ダ・シルバ「う、うん…頑張ろうぜビクトリーノ!
      (うわー、あのレナートとか言うキーパー俺が前所属してた
      グレミオのキーパーにそっくりでやんの…なんかやだなァ)」

若島津「この大会、森崎は合計4失点…俺は今のところ1失点…
    …いや、考えるのはよそう。奴と直接ぶつかり合うまでは…空論でしかない」

ジェイク「見ててくれよアンナ。今日こそは華麗にリフレクトシュートを成功させてみせるぜ!」

ベック「また倒れたら大変なんだな〜。あんまり無理し茶嫌なんだな〜」

ジェイガン「アカネイアはこれで2連敗か…情けない。
      このジェイガン、アリティアの臣下としてあまりにも情けないですぞ…!」

バヌトゥ「そうじゃなぁ。森崎殿たちもかなり落ち込んでたみたいじゃし…
     なんとか元気付けてやりたいんじゃが、今のワシらに何が出来るじゃろうか」

チェイニー「心配するだけ無駄って奴だよバヌトゥの旦那。
      あの森崎って奴ならきっと大丈夫だって。あんまり繊細そうな奴に見えないしさ」

ナバール「(…もしも、俺がアカネイアのメンバーに選ばれていれば………
     ふっ、馬鹿な話だ。仮定の話などなんの意味も成さないというのに)」

こうして両チームとも様々な想いを胸に、激戦必至の試合に臨むのであった。

森崎「さぁて…どっちが勝つかねぇ」

マルス「そうだね…総合力ではサンパウロに分があると思うけど…
    ヒューガーの爆発力は侮れない。どちらが勝つか全く予想できないね」

311 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 19:53:01 ID:???
森崎たちアカネイアのメンバーは用意された指定席にてこの試合を観戦していた。
だが不思議なことに何人かは席を外しており、空席が目立っていた。

森崎「まだ治療中で安静にしてなきゃいけないカシムは仕方がないとして…
   アベルの奴、どこに行きやがったんだ…?」

マルス「最後のシュートを簡単に止められてしまったのがよほどショックだったんだろうね。
    もしも僕も同じ立場だったら…悔しくて、恥ずかしくて姿をくらませてしまうかも…」

森崎「……次の試合までには戻ってきてくれるよな?」

マルス「そうだといいけどね…」

ジュリアン「ちっ…俺からしてみれば贅沢な悩みだぜ。
      練習じゃああいつがこのチームの中でダントツで上手かったんだぜ?
      シュートも守備もバスも…俺の得意なドリブルも、奴の方が上手かった」

シーダ「それは…仕方がないんじゃないかしら。優れたプレイヤーだからこそ、期待されているからこそ、
    失敗が際立ってしまう。それにアベルは…ここ最近ずっとミスの連続だったから…」

バーツ「アベル……くそっ!」

以前アベルにはカインと言う名の頼れる相棒がいたという。
もしも自分が彼のようにアベルの力を引き出すことができる能力があれば
今回のような悲劇は避けられていたかもしれない。バーツは一人そう考えていた。

森崎「お、どうやらようやくコイントスが始まるぞ」

312 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 19:54:17 ID:???
コイントス→ ! dice

!と diceの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

奇数→ヒューガーのボールから
偶数→サンパウロのボールから

313 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 19:57:35 ID:???
コイントス→ 5

314 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 20:21:04 ID:???
コイントス→ 5
>奇数→ヒューガーのボールから

コイントスを当てた日向は迷うことなくボールを選ぶと、
意気揚々とセンターサークルにボールを置き、キックオフの笛を待つ。
彼の左にて腕組みをして経つビクトリーノは、呆れたように息をつく。

ビクトリーノ「(いきなり撃つ気満々ですって顔してやがる…まぁいいさ。
       あのサンパウロにキーパーもアカネイア戦で見せたように
       並大抵のキーパーではないからな…)」

体格的にもグラウンダーでのキック力ではどうしても日向には勝てないと自覚している彼は
このチームのために自分に何ができるのかを、昨日の夜考えていたのである。

ビクトリーノ「(…なぁサルバトーレさん。本当に…本当に俺に適正があるのか?
       長年ウルグアイには司令塔が欠如してると言われてきている。
       そして、俺には…将来ウルグアイナショナルチームの『司令塔』として
       活躍してもらいたい、そのためにも今のうちから周りの選手を使っていくことを学べと…)」

ビクトリーノとダ・シルバが現在所属しているモンテビデオユースのトップチームにて
絶対的なストライカーとして君臨している『機関銃』と称されるサルバトーレという選手がいる。
彼をはじめFWにはルーベン、DFにはウーゴなどの中心人物がいるが、
肝心の中盤を支える選手が近年全く育っておらず、このままでは他のチームに確実に劣ると予想されている。
それを憂いたサルバトーレは、ユースチームにてメキメキと頭角をあらわしている
ビクトリーノに対し、FWではなく、攻撃的MFとして動けるようにしてくれと言ったのだ。

ビクトリーノ「(…あの人は言った。将来ウルグアイを支えていくのはこの俺の力だと。
       だが、今のままではこの私が引退するまで君の出番は無いとまで言った…
       まったく、酷い言い草だよ。でも、それほどのことを言っても許されるほどあの人の力は偉大だからな)」

315 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 20:22:54 ID:???
ビクトリーノも幼い頃から点取り屋としてチームの最前線で走り回ってきた身だ。
いきなりコンバートをしろと言われてもはいそうですかと納得するはずもない。
だから、彼はこの試合で自分が本当にMFとしてもやっていけるかどうか試そうと思ったのだ。

ビクトリーノ「ヒュウガ!今回はお前の体力が続く限り好きに撃っても構わんぜ。
       俺も後ろからできる限りのサポートはさせてもらう」

日向「…?一体どういう風の吹き回しだ?だが、それは都合がいい。
   ならばお前は俺に確実にパスをつなげ。あとは俺が試合を決定付けてやろう」

ビクトリーノ「…それはどうも。だが、お前が不甲斐ないようならば容赦なく
       お前からボールを奪ってでも俺がゴールを決めに行くからな。覚えておけよ」

日向「…マンチェスター戦のような無様はアレっきりだ。もうあんなことは起きん」

昨日のイマイチな結果を思い出して少し気を悪くしたのか、日向はビクトリーノから
顔を背けると、サンパウロのゴールの方を向いてしまう。

日向「(さて…昨日のような結果はあのサッカー協会の男もきっと納得は言っていないだろう。
   この俺の力を最も証明するのに相応しい攻めかたは…やはり、これか)」



日向の判断→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→挨拶代わりのキックオフネオタイガーショット!
スペード→ビクトリーノに預け、自分はさっさと前線に上がる
クラブ→ナバールに預け、自分はさっさと前線に上がる
JOKER→挨拶代わりのキックオフ……新必殺シュート!

316 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 20:31:50 ID:???
日向の判断→ ダイヤA

317 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 20:52:53 ID:???
日向の判断→ ダイヤA
>ダイヤ・ハート→挨拶代わりのキックオフネオタイガーショット!
===========
ピイイィィィッ!!

アンナ「さァ今ヒューガー対サンパウロのキックオフの笛が吹かれ…おお、こ、これは!?」

グオワアアッ!

日向「この俺の得点力を最もアピールするにはやはり、これしかないよなぁ?」

ニタリと不気味な笑みを浮かべながら足を振り上げる彼の姿は
今まさに獲物に飛びかからんとする獰猛な虎そのものであった。

ビクトリーノ「(あちゃ〜やっぱりか。味方の体力を把握するのも司令塔の仕事なんだから勘弁してほしかったんだがな…)」

三杉「君も相変わらずだね。だが…君が本当にメキシコで大活躍しているというのなら…
   間違いなくこのシュートは入るはずだ。期待させてもらうよ」

ジウ「はぁ!?いきなり撃ってくるとか頭おかしいんじゃないの!?」

バビントン「それだけ自分のシュート力に自信があるというのか…?」

ドトール「…やはり来たか。予めDFラインを集結させておいて正解だったな。
     アマラウ、マリーニ、イシザキ、ブロックだ!」

アマラウ「りょうか〜い♪」

マリーニ「けっ、あんな遠くからシュートを撃って入るわけないだろうが!
     俺たちを…サンパウロを舐めんじゃねぇぜ!」

318 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 20:54:21 ID:???
石崎「(キタ!いきなり陽子さんにアピールするチャンス!よ〜し、相手が日向だろうと
   怖くはない!陽子さん…貴女のためにこの石崎了、鋼鉄より堅くなってみせます!!)」

レナート「馬鹿な奴だ…このブロックの多さもそうだが、なによりも
     この俺!レナートがゴール前に立っているんだぞ?止めてくださいとでも言ってるのか?」

日向「くらえサンパウロ!これが俺のネオ・タイガーショットだ〜〜〜!!」

ドッゴォォォォオオオオオン!!


先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

日向→ ! card+ ネオタイガーショット55=

ジウ→ ! card+ ブロック33+(人数補正+6)=
バビントン→ ! card+ ブロック34+(人数補正+6)=
アマラウ→ ! card+ ブロック39+(人数補正+6)+(距離補正+3)=
マリーニ→ ! card+ ブロック32+(人数補正+6)+(距離補正+3)=
石崎→ ! card+ ブロック37+(人数補正+6)+(距離補正+3)=
ドトール→ ! card+ ブロック39+(人数補正+6)+(距離補正+4)=

レナート→ ! card+ パンチング42+(距離補正+5)+(自己陶酔+2)=

!と card diceの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

319 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 20:55:24 ID:???
【攻撃側】−【守備側】(ブロック)
≧5→そのままシュートはゴールに向かう
≧4〜2→威力を1減衰しながらゴールへ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(プラトンがフォロー)(タハマタがフォロー)(マウリシオがフォロー)
≦−2→サンパウロがブロック

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→日向のネオタイガーショットがサンパウロのゴールを突き破った!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ラインを割りヒューガーの左CK)(ラインを割りヒューガーの右CK)(プラトンがフォロー)
≦−2→レナートがパンチング!マウリシオがフォロー

【補足・補正】
アマラウのマークがダイヤで『鋭いブロック』で+2
石崎のマークがダイヤで『がんめんブロック』(消費400)で+20
石崎はクラブ5〜Aで『大チョンボ』でオウンゴールします
ドトールのマークがダイヤで『鋭いブロック』で+2
レナートのマークがダイヤ・ハートで『とるっ!』で+3
その他は>>19を参照してください。

320 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 20:57:37 ID:???
日向→ スペードJ + ネオタイガーショット55=

321 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 20:58:14 ID:???
日向→ スペード4 + ネオタイガーショット55=

322 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 20:59:48 ID:???
ジウ→ ダイヤ2 + ブロック33+(人数補正+6)=

323 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 21:01:44 ID:???
バビントン→ スペード4 + ブロック34+(人数補正+6)=

324 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 21:02:55 ID:???
アマラウ→ ダイヤ6 + ブロック39+(人数補正+6)+(距離補正+3)=

325 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 21:03:13 ID:???
マリーニ→ ダイヤ6 + ブロック32+(人数補正+6)+(距離補正+3)=

326 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 21:03:14 ID:???
マリーニ→ ハート4 + ブロック32+(人数補正+6)+(距離補正+3)=

327 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 21:03:26 ID:???
石崎→ スペード7 + ブロック37+(人数補正+6)+(距離補正+3)=

328 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 21:04:16 ID:???
ドトール→ ダイヤ5 + ブロック39+(人数補正+6)+(距離補正+4)=

329 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 21:04:41 ID:???
レナート→ ハート8 + パンチング42+(距離補正+5)+(自己陶酔+2)=



330 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 21:13:05 ID:???
お、レナート神話崩壊?

331 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 22:42:29 ID:???
>>330
レナートの引きも悪くはなかったのですが、相手が悪すぎましたね…
================
日向→ スペードJ + ネオタイガーショット55=66

ジウ→ ダイヤ2 + ブロック33+(人数補正+6)=41>吹っ飛び
バビントン→ スペード4 + ブロック34+(人数補正+6)=44>吹っ飛び
アマラウ→ ダイヤ6+(不利-2)+(鋭いブロック+2) + ブロック39+(人数補正+6)+(距離補正+3)=54>吹っ飛び
マリーニ→ ダイヤ6+(不利-2) + ブロック32+(人数補正+6)+(距離補正+3)=45>吹っ飛び
石崎→ スペード7 + ブロック37+(人数補正+6)+(距離補正+3)=52>吹っ飛び
ドトール→ ダイヤ5+(不利-2)+(鋭いブロック+2) + ブロック39+(人数補正+6)+(距離補正+4)=55>吹っ飛び

【攻撃側】−【守備側】(ブロック)
≧5→そのままシュートはゴールに向かう

レナート→ ハート8+(有利+2)+(とるっ!+3) + パンチング42+(距離補正+5)+(自己陶酔+2)=62>吹っ飛び

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→日向のネオタイガーショットがサンパウロのゴールを突き破った!
================
ズブルシュバアアアアアッ!!
ボゴッ!ドムッ!バスッ!ベゴッ!ガゴッ!グシャアッ!!

ジウ「ぎやあああ〜〜!!」

バビントン「うわあああっ!!」

アマラウ「どしえ〜〜!!」

マリーニ「無理だってこんなのぉ〜〜!!」

石崎「ぐぎゃあー!陽子さーん!!」

332 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 22:43:45 ID:???
ドトール「ぐわああっ!レ、レナート!後は頼む…!」

アンナ「出たァ!広大なフィールドに一匹の猛る虎が放たれたァ!
    立ちふさがるサンパウロの選手たちを次々と引きちぎりながらゴールへと一直線に突き進む〜〜!!」

日向「何人来ようとも同じだ。俺の前に壁など無意味。全員仲良く吹っ飛びやがれ!!」

レナート「そうはいくかよっ!この大会無失点で優勝するこのレナート様が相手になっ…!?」

ズギャアアアアッ!!ズボオォォッ!!

レナート「ずべらごわぁぁぁぁ!?」

レナートは決して強いキーパーではなかったが弱いキーパーでもなかった。
その中途半端な能力の所為で無駄にプライドだけが鍛えられ、今の彼の傲慢な性格にいたる。
だが先のアカネイア戦でも証明したように、彼のこの性格がときに鋭いセービングの感性を働かせる。
しかし、今彼を襲おうとしているのはメキシコシティユースにて熱い旋風巻き起こす日向小次郎の全力シュート。
もしもレナートが心を改め真面目に練習に取り組み、もう少しセービング技術を磨いていたとしたら…
彼の突き出した拳はあっさりと弾かれて体の後ろに回される。そしてボールは勢いそのままに彼の体も吹き飛ばし
そのままサンパウロのゴールネットを突き破っていったのだった。

スッ…!

日向は右手の人差し指を天高く突き上げ、堂々と自らが取った1点を誇示した。
そして次の瞬間、凄まじい光景を目の当たりにした観客の歓声と、ヒューガーの先制点を知らせる笛が鳴り響く。

ピイイイィィィィィィィィッ!!

アンナ「ゴーーーーーーールゥッ!これが!これが猛虎日向小次郎の実力か!
    開始僅か数秒…日向君の放ったとてつもない弾丸シュートがサンパウロの選手たちを次々と吹き飛ばし
    あっという間に先制点を叩き出してしまった〜〜〜!」

333 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 22:44:47 ID:???
=======================
ヒューガー1     −     0サンパウロ
前半0分 日向
=======================

ドワアアアアァァァァァアアアアァァァァッ!!

観客「きゃ〜〜〜!コジコジ〜〜!ステキよ〜〜〜!!」
  「やっぱりサッカーはこうでなくちゃあ!派手なゴールありがとうよ兄ちゃん!!」
  「いいぞヒューガー!その調子でどんどん攻めまくれ〜〜!!」

最高のパフォーマンスを前に、アカネイアの敗戦で鬱憤がたまっていた観客たちは派手に盛り上がる。
だが、日向は特にその声援に応えることもなくゆっくりと自陣の方へと歩いていく。

ビクトリーノ「…ナイスシュート。できれば前の試合でそれを撃って欲しかったぜベイビー」

日向「言いたいことはそれだけか?それより、この試合でできるだけ得点を稼いでおきたい。
   ボールを奪ったらすぐに俺に渡せ。前半のうちに勝負を決める」

ビクトリーノ「どういうことだ?やけに強気じゃねぇか。
       体力のこともあるんだし、あんまり飛ばすんじゃねーぞ」

日向「ふん…いらぬ心配だ。いいからさっさと守りにつくぞ」

日向は今のシュートを止めようと飛んだレナートたちの姿を見て確信した。
先日対戦したマンチェスターに比べてあまりにも脆い。
インパクトをしっかりすることを心がければそうそう防がれることはない。
この試合でできるだけ自分の実力をアピールしておきたいと思ったのだった。

マウリシオ「い、いやぁ…いきなりとんでもないことしてきやがりましたね…はは…」

334 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 22:45:49 ID:???
新田「……とんでもないというレベルじゃない…あれが、あれが世界クラスのシュートなんだ…
   くそっ!あの人の前じゃ、今の俺のシュート力なんてたかが知れてる!」

プラトン「バビ、平気か?」

バビントン「う、うん。なんとかね。…それより、いきなり相手に主導権を握られてしまったね。どうしようか?」

ドトール「……アカネイア戦同様俺とドトールを上げて中盤を強化し
     パワープレイに持ち込むという手段もあるが…カウンターを仕掛けられると厳しいだろうな」

アマラウ「おーいキャプテン。我らが頼れるキャプテンレナートくーん。
     指示を出しておくれよ。俺たちが奴らに追いつくためにはどうすりゃいいんだい?」

レナート「…………」

ぷるぷると拳を震わせてゆっくりと立ち上がるレナート。
その震えは失点をした悔しさからだろうか。日向に対する怒りからだろうか。それとも…?


レナート、どうする?→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→「くくく…こうでなくてはな。ピンチはヒーローにはつきものだろう?(以外に冷静だ。自己陶酔も+2→+3へ)
ハート→「あの野郎…よくも俺の輝かしい経歴に泥を!(怒りを露にし、攻撃的布陣に切り替えていく)
スペード→「……と、とりあえずいつものようにバビを中心にして攻めるぞ(少し落ち込んでいた。自己陶酔が消滅)
クラブ→「ボ、ボールが怖い…(恐怖に震えて指示を出せる状態じゃない!自己陶酔も消滅!)
JOKER→「(な、なんだこの感触は…き、気持ちよかった…癖になりそうだ!)(レナート、ドMに覚醒)

335 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 22:48:38 ID:???
レナート、どうする?→ ハート10
その心こそが仮面ライダーなんだ!

336 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 23:22:22 ID:???
>>335
今日放送されたWの最終回は、とても爽快感のあるEDで良かったと思います。
今度映画もDVDになったら是非とも借りてこなくてはいけませんねぇw
=============
レナート、どうする?→ ハート10
>ハート→「あの野郎…よくも俺の輝かしい経歴に泥を!(怒りを露にし、攻撃的布陣に切り替えていく)

レナートは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の虎を除かなければならぬと決意した。

レナート「あの野郎…よくも、よくもこの俺様の輝かしい経歴に泥を塗りたくってくれたなァ!」

アマラウ「(お?いきなりの失点にてっきり落ち込んでると思ったが…
     なかなかどうして、頼りがいが出てきたじゃんか♪)」

拳を怒りで震わせ声を荒げるレナートの姿に、アマラウは少し感心したように頷く。

レナート「いいかお前ら!キックオフシュートというラッキーで点を取ったにすぎない
     あいつらに、そう簡単にいい気にさせるな!ドトール、アマラウ。
     アカネイア戦同様お前たちには上がってもらう!お前らの競り合いで
     あのどうみてもフィジカル不足なMF陣を蹴散らしてこい!」

ドトール「…ふ。了解した」

アマラウ「オッケーオッケー!まっかせてくれよなキャプテン!」

ジウ「よーし、攻撃的布陣になったからには遠慮は無用だな!
   マウリシオ、ニッタ、点を取れるなと思ったら迷わず狙っていくぞ!」

マウリシオ「わっかりました〜!」

新田「よ、よーし!俺だって日向さんに負けてられない!やるぞ!」

337 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 23:23:34 ID:???
陽子「(ふーっ。レナート君の発奮でチームの雰囲気は上々ね。
   いきなり総崩れにならなくて本当に良かったわ。それにしても……)」

陽子は肩をいからせながら自陣へと戻っていく日向の姿を見て、胸元に抱えるスコアブックにペンを走らせる。

陽子「なるほどね…今のところは日向君の方が圧倒的にリードといったところかな。
   さっきの森崎君の成績があれじゃあね…この判断もしかたないんだろうけど」

兄の宗政の指示で、陽子はこの大会で森崎と日向の優劣をつけるよう言い渡されていた。
そして、先ほど3失点という屈辱の結果を残した森崎と比べていきなりのゴールを見せた
日向の評価は彼女の中で急上昇していたのである。

陽子「(でも、このサンパウロ相手にそうそう簡単に点を奪えるかしら?
   彼らは怖いわよ?いくらあの翼君が所属していたとは言え、
   あの伝説のスーパーストライカー、ジャイロ氏の後を継ぐといわれる
   カルロス・サンターナ君擁するフラメンゴを倒してリオカップ覇者になったんだから)」

少し幼さの残る無邪気な笑顔を浮かべつつ、陽子はレナートたちに声援を飛ばした。

陽子「まだまだ勝負はこれから!みんな、落ち着いて攻めていきましょう!」

一同「「「「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」」」」

ピイイイイイィィィッ!!

アンナ「さァ、ここでフォーメーションに少し動きがあった模様。
    サンパウロはどうやらドトール君とアマラウ君を中盤に上げ、
    攻撃的な布陣へと切り替えてきた模様ですね」

ニーナ「少しでも早く同点にしておきたいのでしょう。
    しかしその分守備が少し不安な陣形になっていますね。
    果たしてこの策がうまくはまってくれるのかがこれからの見所ですね」

338 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 23:24:46 ID:???
・サンパウロFC(オーソドックス/4-3-3/指揮レベル9)
−−@−− @レナート
B−E−A Bマリーニ Eタハマタ A石崎
−−−−− 
−G−I− Gプラトン Iバビントン
−C−D− Cアマラウ Dドトール
−−−−−
F−H−J Fマウリシオ Hジウ J新田
==○==
−−H−− H日向
−I−−F Iビクトリーノ Fナバール
−−−−−
J−E−G Jダ・シルバ E三杉 Gチェイニー
−−−−−
AC−DB Aジェイガン Cベック Dジェイク Bバヌトゥ
−−@−− @若島津
・ヒューガー(ブラジルタイプ/4-3-3/指揮レベル9)


バビントン「(この布陣の弱点は中盤を抜かれるとほぼゴール前ががら空きにされてしまうことだ。
      そのためにも…僕のパスがカギを握っている。昨日みたいにカットされないようにしなくちゃ!)」


バビントンの判断→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→プラトンとのワンツーで速攻を仕掛ける!
ハート→右サイドのマウリシオに攻めてもらおう
スペード→左サイドの新田に攻めてもらおう
クラブ→ここは僕のドリブルで勝負!
JOKER→「バビントーン!頑張ってー!」おや…?どこからか彼に向かって黄色い声援が…

339 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 23:29:01 ID:???
バビントンの判断→ ハート3
ちょwメロスwww

340 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 23:39:02 ID:???
>>339
気づかれましたかw好きなんですよね太宰作品w
==============
バビントンの判断→ ハート3
>ハート→右サイドのマウリシオに攻めてもらおう

バビントン「(中盤を突破されれば苦しいのは向こうも同じ…なら、彼の突破力に賭ける!)」

バコォッ!

アンナ「バビントン君右前方にパスを送る!その先にはライン際を走りこむマウリシオ君!
    しかしこのパスコースにはビクトリーノ君がカットに飛ぶ!」

ビクトリーノ「運が悪かったな。黒豹の牙は獲物を逃さない…」

バビントン「頼む!通ってくれ!」

341 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 23:40:32 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

バビントン→ ! card+ パス39=

ビクトリーノ→ ! card+ パスカット37+(治りかけ-1)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→バビントンのパスがマウリシオに渡る
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(プラトンがフォロー)(アマラウがフォロー)(ダ・シルバがフォロー)
≦−2→ビクトリーノがボールを奪う

【補足・補正】
その他は>>19を参照してください

342 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 23:45:44 ID:???
バビントン→ クラブ4 + パス39=
こっちの黒豹のお手並み拝見…

343 :森崎名無しさん:2010/08/29(日) 23:46:16 ID:???
ビクトリーノ→ スペード9 + パスカット37+(治りかけ-1)=

344 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/29(日) 23:59:26 ID:???
>>342
個人的にもっと評価されてもいいプレイヤーだと思っているので、
他スレでも彼の活躍があると地味に嬉しかったりしてますw
===============
バビントン→ クラブ4 + パス39=43

ビクトリーノ→ スペード9 + パスカット37+(治りかけ-1)=45

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→ビクトリーノがボールを奪う
===============
ビクトリーノ「(…なるほどな。少し、あなたの言葉の意味が分かった気がする)」

サルバトーレはビクトリーノの耳にたこができるほどこの言葉を繰り返して彼に言うのだ。
君の俊足を攻撃だけに使うのは非常に勿体無い。サッカーの神様に対する冒涜だ、と。

ビクトリーノ「(味方のどんなパスにでも足を届かせるために、俺は徹底的に走力を鍛えた。
       だけど…言われてみれば最もだな。俺のこの足があれば、相手のパスにも体を合わせることができる!)」

ズダダダダダダッ!バシィッ!

バビントン「え…?」

レナート「な…なにやってんだバビントン!しっかりしやがれ〜〜!!」

アンナ「ビクトリーノ君、素晴らしいインターセプトを披露してくれました!
    100メートルを10秒台で走り抜けるその俊足は守備においても発揮されているようです!」

日向「ほぉ、少しは役に立ってくれるじゃねぇか。おいビクトリーノ!すぐにこっちに寄越せ!」

日向は気分よくビクトリーノに声をかけるとパスを要求するサインを出す。

345 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/30(月) 00:01:07 ID:???
ビクトリーノ「(…いま日向にパスを出したら、奴はまたロングシュートでゴールを狙おうとするだろう。
       確かに今はサンパウロの守備網は薄い。決してその策は悪くはないんだ。だが…)」


ビクトリーノの判断→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→いや、やはりここは日向の好きにさせよう。素直にパスを出した
スペード→日向のスタミナを考えて、ナバールにボール運びをさせる
クラブ→やっぱり俺も攻撃参加したい!ビクトリーノの単独ドリブルだ!
JOKER→ダ・シルバ!ここから狙うぞ!俺達の新技を!

346 :森崎名無しさん:2010/08/30(月) 00:01:56 ID:???
ビクトリーノの判断→ ハート2

某スレのバビはすごいことになってるねw

347 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/30(月) 00:10:23 ID:???
>>346
ちなみに>>338の判定でJOKERが出ていたらバビントンと非常に仲の良い彼女さんが出てくる予定でしたねw
=============
ビクトリーノの判断→ ハート2
>ダイヤ・ハート→いや、やはりここは日向の好きにさせよう。素直にパスを出した

ビクトリーノ「(…今の俺がすべきこと。それはFWの力を引き出し気持ちよくシュートを撃ってもらうことだ。
       これで…これでいいんだよな?サルバトーレさん!)」

バコォッ!

アンナ「ビクトリーノ君パスを出す!このパスは先ほど豪快に点を決めてくれた日向君に向けられたものだ!」

ドトール「ちいっ、容赦のない奴らめ。アマラウ!カットに向かえるか!?」

アマラウ「オーライ!そう簡単にはやらせんぜ!」

トトッ…バッ!

アンナ「アマラウ君、バックステップから高く跳躍!このパスに動きを上手く合わせられるか〜〜?」

348 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/30(月) 00:12:03 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

ビクトリーノ→ ! card+ パス39+(治りかけ-1)=

アマラウ→ ! card+ パスカット38=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→ビクトリーノのパスが日向に渡る。ビクトリーノのカードが奇数でドリブルに移り、偶数でシュートを撃つぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(プラトンがフォロー)(アマラウがフォロー)(ダ・シルバがフォロー)
≦−2→アマラウがボールを奪う

【補足・補正】
アマラウのマークがダイヤ・ハートで『ハイジャンプカット』で+2
その他は>>19を参照してください

349 :森崎名無しさん:2010/08/30(月) 00:14:04 ID:???
ビクトリーノ→ クラブ6 + パス39+(治りかけ-1)=

350 :森崎名無しさん:2010/08/30(月) 00:21:02 ID:???
アマラウ→ ハート10 + パスカット38=
飛ぶぜ〜

351 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/08/30(月) 00:34:57 ID:???
ビクトリーノ→ クラブ6 + パス39+(治りかけ-1)=44

アマラウ→ ハート10+(ハイジャンプカット+2) + パスカット38=50

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→アマラウがボールを奪う
=============
アマラウ「へっ、甘いぜ!その程度のパスが俺の頭上を越えられるとでも?」

ボウンッ…ボムッ!

一度ヘッドで勢いを殺して浮き上がらせ、その後なんなく胸元でトラップしてキープする。
非常にこなれた動きでビクトリーノのパスをカットしたアマラウは得意げに笑う。

ビクトリーノ「げ!なんて高さだ…!」

日向「ちっ…使えん奴め」

アマラウ「さーて、いまの一連のプレーで右サイドが空いたな。
     そらっ!マウリシオ!少し遅くなったがプレゼントのボールだぜ!」

ボコォッ!

マウリシオ「遅いッスよ先輩!でも送り届けてくれてサンキューです」

アマラウ「相変わらず生意気な口だねぇ。いいからさっさとゴール前に切り込んで来い!」

マウリシオ「了解っと!」

ズダダッ!

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