キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【砕け散れ】ファイアーモリブレム25【ガーネフ!】

1 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/31(金) 19:55:09 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
迷い込んだ森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作とは少し違うところがございます。
設定なども若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意を。


〜これまでのお話〜
マケドニア軍との戦いに勝利した森崎たちは、王子ミシェイルが残したアイオテの盾を手に入れる。
彼の妹のミネルバは、この盾を受け継ぐと共にマケドニア王国を率いていくと心に誓う。

ガーネフの暗黒魔法マフーに唯一対抗できる光魔法スターライトを賢者ガトーに作ってもらった森崎たち。
スターライトの所有権を誰にするかマルスと相談したところ、森崎は親の仇を討つためにこれまで戦ってきた
リンダにこの魔法を託すことを提案。マリクもマルスの説得で納得し、いよいよガーネフとの決戦の部隊は整った。

その後森崎はガトーから、成長が止まってしまうという体の改善をしてもらおうと家を訪ねたが、そこで驚愕に事実を知る。
なんと成長が止まった原因は中学時代に摂取した『超森水』や『べじいた』などの魔法グッズだった!
森崎は己の内面を映す鏡の中に入り込み、これまで弱気な自分を奮い立たせ導いてくれた自分のもう一つの過激な人格である
『超モリサキ』を、リセットの力と同時に手に入れていた『星』の力で粉砕。この瞬間新たな森崎有三が誕生したのであった。

その後ガーネフの待つテーベの塔まで、ガトーの転移魔法で一気に転送してもらったアカネイア同盟軍。
憎きガーネフはすぐそこだ!カダインでの借りを返すときが来た!ゆけゆけ森崎!頑張れ森崎!


☆前スレ
【ザ・ニュー】ファイアーモリブレム24【森崎!!!!】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1291904805/l50

590 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 03:52:07 ID:???
さすがコアラさんだぜ

591 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 04:08:12 ID:???
いい感じのがひけたなw

592 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 07:26:50 ID:???
よく見たら前スレで既にラムカーネ言ってる・・・全然気がつかなかった

あと1回はプレゼント攻勢しようかと思ったが、お金があんま無いか
さいきん報奨金くれないからなあw

593 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 18:26:57 ID:???
ドリンク水素とかw水じゃないというか水がないw嫌がらせであるw

594 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 18:39:58 ID:???
単なる水素じゃなくて水素水だから一応水でちゃんと飲めるよ
なんか健康にいい水ってされてるけど本当に効果あるのかはわからないw

595 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 21:23:50 ID:???
>>590-591
実はこれで森崎の支援の限界値を超えちゃったんですよね。つまり…
>>592
第2部で、彼がどのようにして森崎達に絡んでくるかも注目してくださいね〜
>>593-594
気にする人は飲料水にも様々なこだわりがありますからね。
============
世界を繋ぐ銘菓→  ハートQ
>ハート→だいすきコアラの力でミネルバとの相互支援(1)が発生

森崎「うん。なんだかんだでやっぱうまいなこれ」

ミネルバ「そうだろうそうだろう」

森崎「だけどこれだけじゃあ物足りないよなぁやっぱ」

ミネルバ「確かに菓子だけでは腹も膨れぬか。ならば…」

スッ…

森崎「なな!?」

なんとミネルバが自分のハーゲンダッツをスプーンで掬い、森崎の方へと向けてきたのである。
当然のことながら、先ほど自分の口の中に含んだスプーンと同じものだ。
美人の年上の女性と二人きり。さらにその女性から『あーん』を強要されているこの状況。
森崎の女性に疎い脆弱な感性は一瞬で粉微塵となり、視界が白く染まっていく。

ぱくり。

596 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 21:25:05 ID:???
その後のことはあまり良くは覚えていない。対面するミネルバの表情が妙に可愛らしかったのと
口の中にとろける甘い甘いバニラの味が、喉の熱さを冷やしていく感覚だけが森崎を取り込んでいた。

森崎「(…やばいなこの威力……俺……本気になっちまうかもしれん……)」

先程食べたコアラのマーチに何かが含まれていたわけでもない。
森崎は自分でも気がつかないうちに、この赤い竜騎士の一挙手一投足に心を奪われかけていたのだ。
だからこそ、最終決戦前という緊迫した状況にもかかわらず二人きりになろうと動いたわけでもあるのだが。


赤色に染まる心→ ! num

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

※出た数字のキャラの支援が減少または消滅します。
※0の場合は引き直してください。

1→カシム(3)
2→マルス(3)
3→アベル(3)
4→ジュリアン(1)
5→リンダ(1)
6→マリク(1)
7→トーマス(1)
8→マリア(1)
9→カチュア(1)

597 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 21:30:59 ID:???
赤色に染まる心→  5
戦闘面を考えるとカチュアかトーマスか・・・

598 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 21:32:49 ID:???
リンダ終了のお知らせ

599 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 21:33:33 ID:nmMt/EE6
またピンポイントで引いたな

600 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 21:35:08 ID:???
……うわ、これは白旗上げるわ。ミネルバ派に転向する

601 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 21:37:47 ID:???
え、ちょリンダ
支援3消えるのもあれっすけどミネルバ様容赦ないっす

602 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 21:39:34 ID:???
ライバルを逃がさない、ある意味で龍騎士の本領発揮だなw

603 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 21:39:57 ID:???
見事なライバル潰しだよな……あっぱれとしかいえん

604 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 21:43:36 ID:???
こういうのって森崎の心の問題でしょ?
なぜランダム?

605 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 22:22:53 ID:???
確かに、支援って味方選びに関わってくるもんね

606 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 22:27:08 ID:???
だからといって支援切る相手選ばせるのもどうかと思うぞw

607 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 22:27:36 ID:???
ミネルバさまばんざーい!
二部はマケドニアからスタートだな!

608 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 22:29:23 ID:???
>>598-600
一連の流れに作為的なものを感じますねぇ…w
>>601-603
アタック25でパネルの色が変わってしまったのがイメージされました。
>>604-606
ミネルバに好意を抱くことと、他の人間を嫌いになるということはイコールにはならないと思っております。
ゲームシステムやバランス的に無限に支援を組ませるわけにはいかないので
このような結果になりましたが、森崎がリンダのことを忘れたわけではありません。
数値上には現れていないだけで森崎と仲の良い仲間は他にも大勢いますからね。
============
赤色に染まる心→  5
>5→リンダ(1)
※リンダとの相互支援(1)が消滅しました
※ミネルバとの相互支援(1)が発生しました
============
森崎「(厳格な態度に見え隠れする、このいじらしいほどの乙女らしさ…
   俺が求めていたのはこれなんだ!これなんだよぉ!!)」

先日のロベルトポニーテール事件の影響もあっただろうが、
森崎はリンダに対して何かしらの嫌悪感が生まれていたのかもしれない。
活発な同年代の少女より、クールビューティーな年上の方が好みだったのかもしれない。
いずれにせよ、森崎の思考を占める割合の中でリンダという存在を上書きするように
ミネルバという大きな新たな存在が生まれたのは言うまでもなかった。

森崎「(…だ、だがお、落ち着け。こんなに緊張しているのを悟られるのは恥ずかしすぎる)」

森崎は一緒に運ばれた水素水を流しこんで緊張を解す。
本来の用事を思い出す。ミネルバとはこの間のジュリアンとの騒動の話をしにきたのだ。

609 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 22:30:31 ID:???
ミネルバ「…今回の戦いで私もようやくあの男のことを少し理解することが出来た。
     いや……おそらく子供のように意地を張り、理解しようとしてこなかったのだな…」

アカネイアでの戦いにて、まったく意思の疎通が出来なかった盗賊ジュリアンとの確執。
妹のマリアと反発しあっていたことも相成り、この男とは絶対に心を通わせることなど出来ないと考えていた。

森崎「王女とジュリアンの相性が悪いのは傍から見ても明らかだったよ。
   正直アリティアカップでは頭を抱えたものさ。連携が取れないとパス回しもろくに出来ないからな」

ミネルバ「…お前はどうだったんだ?以前いたチームでも全ての仲間たちと息のあったプレーをしていたのか?」

森崎「え?そ、それは……」

南葛時代もJrユース時代も、自分が一番に、中心になるように様々な策を興じ試行錯誤を繰り返した。
そのために自分の駒として動かせる人を増やすために、期限を伺ったり根回しをしたりもしたが
今のように心を通わせ、本当に信頼をしあう関係を築いたことは本当に少なかった。
特に大空翼、日向小次郎、若林源三の3人とはキャプテンを争う間柄でもあり
絶対に隙を見せないように目を光らせ、あわよくば地獄の底へと相手を蹴落そうと企んだものである。

森崎「……少なくとも、嫌いな、気に入らない奴はいた。だが、それなりには付き合っていたぜ。
   あいつらの力を借りなくちゃ世界を相手にする試合にはまず勝てなかっただろうしな。
   分かってたんだよ。サッカーはチームの力を合わせなくちゃダメだってことくらい。
   でも俺は……分かろうとしていなかった。自分の力だけでどうにでもなるだろうと信じて疑わなかった」

ミネルバ「お前も学んだということか。この大陸での出会いや戦いによって」

森崎「悔しいが、俺一人にできることなんてたかが知れてる。
   自分の甘さと……他人の強さをようやく理解できたってことさ」

スッ…

610 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 22:32:06 ID:???
突然ミネルバが自分の前に手を差し伸べてきた。いきなりのことに森崎の心音は僅かに高まる。

ミネルバ「私の知っている世界は、この自分の手が届く範囲。非常に狭いものでしかなかった。
     ……だが、森崎。お前とこうして出会い、影響を受け、私はさらに広い世界を知ることが出来た」

ぎゅっ…

ミネルバがテーブルの上に置いていた森崎の手を取ってくる。暖かな熱が手を通し、森崎の脳にまで染みこんでくるようだ。

ミネルバ「お前の言うことは正しかったな。感謝するぞ森崎殿。
     お前の見てきた世界を、私も見、知ることができた……」

森崎の手を今より少しだけ強く握るミネルバ。

ミネルバ「私は兄上に代わり、マケドニア王国を率いていかなければならない。
     きっと私に賛同しない者たちも多いだろう。兄上と私で竜騎士団が二つに別れてしまったのが何よりの証拠だ。
     だけど……こうして手を繋ぎ、他者の目線で見える世界を私も見ることが出来れば……
     分かり合える気がするのだ。どれだけ相反する者たちといえどもな」

森崎「ミネルバ王女……」

ミネルバ「実際は手を繋ぐほど簡単に事は運ばぬだろうがな。だが、私は精一杯努力をしてみよう。
     戦乱に荒れ果てたアカネイア大陸をいち早く復興するには……必要なことだと思っている」

森崎「…ああ。今の王女ならきっと大丈夫だと思うぜ」

ミネルバ「……フッ。森崎殿にこの話ができてよかった。これで迷うことなくマケドニアの旗を取ることができる」

611 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 22:33:50 ID:???
マケドニアの小さな飲食店にて、二人の指揮官は新たな絆を深めていた。
それは自身の成長と他者の理解。多くの仲間を率い、先頭に立つものとしての宿命。
新たな世界がひらけたとき、人は新しいステップを踏み出すことができる。
それはどの世界でも変わらないことなのだろうと、森崎は暖かな心の中で感じていた。

※ミネルバの森崎に対する感情が(共感者)となりました


ミネルバ「少々話し込んでしまったようだな」

森崎「もう夕方かよ。楽しい時間ってのはあっという間だな」

今後ドルーア軍との戦いでどのように戦うべきか、
現在のベストメンバーは誰なのかなどの話題を熱く語った二人は店を出て
鮮やかな夕日が映えるマケドニアの山々を見上げてつぶやく。

ミネルバ「楽しい?私と一緒にいて楽しいと言ったのか?」

森崎「ああ。最初にも言っただろ。楽しみだな〜って」

ミネルバ「……ならば私も楽しむことにするか。残り僅かなお前との時間を。次はどこに向かう?」

森崎「ん…ああ、そうだなぁ…
   (残り僅かな時間、か。確かに次の戦いが終わったら、俺は――)」

612 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 22:34:51 ID:???
☆どうしますか?(残り1回)

A武器屋に行こう(武器を買ったり売ったり)
B道具屋に行こう(道具を買ったり売ったり。鍛冶、占いもここ)
C闘技場に行こう(お金と命を賭けて戦います。情報収集もここ)
D城の前の砦で体を鍛えるか(戦闘訓練します)
E城の前の砦でサッカーしようぜ!(サッカーの練習をします)
F折角だし道具の整理や交換をしようかな?(誰かに道具を与えたり使ったりします)
Gもう一度飯屋に行こう!(何かを食べたり飲んだり)
Hいろいろ会話でもしよう(様々な雑談や交流をします)
Iもう一度ガトー司祭の家に行ってみようか(高確率で追い返されます)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

613 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 22:38:22 ID:wJo5ItF2


614 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 22:39:05 ID:wajkRuSQ


これ以上欲張るとどんでん返しがこわい

615 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 22:39:09 ID:ZUHITaB2
H

616 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 22:48:49 ID:???
このペースだと一部でヒロインは決まらないか?
新紋章組にチャンスはあるのだろうか

617 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 23:02:35 ID:???
>>616
この後の展開によりますかね。この後の選択肢で勝負ですね。
============
>Hいろいろ会話でもしよう(様々な雑談や交流をします)


森崎「(俺は将来プロのサッカー選手になるために、向こうの世界に戻らなければならない。
   いまのこの貴重な交流の時間を大事にしたい)」

森崎は城からそれほど離れてない公園へと向かった。
森崎たちを迎え入れたのはこれでもかと言わんばかりの鮮やかな赤。
秋の夕日を熱心に浴びた紅葉の彩りが、二人を歓迎するように風に揺れる。

森崎「すげぇな…なんか圧巻されるぜ」

ミネルバ「山中の国の特権だな。この紅葉を見に、他国からも多くの者が訪れる。
     ……無論、この暗黒戦争が起こる前の出来事だがな」

森崎「メディウスをぶっ飛ばして、平和を取り戻す。そうしたらきっとまた人がやってくるさ」

ミネルバ「………そうだな」

ザッザッザッ…

落ち葉を踏み鳴らしながら二人は紅葉のカーテンをくぐり抜ける。
森崎はふと横の、自分よりだいぶ背の高い赤髪の女性を見上げると…

森崎「(うーむ。こういう時はどういう話題を繰り出していくべきかな?)」

618 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 23:04:08 ID:???
☆どんな話題をふる?

A次の戦いで協力してくれる予定の同盟軍について
B次の戦いでオームの杖で誰を生き返させるべきかについて
C自分たちの戦闘技術について
D自分たちのサッカー技術について
Eれ…恋愛談義だ!
Fさっきの店の料理について
G向こうがなにか話してくるのを待つ
Hその他(好きな話題をお書きください)

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

619 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:05:31 ID:???
この雰囲気できたら戦術的な話はしたくないな・・・
迷う・・・

620 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:07:57 ID:wajkRuSQ


621 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:09:25 ID:M+moGshM
H マリアの魅力について


622 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:11:13 ID:2zmY2dfQ

推して参る

623 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:14:12 ID:05KYEg6A
G

624 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:15:13 ID:wJo5ItF2


625 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 23:35:59 ID:???
>D自分たちのサッカー技術について


森崎「(共通の話題といったらやっぱりこれっきゃないな)」

森崎はミネルバに自分たちのサッカー技術を中心に話しかけた。

森崎「俺は見ての通りGKを得意としているんだけど、ミネルバ王女はどこのポジションが好みなんだ?」

ミネルバ「私の今の身体能力では、力で押すことよりも速さと技を生かした守備が最も適しているだろう。
     中盤の底でのパスカットや、お前のお株を奪うようだが単純なセービング技術ではおそらく私のほうがお前より上だ」

森崎「なにィ!」

ミネルバ「お前は動体視力と反射神経に優れてはいるが、ボールへと体を動かす肝心の瞬発力が足りていない。
     速さをもっと上げなければ、たとえ必殺技を持っていようともゴールマウスを任せるには値しないな」

森崎「……随分はっきりと言ってくれるな。ぐぎぎ……」

ようやく成長の抑制が改善されたとはいえ、アカネイア同盟軍の一流の戦士たちに比べれば
やはり今の自分はわずかだが見劣りしてしまっているのが現状だ。
アベルやミネルバ、パオラにシーダ。そしてマルスにも総合力では水を開けられているだろう。

ミネルバ「フフ…では逆に問おう。私の動きでどこか気になるところはないか?
     今後はアリティアカップのような苦渋はできるだけ飲むことは避けたいのでな」

626 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/18(火) 23:37:00 ID:???
☆どう応えますか?

A必殺シュートが無いのはちょっと頼りないかな。攻撃手段が増えるのはいいことだ
Bテクニックを活かして必殺パスで味方の繋ぎ役になってくれれば助かるかな
Cこのまま相手の攻撃の芽を摘むボランチに特化して欲しいかな
D高いドリブル力を活かして素早く動けるサイドバックを目指してほしいな
Eいざという時のためにキーパーの技術をもっと鍛えておいてほしい
Fそうだ!俺と何かコンビプレーでも開発してみないか?
G今のままで十分だよ。これからも頼りにしているぞ

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

627 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:44:23 ID:05KYEg6A
C
もりさき
森崎のガッツ消費を減らしたい

628 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:44:46 ID:2GgztPP2
B

629 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:45:20 ID:LOqCNTEc
A

630 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:46:20 ID:05KYEg6A
何故もりさきがはいつた?
すみません、スルーしてください

631 :森崎名無しさん:2011/01/18(火) 23:47:15 ID:KSiDFgm2
C

632 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/19(水) 00:16:11 ID:???
>Cこのまま相手の攻撃の芽を摘むボランチに特化して欲しいかな


森崎「このまま相手の攻撃の芽を摘むボランチに特化して欲しいかな」

ミネルバの守備力は同盟軍の中でもトップクラス。加えて高い機動力とそこそこの力も持ち合わせている。
相手の連携を阻み、素早く前へとボールを流す。そんなプレイに適していると森崎は語る。

ミネルバ「なるほど。ならば私はこのまま守備関連の技を開発していくべきか」

森崎「攻めは十分他の連中に任せられるからな。その分守りで汗をかいてくれよ」

ミネルバ「ああ。お前もより高度なセービング技術を身につけるのだな。
     うかうかしているとあっという間に他のものに出し抜かれるぞ?」

森崎「わ、分かっているさ。俺だって自分の未熟さは理解している」

その後も日が暮れるまで、二人で様々なポジションやフォーメーションについて語った。
ほんの1年前まではサッカーのことなどまったく知らなかったはずなのにこの熱狂ぶりである。

森崎「(日本じゃあサッカーについて熱く語れる女の子だなんてまったくいなかったもんなぁ…いい時代になったものだぜ)」

ミネルバとの二人きりの時間を十分に堪能した森崎は、満足気に宿舎へと帰っていくのだった。

※ミネルバの評価が上がりました
※次のサッカーの試合にて、ミネルバが必殺パスカットを新調してきます

633 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/19(水) 00:19:33 ID:???
その後部屋に戻った森崎を待っていたのは、相変わらず明るい陽気な表情を振りまく女性、片桐陽子であった。
だが、森崎の前に立つとその顔は少し口を尖らせた不機嫌なものへと変貌していく。

森崎「お、恒例の定期報告の時間ですか」

陽子「そ。君がだらしなーく女の子にかまけてる間、私は各国の情報を必死にメモしていたわけよ〜」

森崎「んなっ!?」

陽子「…まったく。他の国で戦っているキャプテン候補くんたちは徐々に地力をつけてきているというのに…」

森崎「う……」

陽子「…まぁ、君もこの世界での様々な状況で苦労しているのは聞いているから。
   たまには羽を伸ばして精神的なケアに集中するのも悪いことではないわね。ただ――」

森崎「た、ただ?」

陽子「今の森崎君の能力では…正直若林くんや若島津くんには対抗できないかもしれないわね。
   サッカー協会の一員としては、もっと鍛錬に励みなさいと苦言を申し上げないといけないわねぇ」

にやりと口の端を歪ませて、陽子は森崎に語りかける。

森崎「(そんなァ…若林はもとより若島津にさえ届かないだとォ!?)」

ミネルバにも指摘されたとおり、自分は長い間成長に苦労したせいもあり他の仲間に比べて能力が劣っている。

陽子「愛と実利は両立しないとは誰かが残した言葉だけれど…
   まぁ、サッカー以外のもっと大事なモノを見つけたのであれば、私は止めはしないけどね。
   森崎君だって人間だもの。深い恋愛に憧れたりすることだってあるわよねぇ」

634 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/19(水) 00:20:47 ID:???
大げさなアクションと合わせ、陽子はキラキラと瞳を輝かせて森崎の方を見てくる。
これに対し森崎は自分が不抜けてしまったのだと思われたと感じ、声を大にして否定する。

森崎「ば、バカにしないでください!俺は将来の全日本を背負う正ゴールキーパーとなる男ですよ!」

陽子「その息やよし!その決意が本物だというのなら、他の国の選手の様子を心して聞きなさい!
   (ふぅ…今回くらいちょっと厳しめに言っておかないと駄目なくらい顔がにやけていたものね…
   けれど……ううん。私はこの世界に生きると…家名に縛られたくはないと決めたのだもの)」

ようやく正常な顔に戻った森崎に対し、陽子は他の国の様子をまとめた資料を森崎の前に差し出す。


☆どこの情報を聞きますか?(あと2回)

Aイタリア(翼)
Bメキシコ(日向・若島津)
Cドイツ(若林)
Dブラジル(石崎・新田)
Eイングランド(松山・早田)
Fオランダ(三杉)
Gフランス(岬)
H日本(中山)
Iやっぱり聞かない

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
============
今夜はここまで。お付き合いいただきありがとうございます。それではまた〜

635 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 00:39:01 ID:dH8URQBw
I
あえてとことん腑抜けてみる

おつかれさまでしたー

636 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 00:43:05 ID:I+ffF/PY
B
メカ島津がいまどのくらいか知りたい。
しかし、ここまで森崎が弱体化してるのは、
自由行動でサッカー訓練ぜんぜんしてないせいか?

637 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 00:43:20 ID:fGvFDME2
E
その後が気になる

638 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 00:49:14 ID:fnWeXBYA
E

>>636
いや単純にクラスチェンジできずに能力値頭打ちだったからだろう

639 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 00:50:06 ID:???
周りが伸びてるのに森崎だけ全然あの頃のままだからじゃないかな

一応、寿司やら瞑想やらでガッツだけはだいぶまともになったが

640 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 00:55:14 ID:???
それはもちろんそうなんだが、それを考えてなお「伸びてない」んじゃないか、という危惧。

641 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 01:01:35 ID:???
次の部隊編成に向けて既出情報まとめ

・・・と思ったが>>528くらいしか特別な情報はないなw

一応、VS竜に有利なキャラ

バヌトゥ、チキ:ブレス相手でも防御が0にならない
竜化時の守備はバヌトゥ16、チキ13 計算合ってるか自信ないがw

森崎、カチュア:ドラゴンキラー持ち 他にいたっけ?

アベル:グラディウスで反撃無双 しかしこいつと一緒だと多分経験値全部吸われる

642 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 01:22:08 ID:???
まー、後はブレス地獄だから高HP&高回避キャラを優先、支援と回復は忘れずに、ってくらいか
作戦は「エリス大事に」でw

643 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 17:09:37 ID:???
後は相手が火竜ならブリザー持ってるリンダとかもいるね

644 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 17:28:13 ID:???
リンダは当たると死ぬからなぁ
やるなら先制攻撃で一撃で仕留めないと

645 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 21:27:35 ID:???
前スレまで独走だったのに
ほんとカード神の織り成すドラマはにはぐっと来るな
いろんな意味で

646 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/19(水) 21:30:15 ID:???
>>635
おつどもです。恋の病には特効薬も利かないかもしれませんね…
>>636
守備は互角ですが、力と速さは若島津のほうが上ですね。
若林はさらに強力なスキルを持っているので、今のままでは厳しいでしょう。
>>637
イングランド勢が人気ですね。アリティアカップで戦った影響もあるのでしょうか?
>>638-640
一応戦闘訓練やサッカーの練習でステータスの底上げは可能でしたからね。
それと、やはり戦闘や試合での覚醒の回数の差などで他のキャラに劣っている気がします。
>>641-642
ちょっとヒントというか情報を。
戦闘回数はBが圧倒的に多いですね。@はボスと戦わなくてはいけないので
生半可なキャラは危険かもしれません。Aは竜ではなく一般兵が相手ですが、
エリスが必須なので、彼女を中心に部隊を組むといい形になるかもしれません。
あと、マルスの『ファルシオン』も竜には有効ですね。
>>643-644
リンダはHPが23しか無いのが泣き所ですね。運が悪いと一撃で倒されてしまってもおかしくありません…
>>645
ヒロイン候補争いだけがモリブレムではありませんからね。他のドラマにもどうかご期待ください!

647 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/19(水) 21:31:18 ID:???
>Eイングランド(松山・早田)

森崎「あの優勝決定戦のあとの事を教えてくれませんか?」

陽子「分かったわ。そろそろワールドユースに備えて研修組も帰国の準備に入っているころなの。
   松山くん、早田くん、そしてドイツユースのカルツくん…
   それぞれ別の道へと歩き出したわ。新たな戦いのステージへと歩むために……」


チェルシーユースに惜しくも敗れたものの、マンチェスターユースは昨年に比べ
総得点数は2割上昇。ボール支配率にいたっては平均15%も上がるなど、
確実に研修組たちはチームに貢献していたと評価されていた。
だが、彼らはそれだけでは満足できない体質となっていた。
目指すは一流のプロサッカー選手。そして母国を世界一への頂へと導く力を欲するために
この評価で納得していては、到底先へと進めないことを彼らは知っているのだ。

カルツ「…短い間じゃったが世話になったのう。次はワールドユースで会おうぜ」

この日、カルツはマンチェスターでの研修を終えてドイツのハンブルガーSVへと帰還する。
歴史あるイギリスのサッカーの真髄をその身に焼付けたことで、ドイツユースのパワーアップは間違いないものとなるだろう。

リッキー「お前とのサッカー、割と退屈しなかったぜ。じゃあの」

チームの底を共に支え、業師コンビと称されたリッキーはひらひらと手を翻し、カルツに別れを告げる。

カルツ「(サッカーの母国としてのお主らの誇り…確かに見させてもらったぜよ。そして、大きな借りも作っちまった。
    イングランドユースのキャプテン最有力候補のリネカー…
    ワールドユースでは、必ず奴のすまし顔に一泡吹かせてやらんとのう)」

648 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/19(水) 21:33:10 ID:???
早田「俺はもう一度日本で己を鍛え直す。どれだけきつく当たられても
   フルタイムマンマーク出来るくらい強靭な肉体とスタミナを…必ず身につけてやる!
   (リチャードめ…次は必ずテメェを抑えこんでやる。エースキラーの名に賭けて…!)」

意外にも早田は日本での活動を自ら進んで望んだ。既に日本のサッカーのレベルは海外とそれほど差があるわけではない故の選択である。
自分に最も適した環境を調べ模索した結果、とある大学のクラブに
今の自分に足りないものを得るきっかけがあると片桐が特別推薦書を書いてくれたのだ。

早田「(南武大フースバル、か。噂じゃとんでもない指導者が海外から来る予定って話だが…
   いやいや、俺は恐れないぜ。この足を…切れ味鋭い刃をこのまま曇らせはしない!)」

リチャードに力負けをした屈辱をその不屈の心に抱え、早田は母国への凱旋を果たす。

ロリマー「カルツもソーダもサヨナラか…寂しいなぁ」

ロブソン「だが、マツヤマ。お前が来季もうちに残る決心をしてくれるとは嬉しいぞ」

そして北海の荒鷲こと松山は、日本サッカー協会のバックアップのもと、
正式にマンチェスターユースと契約を結ぶことになった。

松山「…俺はまだ帰れない。帰るわけにはいかない。みんなと一緒に『優勝』するまでは…!」

本人は強く否定するだろうが、松山はこの遠征において眠れる才能をついに開花したと言っても過言ではないだろう。
プレミアリーグでの激しいせめぎ合いは、負けず嫌いな彼の気質に非常に適合していたのだ。
加えてアカネイア大陸での森崎や未知の選手たちとの交流が、さらに彼の成長を促進させる。
だが、いくら世界レベルの力を手に入れたとしても、彼はまだ手にしていない栄光があるのだ。

松山「(俺がこんなにも大きく評価されることは本当に嬉しい。来季の活躍如何では
   プロ契約も決して夢ではないとまで太鼓判を押された。でも……)」

649 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/19(水) 21:34:49 ID:???
何よりも和を重んじ、仲間との感情の共感に強い憧れを抱く松山が最も強く欲するもの。
それは仲間たちと共に喜びの空間を共存できる瞬間。すなわち『優勝』の栄光である。

松山「(俺はこのチームで優勝したい!アリティアカップのように…皆と喜びを共感したいんだ!
   そしてワールドユース大会でも……必ず日本を世界一への頂へと登らせてみせるんだ!)」

戦士たちは前へと歩き出す。己の夢と誇りを賭け、新たなステージへと突き進むために――。



森崎「……ワールドユース後のことを、もう視野に入れてやがるのか…こいつら…」

陽子「君もそのうち否応なしに選択を迫られることになるわ。
   兄さんの思惑では、おそらく海外のどこかのクラブに契約することを勧めると思うけど」

森崎「(冬が過ぎ、春になればもうアジア予選の季節は目の前だ。
   その頃俺は……どんな道を歩んでいるんだろうか)」

当初の予定通りブラジルリーグへ挑戦するのか?他の海外クラブに殴りこみに行くのか?
早田のように優秀な指導者を求めさすらうのか?それとも…

森崎「(……決めておかなくちゃな。この戦争が終わったら…どうするのかを!)」

陽子「それで、イングランドユースについてなんだけど、先の試合で大怪我を負ったデイビットくんは
   代表から落選すると言われてるわ。しかも…残念だけれどチェルシーから放出されるそうよ。
   確かにあの世代は他にも有力選手が豊富とはいえ…ちょっと可哀想な気もするわね。
   森崎君。あなたも体には十分注意して頂戴。未来ある力をムダにするようなことは極力避けるのよ」

650 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/19(水) 21:35:51 ID:???
森崎「はい…(だが、ようやく俺の成長の枷が外れたんだ。少しくらい無茶をしないとこれまでの遅れを取り戻せるかどうか…)」

陽子「イングランドのレポートはこんなところね。他の国について知りたいことはないかしら?」


☆どこの情報を聞きますか?(あと1回)

Aイタリア(翼)
Bメキシコ(日向・若島津)
Cドイツ(若林)
Dブラジル(石崎・新田)
Eイングランド(松山)
Fオランダ(三杉)
Gフランス(岬)
H日本(中山・早田)
Iやっぱり聞かない

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

651 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 21:36:30 ID:30xUi+rU


652 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 21:39:54 ID:XLEhwQPw


653 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 21:40:19 ID:I+ffF/PY

手羽先はまだガード利いてるのかな?

654 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 21:44:28 ID:???
次のサッカーまでに
守備だけでも20まで戻したいところだなー
源使っちゃうという手もあるが

655 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 21:47:10 ID:???
うーん、守備は○だしなー。
たぶん次はメディウス撃退後だと思うから、ちょいもったいないよ。


656 :森崎名無しさん:2011/01/19(水) 21:53:24 ID:???
源を2部まで引き継げるなら温存したいがどうなだろう
無くなるくらいなら自分か仲間に使っちゃいたい

657 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 21:21:48 ID:???
>>653
ロベルトによる翼の情報規制は続いています。が、そのうち彼らも森崎の前に現れるでしょう。
>>654-656
武器も道具も2部に引き継げますが、引き継ぎ物を入手できるまで結構間があります。
いきなりキルソード無双やがんばりアクス無双はできない仕様になっているということですね。
============
>H日本(中山・早田)


森崎「じゃあ次は日本の奴らの情報を教えてください」

陽子「日本の事ね。冬の選手権を前にして、南葛の選手たちは練習に励んでいたわ。
   そして…これはまだあくまでも予定なんだけど…」

森崎「え?なにか貴重な情報をくれたりするんですか?」

陽子「冬の選手権の後、全日本ユースを決める大掛かりな選考試合が組まれる予定なの。
   兄さんはそれに、あなたたちの仲間…アカネイアの皆さんを招待するつもりらしいわ」

森崎「ええ?あいつらを招待?」

陽子「そう。さらに、アジア予選の前の総仕上げとして、日本サッカー協会が主催する
   トーナメント…『ジャパンカップ』を開催する予定もあったりするのよね。
   この大会には他の国の有名クラブも招待するはずだから、きっと高レベルの大会になることだわ。
   ユース世代までならば、十分世界にも通用すると認識され始めている今だからこそ出来ることなのだけれど…
   あなたたち黄金世代と呼ばれる選手たちが、本当にプロの世界相手でも通用するかどうか
   確認するための、絶対に避けては通れない関門よ。だ・か・ら・ね?」

かわいらしい声で、ウインクをしながら念を押すように言う陽子。
自分が何を言いたいか分かってるわねとでも言いたげな威圧感溢れる物言いだった。

658 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 21:23:17 ID:???
森崎「(ぬう……あまり自覚はなかったが、俺ってそんなに他の奴らと差をつけられているのか…?
   陽子さんの取り越し苦労ってことも考えられるんじゃないか?まぁ、俺は俺のやりたいようにやるだけだ)」

陽子「(さすがにこれだけ危機感を煽れば森崎君も練習に励むことでしょう。
   森崎君には本気で頑張ってもらわないと。日本のサッカーの未来のためにも。
   ワールドユースでの結果次第では、ついに日本でもプロリーグを開催できる
   可能性が生まれるはずだもの。辛い戦いが続くことになるとは思うけれど…ふふっ、それを乗り越えてこそだわ…)」

陽子は輝かしい日本サッカーの成長を夢見て思わずほくそ笑む。
兄に習い、兄のようにサッカーを愛するこの少女は、本当に森崎達に期待をかけているのである。
そのやや傲慢とも取れる感情が本当に彼らの将来を思ってのことなのか、
それとも自分の夢を成就させるためだけのことなのかは、本人も分からないでいた。

陽子「とと、話しが逸れちゃったわね。南葛の選手たちのことだけれど…」



〜南葛市〜

その日中山はかかりつけの病院を訪れていた。自分のリハビリを手伝い、
瀕死の状態のはずだった自分をここまで回復させてくれた名医を尋ねるためである。

中山「(俺は…なにをしているんだ。岬にこのチームを託され、キャプテンを任されているにもかかわらず…)」

自分の成長に限界を感じつつも、中山は諦めることはなかった。
あの医者ならば、突然自分を襲った自分の体の不調の原因を知っているのではないだろうか?
僅かな期待、そしてその何十倍もの不安と焦りを抱え、中山はBJの部屋を尋ねる。

BJ「…話は大体わかった。だが、私は医者だ。怪我を治すこと以外に関しては専門外だね」

659 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 21:24:49 ID:???
中山から事情を聞き、一度精密検査を行ったBJは静かに首を横に振った。

中山「…? どういうことですか?」

BJ「中山くん。君が一流の選手になり、プロで稼いだ金で治療費を返すという話を私は了承した。
  それは君の中に眠る数多の才能を感じ、君が努力することを止めなければ
  その夢は余程のことがない限り叶うものと、私も思っていたからだ。
  ……いいかい中山くん。落ち着いて聞いて欲しいんだが……」

そう言うと、BJは数枚のレントゲン写真を中山の方へ向ける。

中山「……ゴクリ」

BJ「君の体をもう一度見させてもらったが……驚いたよ。君の今の体は……まるで他人のものとしか思えないんだよ。
  日本人としては本当に平均的な…言ってしまえば一流のアスリートには到底向かない、極平凡な体になってしまっているんだよ」

中山「なっ…!?」

BJ「私も信じられない。何者かが君の体と別の体を入れ替えたとのかと錯覚したよ。…お伽話じゃあるまいし」

中山「俺の体が……別の……もの……?」

左の写真と右の写真。医学に関してはよく分からない中山だったが、明らかに以前と比べ劣化しているとBJは言いたいのだろう。
そしてようやく理解する。今の自分の体では、一流の選手になるなど烏滸がましいことこのうえないのだと。

BJ「…君に残された選択肢は2つだ。その平凡な体のままでも努力を重ね、一流とまではいかなくとも
  十分な金を用意できる選手を目指し、引き続き頑張り続けるか……」

中山「…………」

660 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 21:26:24 ID:???
BJ「そして、この先のことは私の専門外だが……
  己の体を、以前のような強靭で大きな成長を重ねられるものに変えるか、だ。
  君にその気があるのなら、肉体改造に詳しい医者の居所を紹介しよう」

中山「以前のように…戻す…?」

BJ「もっとも、それはとてもリスクの大きいことだ。なぁに、凡人でも凡人なりの戦い方というものがある。
  私は君の意思を尊重するよ。私も君から治療費を回収するまでは……サポートしていきたいと思っているさ」

中山「…………」

中山は病院を後にした。自分がこの先サッカー選手として生き残るためにどうするべきなのか。
肉体改造。言葉だけでは安いものだろう。だがそれはおそらく今の平凡な自分にしてみれば茨の道のようにも思える。
BJも、今のまま凡人なりにでも努力を続けていくのならば全力でサポートすると勇気づけてくれている。
だが、本当にそれで良いのだろうか?自分が見ようとした、必死のリハビリを乗り越えてきてまで辿り着こうとした景色は…

中山「(俺は…どうしたらいいんだ…)」

若干18歳の若者一人ではとても決めかねる、重大な選択肢。
中山は踏み出せないでいたのだ。一刻でも一流の世界に存在していたがゆえの、凡人の苦悩。
自分はこのまま無謀な夢を追うのか、それとも自分の器を自覚し、堅実に生きてゆくのか…

中山「(森崎……俺は……俺はどうすればいいんだ……!
   お前なら、こんな俺の悩みなどくだらないと一蹴し、即座に判断をくだすことができるんだろうな…
   森崎……お前のような気質が俺にも半分でもあれば…………くそ……俺は……)」

中山は、そのときわずかに芽生えた深淵の闇のようなどす黒い感情に気づけないでいた。
それは深い嫉妬。それも親しい物に抱くという、己の良心をズタズタに切り裂くというものだった。

661 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 21:27:33 ID:???
森崎「…そうか。相変わらず中山は成長に苦しんでいるのか…」

陽子「そうね。山森くんも中里くんも……自分なりに対策を考えては実行しているようなんだけれどね……」

森崎「(…俺も同じだったはずなんだ。超モリサキに導かれ、どんな手段を用いても栄光を掴みとると決心していなかったら…
   俺がここまでの選手になれたのはたしかにあいつのおかげなんだ。それを俺は……)」

弱い自分が欲し、産み出した過激すぎる攻撃的な感情『超モリサキ』を、森崎は友を思う強い心で消去した。
だが、それは自分にある程度の才能と実力が身についていたからこそ出来たことであり、
今の中山たちのように、凡人のままの自分であれば……やはり自分は『超モリサキ』の力を欲したことであろう。

森崎「(ちくしょう…若林め…絶対に許さねぇぞ!よくも中山たちの才能を無かった事にしてくれやがったな……!)」

陽子「ちなみに日本に帰国した早田くんだけど、さっき話した選考試合に備えて
   母校の立波高校でトレーニングに励んでいるみたいね。今回のレポートはこんなところかしら」

森崎「ありがとうございます」

陽子「いいのいいの。これも仕事なんだし。さーて、仕事の後はやっぱりこれに限るでしょう!」

662 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 21:29:16 ID:???
陽子は手提げのカバンからあれよあれよと酒類を取り出す。いったいどこにそれだけの量が入っていたのだろうか。

森崎「……またですか」

陽子「んふふー。大丈夫よ。強いお酒は私専用だから。リンダちゃんとシーダちゃんにはこっちを…」

森崎「弱いお酒も飲ませちゃ駄目ですって!明日から俺たちドルーアって所に遠征するんですから!」

ちなみに森崎は自分が戦争に参加してると言えばややこしくなると思い、
こういった場合はサッカーの遠征試合があるのだと周りに説明しているのだ。

陽子「はいはい。分かっていますって。それじゃあ森崎君、しっかり自分を鍛えなさいな〜」

きっと彼女はこの酒盛りのためだけに辛い仕事も熱心にをこなしているのだろう。
陽気な声で去っていく陽子を、森崎は苦笑しながら見送るのであった。

663 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 21:30:58 ID:???
☆サブイベント

先着『3名』様でブロックごとに判定をお願いします。

マルス→! card シーダ→! card ジェイガン→! card カイン→! card
アベル→! card ドーガ→! card リフ→! card バーツ→! card
マジ→! card カシム→! card ジュリアン→! card ナバール→! card
マリク→! card ビラク→! card リカード→! card バヌトゥ→! card
============
マリア→! card リンダ→! card ジョルジュ→! card ジェイク→! card
ミディア→! card トムス→! card ミシェラン→! card トーマス→! card
ボア→! card パオラ→! card カチュア→! card ベック→! card
サムソン→! card チェイニー→! card チキ→! card ロレンス→! card
============
エスト→! card エリス→! card モロドフ→! card ニーナ→! card

と→! cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します


※数字の大きい『上位3名』にイベントが発生します。
※数字が被り、3名以上になってしまった場合はそのメンバーで再判定を行います。

ダイヤ→戦闘関連
ハート→支援関連
スペード→武器関連
クラブ→サッカー関連
JOKER→???

664 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 21:33:25 ID:???
マルス→ クラブ7  シーダ→ クラブ3  ジェイガン→ スペード6  カイン→ ハートA
アベル→ ハート3  ドーガ→ ダイヤA  リフ→ スペード10  バーツ→ ダイヤA
マジ→ ハートK  カシム→ スペード10  ジュリアン→ クラブK  ナバール→ ハート7
マリク→ ハートQ  ビラク→ ダイヤJ  リカード→ クラブ9  バヌトゥ→ スペード6

ジュリアンでJOKER出せばいいんだろ!

665 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 21:34:08 ID:???
マリア→ ハートK  リンダ→ ハート3  ジョルジュ→ スペードJ  ジェイク→ card
ミディア→ スペード5  トムス→ ハート8  ミシェラン→ クラブA  トーマス→ ハート8
ボア→ クラブJ  パオラ→ スペード7  カチュア→ スペードQ  ベック→ スペード2
サムソン→ ダイヤ7  チェイニー→ JOKER  チキ→ クラブ7  ロレンス→ スペード7

666 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 21:36:02 ID:???
マリア→ ダイヤ7  リンダ→ スペード10  ジョルジュ→ クラブQ  ジェイク→ ハート4
ミディア→ スペードJ  トムス→ スペード9  ミシェラン→ スペード3  トーマス→ ハートK
ボア→ ダイヤ7  パオラ→ スペードA  カチュア→ ダイヤ3  ベック→ スペード2
サムソン→ クラブA  チェイニー→ スペード10  チキ→ クラブ7  ロレンス→ ダイヤ3

チェイニー、マリアごめんよ!

667 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 21:44:25 ID:???
エスト→ ダイヤ7  エリス→ ハートA  モロドフ→ クラブ8  ニーナ→ クラブ8

668 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 21:52:56 ID:???
トーマスヒロインきたか

669 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 22:32:48 ID:???
>>668
マジもハートだったので…
============
マジ→ ハートK
ジュリアン→ クラブK
トーマス→ ハートK

以上3名にイベントが発生します。
============
〜支援関連〜

マジ「よ……こらしょ」

この日の夜遅くまで、マジは輸送隊の道具整理に励んでいた。
アカネイア同盟軍が強大になっていくに従って、自分の居場所は
戦場の最前線から、最後方の輸送隊へと移り変わっていた。
そのことで自分の実力の無さに僻んだりもしたが、今ではこの仕事に誇りを持って働いている。

マジ「ふぅ〜〜。ドルーアまでの道のりは険しいって話だからな。
   最終決戦ってこともあって物資も半端じゃなく多くて大変だぜ。ん…?あれは…」

ガサゴソガサゴソ…

トーマス「ちくしょう…ここにもない…アレさえあれば、俺だって…俺だって…!」

マジ「こらっ!貴様そこでなにをしている!」

トーマス「うわああぁぁあっ!?」

輸送隊の物資をなにやら物色しているトーマスを、マジは首根っこを掴み取り押さえる。

670 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 22:34:29 ID:???
マジ「…で?そのオリオンの矢ってのを使ってスナイパーになろうとしてたってわけか」

トーマス「俺だって…最前線で戦っている森崎の力になってやりてぇんだ。
     そのためには力がいるんだ。俺だってスナイパーに昇格出来れば…!」

マジ「盗んだ力でもか」

トーマス「う……」

マジ「そんな卑怯なことをしても森崎はきっと喜ばんさ。あいつは多分、そういう男だよ」

トーマス「え…?」

マジ「俺は旗揚げ当初からあいつを見てきた。最初の頃は隣で、今は後方から、な。
   あいつはとにかく我武者羅なんだよ。無茶もするし、でもそれが無謀なことにならないように努力を忘れない。
   俺のことなどもう気にもとめてないと思うが…最近思うんだ。あいつが無事に戦いを終えて帰ってきますように…ってさ」

トーマス「マジ…」

マジ「オグマ隊長が戦死して、バーツとも疎遠になっちまった俺の唯一の心の拠り所なんだ。
   トーマス。お前が森崎の力になりたいってのは俺もわかるさ。
   だからって、どんな手段でもっていうのはちょっと違うんじゃないのかな。
   自分の出来る範囲で、自分が出来る精一杯のことを心がければ…結果は自ずと付いてくるさ」

トーマス「…本当かよ」

マジ「見ている奴はしっかり見ているってことさ。お前が今回泥棒しているのを俺に見つかったように、
   お前の努力を、きっと誰かが認めてくれるときが来るさ」

671 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 22:36:43 ID:???
トーマス「……分かったよ。俺だってアカネイアじゃ指折りのアーチャーって呼ばれてんだ。
     ドルーアの竜共をバシバシ撃ち落とすのはこの俺だ!よーし、今から特訓だ!」

マジ「はは…その意気だぜトーマス」

※トーマスの森崎からの支援が1→2に上がりました
※マジの森崎からの支援1が生まれました
※トーマスとマジに相互支援1が生まれました


〜サッカー関連〜

ジュリアン「(オームの杖…か)」

ジュリアンは人づてながら、復活の杖の話を聞いた。
その杖の力があれば、死者をも蘇らせることが出来るらしい。
テーベの塔で命を落としたレナも、きっと生き返ることが出来るはずだ。
自分の中では踏ん切りをつけては見たものの、
やはりそういった希望があるのならば縋りたくなるのが人間というものである。

ジュリアン「(誰を生き返らせるかを決めるのは…多分森崎だ。
      あいつは割と冷酷な部分もある。人選は温情より実力主義で済ましていることが多い)」

これまでの森崎の行動を観てきたジュリアンは、そう分析する。
そして森崎に認められる実力者とは、総じて『サッカー』の実力者でもあるのだ。

ジュリアン「俺が森崎に気に入られるくらい成長すれば…きっと俺の希望を叶えてくれる。
      レナさんを……取り戻したい。他には何もいらない、たったひとつの願いを……!」

672 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 22:40:59 ID:???
全てはあの人のために→ ! num&! card

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

K→項目値+2 必殺技&スキル習得
Q→項目値+1 必殺技習得
J→項目値+1 スキル習得
10〜8→項目値+1
7→必殺技習得
6→スキル習得
5〜3→効果なし
2〜A→項目値-1
JOKER→項目値+3 必殺技&スキル習得 さらに…?

0→ガッツ
1→ドリブル
2→パス
3→シュート
4→タックル
5→カット
6→ブロック
7→競り合い
8→セービング
9→スルー

673 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 22:41:38 ID:???
全てはあの人のために→ 3 & ダイヤ8



674 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 22:47:34 ID:???
力高いキャラ意外と少ないからな
サッカーで攻撃要員増えるのはありがたい

675 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 23:12:20 ID:???
>>674
ジュリアンのシュート力はこれでカシムと互角、空中では凌駕するほど成長しましたね。
一応オーバーヘッドキックは撃てるのですが、それ以上の必殺技がほしいところですね。
============
全てはあの人のために→ 3 & ダイヤ8
>3→シュート
>10〜8→項目値+1

※ジュリアンの力が16→17に上がりました!
============
ジュリアン「でええぇぇぇぇいっ!!」

ドシャアアアアアアンッ!!

ジュリアンの蹴り出したボールの威力。それは既に
先頭に不向きな、非力な盗賊では考えられないものになっていた。
彼の足元の技術に対し、ようやく筋力が肩を並べるくらい成長してきたのである。
インパクトの際のバランスが以前より格段に改善したジュリアンのシュート力は
今の森崎相手でも十分得点を狙えるほどにまで強力になっていたのだった。

ジュリアン「(あとは……あとは、俺だけの、俺にしか出来ない必殺シュートさえあれば…!)」

基礎力は既に完成しきっている。あとは一流の選手たちに負けない強烈な必殺技さえあれば…
きっと森崎は自分を必要とし、大事にてくれる。そして大事な相棒の願いを優先的に叶えてくれるはず。

ジュリアン「(森崎……俺はサッカーでもお前を全力で援護してやるよ。だから……だからどうかレナさんを……!)」


そして、長い夜が開けた。アカネイア同盟軍は最終決戦のために、いよいよドルーア領へと進撃する。

676 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 23:13:37 ID:???
『ドルーア』

神秘のベールに覆われたマムクートの王国。すべてはこの国に暗黒地竜メディウスが復活したことから始まった。
アカネイア大陸は長い戦乱に荒れ果て、多くの悲しい物語が生まれては消えていった。

しかし、時は流れ。

マムクートの世界支配を夢見たメディウスの野望も、ついに潰えさろうとしている。
そして、森崎たちの長い旅も、ようやく終わろうとしているのだ……


第19章 マムクートの王国


ドルーア領に到着した森崎たちは、すぐさま天幕を開き作戦会議を取る。
モロドフはドルーアの地図を広げると、自分たちの現在地と、攻めるべき拠点を指で指し示す。

モロドフ「王子、森崎殿。この位置に点在するのが地竜王メディウスがいるドルーア城ですじゃ」

マルス「うん。じい…ようやくここまで来たんだね。でも、メディウスはどうして城から出ようとしないんだろう」

森崎「確かにな。竜の親玉っていうくらいだから堂々と前に飛び出してくりゃあいいのによ」

嬉々としてオーバーラップをすることを好む森崎は、メディウスの態度に悪態をつく。

モロドフ「ガトー様の話では、メディウスはまだ完全に復活していないらしいのです。
     だから龍の姿でいられるのは、封印の力が及ばない城の中だけとか…」

マルス「封印の力?」

677 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 23:15:01 ID:???
モロドフ「はい。私にもよくわかりませんが…神は邪悪なる竜族から人々を守るため
     『封印の盾』と呼ばれるものを地上に残したと言われています」

マルス「それなら僕も聞いたことがある。守護神ナーガの伝説だね。
    だけど、それはただの神話だと思っていた。もし本当に封印の盾が存在するのなら
    どうしてメディウスなんかが現れたりするのだろう」

モロドフ「さあ、それは私にも……」

森崎「その封印の盾ってものがなんだかわからんが、メディウスは完全に復活していないってのは事実なんだろ?
   だったら今がチャンスだぜ。一気に攻めこんで徹底的にぶっ叩いてやろうぜ」

マルス「そうだね。やっとここまで来たんだ。もう少しで……平和が戻る。
    森崎、あとすこしだけ……僕達に力を貸してほしい」

森崎「ああ、任せておけ。あの夜の誓いを今こそ果たさなきゃな。
   さあ、いこうぜみんな!目指すはドルーア城で待つメディウスだぁ!!」

678 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 23:16:04 ID:???
☆部隊構成を行います。

@城門制圧部隊(メディウスの部下ゼムセルが待つ城へ向かう。Bの部隊に道を切り開いてもらうため敵は少なめ)
A南の祭壇部隊(オームの杖を使うために南を目指し、祭壇を守る兵士と戦う。拠点パートあり。エリス参加推奨)
B突撃部隊(無数の火竜や魔竜とガチンコ勝負。同盟軍の頑張りによって難易度が変化)

☆人数はどうしますか?

(例)
5・5・5
7-5-3
など、左から順に合計が15以内になるように、振り分けてください。

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679 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 23:16:58 ID:dTCw1n8I
4・5・6

680 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 23:17:30 ID:jt85m6tM
4・5・6

681 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 23:27:07 ID:???
>4・5・6

森崎「やはりここはBの突撃部隊の人数を増やしておくべきだろう。
   なにやら同盟軍が協力してくれるみたいだが、結局の所俺たち
   アカネイア同盟軍が道を切り開いていかなきゃならなそうだしな」

モロドフ「ふむ。各国様々な所から、我々を援護するために多くの者達が
     駆けつけてくる手はずになってはいるが…
     肝心の竜の集団と直接戦うことになるのは我々以外考えられませんからな」

森崎「それじゃあ次は…メンバー決めだな。まずは城門を攻める部隊だが…」

682 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 23:28:08 ID:???
☆アカネイア同盟軍メンバー

指揮レベル4
森崎 マルス

指揮レベル3
アベル ミディア

指揮レベル2
ミネルバ パオラ サムソン ロレンス

指揮レベル1
ジェイガン カイン ジョルジュ

その他
シーダ ドーガ リフ バーツ マジ カシム ジュリアン
ナバール マリク ビラク リカード バヌトゥ マリア リンダ 
ジェイク トムス ミシェラン トーマス ボア カチュア ベック 
チェイニー チキ エスト エリス

@城門制圧部隊を上記の中から選出して、明記してください。(☆は指揮官枠です)






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683 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 23:30:24 ID:jt85m6tM
☆マルス
・シーダ
・アベル
・カシム

684 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 23:33:49 ID:dTCw1n8I
☆マルス
・シーダ
・アベル
・ナバール

685 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 23:39:22 ID:sQPCZ+tM
☆森崎
・アベル
・チキ
・バヌトゥ

686 :森崎名無しさん:2011/01/20(木) 23:47:23 ID:LmHdnFZk
☆マルス
・シーダ
・アベル
・カシム

687 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 23:57:37 ID:???
☆マルス
・シーダ
・アベル
・カシム
============
マルス「城門を守るマムクートは強敵だ。ここは僕に任せてくれ。
    ……シーダ、アベル、カシム。皆の力を僕に託してほしい」

マルスは腰にさす神剣ファルシオンの柄を掴み、力強く言う。

シーダ「私はどこまでもマルス様と共にあります!」

アベル「アリティア騎士として…この生命尽き果てるまでお守りいたします」

カシム「ぼ、僕の弓が、少しでも皆の力になるのなら…!」

森崎「……頼んだぜ王子。シーダ姫を守ってあげろよ。
   アベル、カシムも。絶対に……生き残るんだぞ!」

メディウスのいる居城を守るというくらいだ。想像以上の力を持つ竜が待ち構えているだろう。
マルスの持つ神剣が、突破口を開くものとなるように森崎は強く祈る。

モロドフ「次は南の神殿へ向かう部隊ですな。以前の説明にあったとおり
     ここにはエリス王女の『オームの杖』の魔力を解放させる祭壇がある。
     この神殿を守るドルーア兵を倒し、失った仲間を取り戻すのが主な役目じゃ」

森崎「(そういう話ならエリス王女を入れるのはほぼ確定か?それとも……)」

688 :モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/20(木) 23:59:02 ID:???
☆アカネイア同盟軍メンバー

指揮レベル4
森崎

指揮レベル3
ミディア

指揮レベル2
ミネルバ パオラ サムソン ロレンス

指揮レベル1
ジェイガン カイン ジョルジュ

その他
ドーガ リフ バーツ マジ ジュリアン
ナバール マリク ビラク リカード バヌトゥ マリア リンダ 
ジェイク トムス ミシェラン トーマス ボア カチュア ベック 
チェイニー チキ エスト エリス

A南の祭壇部隊を上記の中から選出して、明記してください。(☆は指揮官枠です)







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689 :森崎名無しさん:2011/01/21(金) 00:01:19 ID:OpBKgfuM
☆ミディア
・パオラ
・バーツ
・マリク
・エリス

そういえば女神像はもう渡したんだろうか

690 :森崎名無しさん:2011/01/21(金) 00:14:35 ID:9AtLGZXk
☆ミディア
・パオラ
・マリク
・エリス
・リンダ

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