キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【宿命ありき】ファイアーモリブレム20【森崎VS日向】

1 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/12(日) 02:49:14 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作とは少し違うところがございます。
設定なども若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意を。


〜これまでのお話〜
アリティアカップ二日目。森崎たちの健闘空しくマンチェスター相手に1対3と完敗。
この瞬間アカネイアの優勝の可能性は完全に消え、森崎の失脚を企む日向の高笑いが木霊した。
さらにその日向はアカネイアが敗れたサンパウロ相手に3対1と快勝。
1年後のワールドユース大会の出場を控えた全日本ユースの主将争いに大きなアドバンテージを得たのだった。
自身の力不足と成長のストップに悩み苦しむ森崎。そんな彼にモロドフが一瓶の謎の薬を託す。果たしてこの薬の正体とは?
そしてアリティアカップ三日目。サンパウロはフロントの強引なトレード補強を食い止めるため
プレミアリーグの雄マンチェスターユースにチーム一丸となって挑む。
そして森崎は屈辱の全敗を強敵日向相手に阻止できるのか……?
ファイアーモリブレムアリティアカップ編、いよいよ最終局面に突入!


※皆様のご協力感謝いたします。今度こそ残り容量にはしっかりと気を配りたいと思います。


☆前スレ
【アリティア】ファイアーモリブレム19【最大の危機】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1282481768/l50

222 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/15(水) 23:49:15 ID:???
マウリシオドリブル覚醒→ クラブ6
>クラブ→『ドリブル+2』習得
==========
パオラがマウリシオを押すと同時に、倒れないようにと咄嗟にマウリシオのユニフォームを掴んでしまう。

パオラ「きゃっ…!」

パオラの全体重をその背に受け、体格の劣るマウリシオはそのまま転倒するかと思われたが…

マウリシオ「うっ…うおおおぉぉぉぉおおおっ!!」

ドギュン!!ビリィッ!!

服の袖を破かれながら、マウリシオは強引にパオラを振り切った。
体格的に、彼がしたくても絶対に出来ない直線的ドリブルである。

プラトン「マ、マウリシオのやつ…あんな動きも出来たのか…?」

バビントン「す、すごいや!いっけぇ〜〜!その調子でゴールまで走りぬくんだ〜〜!」

後輩が新たな力に目覚め、チームの勝利のためにひた走る。これほど感動的なシーンは無いだろう。
だが、当の本人であるマウリシオはそれどころではなかったのだ。

マウリシオ「(むにゅって…やらかいのが…むにゅって…)」

マウリシオ。若干15歳にてサンパウロユースの右ウイングを任されるほど才能の髪に愛されし少年。
だが、Jrチームでは彼は孤高の存在であった。彼はサンパウロ地区の中でも珍しい
非常に裕福な家庭の嫡男で、世間に疎く、本人にその気は無くても生活に苦しむものたちに不愉快な態度をとってきた
いわゆる『世間知らずのお坊ちゃん』なのだ。そんな彼が、初めて経験した未知の感触。
ミントの爽やかな香りのする緑色の長髪と共に、自分の背中にしなだれるようにもたれかかったあの体。
思春期真っ盛りの彼にとっては、思わず叫び恥ずかしさからいても立ってもいられなくなるには十分すぎるものだったのだ。

223 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/15(水) 23:50:45 ID:???
む に ゅ 。

マウリシオの頭から一向に離れない邪なイメージ。それを振り払うかのごとく、
彼のドリブルはより一層鋭く、速いものへと進化していったのだった。

マウリシオ「(お、落ち着け落ち着けオチツケオチケツ。とにかくゴール前まで切り込んでいかなきゃ!)」

シューマッハのセーブ力はアカネイア戦で十分に証明されている。
彼を抜くためにはやはり1対1に持ち込むことが最も楽な方法であろう。

アンナ「マウリシオ君PA内に侵入!だがシューマッハ君の前にはまだこの男がいる!」

ズ ズ ン !
 
ロブソン「ここから先には、通さない!」

2年前のJrユースでも下馬評を覆さんばかりにフランス相手に善戦したロブソン。
その圧倒的な迫力と存在感を前に、マウリシオもプレッシャーを感じられずにはいられない。

マウリシオ「それでも…抜く!抜いてやるぞ!」

ロブソン「ソーダの分まで俺が相手をしてやろう。…さァ、来るがいい!」

224 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/15(水) 23:54:58 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

マウリシオ→ ! card+ ドリブル36=

ロブソン→ ! card+ タックル37=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→マウリシオが突破。シューマッハと1対1に
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ジウがねじ込みに)(新田がねじ込みに)(バビントンがフォロー)
≦−2→ロブソンがボールを奪う。

【補足・補正】
マウリシオのカードがダイヤ・ハートで『スキルステップ』で+3
ロブソンのカードがダイヤ・ハートで『パワータックル』(吹っ飛び係数3)で+3
その他は>>19を参照してください
=============
マウリシオが少し大人の階段を上ったところで一旦ここまで。

ちなみにこのマウリシオ君。総合力はサンパウロの中ではやや弱めです。
まだJrチームから上がりたてということで、若干ステータスは抑え目にしております。
もし彼らと再戦することがあれば、次はエースの貫禄を持って強敵として立ちふさがってくるでしょう。
それではまた〜

225 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 00:01:57 ID:???
おお髪よ…!乙でした!

マウリシオ→ ダイヤ7 + ドリブル36=

226 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 00:09:58 ID:???
ロブソン→ スペード5 + タックル37=
オチケツ少年!

227 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 19:54:32 ID:???
>>225
ヌギャー!しょうもない誤字を…。お察しの通り『神』の間違いですね。
>>226
落ち着いた結果、無事に突破できたみたいですね。マンチェスター絶体絶命!?
==============
マウリシオ→ ダイヤ7+(スキルステップ+3) + ドリブル36=46

ロブソン→ スペード5+(有利+2) + タックル37=43

【攻撃側】−【守備側】
≧2→マウリシオが突破。シューマッハと1対1に
==============
マウリシオ「(キャプテンやバビントンさんが俺に託してくれたボール…絶対に渡すものか!)」

シュバッババババッババッ!

激しい横の揺さぶりの繰り返し。早田に比べフィジカルは優れるが
素早い動きは不得手なロブソンは、彼のフェイントに翻弄されてしまう。

マウリシオ「この…どうだっ!」

ロブソン「ば…馬鹿なァ!?」

アンナ「マウリシオ君ロブソン君も抜いたぁ!これでシューマッハ君と1対1だァ!」

マウリシオ「(前よりもずっと体が軽い…いける!いけるぞォ!!)」

早田との数度に渡る激突が、彼を大きく成長させていたのだ。
マウリシオはもはや自分を止められるものなどいやしないのだと言わんばかりに真っ直ぐゴールへと突き進む。

シューマッハ「ボア殿、雷の魔法を!」

228 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 19:57:05 ID:???
ボア「わわ、分かりました」

ブ…ン…バチバチバチバチ!

シューマッハ「(いい目だ。我に敵なしといったところか。だが…それは同時に世界の広さをまだ知らない目でもある)」

シューマッハはボアの魔法の力を両腕に蓄えると、両手を広げて腰を深く落とす。

シューマッハ「…こい。Jr上がりのルーキーが俺を抜けるか?」

マウリシオ「どけよっ!先制点はサンパウロのものなんだ〜〜〜っ!!」
==============
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

マウリシオ→(行動…! dice) ! card+ ドリブル36orシュート32=

シューマッハ→(行動…! dice) ! card+ 備える38+(トロン+6)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→マウリシオが無人のマンチェスターゴールにボールを蹴り込む
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ジウがねじ込みに。ゴールは空っぽ)(新田がねじ込みに。ゴールは空っぽ)(バビントンがねじ込みに。ゴールは空っぽ)
≦−2→シューマッハがボールを奪う。

【補足・補正】
両者とも(行動)のダイスが奇数でドリブル、偶数でシュートを選択します。
シューマッハは予想が当たると+3、外すと-3の補正を受けます。
マウリシオがドリブル選択時、ダイヤ・ハートで『スキルステップ』で+3
その他は>>19を参照してください

229 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 19:59:34 ID:???
マウリシオ→(行動… 5 ) ダイヤA + ドリブル36orシュート32=

230 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:03:08 ID:???
シューマッハ→(行動… 6 ) ダイヤ8 + 備える38+(トロン+6)=

231 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:03:13 ID:???
シューマッハ→(行動… 5 ) ハート9 + 備える38+(トロン+6)=



232 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 20:24:05 ID:???
マウリシオ→(行動… 5→ドリブル ) ダイヤA+(スキルステップ+3) + ドリブル36=40

シューマッハ→(行動… 6→シュート ) ダイヤ8 + 備える38+(トロン+6)+(読み外し-3)=49

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→シューマッハがボールを奪う。
================
シューマッハ「(……どちらでくる?)」

シューマッハはマウリシオがどんな駆け引きを使ってくるかをまずは見定めようとした。
だが、先ほどの早田との対戦から自分にはそんな余裕がないと理解したマウリシオは
自分が今最も得意としている技…ドリブルで勝負を挑む。

マウリシオ「みせてやるぜ!これが俺の…スキルステップだ!」

シューマッハ「(その思い切りのよさは確かに見事だ。これから先も強力な武器になるだろう。だが…)」

マウリシオにはまだ絶対的な技術と経験が足りなかった。
デンマークA代表として、国を背負うキーパーとしてゴールマウスを守る
シューマッハの前では、まだまだ対抗できうる選手ではなかったのだった。

ズシャアアッ!バシィッ!

マウリシオ「えっ!?」

シューマッハ「惜しかったな。その歳でそれだけできれば、十分だ。だが……」

バッ!クルン…ブン、バコォッ!

シューマッハ「相手が悪すぎたな」

シュイイィィーーーーーン!!

233 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 20:25:39 ID:???
アンナ「な、なんとシューマッハ君が一瞬のうちにマウリシオ君の足元に潜り込み、ボールを掴み前方回転!
    そしてその勢いを利用して一気に前ぽへとボールを蹴り出したァ!
    サンパウロのカウンターアタックは惜しくも防がれてしまいました!」

ニーナ「魔法の守護があったとはいえ、さすがの守りですね。
    今までの失点はPKを含めた僅か2点という実力は相当なものでしょう」

マウリシオ「うっ…く、くそぉ!俺の本気はまだこんなもんじゃない!こんなもんじゃないんだ!」

悔しそうに拳を握りながらマウリシオは急いで守備へと戻る。

ジュリアン「ダメだな。あいつを抜くには横からじゃない。上からだ。
      もっとフィールドを立体的に使わないと!」

森崎「いやいや、お前みたいな体操競技みたいなドリブルをするほうが稀だし、無理言うなよ」

溜息をつきながらマウリシオに駄目だしをするジュリアン。
森崎は冷静に突っ込みを入れながらも、改めて1対1の有効さを思い知る。

森崎「(あの戦法はきっと若島津相手にも有効だ。うまくドリブラーを
   フリーにし、楽にPA内に突っ込めるようなフォーメーションを組んでやらないと)」

アンナ「さァ、シューマッハ君の蹴ったボールはカルツ君へと渡りました。
    すでに後半も約半分が過ぎました。拮抗した試合展開、先に流れを掴むのは果たしてどちらか!」

カルツ「(さーて…しんどくなってきたのう。さすがに南米一のクラブ。ツバサが移籍していったとはいえ一筋縄とはいかん。ここは…)」

234 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 20:27:05 ID:???
カルツの判断→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ミディアの姉御とワンツーで速攻を仕掛けるかのう!
ハート→ワシが単独で右サイドを突破使用かのう!
スペード・クラブ→リッキーを交代させるために一度ボールを外に出すか
JOKER→あのキーパーに誠意を表し、このシュートで沈めてやるかのう!

235 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:27:45 ID:???
カルツの判断→ ハートA


236 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 20:40:39 ID:???
カルツの判断→ ハートA
>ハート→ワシが単独で右サイドを突破しようかのう!
============
カルツ「サンパウロの中盤はあのバビントン以外ははっきり言って三下。
    ならば、ここはワンツーで一気に突破を図るべきだな」

そう結論を出すと、カルツは前方にいるリッキーに目でサインを送る。
しかし、リッキーから帰ってきたサインは、指を×型にし首を横に振るサインだった。

リッキー「(えんぷてぃ〜。えんぷてぃ〜。ドリンクの補給を要求します〜)」

カルツ「(ちいっ…さすがに必殺シュートを乱発させすぎたツケが回り始めたか!)」

リッキーがこれ以上攻撃に参加できないことを悟ると、カルツは単独で突破を図る。
しかし、やはりワンツーに比べれば進撃速度は大いに下がる。
サイドアタックをしかけたつもりが、相手の巧妙な幅寄せでカルツは新田、バビントン、タハマタの3人に阻まれることになる。

タハマタ「俺たちを抜けるかな?ドイツの仕事師!」

新田「もう2年前の無力な俺じゃない!やってやる、やってやるぞ!」

バビントン「君のような優秀な選手と対戦できることを嬉しく思うよ。勝負だ!」

カルツ「ふっ…そこまで持ち上げられても、ワシから出るのは…ちょっとばかし凶暴なドリブルだけだぜよ?」

237 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 20:42:17 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

カルツ→ ! card+ ドリブル40+(本気モード+2)=

新田→ ! card+ タックル30+(人数補正+3)=
タハマタ→ ! card+ タックル31+(人数補正+3)=
バビントン→ ! card+ タックル36+(人数補正+3)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カルツが突破。奇数でドリブル、偶数でパスに移行
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(リッキーがフォロー)(ロリマーとアマラウが競り合い)(石崎がフォロー)
≦−2→サンパウロ勢がボールを奪う。

【補足・補正】
カルツのカードがクラブ以外で『ハリネズミドリブル』(吹っ飛び係数3)で+3
新田のカードがダイヤで『隼タックル』で+2
タハマタ、バビントンのカードがダイヤで『鋭いタックル』で+1
その他は>>19を参照してください

238 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:43:41 ID:???
カルツ→ スペードJ + ドリブル40+(本気モード+2)=

239 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:44:27 ID:???
新田→ ダイヤK + タックル30+(人数補正+3)=

240 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:44:46 ID:???
タハマタ→ スペードK + タックル31+(人数補正+3)=

241 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 20:48:10 ID:???
バビントン→ クラブ5 + タックル36+(人数補正+3)=

242 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 21:03:23 ID:???
カルツ→ スペードJ+(ハリネズミドリブル+3) + ドリブル40+(本気モード+2)=56

新田→ ダイヤK+(不利-2)+(隼タックル+2) + タックル30+(人数補正+3)=46>吹っ飛び
タハマタ→ スペードK + タックル31+(人数補正+3)=47>吹っ飛び
バビントン→ クラブ5 + タックル36+(人数補正+3)=44>吹っ飛び

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カルツが突破。奇数でドリブルに移行
================
カルツ「どけ!いまのワシに近寄るんじゃねぇ!」

体勢を低く保ち、相手の腹の下へと潜り込むように進むカルツ。
これに対しサンパウロ陣営は接触を嫌がり、素早く横に回りこみ払うようなタックルを仕掛ける。が…

カルツ「『本気』のワシのドリブルは、そんな小細工じゃ通用せんぜよ!」

ゴッ!ボガアッ!ドムゥッ!

新田「ぎゃあ〜〜〜っ!!(そ…そんな!確かに手ごたえがあったはずなのに…!)」

タハマタ「ぐべらああっ!!(ハリネズミなんてもんじゃねぇ…こいつは立派なモンスターだ!)」

バビントン「ぐはあぁ!?(くそっ…せめて皆のためにも守備では貢献したいのに!)」

アンナ「カルツ君、3人に囲まれても全く動じません!
    冷静に相手の僅かな隙間を縫うように軽いステップを紡いでいきます!」

カルツ「(さて、突破はしたもののリッキーはへばってシュートは撃てん。
    ロリマーやディーンのシュートではあのキーパーを抜くのは難しい…よし!)」

ダダッ!

243 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 21:04:46 ID:???
石崎「こ、こんにゃろ!これ以上進ませるかよ!」

アマラウ「さっきのお返しってわけかい?はっはぁ!非常に愉快で面白い考えだ!」

このままでは先ほどのマウリシオと同様にPA内に侵入を許してしまう。
アマラウと石崎は果敢に飛び出し、ドリブルを続けるカルツにプレスをかける。
================
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

カルツ→ ! card+ ドリブル40+(本気モード+2)=

石崎→ ! card+ タックル34+(人数補正+2)=
アマラウ→ ! card+ タックル41+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カルツが突破。奇数でドリブル、偶数でセンタリングに移行
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ロリマーがフォロー)(リッキーがフォロー)(ドトールがフォロー)
≦−2→サンパウロ勢がボールを奪う。

【補足・補正】
カルツのカードがクラブ以外で『ハリネズミドリブル』(吹っ飛び係数3)で+3
アマラウのカードがダイヤで『強烈なタックル』で+2
その他は>>19を参照してください

244 :TSUBASA DUNK:2010/09/16(木) 21:08:37 ID:???
カルツ→ ハートK + ドリブル40+(本気モード+2)=

245 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 21:09:29 ID:???
石崎→ スペード5 + タックル34+(人数補正+2)=

246 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 21:10:29 ID:???
仕事師ばねえっす

247 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 21:13:36 ID:???
アマラウ→ ダイヤ9 + タックル41+(人数補正+2)=

248 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 21:20:18 ID:???
>>246
まさに『本気モード』に相応しい突進力。
必殺ドリブルとの兼ね合いで一気に80もガッツを消費してしまうのがたまに傷ですが…w
=============
カルツ→ ハートK+(ハリネズミドリブル+3) + ドリブル40+(本気モード+2)=58

石崎→ スペード5+(不利-2) + タックル34+(人数補正+2)=39>吹っ飛び
アマラウ→ ダイヤ9+(有利+2)+(強烈なタックル+2) + タックル41+(人数補正+2)=56

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カルツが突破。奇数でドリブルに移行
※カルツがKで勝利したため覚醒します
=============
カルツドリブル覚醒→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→技+1
ハート→速さ+1
スペード→『ハリネズミドリブル』の吹っ飛び係数が3→2に
クラブ→『ドリブル+2』習得
JOKER→上記全て

249 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 21:25:31 ID:???
カルツドリブル覚醒→ ダイヤJ


250 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 21:48:52 ID:???
カルツドリブル覚醒→ ダイヤJ
>ダイヤ→技+1
※カルツの技が18→19に上がりました!
=============
石崎「うおおおぉぉ〜〜!もらった〜〜〜〜!!」

カルツに対して全く臆することなく向かってくる石崎を見て、カルツの眼が一段と細くなる。
彼は不思議と気を良くしていた。サッカー後進国として明らかな格下と認識していた
日本の多くのプレイヤーたちが、こうして外国のクラブへと遠征し、腕を磨いていることが嬉しかったのだ。

カルツ「(イギリスにはマツヤマとソーダ、そしてメキシコにはヒュウガ、ワカシマヅ。
    ハンブルグには源さんに、たしかジトウとかいう奴が合流したって話だ。
    そして、近いうちにシェスターが遠征予定のフランスにもニホンの誰かがやってくるだろう)」

1年後のワールドユース予選に備え、カルツたちドイツユースは監督の指示の元
様々な国への遠征と言う名の修行を命じられた。それぞれの選手が各地の良いところを吸収して
持ち帰ることにより、東と西とで統一した新生ドイツユースは最強のチームになると信じて。

カルツ「(2年前のJrユースの借りを返すためにも、ニホンの奴らにはそれ相応の実力を持ってもらわねば張り合いがない。
    なにやら色々と胡散臭い噂も聞きはするが…ワシはただ強い連中と本気のサッカーがしたいだけだ。
    この本来地球上にないもう一つの大陸に住んどる連中も、ワシの心を熱くさせてくれる。
    もっと、もっとだ。ワシ自身も気付かない本気を引き出してくれるのは…
    ワシを本気にさせてくれるのは、このひりつくような全力同士がぶつかる『戦場』だけだぜよ!!)」

ボガアッ!!

石崎「うげらあっ!?」

カルツ「(足りない…まだだ。まだワシには思考を巡らせるだけの余裕がある…)」

アマラウ「おいこら!よくもうちのマスコットのファンキーモンキーベイベーを!」

251 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 21:50:23 ID:???
カルツ「ニイッ…おぬしはワシの本気を引き出してくれそうじゃのう!」

そう不気味に笑うと、カルツは一瞬の間の後で一気にドリブルの速度を増した。
急激な速度の変化にアマラウは思わず怯み、立ち尽くす。その隙をカルツは見逃さず横を通り過ぎていく。

アマラウ「(なっ…おいおいジョーダン…だろ…?この俺が……恐怖で足が、動かない…だと?)」

ドトール「アマラウ!後は俺に任せろ!」

バッ!

レナートの前に立つ最後の番人。地を這うコブラと称されるドトールである。

ドトール「(アマラウのタックルはほぼ完璧に近い形だった。それを抜いてくるとは…)」

カルツ「丁度いい。おぬしも付き合ってくれ。ワシの隠れた力を引き出すために
    あの相棒さんのようにワシにご助力してくれんかのう?」

ドトール「舐めた口を…悪いがお楽しみはここまでだ。はあっ!!」

252 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 21:52:08 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

カルツ→ ! card+ ドリブル40+(本気モード+2)=

ドトール→ ! card+ タックル39=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カルツが突破。レナートと1対1に
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ロリマーがフォロー)(リッキーがフォロー)(マリーニがフォロー)
≦−2→ドトールがボールを奪う

【補足・補正】
カルツのカードがクラブ以外で『ハリネズミドリブル』(吹っ飛び係数3)で+3
ドトールのカードがダイヤで『強烈なタックル』で+2
その他は>>19を参照してください

253 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 21:52:25 ID:???
カルツ→ クラブ10 + ドリブル40+(本気モード+2)=

254 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 21:56:12 ID:???
ドトール→ スペードA + タックル39=
地を這うのは…

255 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 22:08:30 ID:???
カルツ→ クラブ10 + ドリブル40+(本気モード+2)=52

ドトール→ スペードA + タックル39=40

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カルツが突破。レナートと1対1に
==============
強気な言葉とは裏腹に、ドトールの体は恐怖と緊張で強張っていた。
この試合中何度もファインプレーを見せ、守備にさらに磨きがかかったアマラウを
ああもたやすくいなしてしまった姿を最も近くで目の当たりにしていたのだから。

カルツ「弱い奴には用はない。どけ」

バコッ!シュタタタ…

ドトール「…ッ!」

氷のような冷笑と共にカルツはドトールの股下にボールを通して抜きさる。
DFとしては最大級の恥辱的な抜かれ方であった。

アンナ「す、すさまじい突破力だ〜〜!これでカルツ君一気に6人抜きだァ!
    そしていよいよサンパウロのゴールに突入すべくレナート君に一騎打ちを持ち込むぞ!」

レナート「なんだなんでぇ!どいつもこいつも頼りねぇな!
     だが安心しろ。この俺が、レナート様がいる限り絶対に失点はさせねぇからよ!」

カルツ「フッ、威勢だけはいいってか。おぬし、典型的なかませ犬タイプだな」

レナート「御託はいい!どうせ貴様はすぐに俺にボールを奪われる運命なのだからな!さっさと来い!」

カルツ「……その自信が真実のものか、ただの強がりの偽りのものか…調べさせてもらうぜよ!」

256 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 22:11:08 ID:???
半ば感心し、半ば呆れながら、カルツはレナートの動きに細心の注意を払いつつ勝負をかける。

レナート「お前も俺の栄光への道の踏み台になるに相応しい。さァ勝負だ!」

カルツ「(な、なんかちょっとやりにくいのう。本人は真面目なところが余計に性質が悪い…)」
=================
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

カルツ→(行動…! dice) ! card+ ドリブル40orロビングシュート43+(本気モード+2)=

レナート→(行動…! dice) ! card+ 備える38+(自己陶酔+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カルツが無人のマンチェスターゴールにボールを蹴り込む
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ロリマーがねじ込みに。ゴールは空っぽ)(リッキーがねじ込みに。ゴールは空っぽ)(マリーニがフォロー)
≦−2→レナートがボールを奪う。

【補足・補正】
両者とも(行動)のダイスが奇数でドリブル、偶数でシュートを選択します。
レナートは予想が当たると+3、外すと-3の補正を受けます。
カルツがドリブル選択時、クラブ以外で『ハリネズミドリブル』(吹っ飛び係数3)で+3
『ロビングシュート』はダイヤ・ハートで相手のバランスを崩します(補正-3)
その他は>>19を参照してください

257 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 22:11:54 ID:???
カルツ→(行動… 5 ) ダイヤA + ドリブル40orロビングシュート43+(本気モード+2)=

258 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 22:14:05 ID:???
レナート→(行動… 2 ) クラブ4 + 備える38+(自己陶酔+2)=
その足もろたー!

259 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 22:15:02 ID:???
>>258
だいじょうぶ痛くしないから

260 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 22:27:42 ID:???
あ、記載漏れが一つ。レナートの『とるっ!』を忘れていました。
結果、発動しなくて良かったのか悪かったのか…

>>258 あかんレナート!その台詞は思いっきり負けフラグやーー!
>>259 気持ちいいほどに負傷判定つきでしたw
================
カルツ→(行動… 5 ) ダイヤA+(ハリネズミドリブル+3) + ドリブル43+(本気モード+2)=49

レナート→(行動… 2 ) クラブ4 + 備える38+(自己陶酔+2)+(読み外し-3)=41>吹っ飛び※怪我発生

【攻撃側】−【守備側】
≧2→カルツが無人のマンチェスターゴールにボールを蹴り込む
================
レナート「とーう!」

レナートはがばぁと体を大きく広げて前に出る。シュートコースを遮ろうとする判断での動きだった。
これに対しカルツはドリブルで仕掛けることを決めており、レナートの圧力は
カルツが得意としている『ハリネズミドリブル』の格好の餌食であった。

カルツ「フン!!」

ドグシャアッ!!

レナート「わっしょーーい!?」

花火の如く高々と打ち上げられ、レナートは派手に地面に叩きつけられる。

マリーニ「ま、待て!」

急いでカバーに向かうマリーニをあざ笑うかのようにカルツは余裕の笑みを浮かべてボールを無人のゴールに蹴り込んだ。

ぽーん、ころころころ……パサ。

261 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/16(木) 22:30:10 ID:???
マリーニ「そ…そんなァ…」

レナート「(う……うそだろおい…この俺が…こうもあっさりと……ぐっ!?)」

突然悲鳴をあげた肩を抑えたレナートの耳に、彼が今一番聞きたくない音が響く。

ピイイイイイイィィィィィィッ!!

アンナ「き……決まった〜〜〜!カルツ君、怒涛の7人抜きでドリブルゴール!
    これまでなんとかゴールを守ってきたレナート君を吹き飛ばし、ついに待望の先制点を叩き込んだ〜〜!」


=======================
サンパウロ0     −     1マンチェスター
                 後半22分 カルツ

=======================

マンチェスターが総合優勝に一気に近づく待望の1点を奪ったところで一旦ここまで。
最後に下の判定だけ宜しくお願いいたします。それではまた〜


レナートくんたおれている→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K〜J→どうやらプレイに支障は無いようだ
10〜5→一旦治療を受けにフィールドの外に出ることに
4〜2→プレイ続行不可能!選手交代!(能力減少)
A→こ、これは相当の重症だ!この後の試合も絶望的…!(能力大幅減少)
JOKER→どうやらプレイに支障は無いようだ。しかも、偶然ツボを刺激したらしく全能力+1!

262 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 22:32:23 ID:???
レナートくんたおれている→ ハートK


263 :森崎名無しさん:2010/09/16(木) 22:34:00 ID:???
元気だなレナート
乙でした。

264 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 20:24:57 ID:???
>>263 乙感謝です!レナートはほら、アレですよ。傷ついたヒーローってかっこいいみたいな?
================
カルツが先制点を取った直後、彼を囲むように歓喜に沸くマンチェスター一同。

ロリマー「あははは!すっごいよカルツ!一人でみ〜んなやっちゃうんだから!」

ディーン「うむ、たいした奴だ。あそこまでの動きはそうそう出来まい。あの鉄壁の守備をよく破ってくれたぞ」

天使のような笑顔でロリマーがカルツに抱きつき、ディーンは感心したように何度も縦に頷く。

リッキー「へへへ…これで俺は心置きなく休めるって寸法か。グッジョ〜ブ。カルツの旦那」

カルツ「フッ。働かせすぎた残業代にしてはちょっとサービスしすぎたかのう?」

バチン!

その顔からは大きな疲れ見えるものの、両手を強くカルツとハイタッチさせるリッキー。

そしてキャプテンの松山も、カルツの大車輪の活躍に朗らかにはにかんだ。

松山「驚いたよカルツ。とても病み上がりの体とは思えない動きだったな」

カルツ「前半戦はとにかくしんどい展開が続いたからのう。
    残り10分、後はしっかりと守って優勝の権利をしっかりと掴もうぜ」

早田「サンパウロか。流石はあの翼がいたチームだぜ。中々手強かったな」

シューマッハ「…まだ試合終了のホイッスルは鳴っていない。気を引き締めて残り時間に臨むぞ」

一同「「「「「「おう!!!!」」」」」」

最後にシューマッハの冷静な戒めの言葉で、マンチェスターの士気は最高潮に盛り上がった。

265 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 20:26:25 ID:???
対するサンパウロ陣営は、これまで守り通してきた先制点を奪われたことで意気消沈していた。
強制的なトレード補強というフロントの意向を左右する大事な試合。
カルツに吹っ飛ばされ肩を強く打ったレナートは、マリーニに支えられながら立ち上がる。

マリーニ「だ、大丈夫かレナート?まさかお前負傷退場とか…」

レナート「くっ……こ、こんな傷どうってことねぇよ。俺達の…チームの存続がかかっているこの試合に……
     いいかテメーら!まだたった1点取られただけだ!絶対に諦めんじゃねぇぞ!!」

肩を抑える手に力を篭めながら、レナートは肩を落としているサンパウロメンバーを励ます。

ドトール「(こんなボロボロになってでも、こんな絶望的な状況でも
     お前は諦めることを知らないのか。……立派になったな。レナート)」

アマラウ「(やーれやれ。そこまで熱血な態度を取られたら、俺たちもその流れに乗っかるしかねぇじゃんかよ。
     頼れる男になっちゃって。小さい頃はちょっとからかうとわんわん泣いてたくせにさ)」

ジウ「(本当ならレナートが一番悔しいはずだ。俺たちが不甲斐ないばかりに1対1を挑まれて。
   レナート。俺ができることは少ないが、サンパウロの為に、俺は最後まで走りつづけてやる!)」

バビントン「(…もしもトレードが施行されたら、外人選手である僕が筆頭候補だろう。
      でも、僕を暖かく迎え入れてくれたこのチームが、僕は大好きだ。
      この試合を、皆とのサヨナラゲームになんか絶対にさせない!)」

レナートのガッツ溢れる態度に、メンバーは不屈の精神を熱く燃やす。
その様子を見て、レナートは安心したように微笑んだ。

レナート「(実際のところそこまで酷い怪我じゃないんだけどな。だが、
     俺はキャプテンとしてできることは全部やってやる。
     皆の士気を盛り上げるために、俺は『傷だらけの英雄』を演じてみせる!)」

266 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 20:28:17 ID:???
彼の自己陶酔はいよいよ妄想力が加わり凄まじいことになっていく。
だが、これこそががレナートの底力なのだ。足りない技術は想像力で補う。
実際のところは補ったつもりになって必死に頑張っているだけなのだが。

ピイイイイィィィィッ!!

アンナ「試合再開のホイッスルが吹かれました。ちなみに先ほどリッキー君に代わり
    マンチェスターはリザーバーを一人出してきました。その選手とは…」



選手交代!→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→マジ
ハート→カチュア
スペード→リカード
クラブ→ビラク
JOKER→アンナ「え?本当は交代してないって?し、失礼しました〜」

267 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 20:29:23 ID:???
選手交代!→ クラブ6

268 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 20:47:10 ID:???
選手交代!→ クラブ6
>クラブ→ビラク
=========
リッキー「俺の代わりをしっかり果たしてきてくれよ!」

ビラク「心得た。俺の出来うる限りの最大限のことを果たそう」

リッキーはビラクの背中を軽く叩くと、大きく息をつきながらベンチへと体を預ける。

リッキー「(とはいったものの、アカネイアの選考から漏れた言わば二軍メンバーだろ?役に立つのかアイツ?)」

パオラやナバールなど、選考外の中にもそこそこ動ける選手はいるが、あの赤髪の青年の能力は全くの未知数だった。
ビラクは様々な事情により大会途中からマンチェスターに合流したメンバーである。
まだ正式に森崎たちに挨拶はしておらず、殆どの者からはマンチェスターのベンチメンバーだと勘違いもされている。

ビラク「(今の俺は言わばはぐれものだ。だが、ハーディン様や狼騎士団の仲間たちが戻ってきたときの居場所を
    なんとしてでも確保していなければならない。そのために俺は……)」

ビラクは今時の若い者には珍しい誠意ある若者である。オレルアンの騎士として
ときにはその真面目さが色々と勘違いされてしまうほど、実直な男である。
その彼が、この3日間で出した結論。それは『サッカー』で活躍できれば『戦場』でも待遇がよくなるということだった。

ビラク「(見れば、アカネイアの正規メンバーの多くはこれまでの戦いで活躍してきた者が中心だ。
    ならばまずはこの試合で実力を発揮し、あの森崎という指揮官の目に留まるよう心がけねば)」

幸いなことに、彼の周りには一流の選手たちがたくさんいた。僅かな隙間の時間を利用して
彼は様々なサッカースキルを伝授してもらっていたのだ。

ビラク「(ハーディン様…みんな…見ていてください。これが、今の俺にできる最大限の努力の結晶です)」

269 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 20:49:36 ID:???
復活のビラク、出陣!→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→ハート+スペード+クラブ+松山からプリセットコマンドを教わっていた
ハート→クラブ+スペード+カルツから必殺ドリブルを教わっていた
スペード→クラブ+ロリマーから必殺シュートを教わっていた
クラブ→早田から必殺タックルを教わっていた
JOKER→ダイヤの効果に加え、ドリブルなどの『○○+2』が全項目に追加

270 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 21:01:02 ID:???
復活のビラク、出陣!→ ハートA

271 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 21:22:41 ID:???
ビラクさんキター!!

272 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 21:36:12 ID:???
>>271
人気投票第2位の男、待望の再登場です。ご期待を!
==============
復活のビラク、出陣!→ ハートA
>ハート→クラブ+スペード+カルツから必殺ドリブルを教わっていた
==============
ビラクがこの短期間にて得たものは多かった。
タックルの名手、カミソリファイター早田から必殺タックルを。
イングランドのリトルストライカー、ロリマーからは必殺シュートを。
ドイツの仕事師、カルツからは必殺ドリブルをそれぞれ師事してもらっていたのだ。

ビラク「(物覚えが悪く、初心者の俺の為に時間を割いてくれたあの者たちの為にも、結果を出してみせる)」

そう言うと、ビラクは果敢に前に飛び出す。マークにつくのはサンパウロの司令塔であるバビントンだ。

バビントン「あの代わって入ってきたN番はいったいどんな選手なんだろうか?
      ベンチメンバーとは言え、あのマンチェスターの選手だ。気は抜けない。ここは…」



バビントンの判断→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→僕たちには時間がない。マウリシオに右サイドを攻めてもらおう
ハート→早く同点にしないと。ニッタに左サイドを攻めてもらおう
スペード→プラトンとワンツーパスで速攻だ!
クラブ→ここは相手の力量を測るためにも彼をドリブルで抜いてみよう
JOKER→もう迷っていられない!ここからあのシュートを撃つ!

273 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 21:37:31 ID:???
バビントンの判断→ スペードJ

274 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 21:51:04 ID:???
バビントンの判断→ スペードJ
>スペード→プラトンとワンツーパスで速攻だ!
============
サンパウロに残された反撃時間はロスタイムを含めて10分強。
優勝の可能性を保つにはあと2点をマンチェスターから奪わなければならない。
ならば、ここは他の者には目をくれず速攻をしかけるしかない。

バビントン「いくよプラトン!」

プラトン「おおっ!」

ビラク「くっ…正々堂々と勝負しろ!」

バビントンのマークにつくビラクは、折角教えてもらった必殺タックルを使う機会を失い苛立ちの声を上げる。
だがそんなことにはお構いなしに、バビントンとプラトンは右サイドを素早くパスを回しながら駆け上がる。

ディーン「ビラク、大層なことをしろとは言わん。だが、お前にもできることがあるだろう?」

ビラク「う、うむ。お前のカットのフォローをしろというのだな?任せてくれ」

ババッ!

ビラクはディーンの後ろに回ると、バビントンとプラトンのパスコースを塞ぐように飛びつく。

ビラク「(だが…本当にそれだけでいいのか?俺は結果を出さないといけないんじゃないのか?
    こうなったら…あの『切り札』を使うしかない!)」

ビラクは体の負担を顧ず、体の中心に気を集めるように集中して構える。

275 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 21:52:34 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

バビントン→ ! card+ ワンツー39=
プラトン→ ! card+ ワンツー34=

ディーン→ ! card+ パスカット33+(人数補正+2)=
ビラク→ ! card+ パスカット24+(人数補正+2)+(界王拳+5)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→バビントン&プラトンが突破。奇数でワンツー持続、偶数で新田にサイドチェンジ
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(マウリシオがフォロー)(ジウとロリマーが競り合い)(パオラがフォロー)
≦−2→マンチェスター勢がボールを奪う。

【補足・補正】
その他は>>19を参照してください

276 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 21:53:18 ID:???
バビントン→ クラブA + ワンツー39=

277 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 21:55:01 ID:???
プラトン→ ダイヤK + ワンツー34=

278 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 21:56:40 ID:???
ディーン→ スペード5 + パスカット33+(人数補正+2)=

279 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 22:04:54 ID:???
ビラク→ ダイヤQ + パスカット24+(人数補正+2)+(界王拳+5)=

280 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 22:10:12 ID:???
バビントン→ クラブA + ワンツー39=40
>プラトン→ ダイヤK + ワンツー34=47

ディーン→ スペード5+(有利+2) + パスカット33+(人数補正+2)=42
ビラク→ ダイヤQ + パスカット24+(人数補正+2)+(界王拳+5)=43

【攻撃側】−【守備側】
≧2→バビントン&プラトンが突破。奇数でワンツー持続
※プラトンがKで勝利したため覚醒します
=============
プラトンワンツー覚醒→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→技+1
ハート→速さ+1
スペード→バビントンとの支援が2→3に
クラブ→必殺ワンツー『プラントンコンビ』+4 習得
JOKER→上記全て

281 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 22:11:25 ID:???
プラトンワンツー覚醒→ クラブ10

282 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 23:03:12 ID:???
プラトンワンツー覚醒→ クラブ10
クラブ→必殺ワンツー『プラントンコンビ』+4 習得
============
サンパウロの右サイドハーフ、プラトン。
彼は前シーズン、つまり翼がまだ在籍していた頃は左ウイングを任されていた。
だが、点の取れないFWに価値はないと判断され、中盤に下げられることになる。
だが、その頃サンパウロの中盤を任されていたのはアーセナルから移籍してきた
あの天才ディアスと互角のテクニックを持っていると評価されているバビントン。
プラトンは彼とプレースタイルが似ていたこともあり、しばらくの間ベンチへと落とされる屈辱を味わうことになる。

プラトン「(今では考えられないな。あのころはお前のことを憎みこそすれ、こうして
     信頼してパスを回しあうことなんて考えもしなかった)」

バビントンは外人選手ということもあり、初めのうちは少し立場が浮いていた。
優秀な戦力として迎えられていたこともあり、彼は羨望の眼差しを常に向けられていた。

プラトン「(そんな中、俺がこいつに向けていたのは…嫉妬や憎悪の感情だけだった。
     俺からポジションを奪ったこいつが許せなかったんだ)」

だが、そんなある日のこと。試合中にケガを負い、しばらくスタメンを外れて調整するように言われたバビントンが
プラトンに朗らかに話し掛けてきたのだ。一緒に練習したい、と。

プラトン「(俺にはレナートやアマラウみたいな自分の主張をはっきり通す根性なんて無かった。
     誰がスタメンを争うライバルの為に一緒にボールを蹴るか!と叫ぶことは出来なかった。
     でも、今思えばそんなことを言わずに済んで良かったと思っている)」

ボールを一緒に蹴りあううちに、プラトンはバビントンの素朴で心優しいところを垣間見たのだ。
自分は悔しさに身を切り裂かれそうになりながら、傷心の思いでサンパウロに来た事や、
サッカーを始めたきっかけ。憧れのプロ選手。好みの音楽や女性のタイプなどどうでもいいような話もたくさんした。
そしてそれを繰り返すうちに、プラトンは考えを改めることになる。
バビントンと一緒にプレーしたいと。自分が彼を全力でフォローできるようなサイドハーフになってやろうと。

283 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 23:04:44 ID:???
バコッ!

バビントン「しまったっ!?」

ディーン「もらった!」

逆転するにはミスはもう許されない。その緊張がバビントンの足元の技術を狂わせる。
蹴りそこなったボールはディーンが弾き、人間離れした動きで素早くビラクがフォローに向かう。

ビラク「よしっ!この完璧なフォローがハーディン様のための礎の第一歩だ!」

ボールを確保できるまであと一歩。だがその瞬間脇から銀色の風が巻き起こる。

ブワッ!バシィッ!

ビラク「うはっ!?」

プラトン「悪いな。こいつのフォローの速さなら俺の方が上だ!」

翼の体力を温存するために出番を与えられたが、攻撃能力が無いと蔑まれコンバートされた男プラトン。
決して表舞台にたつことは無い、影の存在でしかない。そんな地味な存在でしかなかった。

プラトン「(だけど、こいつのフォローをする瞬間が…俺にとっての最高のステージなんだ!)」

アンナ「プラトン君、バビントン君のミスキックを素早くカバー!
    そのままワンツーパスを持続させ、さらにマンチェスター陣営に侵入します!」

バビントン「あ、ありがとうプラトン」

プラトン「へへ、これくらい朝飯前さ。さァ!『プラントンコンビ』の力を見せてやろうぜ!」

互いの呼吸がピッタリと合ったパスが中盤にさせかかったところで、パオラと松山がチェックに向かう。

284 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 23:06:04 ID:???
パオラ「これ以上は進ませないわ」

松山「ここを抜かれるとマズイ!絶対に止めるぞ!」

バビントン「さっきの勢いのままにこのまま突っ切るよ!」

プラトン「ああ!今の俺たちならいける!いくぞバビ!」
==============
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

バビントン→ ! card+ プラントンコンビ43=
プラトン→ ! card+ プラントンコンビ38=

パオラ→ ! card+ パスカット32+(人数補正+2)=
松山→ ! card+ パスカット42+(人数補正+2)=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→バビントン&プラトンが突破。奇数でワンツー持続、偶数でマウリシオにセンタリング
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ジウがフォロー)(マウリシオと早田が競り合い)(新田とロブソンが競り合い)
≦−2→マンチェスター勢がボールを奪う。

【補足・補正】
パオラのカードがダイヤ・ハートで『ハイジャンプカット』で+2
パオラは『安定』でダイヤ・ハート時最低値が5に
その他は>>19を参照してください

285 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 23:08:34 ID:???
バビントン→ スペードJ + プラントンコンビ43=

286 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 23:09:34 ID:???
プラトン→ ダイヤ10 + プラントンコンビ38=

287 :森崎名無しさん:2010/09/17(金) 23:11:52 ID:???
パオラ→ ハートJ + パスカット32+(人数補正+2)=

288 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/17(金) 23:14:52 ID:???
>バビントン→ スペードJ + プラントンコンビ43=54
プラトン→ ダイヤ10 + プラントンコンビ38=48

※三すくみに勝利したパオラのカードが3倍

パオラ→ ハートJ→33+(有利+2) + パスカット32+(人数補正+2)=69

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→マンチェスター勢がボールを奪う。
==================
パオラ姉さんが反撃の目を見事に摘み取ったところで一旦ここまで。それではまた〜

289 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 00:36:25 ID:???
バビントン冴えないな・・・
乙でした。

290 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 00:38:02 ID:???
乙でした
バビは別のところでいろんな意味で活躍してるんだけどなw

291 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 20:30:13 ID:???
>>289
乙ありがとうございます。サンパウロの作戦上他の選手に比べて出番が多い分、
確かにあまり活躍できていないですね。
>>290
乙感謝です。やはり覚醒するには愛の力が必要なのか…?
==============
バビントンとプラトンのサンパウロ中盤コンビ。
プレイスタイルが似通った二人の高速のパス回しは、並外れた反応ではカットに向かうことも出来ないだろう。

プラトン「(今の俺たちは無敵だ!)」

バビントン「(すぐに追いついて、そして逆転だ!)」

しかし、彼らの前に立ちふさがるのは白騎士団の長のパオラ。
彼女は個性的な妹たちや沢山の部下たちと呼吸を合わせて、任務を勤めることが多かった。
そんな彼女はバビントンとプラトンのコンビプレーの僅かな隙を見逃さなかった。

パオラ「(同じように見えて、僅かにG番の方が先行している。
    けれど、回りの状況に合わせてコースを判断しているのはI番…ならば)」

サッ!

パオラはプラトンから離れ、バビントンの方へとマークをきつくする。
プラトンは厳しくなったパスコースを割り出そうと少しだけバビントンの方に接近した。

パオラ「(誰もが孤立しないように、指令が届かなくなる範囲からは離れたくないはず。けれど)」

バッ!

パオラ「これだけ近づけば、パスコースを割り出すのも楽になるのよ!」

バシィッ!!

292 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 20:31:15 ID:???
バビントン「えっ…?」

アンナ「こ、これは〜〜!パオラ君、バビントン君のパスを完璧なインターセプトでシャットアウト!
    サンパウロ、ここに来てついに万事休すか〜〜!?」

マウリシオ「まだだァ!こっちのサイドには俺がいるんだ!」

右ウイングのマウリシオが一時的に下がり、ボールを確保したパオラにプレスをかける。

パオラ「(彼は先ほど私が袖を引き裂いてしまった方…)」

前の対戦にてファール攻勢に出たにもかかわらず、強引に抜きさられた苦手意識がまだ抜けていない。
勝負するのはすこし躊躇われたが、マウリシオは待ってはくれなかった。

マウリシオ「正規の選手じゃ無ければ余裕っしょ!もらった〜!」

パオラ「それは…どうかしらね?」

293 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 20:33:12 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

パオラ→ ! card+ ドリブル33=

マウリシオ→ ! card+ タックル31=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→パオラがキープ。カードが奇数で松山へパス。偶数でそのままドリブルで上がる
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ラインを割りマンチェスターのスローイン)(ジウとロリマーが競り合い)(早田がフォロー)
≦−2→マウリシオがボールを奪う。

【補足・補正】
パオラのカードがダイヤで『グライダーステップ』で+3
パオラは『安定』でダイヤ・ハートで最低値が5に
その他は>>19を参照してください

294 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 20:37:08 ID:???
パオラ→ ハート6 + ドリブル33=
天馬騎士をなめるな…って俺サンパウロびいきなんだけどねw

295 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 20:37:25 ID:???
マウリシオ→ クラブ2 + タックル31=

296 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 20:59:32 ID:???
>>294
GMとして、NPC戦でもサポーターがいてくださるのは心強いですw
================
パオラ→ ハート6 + ドリブル33=39

マウリシオ→ クラブ2 + タックル31=33

【攻撃側】−【守備側】
≧2→パオラがキープ。偶数でそのままドリブルで上がる
※パオラに20の経験値が入ります。
================
パオラ「(このマンチェスターの方々と共にフィールドに立つうちに、
    どのような動きをすれば相手を惑わせるのか、少しずつ理解しました)」

点まで空を優雅に飛ぶのと、ドリブルでフィールドをひた走るのは大きく違う。
だが、こうして守備に回る選手と相対し、相手の僅かな動きや癖を見切りあうことは同じだ。

ポン!

パオラはボールを爪先で丁寧に浮き上がらせると、マウリシオの直線的なタックルを軽やかにやりすごす。

マウリシオ「ああっ!?」

パオラ「(この3日間、バーツと同じチームになれず、後悔の念ばかりが湧き上がっていました。
    けれど…あなたと離れていたこの期間で得たものは非常に大きいものばかりだったわ)」

寂しさや切なさを発散させるかのように、この3日間パオラはマンチェスターの選手と共にひたすらサッカーに打ち込んだ。
その結果彼女は、ユースとは言え一流のクラブの選手とも渡り合えるほど力をつけていたのである。

アンナ「パオラ君、マウリシオ君をかわしそのままあがっていきます!
    バビントン君とプラトン君のいない中盤を独走状態でどんどん突き進む〜〜!!
    そして残り時間もじわじわと減っていきます。これはマンチェスターの勝利はもう目前か!」

297 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 21:01:14 ID:???
カチュア「姉さん頑張れ〜〜!!」

パオラ「(カチュア。あなたも悔しかったでしょうね。口にこそだしはしなかったけど、
    マルス様と同じチームになれなかったとこれでもかと顔に書いてあったもの)」

ベンチからの妹の声援を受け、パオラはサンパウロの左コーナー付近までたどり着いてしまう。
このままでは楽にセンタリングを上げられてしまう。そうはさせまいとマリーニがチェックに向かう。

マリーニ「これ以上女に好き勝手させるかっ!!」

パオラ「残念ながらこのアカネイアではサッカーにおいて男女の壁などありません。お覚悟を」
=================
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

パオラ→ ! card+ ドリブル33=

マリーニ→ ! card+ タックル31=

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→パオラが突破。カードが奇数でさらにドリブル。偶数でセンタリングに移行
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ラインを割りマンチェスターの左CK)(ディーンとアマラウが競り合い)(ロリマーとドトールが競り合い)
≦−2→マリーニがボールを奪う。

【補足・補正】
パオラのカードがダイヤで『グライダーステップ』で+3
パオラは『安定』でダイヤ・ハートで最低値が5に
その他は>>19を参照してください

298 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 21:02:11 ID:???
パオラ→ クラブQ + ドリブル33=

299 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 21:26:50 ID:???
マリーニ→ ハート2 + タックル31=
むしろアカネイア最強は女性…

300 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 22:27:40 ID:???
>>299
あのタリスのお嬢さんは、一応弓には弱いですよ?
==============
パオラ→ クラブQ + ドリブル33=45
マリーニ→ ハート2 + タックル31=32

【攻撃側】−【守備側】
≧2→パオラが突破。偶数でセンタリングに移行
※パオラに20の経験値が入ります
==============
マリーニ「男女の壁が無いだと?」

パオラ「はい。このアカネイア大陸ではまだサッカーはそれほど浸透していません。
    スタートラインに立つ時間はほぼ同じ。そしてボールに触れてきた時間もまた同じなのです」

サッ…クルッ、ババッ!

マリーニ「う、お、わ」

くるりと小回りで回転するフェイントを前に、マリーニは動きに釣られて体勢を崩す。

パオラ「本来ならば性別という壁は高く聳える山の如き高さなのでしょうね。
    ですが、力以外で戦う術を私たちは心得ていますよ」

シュパアッ!

マリーニ「(く…嘘だろ…?ブラジルの女子サッカーでもこれだけの動きが出切る奴、見たこと無いぞ…?)」

アンナ「パオラ君抜いた!体勢を崩したマリーニ君を振り切りゴール前にボールを放りこみます!」

レナート「2点目を取られた時点でジ・エンドだ。なんとしてでも止めるぞ!」

301 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 22:29:08 ID:???
ここで攻撃を止めて速攻でカウンターを仕掛ければ、まだ同点にはできるかもしれない。
優勝できないのは残念だが、敗北よりはフロントの心象は良くなるだろう。
レナートはアマラウ、ドトール、そして石崎に守備の指示を出した。


先着『2名様』で

パオラの判断→ ! card
レナートの読み→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→ディーンにセンタリング
スペード・クラブ→ロリマーにセンタリング
JOKER→パスと見せかけたシュート/なんでもこい

302 :TSUBASA DUNK:2010/09/18(土) 22:34:17 ID:huOW95x+
パオラの判断→ スペード4

303 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 22:40:33 ID:???
レナートの読み→ ダイヤ4

304 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 23:02:52 ID:???
だから何で数字は合ってるのさー!

305 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 23:07:47 ID:???
>>304
普通の対戦ならば必殺でしたね。サンパウロ、ピンチ!
==================
パオラの判断→ スペード4 スペード→ロリマーにセンタリング
レナートの読み→ ダイヤ4 ダイヤ→ディーンにセンタリング
※予想が外れ、クリアーに向かえずロリマーがトラップします。
==================
レナートは焦っていた。あと1点取られ、敗北濃厚となったらフロントの意向どおり
攻撃力補強の為に強引なトレードが執り行われ、今のチームはバラバラになってしまうだろう。

レナート「(もう失点はできない…なんとしても止めるんだ!)」

バコッ!シュルルル…

鋭いスピンがかけられながら、パオラの上げたセンタリングのボールが迫ってくる。
レナートはボールの軌道からディーンに上げてきたものだと判断した。

アマラウ「よしっ、行くぞドトール!」

ドトール「了解だ」

バッ!

レナート「この人数で競り合えばそうそう負けは…なにィ!?」

チーム存続のためへの焦りが彼の判断を鈍らせたのだろうか。
あるいはもとから彼にはそこまでの技量はなかったのだろうか。
ボールはディーンではなくロリマーの頭上へと向かっていったのである。

ロリマー「苦手なヘッドで勝負しなくちゃとおもってたけど、ラッキー♪」

バッ、ポン!

306 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 23:09:53 ID:???
ロリマーは胸でしっかりとボールを受け止めると、足元に落としてすぐに利き足を振りあげる。

レナート「くっ…イ、イシザキ!ブロックだ!ブロックに飛べ〜〜〜!!」

石崎「(ジャッポネーゼでもイエローモンキーでもサルでもなく…名前で呼んだ?)」

それは、自分よりいつも目立っていた翼と同じ日本人である彼らのことを嫌悪していたレナートが、
どうしても彼に頼らざるを得ない状況で出た咄嗟の言葉。
だが、ポジティブ思考の石崎はこの言葉をようやくチームメイトと認識してくれた証と解釈した。

石崎「ま、まっかせろい!俺はブロックだけは日本の誰より…いや、世界の誰よりも自信があらァ!」

ロリマーの前に颯爽と飛び出す石崎。ここで結果を出せれば愛しの陽子さんへの最高のアピールにもなる。

石崎「根性根性ドこんじょう〜!止めてやるぜ〜〜〜い!」

ロリマー「んむー、さすがにフリーでは撃たせてくれないか。でも……もらったよ!」

バッ…ボッコォォォォン!!

307 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 23:11:16 ID:???
先着順【お一人様一行ずつ】(順番通りじゃない書き込みは無効)で

ロリマー→ ! card+ バウンドショット46+! dice=

石崎→ ! card+ ブロック37=

レナート→ ! card+ パンチング46+(自己陶酔+2)=

!と card diceの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】(ブロック)
≧5→そのままシュートはゴールに向かう
≧4〜2→威力を1下げてゴールに向かう
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ディーンがねじ込みに)(松山がねじ込みに)(カルツがフォロー)
≦−2→石崎がブロック。

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≧2→ロリマーのバウンドショットがサンパウロのゴールに突き刺さった!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ディーンがねじ込みに。レナートは倒れている)(松山がねじ込みに)(ドトールがフォロー)
≦−2→レナートがパンチング!アマラウがフォロー

【補足・補正】
石崎のカードがダイヤで『がんめんブロック』(消費400)で+20
石崎のカードがクラブ5〜Aで『大チョンボ』でオウンゴールします
レナートのカードがダイヤ・ハートで『とるっ!』で+3
その他は>>19を参照してください。

308 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 23:11:45 ID:???
ロリマー→ クラブ6 + バウンドショット46+ 1 =

309 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 23:12:06 ID:???
石崎→ スペード9 + ブロック37=

310 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 23:12:33 ID:???
レナート→ クラブ9 + パンチング46+(自己陶酔+2)=

311 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 23:13:34 ID:???
災い転じたなこれがヘディングだとやばかった

312 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 23:30:55 ID:???
>>311
確かにダイレクトシュートならファールで時間が削られていましたね。
===============
ロリマー→ クラブ6 + バウンドショット46+ 1 =53

石崎→ スペード9 + ブロック37=46

【攻撃側】−【守備側】(ブロック)
≧5→そのままシュートはゴールに向かう

レナート→ クラブ9 + パンチング46+(自己陶酔+2)=57

【攻撃側】−【守備側】(キーパー)
≦−2→レナートがパンチング!アマラウがフォロー
===============
ロリマー「(うっ…よくよく考えればちょっと距離が近すぎたかも。これじゃああんまり弾ませられないなぁ)」

ロリマーのバウンドショットは地面に強烈に叩きつけることでラグビーボールのように弾ませ、
数度のシュートコースの変更を相手に見せて幻惑する、力と技を兼ね備えたシュートである。
だが今回はPA内でのシュートのため、ゴールまで到達する距離が短い。
よってバウンドさせるためのスペースが少なくなってしまったのだ。

ロリマー「(でも、一応できるだけの事はしなくちゃ。ゴールのすみっこに突き刺さるように…と)」

こうして幾ばくか威力を抑えて放たれたロリマーのバウンドショット。
それでもイングランドで絶賛売出し中のストライカーである彼のシュートはそう簡単には止められない。
石崎は果敢にブロックに飛んだが、哀れにも股下を抜かれてしまう失態を犯す。

石崎「はれっ!?」

陽子「(……結局アカネイア戦でしか目立った結果は出せなかったわね。う〜ん、ちょっと期待はずれかも)」

313 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/18(土) 23:32:24 ID:???
レナート「く、くそっ!役にたたん奴め!ぬおおおぉぉぉおお!!」

この大会中めきめき実力を伸ばしたレナートは、素早くボールに反応して腕を伸ばす。
身体能力だけならば、彼はシューマッハや若島津にも決して引けは取らないのだ。

バチィィン!!

ロリマー「あわわ、やっぱダメ?」

レナート「ぽんぽん弾まないのならちょっと強いだけのシュートだろ。舐めんなっての!」

アンナ「レナート君うまく左側へとボールを弾いた!こぼれ球はアマラウ君がキープします。
    しかしもう残り時間はロスタイムしか残されていない!サンパウロ、もはやここまでか〜〜〜?」

アマラウ「馬鹿言っちゃいけねぇよ実況の姉ちゃん!おらああぁぁぁっ!!」

グオアアアアッ…ドッゴォォォォォン!!

アマラウは強力なタックルに使用するその自慢のキック力でボールを大きく前方へと蹴り出した。その向かう先とは…?



サンパウロ、最後の攻撃?→ ! card

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→カルツの裏を取った新田へとロングボールが届く!
ハート・スペード→センターサークル付近に飛ぶ。ジウ、新田、松山、カルツが競り合う
クラブ→空気を読まない審判が試合終了の笛を吹いた…
JOKER→ボールはマンチェスターゴールへと向かって行く!こ、これはドライブシュート!?

314 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 23:32:53 ID:???
サンパウロ、最後の攻撃?→ クラブQ

315 :森崎名無しさん:2010/09/18(土) 23:33:57 ID:???
す、すまねえレナート隊長…
あんたになら陽子さん尾に愛と思うから許してくれよ、なっ、なっ

316 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 00:55:11 ID:???
>>315 レナート「んんんんんー、許るさーん!!俺の野望の邪魔をしおって!!」
=============
サンパウロ、最後の攻撃?→ クラブQ
>クラブ→空気を読まない審判が試合終了の笛を吹いた…
=============
アマラウの蹴ったボールは風に乗りぐんぐん距離を伸ばしていく。
そして新田はこのボールの軌道をいち早く察知し、自慢のダッシュでカルツの背中へと回り込む。

カルツ「ぬっ!?」

新田「ボールへの一歩目の速さなら誰にも負けない!」

だが、この新田の気合を込めた走りは無駄に終わることになる。
ボールがまだ落ちてこないうちに、審判が試合終了のホイッスルを吹いたのだ。

ピッピッピイイイィィィィィィイイ!!

新田「……へ?」

松山「どうやら思った以上にロスタイムを消費できていたみたいだな。助かった……」

カルツ「ふぅ。なかなか手強い相手だったが、なんとかなったのう」

早田「おっしゃあ!これであとは森崎が日向に勝てば俺達の優勝だな!」

ワアアアアアアアアァァァァアアアアァァァアアア!!

アンナ「ここで試合終了〜〜〜!!サンパウロの反撃は惜しくも届かず!
    マンチェスターが安定した攻撃と守備を如何なく発揮し1対0で勝利を収めました!
    これにより、マンチェスターの最終成績は2勝1分け、サンパウロは1勝2敗となりました。
    総合優勝に向けて、まずはマンチェスターが大きく前へとリードした形になりました」

317 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 00:57:26 ID:???
ニーナ「地力では互角にも思えましたが、要所要所でしっかりと勝ちを収めた結果に思えますね。
    特に後半のカルツ君の突破はお見事の一言でしたね。サンパウロもレナート君をはじめ最後まで健闘し、素晴らしい試合でしたわ」

アンナ「アリティアカップ3日目第1試合はマンチェスターの勝利となりました。
    続いての第2試合、アカネイア対ヒューガーは1時間後の予定となっております。会場の皆様、もうしばらく――」

放送の声を聴きながら、森崎たちは観客席を後にして控え室に向かう。
勝利の歓喜に沸く松山たちマンチェスターと、敗北の絶望に打ちひしがれるレナートたちサンパウロの姿をしっかりと目に焼き付けながら。

森崎「……いくぞみんな。アリティアカップの最終戦、無様なゲームは出来ないぞ」

一同「「「「「「「「「「「「「「「おう!!!!」」」」」」」」」」」」」」」


試合後。サンパウロの控え室にて。
アカネイアの戦績ぶりでは最下位の可能性も現れたサンパウロメンバーの表情は暗かった。
前半までは自分たちの理想の展開にもっていけていたはずなのに。
後半で息切れしてしまい、結局1点も取ることも出来ずに敗れ去ってしまったのだ。

ジウ「……これで、誰かがトレードに出されることは確実だな……」

ドトール「悔しいが、今の俺たちの攻撃力不足はこの試合で明らかになった。
     ……どんな結果になったとしても、俺たちに文句を言う資格はない」

アマラウ「ちくしょう…こんなんで…こんなんで終わりなのかよ。
     このサンパウロのメンバーで、もっともっと一緒に暴れまわりたかったのに…!」

レナート「(くそったれ……あのとき俺が奴のドリブルを止めていれば……)」

これまでサンパウロユースを支えてきた主なメンバーは皆肩を落としていた。
これで、ほぼ確実に誰かがこのチームから去ることになる。
夢であった幼馴染四人で、憧れのサンパウロのプロ選手になるという目標は儚くも潰えることになりそうだ。

318 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 00:58:28 ID:???
バビントン「みんな……ごめんね。僕が…僕がもっとうまくゲームメイクできていれば……」

プラトン「バビ…お前はよくやってくれたよ。相手が…一枚上手だっただけさ」

悔しさと申し訳なさでボロボロ涙を流すバビントンを励ますプラトン。
だが、彼の目じりにもしっかりと自分の不甲斐なさに後悔する涙が溜まっていた。

新田「(結局俺がこの大会で得たものは森崎さんから取ったあの1点だけだった。
   これが、今の俺のレベル。世界には到底通じるはずもない現実。
   ……このままじゃいけない。もっと、もっと強く、速くならなければ……!)」

石崎「うう…あれからなんだか陽子さんも機嫌が悪いし…あ〜あ、このまま俺たちは南葛に送還かなぁ。
   冬の選手権ギリギリまではサンパウロでもっと勉強していきたかったけど……」

アカネイア戦以外は特に目立った活躍が出来なかった遠征組。
新田は今の自分の実力の低さを改めて自覚し奮起に燃える。
石崎もまた、愛しの女性へのアピールができなかったことに酷く落ち込んでいた。

ガチャ…

控え室の引き払いの受付を追えた陽子がようやく戻ってくる。
彼女の表情は特に怒っているわけでも悲しんでいるわけでもない。
あくまでもサッカー協会の一人、引率者の一人である事務的な顔だった。

陽子「…みんなに大事な話があるわ。昨日話したフロントの意向のことは覚えているわね」

レナート「……ああ。俺達の成績が芳しくなければ、攻撃力を補強するためにトレードをするって」

陽子「ええ。その話が今日正式に決まったわ。なんと今回やってくるのは
   あのイタリアのミラン所属のエースストライカー!名前は…ストラット君ね」

319 :森崎名無しさん:2010/09/19(日) 01:00:03 ID:???
(ノω・、) ウゥ・・・

320 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 01:00:06 ID:???
ストラット。まだ17歳にして、既にミランにて活躍している新世代のストライカー。
その脅威の脚力から繰り出されるシュートの威力は、この世代の中では最高峰と言う者も多い。

アマラウ「(…やっぱ駄目だったか。ちくしょう……)」

ドトール「それで、この中で一体誰がトレードに出されるんです?」

陽子「え?」

バビントン「やっぱりナショナルチームの事情を考えれば僕が放出されるんでしょうか」

マウリシオ「……いえ、俺でしょう。イタリアのサンプドリアから手紙が届いたこともありますし。
      先輩方…短い間でしたがお世話になりました。お、お、俺…このチームが…だ、だいすきで…うわぁ〜〜〜ん」

これまで必死に平静を保っていたマウリシオがついに大声で泣き出してしまう。
まだ15歳の少年にとって、共に汗を流してきた仲間との別れは想像するだけで悲しいことなのだ。

陽子「…あの〜。なんだか盛り上がっちゃってるところわるいんだけど」

頬をぽりぽりかきながら、陽子はどう表現したらいいか分からない微妙な顔になる。

陽子「トレードするって言うのは本当だけど、これは全部『トップチーム』の話よ?」

レナート「は?」

アマラウ「へ?」

マウリシオ「うぇ?」

ドトール「なん…だと…?」

狐につままれたようなポカンとしたサンパウロメンバーに、陽子はもったいぶらせるようにかるく咳をする。

321 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 01:01:40 ID:???
陽子「コホン。一から説明するわね。元々翼君はトップチームに昇格が予定されていたの。
   けれども彼はイタリアのレッチェとの契約を優先してしまった。
   これに焦ったフロントは、貧弱な攻撃陣を補強するために、今回のトレードを行ったわけ」

バビントン「あ…あの、それじゃあ…僕達は、まだこのチームで一緒にサッカーができるんですね?」

陽子「んー。それもちょっと違うかな。ストラット君が入ったことで、チームのバランスを取るために
   若い戦力をもっとトップチームに上げようとしているらしいのよね。特に…レナート君?」

レナート「え?あ、はい」

陽子「第1キーパーのバモラ選手が昨日両手を負傷してしまったらしくて、
   すぐにでもあなたをトップチームへと上げて欲しいと臨時の指示が出たわ」

レナート「お……おれ、が…プロ…に?」

陽子「レナート君の他にも、ドトール君やアマラウ君、ジウ君にバビントン君にマウリシオ君。
   もちろん他の皆にも大いにチャンスはあるわ。今サンパウロは生まれかわろうとしている。
   あなたたちのような若い力に溢れたフレッシュな選手の力がね!」

レナート「その話…ほ、本当なんですよね?嘘じゃ…ないんですよね!?」

陽子「だーいじょうぶ。本当よ」

ここで初めて陽子が笑顔になる。その表情を見て、レナートは両手を上げて飛び上がった。

レナート「……や……ヤッホーーーーーイッ!!」

アマラウ「ワハハハハ!やったじゃねぁかレナート!俺達の中で昇格一番乗りだ!」

ドトール「この大会でサンパウロの中で一番活躍したのは間違いなくお前だ。胸を張っていけ」

322 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/19(日) 01:02:40 ID:???
ジウ「すっげぇ!すげぇぜレナート!うはは、待ってろよ!俺たちもすぐに追いかけていくからな!」

マウリシオ「怪我で離脱したバモラさんの居場所を消しちゃうくらい活躍してくださいね!」

バビントン「おめでとうレナート。本当に…おめでとう!」

マリーニ「よーし、プロ昇格を決めたレナートを胴上げだ!皆アツマレー!」

こうしてレナートを中心に輪を囲んだサンパウロメンバーは笑顔で胴上げをするのだった。
そこから少し離れた場所で、陽子が資料を抱えながらニコニコと微笑む。

陽子「(うふふ、彼らを団結させるために、あえて大事なところを隠してトレードの話をしたけど効果覿面みたいね。
   あとは……ちょっとイマイチな石崎君、新田君、そして……森崎君ね)」

兄から引継ぎを頼まれた仕事はまだ半分も終わっていない。選手の戦いは終わったが、彼女の戦いはこれから始まるのだ。
日本サッカー協会の一員として、将来の全日本の主将を決めるサバイバル戦。
アカネイア対ヒューガー戦にて、森崎と日向のどちらがキャプテンに相応しいかを見定める戦いが。

陽子「(ま、今はとりあえずレナート君たちの健闘を労っておきましょうか)」

最後にレナートの将来性の項目に◎をひとつ書き加えて、陽子は静かに控え室を後にしたのだった。

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0ch BBS 2007-01-24